韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 3話 あらすじ 感想 後半
スカォッシュコートで” ブロックバスターの呪い ”についてユシク( カン・ギヨン )に説明するイ・ヨンジュン( パク・ソジュン )
「巨額な制作費をかけた大ヒット映画(ブロックバスター映画)を見てからB格映画に満足できるか?」
「退屈かもしれないな…」
「そうだ!それが僕の呪いだよ。僕は遊園地とレストランとクルーズを貸し切って、ブロックバスター映画のようなデートに連れていったんだ。だからキム秘書はもう平凡な男とはつきあえない。」
「つきあえると思うけど…。だから紹介された男とデートしてるんじゃないのか?僕は安い映画も好きだけどな。」
これにブチ切れて、ボールを思いっきり叩きつけてユシクを睨みつけるヨンジュン。
*
その夜、偶然通りかかったカフェで男性と会っているキム・ミソを目撃したユシクの秘書は、”大ニュース!彼氏とデートしているキム秘書目撃~”と2人の写真を撮って友達に送るつもりで間違えてユシクに送った。
それをスポーツの後ラウンジで受け取ったユシクは「うわー!これ見ろ!キム秘書のデート、上手く行っているようだぜ」とヨンジュンに見せた。
そしてデートの相手がミソの頬に軽く触れている写真を見て、ヨンジュンは顔を引きつらせた。
「ソル秘書は間違ってばかりだ…」と苦笑いしたユシクは「初対面でこんな感じだったということは、素晴らしいパートナーになるよ。”この人だっ”ってビビッと来たんじゃないかな?”お前の場合は事業計画だけに感じる事かも知れないが」と話した。
だが「不安なら電話しろよ。そしてあの男を置いて戻ってこいと言えばいいだろ」と勧めるユシクに、ヨンジュンは「ふ…不安?」と引きつった様に笑った。
「ユーモアのセンスが上がったようだから芸人に仕事を変えたらどうだ?辞表をいつでも受け入れるぞ!」
と睨みつけられたユシクは、直ぐに立ち上がり「副会長、勘弁して下さいよ。今適正を発見したばかりなんですから…」と謝った。
*
その頃、ミソは1994年の秋にユミョングループの再開発エリアで起きた児童誘拐事について情報がほしいとヒョンフォンに頼んていた。
これに「難しいが、キム・ミソさんの頼みだから最善を尽くして見つけます!」と請け負うヒョンフォン。
カフェから出て別れる前にヒョンフォンの曲がっているネクタイを見たミソは、反射的に直した後ハッと我に返って「仕事の癖で…」と謝罪した。
その時「キム秘書ーー!!」と叫ぶヨンジュンにビクッと振り向いたミソ( パク・ミニョン )は、その拍子にヒョンフォンのネクタイを窒息させるほどきつく絞ってしまい謝った。
「副会長がここで何をしてるんです?」
「君には失望したよ。キム秘書。君の不誠実な態度には本当に幻滅だ!」
「申し訳ありません。でも私の何がそう感じさせてしまったかをお聞きしても構いませんか?仕事をやり残していたのでしょうか?それとも明日の体育祭の準備に問題でも?ひょっとして…私がデートしたからでしょうか?」
「何を言ってる!そんな事は僕とは関係ないだろ!」と内心の同様を隠して否定するヨンジュン。
「いえ、そうではなくて。大事なイベントの前に、私が個人的な事で忙しくなったのがお気に触ったのかと思いまして…」
「そうだ!どれだけ僕にとってこの体育祭が重要か分かっていてすることじゃないだろ!」
この時葉っぱがヨンジュンのポケットチーフの上に落ちたのを見て、何とか笑いを堪えたミソは「お取りしますね。ハンカチのように見えて可笑しいですので…」と近づいた。
その瞬間お互いを見つめてドキッとする2人。
「葉っぱめ!この僕の胸の上に落ちるとはけしからん。ともかく退職するまで仕事に集中しろ!キム秘書」
「分かりました。退職するまでは仕事に集中して個人的なデートには行きません。」
「しなくていい!」
「ええっ?副会長は、私が何をするのを望んでいないのですか?退職?それともデートでしょうか?」
そう見上げるミソに答えず去るヨンジュン。
*
ミソからデートにヨンジュンが現れた話や退職届を出して以来態度が冷たくなったり優しくなったりして何を考えているのか分からないと聞いた姉は、「あなたが辞めるショックで狂ったんじゃない?」と言った。
そしてミソが「まだ受け入れてないのは確かね。でも副会長なら私より遥かに優れた秘書を選ぶことができるのにどうして…?」と不思議がると「それは所有欲よ」と心理学者の姉は言い切った。
「役に立って快適にしてくれていた物が突然去ると言ったから怒ってんのよ。彼はあなたを傍に置くためだったら何でもするでしょう。だから彼の所有願望がもっと酷くならない内に早く辞めなさい。」
「物?って、そういう事なの…」
「私の学業をサポートするために9年間もそんなボスの元で働いていたのかと思うと、あなたに悪くて泣けてくる。ごめんね。」
その上ヨンジュンがネックレスを与えたと知ると「それって首輪みたいなものよ。逃げないようにあなたの首に付けたかったんだわ」という姉に「首輪?」とすっかり気分を害するミソ。
*
翌朝、ミソは大好きなベストセラー作家モルペウスの最新作をジアが読んでいるのを見て驚いた。
イギリスの友達に送って貰ったと説明したジアは、ファンクラブのファンの間で出回っている彼の写真を「格好いい!」と得意そうに見せたが、それは超ぼやけた顔が殆ど分からない写真と顔が完全に帽子で覆われている写真だった。
その頃当人のモルペウス事イ・ソンヨンは、韓国に一時帰国して済州島の別荘にいる母親に連絡を入れていた。
ヨンジュンの様子を尋ねて、会社で忙しく働いていると聞くと「そうか…元気そうだな」と呟いた。
*
体育祭
トレーニングウエアで挨拶をするジアとミソに「二人共1位を取る覚悟でいるだろうな!」と発破をかけるヨンジュン。
「えっ?そんな…参加することに意義があるんじゃ…ないでしょうか…」と焦るジア
「それは負け犬のセリフだ。負けるんじゃない!命がけで行け。何としても1位を掴むんだ!退社まで集中しろと言ったのを忘れてないな!」
「はい!もちろんです!」
「副会長って変わってますね。社内の体育祭に命がけで臨む人なんていますかね?そうでしょ?」
と振り返り、完全にオンになっているミソに唖然とするジア。
「さあ、準備できてるなら行くわよ!」
だがその時、何かを落とした音と「キム秘書ーー!」と叫ぶヨンジョンの声が!
ケーブルを束ねた結束バンドを見つけたヨンジュンがコンピューターを床に叩き落としていたのだった。
目を覆って震えているヨンジュンの傍で、ミソは慌ててコンピューターのケーブルを束ねていた結束バンドを切りポケットにしまった。
その後「そんなに怒らなくても…」と愚痴るジアに、ミソは「私もクモが苦手よ。クモを見たら気絶するほどダメなの。誰だって苦手なものが一つや二つあるものでしょ?だから副会長が怒ったのに、泣き言言わないで」と注意した。
でも「すいません…」と涙を浮かべたジアに「じゃあ、モルペウスの新刊貸してよ」と直ぐに笑い、ミソは許した。
その後、ロビーに座り窓を見つめているヨンジュンに近づいたミソは「落ち着きますから」とカモミール茶を与えた。
「これからはこんな事が起こらないようにしますので」と謝罪するミソに「もうすぐ辞めるのに、どうしてそんな事言えるんだ?」と見つめるヨンジュン。
そんな彼を見て、”もしかして所有欲ではなく、本当に私が必要なのかもしれない”とミソは考え込んだ。
*
ヨンジュン( パク・ソジュン )の開催宣言の後ユミョングループの体育祭が始まった。
ヨンジュンは障害物競争に参加して頑張って1位を取り、ガッツポーズをしているミソの姿に目を細めた。
「これがキム秘書を好きな理由なんだ。あの見上げたガッツ精神で仕事をするからな。」
「そうか好きなのか。キム秘書が…」
「女としてじゃなくて、社員としてだ!見ろよあの立派な姿!」
だがヨンジュンのにこやかな顔は、コ・グィナム( 2PM チャンソン )がミソ( パク・ミニョン )に近づいてペットの水を渡している姿を見て険しくなった。
ミソに挨拶に来たグィナムは、ユミョングループの社内投票で一位の人気者だった。
ポン・セラは「副会長は別格だけど、コ・グィナムはハンサムな上に手が届きそうな感じでしょ?でも仕事の鬼タイプで女性に興味なしだって…」 と彼を知らないミソに教えた。
「彼、キム秘書に魅了されて水を渡したんじゃないですか?」と勘ぐるジアに「違うわよ。二人三脚のパートナ-だからって、挨拶に来ただけよ」 とミソは微笑んだ。
そして”そんなにイケメンじゃないわ。本当にイケメンな男は…”とヨンジュンの方を見上げたミソは”誰について考えてんのよ…気が狂ったの?”と慌てて顔を戻した。
その後男女混合のニ人三脚の準備が始まると、ユシクは「この競技でパートナーになった2人の80%がカップルになるんだ。」と教えてヨンジュンを動揺させた。
レースが始まるとグィナムは、ミソの肩に手を回した。そして隣のカップルに負けそうになるのを見たミソもレースの途中でグィナムの腰に手を回してリズムを取った。
そんな2人を見て息苦しくなりネクタイを緩めるヨンジュン。
勝った2人は、ゴール付近で抱き合って喜んだ。
2人に向かって”付き合えコール”で会場内がわきあがる中、超不機嫌になり、水をごくごく飲むヨンジュン。
その後急に立ち上がり「来年からスポーツイベントはしない。あまりにも幼稚だ」と会場から出ていくヨンジュンに、「幼稚なのはお前だろ。嫉妬しちゃって…」とユシクは呆れた。
その直後、階段を上っていたヨンジュンが足を踏み外して落ちるのを見て、ユシクは傍に駆け寄った。
「大丈夫か?誰もケガをしないようにと開会宣言をしたのに…、ケガしたのか?」
ユシクに呼ばれてヨンジュンの足を見にきたミソは、病院に行くように勧めた。
「いい。家に帰る」
「何を言っているんですか?ちゃんと手当をしてもらって下さい!」
と車を呼びに行こうとするミソの腕を掴んで、ヨンジュンは止めた。
「大した怪我じゃないから、ちょっと冷やせば治るさ」
「自分で立って歩けます?」
「いいっ。歩けるさ」
「何がいいんですか!私に掴まって下さい」
「いいって言ってるだろ」
その時助けに行こうとしたヨンジュンの随行秘書ヤン・チョル (カン・ソンソク)を「インド支部に行きたくなければ、ここで止まっていろ」とユシクは阻んだ。
*
家に連れ帰ったキム・ミソ( パク・ミニョン )は、靴下を脱ごうとしないヨンジュンに「それじゃできません。だめです」 と無理やり靴下を下ろしてケーブルタイが巻き付いている様な跡がある足首を見てハッと息をのんだ。
ヨンジュンは冷やす様に言われたミソは、氷を脚に乗せて手当を始め”あの傷は何?古い傷痕みたいだけど…”と考え込んだ。
そんなミソに、深刻な雰囲気を和らげようとしてヨンジュンは体育祭について話し始めた。
「競技がんばっていたな。どても楽しんでいるように見えたぞ。とくに二人三脚が!」
「そんなに楽しくはなかったです。男性と脚を繋いで勝つために死に物狂いで走っただけです。」
「死にものぐるいだと?参加することに意義があるのに、どうして命がけで走ったりする?馬鹿じゃないか?」
「私の記憶違いでしょうか?誰かが命がけやって勝てと言ったのを聞きましたけど…」
「何で人の言葉を真に受けるんだ?柔軟じゃないな。勝つためだったら、見知らぬ男と密着して走っても大丈夫なのか?」
「もちろんですよ。負けるよりはいいので」
「そうか。勝つためなら誰とスキンシップしても構わないんだな?」
「そうですよ」
これにヨンジュンは足を引っ張って下ろすと近寄った。
「こんなに近くても?」
「大丈夫です」
さらに近づいて「これでも?」
「私は大丈夫ですけど」(笑)
「 じゃあこれは?」と腕を引っ張りソファーに横たわった自分の上に引き上げるヨンジュン!!`
次回のお話は⇒キム秘書がなぜそうか4話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒ キム秘書がなぜそうか 1話あらすじ 感想
キム秘書がなぜそうかの放送情報は⇒ キャスト登場人物視聴率
あらすじと感想のまとめは⇒キム秘書はいったいなぜ あらすじ・感想全話
韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 3話 感想
退職ギフトと称して、遊園地、レストラン、クルーズ、と”ブロックバスターの呪い”をミソにかけるヨンジュン。
ミソがデートの相手と比べていた様子を見て、それなりに効果が出ている気がします。(笑)
デートを禁止したり、他の男のネクタイを触っているミソに怒ったり、あれだけあからさまに嫉妬しているのに自分の気持ちに気が付かないヨンジュンってどうなの?
でも考えてみれば、9年前失敗して叱責されたミソが言い返した時に恋に落ち、そのまま今に至っている気もします。
だから次の日に誰にも自分を触らせないのにネクタイとはいえミソに触らせたのではないか?と推測しています。
結束バンド、幼い頃誘拐されたのでしょうか?それとも虐めで?
ミソが探しているオッパは、イ・ソンヨンなのかヨンジュンなのかどちらでしょう。
ヨンジュンの結束バンド (ケーブルタイ)の謎と兄イ・ソンヨンの登場、増々面白くなってきました。