韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 11話 あらすじ 感想 パク・ソジュン パク・ミニョン (視聴率8.7%)

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マジックショーの女性を見て気絶するキム・ミソに駆け寄るソンヨンとヨンジュン。遂に過去の誘拐事件を思い出すミソ!
それでは 韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 11話 あらすじ 感想 パク・ソジュン パク・ミニョン (비서가 왜 그럴까 / キム秘書がなぜそうか)をストーリー動画付きでご紹介します
主な登場人物
イ・ヨンジュン( パクソジュン )
キム・ミソ ( パクミニョン )秘書
イ・ソンヨン ( イ・テファン )作家
パク・ユシク ( カン・ギヨン )社長
キム・ジア ( ピョ・イエジン )
コ・グィナム (2PMチャンソン)
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ハイライト画像は⇒ tvN キム秘書がなぜそうか 11話
写真は⇒ tvN
韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 11話 あらすじ 前半
「どうやってここに?」
「俺の記憶が間違っていると聞いたんだ。そう思っているのか?」
そう言ってミソに顔を向けたイ・ソンヨンは「そんなに答えることさえできないほどの難しい質問なのか?」 と畳み掛けた。
そんな中始まったマジックショーで、明るい赤色のライトが点灯し、ロングヘアと赤いハイヒールを履いた女性がブランコに乗って舞台に降りてきた。
そして誘拐犯と同じ姿の女性を見たミソは、拉致事件の時の光景がフラッシュバックの様に蘇りその場に気絶した。
ミソの傍に駆け寄りミソを抱き上げていたソンヨンを押しのけたイ・ヨンジュンは「キム・ミソしっかりしろ!」 とぐったりとしたミソの体を抱きしめて叫んだ。
*
キム・ミソ(パク・ミニョン)とイ・ヨンジュン(パク・ソジュン)の出会い
24年前のある夜だった。
夜中に目を覚まし母親を探しに外に出たミソは、通りを歩いている女性を母と見間違えて「母さん」 と声をかけた。
そして母親の所へ連れて行ってあげると言われて、疑いもせず付いて行き、暗い廃屋で先に拉致されていたヨンジュンと出会った。
ヨンジュンの手首を縛っている結束バンドきむを見たミソは「おばさん、私もオッパみたいなブレスレットが欲しい!」 と無邪気に笑っていた。
眠り続けているミソの手を取り祈るように見つめながら、幼い頃の出会いから会社で再会するまでに思いをはせるヨンジュン。
「ソンニョンオッパ!」
「ソンニョンじゃなくてソンヒョンだって。お前ホントばかだな。」
「バカじゃないもん。5歳だけどマルヒ姉ちゃんよりも本読めるもん。でも’死ぬ’って何?母さんが病気で死ぬって父さんが言うんだけど死んだらどうなるの?」
「さあ、僕知らないよ」
「オッパってバカなの?ピルナム姉ちゃんは死んだ人とはもう会えないって言ってたよ。9歳なのに知らないの?やっぱりバカだね」
「誰がバカなんだ?もし母さんが死んだら二度と会えなくなるんだぜ。」
これに悲しくなったミソが泣き声をあげると、それを聞いた誘拐犯がハサミを持って近づいきた。
これにヨンジュンは、ミソの口を自分の手で覆って、怯えながら誘拐犯の女性に謝罪した。
そして「寝ぼけているので落ち着かせて静かにさせるから。心配しないで母さん」 と約束し彼女を去らせると「泣くのを止めたらいいもの上げる」 とミソにキャラメルを渡して食べさせた。
その後、寝ているミソに近づいた女性が縄をかけようとしていることに気づいたヨンジュンは、気を逸らそうとして話しかけた。
「父さんが来るまで、ここで静かにしているから!」
「父さんは来ないわ。なぜって?私があなたの母さんじゃないからよ」
その後誘拐犯の女性は、捨てた男について恨み辛みをヨンジュンにぶちまけ始めた。
「私は全てをあの人に与えた。だがあの人はそうじゃなかった。中絶までしたのに…。なぜこんなことが起こったの?私だけに!なぜよ!死んだら、あの人も少しは罪の意識を持つかしらね?一緒に行こう。一人で逝きたくないの」
そう言って自分の方に手を伸ばしてくる女性に、ヨンジュンは勇気を出して説得を試みた。
「そんな悪い男のことは忘れて今から新しく始めればいいだろ!ここでやめてよ。僕たちを解放してくれたら警察には絶対に通報しないよ。だからっ!」
この必死の訴えに「遅すぎるわ。でもありがとう」 と縄を掴んで立ち上がった誘拐犯は椅子に向かった。
そして「私の最後の瞬間を見届けてちょうだい」 と言い残し、泣き叫ぶヨンジュンの目前で、自分の首に縄をかけ椅子を蹴った。
その後衝撃を受けて泣いていたヨンジュンは、目を覚ましたミソが「おばちゃんが変だよ。怖いよオッパ」 言うと「違う。あれはおばさんじゃなくてクモだ!大きなクモなんだ」 と嘘をついた。
母親が死んでしまうかもしれないミソに酷い死の概念を植えつけたくなかったヨンジュンは、死人の部屋のドアを閉めると「クモは来ないから泣くな」とミソを落ち着かせた。
その後、ハサミを取りに床を這ってその部屋の中に入ったヨンジュンは「クモに噛み付かれたんじゃない?」とドアの外から心配するミソの声に、”ここにいるのはミソだ。あのおばさんじゃない”と自身に言い聞かせて恐怖と戦った。
そしてハサミを手に入れると結束バンドを切り「アフリカでは人間と同じくらい大きな蜘蛛がいるんだが、それがドアの向こう側にいる。見ると噛まれるぞ」 とミソに警告した。
そうして自殺した誘拐犯の姿をミソに見せない様にして、ヨンジュンはミソと手を繋いで部屋を出て廃屋から逃げ出した。
*
その後ミソの家の前で、夜一人で出てこないように告げて去ろうとしたヨンジュンに「私オッパと結婚する。だって王子様みたいだもん!」 と言い出すミソ。
「けっ!結婚?」
「でも、沢山お金ある?ミソは金持ちと結婚しろって父さんが言うの」
「まあ父さんが金持ちだがら、僕もそうだよな…」
「どれくらい?ナナのスウィートホームが買えるくらい?」
「ナナ?ユミョングループが下請け業者になている人形か…」
「下請け?それって食べ物?」
「違う。ナナ人形はユミョン所有の工場で作られているってことだ」
「じゃあ急いで約束して!ミソと結婚するって」
「できない」
「何でよ…」
「結婚って、大人になってから愛する人と結婚するもんだよ」
「じゃあ大人になってミソを愛して結婚してくれたらいいじゃん!」
「わかったよ。じゃあそうしよう。」
「約束だよ~」
そう言ってミソと指切りをして別れたヨンジュンは、その後通りで誘拐犯の幽霊を見て逃げ出して警察署前でバッタリと倒れた。
それからというものヨンジュンは、悪夢を見るたびにミソを心配し、誘拐犯と同じ年齢の女性を見て緊張したりケーブルタイのトラウマに襲われたりしながらも、ミソへの思いを忘れないで生きてきた。
*
そんなある日、会社の飲み会でミソと夢のような再会を果たしたヨンジュンは、自分を見ても誘拐事件を思い出さないミソに「少し悲しかったが良かったと思った。あの記憶を生涯持っていきるのは、僕一人だけで十分だ」 と安堵した。
そして傍に置きたくてミソを秘書に採用したヨンジュンは、それ以来陰ながら応援し、語学力の不足を指摘されて電話しながら泣いているミソを見て救いの手を伸ばしたりした。
ヨンジュン(パク・ソジュン)のスパルタ教育
日本語のテキストを与えたヨンジュンは、ミソに毎日30ページを習得させるように指示して毎日テストをした。
だが天気の質問や将来の意気込みを訊かれても何も答えられず、 "すみません"を繰り返すミソに「” すみません ”しか暗記できないのか?」 と睨みつけてメモを貼った。
”自分の人生がかかっていると思って全てを暗記しろ”というヨンジュンのメモに「日本語をマスターして、この屈辱から脱けだしてやる!」 とミソは闘志を燃やして勉強に励んだ。
その後彼のスケジュールを日本語で答えられる程になったミソに、ヨンジュンは「短期間によくここまで上達したな。君が僕からプレゼントを受け取った最初の従業員だということを名誉に思いたまえ」 と贈り物を渡した。
だが嬉しそうにしていたミソは、紙袋の中に中国語のテキスト(笑!)を見るとショックを受けた。
だが「頑張ってくれたまえ」 と容赦ない笑みを浮かべるヨンジュンに、勉強する他に道はなかった。
*
その後社長になった時、手作りのキーホルダーをミソから贈り物として受け取ったヨンジュンは「自分のスタイルではない。だがプロセスを大切にする人間だから受け取ろう」 と淡々と答えてミソをがっかりさせた。
だがミソが部屋から去ると「誠実さに応えて一週間使うとしようか」と嬉しそうに贈り物を見て微笑んだ。
その後ミソの誕生日に有名なパティセリーの誕生日ケーキをプレゼントしたが、写真を撮ろうとして落として泣きそうなるミソに「大したことじゃないから、誕生日にそんな顔をするんじゃない」とヨンジュンは慰めた。
そんな日々が永遠と続いていくと思っていたヨンジュンに、ある日突然ミソが退職宣言をしたのだった。
*
ベッドの傍で過去を振り返っていたヨンジュン(パク・ソジュン)は” やっと君を行かせたりできないことに気がついたんだ。最初からミソが僕の唯一の人だった。早く目覚めてくれ ”とミソの手をギュッと握って祈った。
そこへ深刻な表情で現れるソンヨン。
ソンヨンの胸ぐらを掴んで壁に押したヨンジュンは「ミソに何を言ったんだ?一体いつまでお前の物語で人を拷問するつもりだ?」 と怒声を上げた。
だが「閉じ込められたのはお前だな?あの日の事を全て覚えているんだろ?」 と確かめるソンヨンから、ハッと腕を離した。
「やはりそうか。ずっと理解できなかったんだ。苦しんでいる俺を見ても、お前が全く罪悪感を感じていないことに…。だが俺ではなくお前が拉致されていたからだったんだな…」
ソンヨンが去った後、ヨンジュンは長い間廊下の椅子に座り、真実が暴露したことに悶々とした。
その後目覚めたミソは「気分はどうだ?キム・ジア秘書にもっと仕事をさせなさい。働き過ぎだぞ」 と飲み物を準備するヨンジュンに「副会長、記憶を失っていないんでしょ?記憶を失ったふりをしていたんでしょ?」 と責めた。
そして知らないふりを続けるヨンジュンに、涙を流しながらミソは話し始めた。
「 ソンヒョン兄さん、全て思い出しました。あの日何が起こったのかとあの女性のことを。そしてやっと分かりました。どうしてあんなに兄さんに会いたかったのかも…。あの夜自分が怖くても私を守ってくれた兄さんに、ありがとうと伝えたかったんです」
「僕以外の誰がキム秘書を守れると思っていたんだ?イ・ヨンジュンだったから可能だった。永遠に隠して置くつもりだったが、失敗したようだな。」
そう認めた後ベッドの傍に戻ったヨンジュンに、ミソは「どうしてそんなに長く秘密にしておくことができたの?」 と問い詰めた。
「一日でも忘れることができなかった。あの時見たこと聞いたことを...。目を閉じればまるで昨日のことのように思い出せる残酷な記憶を…。だからキム秘書が覚えていなくて安心したんだ」
「永遠に隠せることなんて何もありません。」
「知っていたが、あの痛みを分かち合いたくなくて、できるだけ隠したんだ。永遠に思い出さない方が良かったんだが…」
「そんな事言わないで下さい。こんな思いやりのあるスタイルは副会長には全くあいません。いつもの様に自分自身についてだけ考える利己主義者になるべきだったのです」
そう非難するミソに、ヨンジュンは「褒めているのかけなしているのか、どっちだ?」 と尋ねた。
そして、これからは何も隠さないで欲しいと頼むミソの手を握ったヨンジュンは「わかった。今夜は君の傍にいるよ。あの夜の様に…」 と誓った。
キム秘書がなぜそうか 11話 あらすじ、二ページ目に続く