韓国ドラマ クリミナルマインド 最終回20話 あらすじ 感想 後半
* モデルハウス殺人事件の捜査
ナナ・ファン( ユ・ソン )がモデルハウス殺人事件のサイドストーリーをネットに流した後、ヒョンジョン( イ・ジュンギ )は犯人のふりをして女性を襲った。
そして逃げた女性を捕まえに現れたリッパーの信奉者を逮捕した。
婚約者のハン・ジウォンをリッパーに殺されたチェ刑事は、復讐を計画してリッパーの信奉者のふりをしていたのだった。
その間ギヒョンは、付近に潜んでいるはずのリッパーが動き出すのを車の中で待っていた。
そして彼の車をナナに追跡調査させた。
*リッパー ( キム・ウォンへ )との対決
その夜ギヒョンとヒョンジュンは、リッパーの罠に嵌められた可能性を知りつつも、ベク局長の命を救うことを最優先にして彼が放火した元精神病院の中へ侵入した。
そして頭からすっぽりと袋を被されて椅子に縛られている男を発見した。
だが「 局長!」と駈け寄ろとするヒョンジュン( イ・ジュンギ )を「 キム・ヒョンジュン、止せ!」と引き止めたギヒョン( ソン・ヒョンジュ )は「キム・ヨンチョル!ゲームは終わりだ!」とリッパーに銃口を向けた。

tvN 画面 キャプチャー
ギヒョンは、リッパーがベク局長の服を着ていると見抜いていた。
ヘラヘラと笑いながら頭の袋を脱いだリッパーは「 俺を殺すと永遠に彼を見つけられないぞ! 」とべク局長の命を盾にとって二人を脅した。
そしてリッパーの交渉に応じて銃を置くギヒョンに、ヒョンジュンも従った。
だが局長の居場所を訊くギヒョンに、リッパーはソン記者の頭を入れていた鞄と同じ物を投げ出した。
まさかと思いながらヒョンジュンが開けてみれば、中にはガスマスクが一つ!!
その瞬間ガスマスクを付けたリッパーは、ドアをロックしてガスを充満させた。
「 全生物の本能を見せろ!生存本能を。人間だって所詮豚と同じさ 」
そう叫ぶリッパ-に向かい、マスクをギヒョンに付けた後ヒョンジュンは飛びかかったが、棒で頭を殴られて崩れ落ちた。
そして留めをさそうとするリッパーに、意識もうろうとなりながらもギヒョンが体当たりした。
そしてヒョンジュンにマスクをかけると、ギヒョンはリッパーと殴り合った。
「 ベク局長は既に殺した。今まで殺した中でヘウォンさん ( ギヒョン妻/オ・ヨンス扮 ) の体に触った時が一番興奮した 」
そうギヒョンを挑発して、リッパーは笑った。
だがその直後、ヒョンジュン(イ・ジュンギ)に撃たれた殺人鬼 リッパー ( キム・ウォンヘ )は最期を迎えた。
エピローグ
ビーチで、小さなハンビョルとピクニックをしているギヒョン。
波がなぜ来たり引いたりするのかを尋ねるハンビョルに、ギヒョンは「 水がよどむのを防ぐためだ 」 と説明した。
ハンビョルはそれが悪いのかどうかを尋ねると、ギヒョンは「 その場にとどまることは、良い部分と悪い部分の両方がある 」 と答えた。
ハンビュルは「 留まることは良いことだと思いたい。だって、長い間一緒にいられるから。 」 とギヒョンをみつめた。
ハンビュル ( キム・ガンフン ) が母親について考えていることを知っているギヒョン( ソン・ヒョンジュ )は、息子に笑いかけ「 ママは心の中にとどまっている 」 と言うと彼を抱きしめた。
その後訪問者に気づいたハンビュルは大声で皆を呼んだ。
そこには手を振りながら近づいてくるヒョンジュン、イ・ハン( コ・ユン )、ナナ、ソヌ( ムン・チョウォン )の姿があった!!
(ミニョンはどこ?笑 )
了
前回のお話は ⇒ クリミナルマインドあらすじ19話
韓国ドラマ クリミナルマインド 最終回20話 感想
結末についての感想
リッパーを仕留めての終わりでしたが、ベク局長が犠牲になってしまったのであまり喜べる終わりではなかったですね。
勝負が終わった瞬間が少しあっけなくて失望しましたが、その後エピローグで癒やされて落ち着き、これで良かったのかもしれないと思えました。
ベク局長は、ギヒョンと同じくリッパーの要求に屈して決して自分を売ったりしない、渋い影のヒーローでした。
考えてみると、愛する人を救うために誰かを殺すという空極の選択ですが、正しい答えが何であるかわかりません。
他人と自分が違わないことを証明しようと努力したリッパー、ギヒョンもベク局長も、彼が間違っていることを証明していた所が納得できました。
最後にキヒョンとヒョンジュンが共同でリッパーと戦い勝利しましたが、最初争っていた2人が先輩後輩の信頼で結ばれてパートナーとなった事を象徴的に表したシーンだったと思います。
暗くてしかもガスの中で、互いの背中を合わせて戦う魅力的な2人が最後は悪に勝つすっきりとした結末でした。
クリミナルマインド全体の感想
最終回の様に イ・ジュンギ と ソン・ヒョンジュ が協力して戦うシーンがもう少し多くあれば、もっと素晴らしい内容になったのではないか?と思います。
ギヒョンはチーム長の設定なので、どちらかというと指示をする方なので難しかったのかもしれませんが…。
各キャラクターの役割があまり明確ではなくて、誰が何をするのかを理解するのに時間がかかった様に思います。
ギヒョンは家族まで描かれていたNCIのチーフで、最初から最後まで一番明確に定義されたキャラでしたが、部下の5人のキャラは混ざったり変化していて曖昧でした。
ヒョンジュンは特殊部隊の爆弾処理専門家からNCIへ転向、ミニョンは広報担当ながらプロファイラーを希望、ナナ・ファンはイ・ハンの助けが必要なハッカー。
イ・ハンはコンピューターに優れた天才プロファイラー( 天才だから何でもできる? )。
真面目なキャラで一貫していたけれど、出番が減っていったソヌ( ムン・チョウォン )は、ヒョンジュンとの絡みも少なくなっていった様に思えます。
全体的にみてロマンスが少なかった分、犯人との神経戦やアクションの方に見応えがありました。
リッパーの方は、ナイフと銃の両方を外科医のように操り、ハッカー、写真家、バリスタ(コーヒーの専門家)とマルチ犯罪者で多才過ぎる?…そんな感じがしました。
キャスト ( 出演者 )についての感想
デビュー以来のファンで実力俳優の イ・ジュンギ と ムン・チェウォン は、どんな役でも見ているだけで素晴らしいので、2人のファンならば必見です。
ソン・ヒョンジュとキム・ヨンチョル、オ・ヨンスのベテラン俳優の存在が、ドラマ全体を引き締めて見ごたえのある作品にしていたと思います。
そしてなんと言っても毎回かわる犯人の方々の熱演が光っていたドラマでした。
イ・ジュンギのアクションロマンス法廷劇 ⇒『 無法弁護士 』
イ・ジュンギ・IU・カン・ハヌルの時代劇⇒『 麗(れい)8人の皇子たち』
キム・ウォンへの出演作 ⇒『あなたが眠っている間に』『推理の女王2』
最後まで読んでくださってありがとうございます♪