韓国ドラマ 無法弁護士 8話 あらすじ 感想 後半
*ノ・ヒョンジュ( パク・ジュヒ )とチェ・デウン( アン・ネサン )の約束
通りで武法法律事務所を眺めていたをヒョンジュを発見したデウンは、海岸へ移動するとチェ・ジネ( シン・ウンジョン )の兄であることを打ち明けた。
「18年間は長いがこの名前を忘れたことはなかっただろう。ウ刑事が死ぬ前にあなたの生存を教えてくれた。だが生きていることを知られたら何が起こるか知っていますね?なぜキソンに来たんです?」
「18年間一人で誰にも知らせず暮らしてきたけど、もうそんな風に生きたくはありません。」
「どうするつもりです?あなたに何ができる?」
そう尋ねるデウンに、ヒョンジュは「何も望んでいない。娘と夫と一緒に幸せに暮らしたいだけです。」と涙を流した。
これにデウンは「では私が助けよう。甥は既にこの事件の深みにはまっている。それにサンピルとジェイは親密な仲だ。何もせず見逃すわけには行かない」と話した。
これに「娘と一緒に暮らすことができるなら何でもする」と言うヒョンジュに「方法を見つけよう」とデウンは約束した。
*
ソン・スンシクが全ての罪を認め、オジュグループの株式は全てチャ・ジャンホ財団に寄贈されたと報道された。
そのニュースを聞いた直後、オジュはサンピルに電話をかけ脅した。
「スンシクが全て責任を取ったので復習する相手を失い残念だったな。お前が私の手を切ったから俺もお前の何かを切り捨てる。お前が大事にしている誰かをターゲットにする。守れるかどうかやってみろ!」
これに顔色を変えたサンピルは、ジェイをグム・ジャの家に帰らせてデウンに電話をかけた。
そしてキソンに来ていると知ると桟橋に会いに行った。
その後2人は、ピクニックテーブルでソジュを飲みながらオジュについて話し合った。
アン・オジュの宣誓布告を告げるサンピルに、デヨンは「お前がパンチしたのに黙っている訳がない」と話した。
「ジェイを守って下さい」と頼むサンピルに、デヨンは「お前にも守りたい人がいるようだ。あの弁護士のお嬢さんと平凡な暮らしをすることはできないか?俺がチャ・ムンスクとアン・オジュの片を付ける」
「ダメだ。ジェイを守って欲しい」
「そうか。俺がいる限りあのお嬢さんは大丈夫だ。心配するな」
だが2人の会合については、ソク・クァンドン( チョ・デフン )から直ぐにアン・オジュの元へ伝わった。
「これで二枚のカードを手に入れたが、どのカードを何に使うか決める必要があるな。」
とオジュは嬉しそうに笑い、サンピルをはめる計略をクァンドンに指示した。
翌朝、クム・ジャの家から出て車に乗り込んだジェイを尾行しようとしていたデヨンは、クァンドンと手下に数台の車で取り囲まれて拉致された。
*
その頃、ナム・スンジェ( ヨム・ヘラン )は新しいマッサージ師をチャ・ムンスクに紹介していた。
ハ・ジェイを弁護士に戻したのがムンスクだという内部情報をオジュの耳にいれたのが、盲目のマッサージ師であることが判明したからだった。
面接で他の候補者が資格について話している中「ここで見聞きしたことは決して漏らしません」と誓いスンジェの注目を勝ち取ったヒョンジュは、こうしてマッサージ師に偽装してムンスクの家に入り込んだ。
ベッドに横たわったムンスクに名前を尋ねられたヒョンジュがタイ語の名前を教えると、二人は長すぎると笑い” ママ ”と名付けた。
*
チョン・スンボム検事の頭に” 別の事件を担当させますよ! ”の言葉がこだましていた。
サンピルから、キソンにチャ・ムンスク裁判官を長とした秘密組織があり、アン・オジュも含めた7人が汚職をしていると聞いたスンボムは、それについて考え込んでいた。
そんな中、現れたカン・ヨニ( チャ・ジョンウォン )が彼の事務所に配属された事を伝えると「スパイか?まあいいさ。よろしく頼む」と苦笑いした。
*
サンピル( イ・ジュンギ )は買い物袋をジェイの机の上に置き「これに着替えて一緒に来て。外で会議だ」と指示した。
そこで一緒に来ると発言するグム・ジャに、サンピルは文書業務を指示して、ジェイの手を掴み連れだした。
その後2人は花屋に行き、花束を選んだサンピルは、自宅にハーモニカがあるかどうかをジェイに尋ねた。
その後、長い階段をヒール靴で登らされたジェイは「あ~あ疲れたっ!何のイベント何だろ…全くわからない人…」と愚痴を言いながら進んだ。
そして「また背負おうか?」と手を広げておどけるサンピルに、靴を投げつけた。
これに靴を拾ってきて降りてきたサンピルは「かわいいジェイ♪」と呼んで、靴を履かせた。
「もしかして告白?」と尋ねるジェイに少し笑うと、手を繋いで一緒に上がった。
その後頂上に着いて下を眺めたジェイは「会議と言う名の息抜きだったの?そう言ってくれればスニーカーを履いてきたのに…」と愚痴った。
そして「母さんの誕生日を祝いたかったんだろ?」とケーキをだすサンピルに目を見張った。
*
その後ブランコ椅子に乗り、年齢がわからないからと数字ろうそくセットを見せるサンピルに、ジェイ( ソ・イエジ )は「母さん若いでしょ?こんな事してくれるとは思わなかったわ」としんみりとした。
「母さん、今日はボン弁護士が準備してくれたけど、これからが私がお祝いをするからね」と続けた。
その後、ハッピーバースデーの歌を一緒に歌い始めると、泣いてしまうジェイ。
「泣かないで火を吹き飛ばせよ」
ろうそくの火を消したジェイは「どうしたのよ。ボン・サンピル!私を驚かせてきれいな顔を台なしにするなんて…」とふくれた。
「君の母さんが笑っている君を見るのが好きだろうと思ったんだよ」
「きっと気に入ったわ」と言うとケーキのクリームを指で取り舐めるふりをしてサンピルの鼻に付けて、ジェイは笑った。
サンピルも「よせよ」と言いながら笑みを浮かべた。
そして2人はお互い目を見つめて柔らかいキスをして、ラブラブな瞬間(とき)を過ごした。
その後街を見渡せる丘へ行き、ハーモニカを吹くジェイをサンピルは後ろから抱きしめた。
*
その頃、デウン( アン・ネサン )を迎えたオジュ( チェ・ミンス )は「俺たちで話をつけよう。ボン・サンピルをソウルへ連れて行け。」と条件を出した。
だがデウンは「18年も前から準備しているので、そう簡単には去らないだろう」と答えた。
「それが最良の解決法だ」と言うオジュに「アン・オジュの死体が最高の解決策だ。お前とチャ判事のな」と睨みつけて刺激した。
これにオジュが「この男とは話しができない」と言った瞬間に、クァンドンがデウンの首に注射器を刺し、一緒に来ていた運転手も刺殺された。
デウンは注射器を首からはずしオジュの方へ殴りかかろうとしたが、数歩進んだだけで倒れた。
「効果的な薬だ。10秒にも達しなかったぞ!準備した通りに始末しろ」
オジュは冷淡に命令を下してその場を去った。
*
翌朝、ビルの屋上でオジュの手下に囲まれる中、デウンは目を覚ました。
「兄さんの大事な甥ボン・サンピルがもうすぐ来ますよ。死ぬ前にお別れがしたいでしょう?」
ソク・クァンドンはそうデウンを嘲笑して、手下に準備をさせるとサンピルに連絡を入れた。
「ボン・サンピル!お前の叔父さんが死の淵に立っているぞ!間に合うかな?」
「絶対来るな!これは罠だ!来るんじゃない!」そう叫ぶデウンを手下が後ろから刺して黙らせた。
これを聞いたグァンスが準備しましょうと言うが、サンピルはジェイを守るように指示して、一人で出かけようとした。
そして説明を求めるジェイに答えず「僕が戻るまで守ってくれ!」とグァンスに命令して去った。
*
車を飛ばしながら、サンピルは過去学生時代に、拳を使う弁護士になりたいと打ち明けた光景を思いだしていた。
「どうして俺がこのくだらないことを止めないか知っているか?お前を守るためなんだ。この拳でな…」と笑っていたデウンの姿を…。
*
指定場所に着いたサンピル( イ・ジュンギ )は、建物の屋上で縄に吊られてぶら下がっているデウン( アン・ネサン )を見て駆け上がり、屋上で戦った。
そんな中、ソク・クァンドンが縄を切ったために、サンピルは縄にジャンプしてデウンを引き上げようとした。
だが既に刺されいたデウンは「もう遅すぎるから逝かせろ。さもないとお前まで道連れになる。」と縄を持って号泣しているサンピルを説得した。
「叔父さん!僕は母さんから逃げて一人で逝かせてしまった。二度と逃げない。」
「俺が死んでも復讐を考えるな。良い弁護士になって幸せになれ。」とサンピルに言い残して落下するデウン。
*
その後現場に到着した警察は、放心状態のサンピルに、彼の権利と殺人罪で逮捕すると言い渡したあと手錠を掛けた。
その頃、不安を感じていたジェイは、サンピルを探すようにグァンスを説得していた。
だがその時、グム・ジャたちが事務所に慌ただしく入って来てテレビを付けた。
「甥が叔父を刺して屋上から突き落とす痛ましい殺人事件が廃屋で起きた。容疑者のボン弁護士は、死亡したデウン一派のメンバーとして知られ、警察は計画的な犯行だと見ている。」
このニュースを見て、ムンスクは真剣な表情を浮かべ、オジュは市長の執務室で高笑いした。
次回のお話は⇒無法弁護士 9話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒無法弁護士 7話 あらすじ 感想
ドラマの放送情報は⇒キャスト 登場人物 視聴率
イ・ジュンギ 韓国ドラマ 無法弁護士 8話 感想
幸せな時と悲劇が混在した、ハラハラドキドキの内容でした。
ジェイを守ることに集中してしまい、唯一の血縁の叔父を亡くしてしまうとは、なんて悲劇!
グァンスを一緒に連れて行っていたら、もしかしてデウンを助けられたかも…と思ってしまいましたが、ジェイを一人にもできなかったのでしょうね。
この事件に高笑いしたオジュと対照的に不機嫌そうな顔をしていたムンスク。
これが何を意味するのか気になります。
この事件でキソンの秘密組織” 7人会 ”に内部分裂が起こるかどうかに注目ですね。
ラストで正義の女神デイケー像の前に決然として立つジェイと囚人服の姿で法廷に現れて微笑みを浮かべるサンピル!!
ジェイがどうやってサンピルを殺人罪から助け出すのか?
サンピルの余裕とも見える笑いの意味は何なのか?
ソウルからの検事チョン・スンボムの活躍とマッサージ師に偽装して忍び込んでいるノ・ヒョンジュ等々、色々気になりますね。
合わせて読みたい
米国リメイクの法廷ドラマ⇒『スーツSUITS』
イ・ジュンギの前作⇒『クリミナル・マインド コリア』
イ・ジュンギ、IUの大型時代劇⇒『麗・レイ』
イ・デヨン出演の犯罪ドラマ⇒「トゥーカップス」