韓国ドラマ 推理の女王2 最終回 16話 あらすじ 後半
ジュノクの死
記者と面会していたウォン・ジュソクは「このまま一人で死ぬわけにはいかない。僕はキム室長とハ・ジスン教授の関係について知っているんですが、記事にできますか?」 と持ちかけていた。
だがその後、デリバリーをさせたキムバップ (韓国風巻きずし) を食べたジュソクは、留置場の中で死体で発見された。
救急車で運ばれていくジュソクをシン署長と見送っていたナラ (クォン・ミナ AOA) は「父さん、デリーバリーされた食べ物で死ぬなんて変じゃない?なぜ学生が独房を使ってたの?」 と尋ねた。
これにキム室長が彼を殺した可能性があると思いついたシン署長は「まさか!」 と凍りついた。
*
その後、安置所に現れたジュソクの弁護人である兄ジスン (キム・テウ)を「留置場でもし誰かと一緒だったら、応急処置で助かっていただろう。」とワンスンは責めた。
これに「私が彼を殺そうとしたと考えているのか?」と答えるジスンに、背後の人間の仕業だと示唆し「カン・ボググ、キム室長と知られている。関わると兄さんも危険な目に遭う。」 と警告した。
*
その後、強行1班と2班のボグクに対する共同捜査が発動され、刑事たちは総動員で情報収集に取り組んだ。
そうしてファイルを詰めたダンボール箱で溢れていく捜査本部に、ソロクは、コーヒーとスペシャルフルーツティーを差し入れた。
誰もがコーヒーを取る中、ワンスンはお酒入りだと予測してフルーツティーを選んだ。
その後ソロクの両親の事件についてのボグクのファイルを見つけたワンスンは、紛失していた検死結果を見つけた。
それには” 一酸化中毒死だが首に薬物注射の痕。打撲傷、抵抗による挫傷 ”と記されていた。
ワンスンからファイルを受け取ったソロクは「知っていた」 と泣き崩れた。
その後部屋から出て二人っきりになると「両親が私を残して自殺する筈がないと…」 と言うソロクに「もっと迅速に解決すべきだった。」 とワンスン(クォン・サンウ)は自責した。
ソロクは「私が今真実を知ったのよ。これで両親は安心するだろう。」 とワンスンを慰めたあと「でも母さんと父さんが恋しい。よくやったと言ってくれたらどんなに嬉しいか…」 と涙を流した。
これにワンスンは「アジュマ!よくやった。ソロクよくやったぞ」 と頭を撫ぜて慰めた。
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その夜フルーツティーが効いたのか、寝入っていたワンスンは、ケチーム長に「家に帰ろ!」 と叩き起こされた。
だがその後、” チョン・ヒヨン殺人計画 ”のファイルを見つけて驚愕した。
そして実行時間が夜9時となっているのを見て、チョン・ヒヨン( イ・ダヒ ) の救出に向かった。
「チョン・ヒヨンを殺して傍にいる誰かに罪をなすりつけるつもりだ。だが誰に?」
ワンスンは睡魔と戦いながら車を飛ばした。
チョン・ヒヨン (イ・ダヒ )の死
その頃、暗い荒れ果てた倉庫でキム室長と会っていたジスンは、ワンスンが17年間捜し続けていたソ・ヒョンスが再び出現したと突然話し始めるキム室長に当惑した。
「チョン・ヒヨンですよ。いや、申し訳ない混乱しました。私が知っているチョン・ヒヨンは別の人でしょうな」 と愉快そうに話した。
そして呆然と去っていくジスンの後ろ姿に向かって「ハ代表!決心するんですな。信じたいことを自分で選んで信じるんです。」 とボグクは高笑いした。
そして「私を殺すつもりか?隠れてないで出てこい!」 と声を掛けて振り向いた直後、チョン・ヒヨンに銃で撃たれた。
ヒヨンは「あなたと話すことはなにもない。17年間隠れていたんだから。地面に倒れれば、有名なキム室長も何のことはないわ」 と冷淡にグククを見おろした。
そんな中、眠気に襲われながら歩いていたワンスンは、ぼやけた目で何とか銃を構えたまま倉庫の中まで到着して、チョン・ヒヨンの姿を見て銃を降ろした。
そうして二人がお互いを見つめた一瞬後、倉庫の中に銃声が響き、ワンスンは地面に崩れ落ちた。
何事もなかったかのように立ち上がったキム室長は、ヒヨンを撃った後防弾チョッキを脱いで去った。
ワンスンは倒れたヒヨンの傍に近づこうともがきながら、その場で意識を失った。
*
その頃電話に出ないワンスンをソロクは家で心配していた。
そして自分宛てに届いた小包を開けて指輪とヒヨンからの手紙を読んでいた。
”お店の中を掃除していて発見しました。探していた指輪ですか?きっととてもお似合いでしょう。”
そして同じ頃、床に横たわったままのワンスンは、チョン・ヒヨン殺害容疑で逮捕されていた。
ソロク ( チェ・ガンヒ )の推理
翌朝、ソロクは「キム室長の計画だ。ファイルが罠だった」」 とワンスンの逮捕について強力2班チームのメンバーに話し始めた。
「ワンスンは捜査本部に届けられた全てのボグクのファイルを信頼していたが、殺人の詳しい場所や時間が記された計画書なんて怪しすぎる」 と話した。
これに「本当の殺人計画なら秘密コードを使うだろう 」 とウ警監も同意した。
その後、ケチーム長が黄色いファイルについて「それなら箱の一番下だった。その上にファイルを積んだから。」 と話した。
これにソロクは、署内にキム室長の内通者がいると推理した。
そしてファイルからマスタード臭を嗅ぐと、ファイルを操作した犯人はコン刑事が食べていたアメリカンドッグのマスタードがついた箱を触っていると指摘した。
その後、ワンスンの飲んでいた紅茶の紙パックからにもマスタード臭があったことから、ワンスンが何かを混入された紅茶を飲んだために失神したと推理した。
そして紙コップのマスタードスタンプのようについていた指紋とワンスンの弾丸についていた指紋が、強行1班のユク刑事のものだと明らかにされた。
この証拠を元に、署から逃走していた部下のユク刑事 (ホン・ギジュン) を、ケチーム長は指名手配した。
釈放されるワンスン ( クォン・サンウ )
その日、拘留が解かれたワンスンは、小劇場を訪れ壇上に献花すると”待つ部屋”の演劇を思い出しながら暫くヒョンスを偲んだ後、署に向かった。
チョンジン署はいつもの活気が戻っていた。
連行されてくる犯人たちや班を周って葉っぱを掛けて周るチョ課長 (キム・ウォンへ)。
そんな中、姿を表したワンスンに、誰もが皆挨拶をした。ケチーム長さえも!
そして席についたワンスンは「アジュマ、警官か?違うだろ!行けよ」 と口悪くソロクを傍から追い払った。
これに「行くわ」と席に戻るソロク。
*
その頃ビルの屋上で、キム室長は「決心しましたよ。会いましょう」と連絡をしてきたジスンに「決心しましたか。後悔させませんよ。ハ代表」 と答えていた。
そしてユク刑事と「私にも忠誠を示して欲しい」 と話しながら笑顔で握手をした。
前回のお話は ⇒ 推理の女王2 15話あらすじ感想
放送情報は ⇒ 推理の女王2 キャスト 登場人物 視聴率
Youtube画像は⇒推理の女王2 16話
韓国ドラマ 推理の女王2 最終回(16話) 感想
推理の女王2 感想 ドラマ全体について
幾つかの謎を解明して、多くの謎を残したまま「推理の女王シーンズン2」は終了しました。
チョンジン署に配属されて以来厄介者扱いだったワンスンが、最後のエピソードで苦手だったウ警監、ケ・チーム長や他の刑事たちと馴染んで、素晴らしい友情を結んで終了しました。
「推理の女王」 シリーズにマッチした明るいハッピーエンドではありましたが、まるでシーズン3企画されているかの様に多くの謎を残したままの最終回でもありました。
- キム室長の素性、キャラクター、模範的な警察官だったのに怪物になった理由は何?
- なぜヒョンス ( イ・ダヒ ) は過去キム室長に誘拐されたのか?
- ハ・ジスン ( キム・テウン )とシン署長がキム室長の犬を続ける理由は何?
- 序盤に登場の放火犯は誰?
- メンバー一人( DiDi )のソロクファンクラブはどうなった?
- ソロク( チェ・ガンヒ )は警察官になぜなれない?(堂々と推理できないの?)
ラストでは、自由なままのキム室長、仲間になるかのような連絡をするジスン、忠実な下僕になると握手をするユク刑事とシーズン3に繋がるような意味深なシーンが流れました。
捜査ドラマなので、ソロクのような推理をしながら気楽に試聴できる所が楽しく、ワンスンとソロクコンビに、もう会えないとなると寂しい気持ちもします。
多くの未解決部分を残したままの終了ですが、視聴率がのびなかったので『推理の女王シーズン3』が制作されるかどうかは微妙ですが、もし制作されたら又続きを視聴したいです。
推理の女王2 感想 キャストについて
ワンスン( クォン・サンウ )とソロク( チェ・ガンヒ )
同僚以上恋人未満のコンビは面白かったですが、残念ながらソロクが離婚した後と前での変化はありませんでした。
推理の女王1の、既婚女性と破天荒な刑事の間の進展しない恋にモヤモヤしていたドラマファンが、シーズン2で二人のラブラインを楽しみにしていたとしたら、残念ながら裏切られたことでしょう。(泣!)
前半の指輪を巡るエピソードや同居中の二人には、ロマンスも漂ってましたが、家を出て以来ロマンス度は一気に下降してしまいました。
ギョンミ・ファンチーム長・ウ警監( パク・ビョンウン ) ケ(オ・ミンスク)チーム長 ミナ(AOA)
魅力的で存在感があるこの4人が、ドラマを盛り上げてくれました。
前回「王は愛する」で悪役だったオ・ミンソクがワンスンの同級生役で全く違うキャラを上手く演じてました。
ストーリーに関わる需要なキャラクターではなかったけれど、ミナも「病院船」に続けて署長の娘で世間知らずな警官役を演じてドラマを華やかにしてくれました。
シーズン1で面白キャラが大好評だったキム・ギョンミ(キム・ヒョンスク)と鑑識チーム長(キム・ミンサン)のパート2での出番が少なかったのが少し残念でした。
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