怪しいパートナー 10話 あらすじ 後半 視聴率9.6%
パク・ソヨン事件の裁判第一次公判の当日
検察側が罪状を読み上げると、それを認めたウニョクは、20年間に及ぶ虐待で心身微弱だったとして情状酌量を求めた。
息子の代わりに全てを負う覚悟で座っている母親と、犯してもない殺人事件のために投獄される母に涙を流している息子の様に見える光景。
そんな中、ジウクと共に聴聞していたボンヒは、母親が泣いている息子に「私は大丈夫だ」と笑顔を浮かべ頷いている様子を見守った。
*
事務所に戻ったボンヒは、パク・ソヨンに関連する全ての事件ファイルを持ってくる様に頼んだ。
三日三晩働き続け、髪を振り乱して証拠を勉強するボンヒ。
そんな彼女を見守りながら、ボンヒが何かに挑戦している時や脳をフル回転させている時お風呂さえ忘れてしまう、とジウクはウニョクたちに説明した。
そしてぐしゃぐしゃの髪のボンヒが、急に二階に上げって来て話しかけた時、飛び上がって驚くジウク。
「この事件に関わる全ての人に会った。犯行現場にも行った」と告げるボンヒに、素晴らしいと言いながらその格好で歩き回ったのかとジウクはさらに驚いた。
聴聞している時、法廷での親子の様子が変だと思い悩まされたとボンヒは言った。
「私の一番嫌いな事は母が心配することです。母もそうなんです。だから私たちは大丈夫なふりをいつもしてきました。そしてあの親子は法廷で同じことを” 大丈夫だ。心配するな ”とお互いの目でしていたんです。」
そして母親が息子を庇うのは分かるが、息子が愛する母親に罪をなすりつけるとは思えないと続けた。
「後悔でいっぱいだ。もう少し家に滞在していればこんな事には…」と公判の後ジヨンは泣いていた。
母親と食事するつもりで家に戻っていたジヨンは「突然帰ってきた父親と口論になって、殴らんとわからんようだな!と怒鳴る父から逃げるように家を飛び出した」とジヨンは告げていた。
その後帰宅した母親のソヨンは、死亡している夫を見て息子の仕業だと思った。
その間、つまりジヨンが去った後ソヨンが帰るまでにの父親に何かあった可能性があるか考えてみたと言うボンヒ。
そして父親に持病があり薬を処方した主治医に会って話をした結果、動脈瘤破裂による脳出血で死亡した可能性性が高いので二度目の検死を要請しましょうとボンヒは誇らしげに笑った。
ボンヒの発見に感動し、ジウクは汚れた頭を掻きむしっている彼女を思わず抱きしめた。
そして「これは純粋に上司としての抱擁だ」と言い訳をして笑った。
汚れた髪を匂った後「君は汚いが、きれいだ」と数年前ボンヒに言った言葉を繰り返した。
その後二度目の検死の結果、ボンヒの理論が正しい事が証明されると、ユジョンは殺人罪を不起訴処分にした。
それを聞いたジウクとウニョクが感謝すると「ありがたいと思っていないのに言わないで!」とユジョンは不平を言った。
*
二人がソヨンに結果を伝えている間、ボンヒは廊下の椅子に座り満足そうに待っていた。そこへ通りかかるジへ。
妙にフレンドリーに近づいたジヘは「いつからノ弁護士との関係が始まったの?」 と逃げようとしたボンヒを捕まえて尋ねた。
ムッとして睨みつけるボンヒに「ヘジュンの現場を押さえたホテルでの夜からよね?」 とジヘは重ねて訊いた。
だがホテルと聞いた途端、ボンヒがそれを知っている理由を尋ねると、しどろもどろになるジへ。
これに浮気相手がジヘであると気づいたボンヒは「浮気なんて大したことじゃないわ。だけど、非道徳なと私を呼んで虐めた事が許せないー!」とジへのブラウスをグイグイと引っ張った。
そうして掴みあいの喧嘩を始めたジヘ(キム・イエウォン)とボンヒを、通りかかったジウクは引き離した。
だが「お二人は親しそうですね!」 とジヘが関係を尋ね「関係ないでしょ!」 と怒り、また掴みかかろうとするボンヒ。
そんな二人を見て唖然としてるユジョンとウニョク。
その後、睨み合ったままの二人の後ろについてエレベーターのドアに立つジウクたち。
そしてエレベーターが来た途端、後ろから押してボンヒと共に中に滑り込み、他の三人を残してジウクはドアを閉めた。
「可愛い奴らだ」 と笑い階段へ周るウニョクとそれに続くユジョン。誰もいなくなるとエレベーターを足蹴りするジへ。
*
エレベーターの中で、ボンヒの乱れた髪型を直そうと手をだすジウク。それを止め、自分で髪を結び直すボンヒ。
すると急に不機嫌そうになり「その髪型は好きじゃない」と言い出すジウク。
「ふざけないで下さいよ!」
「ドキドキしている?」
「まっーたくそんなことは!」
「じゃあ、どうすればいいかな?」
とボンヒに近づいてエレベーターの壁に追い込み「誘惑するには、どうすればいいかな?」と覗き込みハスキーな声で訊くジウク。
そして息をすることを思い出させるジウクに向かって、離れるように手のひらを振るボンヒ。
エレベーターのドアが開くと慌てて先に降りるボンヒを見て「誘惑できたようだな…」と笑みを浮べるジウク。
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並んで駐車場を歩きながらしみじみと話はじめるボンヒ。
「母親って凄い、子供のためなら自分を犠牲にして刑務所に行けるのですね。ノ弁護士さんも好きですけど、今日はもっと母さんに会いたいです。」
「ボンヒ!今僕を好きだと言ったぞ!」
「言ってません!」
「僕も、君の言うように母さんに会いに行くとしよう!」
そうして別々の車に別れ母親に会いに行く二人。
*
その頃その母親たちは子供自慢をして、どちらの子供が優れているかを言い争っていた。
そこへサプライズで現れるボンヒに大喜びするボンヒ母。
それを見て、私も息子に会いたいわと呟くジウク母。
同じ頃、ジウクも母親に会っていた。ピザ屋ではなく納骨堂の中で…。
父親と生みの母親と自身が一緒に写っている写真の前に立ち「頻繁に来れなくてすまない」と謝ってジウクは涙を流した。
*
その後ヒョンスに呼び出され、カフェに行くジウク。
ヒョンスは暴行事件で保護した女性から自分について質問された事を聞いたことをジウクに伝え、彼が疑わられている理由を尋ねた。
「アリバイについて嘘をついたからだ」とジウクが答えると「嘘なしでは人は生きられないものですよ」と笑うヒョンス。
「沢山の嘘があるが、どんな嘘をついているかが大事だと思わないか?」
「じゃあ、どんな嘘を私がついたんですか?分かっているんですか?」
「いいや、それが分かっていればここにはいないと思わないか?」
そうやって質問を質問で返す神経戦をした後、二人は一緒に笑い出した。
ジウクは全てを疑ってかかる検事時代の癖が抜けず調査したことを認めたが、お終りにすると約束した。
「今嘘ついていますよね」
そうして嘘かジョークかどうか言い合った後、ボンヒと一緒にまた会いましょう言うヒョンスに、最近とても忙しいからと断るジウク。
*
「何か私に伝える事がありますか?」
そう尋ねるボンヒ(ナム・ジヒョン)を見ながら、人は大きな嘘を隠すために小さな真実を明らかにするものだ…、と心の中で呟いた後、家族について話したいとジウク(チ・チャンウク)は答えた。
テーブルにつきお茶を飲みながら話を始めるジウク。
ジウクは、生母と母の親友で育ての母の2人の母親がいることを明らかにした。
ジウクが幼い頃、彼の父親は火事の中で亡くなり母親は病院に連れて行かれたが、すぐに死んだ。
母の親友はジウクを引き取り自分の息子として育てたと言う。
今日ジウクが、昼食を食べに母の元へ訪れている時、母親の夫で養父になるビョン代表も合流していたのだった。
その後、ボンヒも2人の父親がいると自身の告白をしたが、また今度話をするとボンヒは言った。
「そろそろ寝ようか?」
そうジウクが尋ねると「えっ!」と言って固まるボンヒ。目を見張ってお互いを見つめ合う二人。
そして意味を解説しかけてやめて「どういう意味だと思ったんだ!狂ったのか?」 とジウクは怒った。
そうして唐突に立ち上がり其々の部屋に行こうとした二人がほとんどクラッシュしかけた時、その近さに抵抗できないジウク。
ボンヒの唇を見つめキスするためにジウクが近づいた時、手に持ったマグカップが衝突して音を立て二人は離れた。
自分の部屋に戻った後ドアから顔を出したボンヒは「もし眠れないなら傍にいると想像したらいい」とジウクに伝えて又部屋に飛び込んだ。
ドアに向かって「僕の傍にいてくれないか?」とジウクがからかうと「ダメ!」 と憤慨するボンヒ。
そんなボンヒの反応に満足そうに笑うジウク。
*
ジウクは微笑みながら眠りについた。まるで恋しいボンヒが傍にいるかのように…。
だがジウクの眠りは、両親を殺した火の海の悪夢と彼が叫んだ時に火の中を歩いて近づいてきた怪しい男によって妨害された。
ボンヒも微笑みながらベッドに座っていた。寝る前にスクラップブックを開いて家族の写真を見るボンヒ。
そして写真の父親の顔に触って「お休みなさい」と言った。
(ボンヒの父親はジウクの悪夢に出てくる男と同一人物のようですね!驚き!)
そして2階で、冷たい汗をかいて悪夢から目を覚ますジウク。
韓国ドラマ 怪しいパートナー 10話 感想
ボンヒの父親がジウクの悪夢に出てきて、二人の父親同士に何らかの繋がりがある事が明らかになりました。
それで思い出したのが、ジウクがボンヒの子供の頃の写真を見て「どこかで見た頃あるな…」と呟いたシーンです。
※忘れている方へ(三話でバン係長とジウクがボンヒのアパートで日記を読む前でした)
二人は過去会ったことがある!という事で、ボンヒが二人の父親の事を打ち明ければ、二人の家族の繋がりが明らかになるのでしょうか?。
今回ジウクの家族のことが明らかになり、なぜビョン代表が全面的に支援しているか納得ですね。
(本当はジウクが代表で彼は代表代理になるのですが、呼称はそのままで…)
幼少に不幸があったとしても、二人に愛情深く育てられたジウクは幸運でしたね。
今回、ヒョンスとジウクの神経戦が繰り広げられ面白かったです。弁護士のジウクと互角に言い合う口が達者なヒョンス。
ジウクの弱点がボンヒだともう既に気づいている様な彼が不気味…。
真犯人は本当に彼なのか?チャンホはどうなったのかと色々謎だらけ…。先が楽しみですね。
チ・チャンウク出演作⇒[あなたが願いが言えば][アンナラスマナラ魔法の旋律][都会の男女の恋愛法][コンビニのセッピョル][僕を溶かしくれ]
ナム・ジヒョン出演作⇒[100日の郎君様]
クォン・ナラ出演作⇒[不可殺~永遠を生きる者][暗行御史:朝鮮秘密捜査団][梨泰院クラス]
チャン・ヒョクジン出演作⇒[美男堂の事件手帳][浪漫ドクターキムサブ2][100日の郎君様]