韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 2話 あらすじ 感想 前半
副会長所属室の食事会に突然現れるイ・ヨンジュン(パク・ソジュン)
トップバッターのジアが引き継ぎを丁寧にしてくれるとミソを褒めた後、チョン部長、ジュンファン、ボン・セラはヨンジュンを褒めちぎって喜ばせた。
だが「褒めたいことはないか?キム・ミソの失敗に理解を示す僕は包容力があるだとか…」 と期待して見つめるヨンジュンに、ミソは「ここまで頑張って仕事をして来て手放す準備をした自分を褒めたいわ」 と微笑んだ。
その後、メンバーの気持ちを察して「副会長、お疲れの様ですので帰宅されてはいかがでしょう?」と尋ねるミソ。
だが「もうですか?二次会にカラオケが定番じゃないです?」 と余計な口出しをする天然のジア!
「カラオケ?じゃあ僕も一緒に行こう!」
「ええっ!!」
一斉に暗い雰囲気になる中、一人だけ幸せそうなジア!
その後、一旦はカラオケに入ったヨンジュンだが、そのギュウギュウ詰め状態に我慢ができず、行きつけの店に連絡をさせた。
*
バルコニーのステージ付きの場所を貸し切ったヨンジュン(パク・ソジュン)は、気持ちよく歌っているチョン部長や盛り上がっているメンバー、笑っているミソ(パク・ミニョン)に、自己満足した。
「とても楽しそうだが、ここに僕がいるからか?」
そうミソに訊いた後、チーズにファークを突き刺してヨンジュンはミソに与えた。
「好みではないですか?捨てましょうか?」
「違う!君に取ってあげたんだよ。この僕が…」
「はあ…ありがとうございます。」と困惑するミソ。
その後、もヨンジュンの勘違い行動は続いた。
何かを飲み込んで咳をするミソに、ヨンジュンは水ではなくアルコールを与えて「55年物(1949年) のウィスキーだ。さっきのお店じゃ注文不可能の年代物だよ。香りからして違うだろ?」 と得意そうにしたり…。
さらに「もし気に入ったんだったら、今度食事に招待して注文しようか?」とウィスキーの瓶を持ち上げた瞬間に肘でカラオケのオフボタンを押して、曲を中断したりした。
その後誰もが酔って粗相を始めた。
イ・ヨンオク (イ・ジョンミン) は猛烈に早食いを始め、ジアの歌を中断したボン・セラは「副会長の秘書になりたい~」 と言いながらヨンジュンにしなだれかかった。
これにその場が凍りつく中、ヨンジュンの指示が出てセラがその場から連れ出されたのを機会に、ミソは彼と店を出た。
その後車中で、今までやったことがない事をするヨンジュンに理由をミソが尋ねたが、ヨンジュンは答えず自宅まで送った。
*
ドアの前で挨拶をして去ろうとするミソ(パク・ミニョン)を引き留めるヨンジュン(パク・ソジュン)
「今日僕ってかなりスウィートじゃなかったか?会社の食事会に参加して面倒でも君を家まで送り届けたんだ。これからずっと今晩のようなロマンティックで幸せな日がキム秘書の日常になるんだ。」
「すいませんが、どういうことでしょうか?」
「僕がキム秘書と恋愛してあげると言ってるんだ。どうした感動したか?」
「あの…副会長、副会長は私のタイプじゃありません。」
「何だって?」
「私のタイプじゃないって言ったんです。私は一にも二にも配慮する、周りに思いやりがある人が好きなんです。」
「今日僕がしたことを全て見た後で、どうしてそんなことが言えるんだ?君の日常に合わせようとして努力した僕って思慮深いだろ?」
「そんな事をしてくれと望んだ事は一度もありませんよ。人が望んでいない配慮は、配慮とは言わないんです。では良い御縁に恵まれますように」 と言って家の中に入った。
*
ソファーに座ったミソ(パク・ミニョン)は「どうして結婚や恋愛についてこう簡単に話すことができるの?」 と怒り、ヨンジュン(パク・ソジュン)からの電話を無視した。
だがバタンとドアが締まる音がして、窓からヨンジュンが未だ下にいることを確認してソファに戻った。
” キム秘書、一体なんだ? ”
” すいません。昨日の結婚話は冗談だと思っていたのです。でも今日は恋愛の話しをされたので混乱しています ”
” 過去はもういい。それよりも僕が君のタイプではないと言ったが、正気とは思えない。気でも狂ったのか?」
(ここで姉のメッセージが侵入して…”ちょっとミソ、ハートを私に送ってよ。今休憩中で癒しが欲しいの…”)
” 僕の何が気に入らない。ルックス、スペック、財力、他に何だ気に入らない? ”
” 副会長はいつも自分のことだけ考えて、他の人のことは考えないで、今みたいに命令して全てを勝手に決めています ”
” 過去9年間どれだけストレスを与えられたかを僕に抗議しているのか? ”
” ええ、正直疲れ果てています!自分勝手で自己中で完璧主義者で、ナルシスト。一日中鏡で自分の顔を愛でているのを見るのに、とても苦労しました。いつでも度々電話してくるので、私に自分の時間はありませんでした。”
” だが一度も、嫌だと言わなかっただろ?もし嫌だと言ってたらやらせてない。代行運転を除いては...”
” まあ副会長がおっしゃるように、過去は過去で…。それより今私は、平凡な人と平凡な恋愛がしたいんです。副会長は自分以外と誰とも恋愛できません。」
” 本当にそう思っているのか? ”
” はい、あなたは配慮のある方ではありません ”
その後、姉からのハートマークの催促を見て、♥を姉に送った後、窓から帰っていくヨンジュンの車を見送った。
” 僕に配慮がないと言うべきじゃない人間が2人がいる。一人は兄、もう一人はキム・ミソだ。それを覚えておけ! ”
「何の話よ?」 とチャットを見たミソは、ハートマークをヨンジュンに間違えて送っている事実に「ええっ!だれに送っちゃったの?」 と動揺した。
その夜、赤いヒールを履いた女性の悪夢にうなされて目を覚ましたヨンジュンは、” 眠っているんだろうな。僕が苦しんでいるというのに ”とイ・ソンヨン (イ・テファン)からのメッセージを読んだ。
*
翌朝、ヨンジュン(パク・ソジュン)はネクタイを結ぼうとして、9年前初めてミソ(パク・ミニョン)がネクタイを締めた日のことを思い出していた。
“目を閉じると、君と君の笑顔を今でも覚えている”♪
「あのっ私が…」と手をあげるミソに「やってくれるのか?」 と任せたヨンジュンは静かにミソを見つめた。
そんな自分に躊躇なく近づきネクタイを綺麗に結び付けた後のミソの笑顔を思い出し、結局ネクタイをせずに仕事に向かった。
*
昨晩の最後のテキストが気になったミソは、情報通のチョン部長にヨンジュンの兄について知っているかどうかを尋ねた。
だが分かったのは、長男なのにビジネスと関係なく海外に在住していることだけだった。
その後ミソが、赤いネクタイを準備したと近づくと、ヨンジュンは窓を見たままで「もうしなくていい」 と断った。
「キム秘書の言う通り、僕は利己的でひとりよがりだ。だからキム秘書が辞めたいのも多少は分かっているつもりだよ。望んでも全てを手に入れられるわけじゃない事に気づいたから行かせる。だがもう一ヶ月だけ残って引き継ぎをしてくれ」
そうして振り返ったヨンジュンは「今までありがとう。心からの気持ちだ。下がってくれ」 と背を向けて窓の外をもう一度見た。
その日以降態度を変えたヨンジュンは、全てをジアに指示し常にジアに話しかけるようになった。
寝具部門の最近のトレンドのデータを要求して、ジナが引き継いでいないと答えると「ちゃんと教育しているのか?しっかり働いて僕を失望させないでくれ。」 とミソを叱責し、驚かせた。
そして秘書の呼び出し音に応じたミソが、昨晩のことを問いただすと「勤務中に個人的なことについて話すな。キム・ジアを寄こしてくれ」 と冷たくあしらった。
これにキム・ミソが反応してオフィス内部を眺めていると、ヨンジュンはブラインドを閉じて見えないようにした。
ヨンジュンは「5分間そこに座って去っていい。一ヶ月キム秘書の秘書をしてくれ。僕の秘書として訓練するふりをして、…」 とジアに指示を出した。
*
その夜友達と食事に出かけたミソは、写真を見て気に入ったという夫の友達を紹介されることになり、その人が記者だと知ると過去の出来事を調査してもらえるかもと興味を示した。
そこへウェイトレスが現れて、アンケートへの協力をサービスするからと頼まて記入したが、実はミソの好みを知るためにヨンジュンがお店に依頼したものだった。
この事実を知り超呆れたユシクが「こんなの本人に直接訊けば済むことだろ?僕は社長だぜ。こんなことに僕の時間を使うな!」 と怒りながらも、アンケート用紙の山からキム・ミソの紙を見つけだした。
そして、傍に駆け寄って用紙を奪うヨンジュンに「もしかしてキム秘書の望みを叶えてあげるつもりなのか?」 と覗き込んだ。
*
その夜、ミソはヨンジュンの叱責と冷たい態度に落ち込んだ気持ちを奮い立たせる様に、部屋を片付け始めた。
そして部屋の周りを見回して全てを終えたことを確認すると、古いノートを持ち出して「オッパを探さないとね」と微笑んだ。
その時ユシク(カン・ギヨン)からの電話を受けたミソ(パク・ミニョン)は、急いで身支度を済ませてタクシーに乗り込み、指定された場所へ向かった。
待ち合わせの公園の噴水へ向かったミソは「週末なのに呼び出すなんて、パク社長も副会長にみたいね。それにしてもなぜ暗いの?誰もいないし…」 と不思議そうに周囲を見回した。
すると全てのライトが魔法の様に点灯し、噴水がオンになり、花火が空にあがった。
その瞬間まるで王子のように噴水の後から現れたヨンジュンは、唖然としているキム・ミソに「キム秘書、長く待ったか?」 と明るく微笑んだ!!。
次回のお話は⇒キム秘書がなぜそうか 3話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒ キム秘書がなぜそうか 1話あらすじ 感想
キム秘書がなぜそうかの放送情報は⇒ キャスト登場人物視聴率
最終回までのあらすじのまとまは⇒キム秘書はいったいなぜ あらすじ・感想全話
韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 2話 感想
ミソに恋していながら気づかないヨンジュンの姿を見ると、笑ったり切なかったり可愛かったり呆れたりと、ユシクと同じ様な色々な気分を味わって面白いです。
今まで彼が他の女性を必要としなかったのは、きっとキム・ミソが朝から晩まで一緒にいて週末さえも呼び出しに応じていたからですね。
ヨンジュンに比べるとミソの方の気持ちは、まだはっきりとは分かりませんが、紹介された男性と次回はデートに出かけていくみたいですし、今後の展開が気になりますね。
お笑い部分では、ジアと敵対視しているけれどどこか憎めないお局様を演じるファン・ボラとボヤキながらも相談に乗り続ける友人役のカン・ギヨンが盛り上げてくれています。
次回は、ヨンジュンのサプライズイベントの続き、カフェで他の男性といるミソに叫ぶヨンジュンのシーンが予告で出ています。