韓国ドラマ 100日の郎君様 3話 あらすじ 感想 後半
ウォンドゥク(ト・ギョンス)とホンシム(ナム・ジヒョン)の婚儀
水車小屋で
村のはずれで、父の墓の前に立ったホンシムは、兄と再会を果たすまでは耐え抜くと、涙を浮かべて父親に誓っていた。
「兄上と共に父上のお墓を作ります。ここで見守って下さっているのは分かっていますが、今夜の私を見ないで下さい。父上なしで婚儀する娘ユン・イソを…」
そこに現れたグドルから、心の整理をさせるために水車小屋にウォンドゥクを残して来たと聞いたホンシムは「独りで!!」 と大慌てで走って行った。
水車小屋に現れたホンシムに「近う寄れ」と命じたウォンドクは「君との記憶が全くない。君を見ても心は何も感じない。」 と伝え婚姻を避けようとした。
これにホンシムは「記憶と気持ちを失ったんでしょう。王世子が未婚者は今日中に結婚しなくてはならないと命じたので避けられない。しなければ、あなたも罰を受ける」と説得した。
「私のお尻が見たいのですか?死ぬまで叩かれるよりも結婚の方が良いんじゃないですか?2つの内から1つ選んで下さい」
だがこれに答えず立ち上がったウォンドゥクは、家に帰りたいと言った。
そして家に連れて行って欲しいと続けるウォンドゥクに、ホンシムは助けて欲しいと頼んだ。
「あなたが行ってしまえば、私はパク令監 (ヨンガム※) の5番目の妻にならなければなりません。お爺さんに辱めを受けたくはありません。だから私を救って下さい!」
「それなら、それを避けるために私と逃げればよい」
「何も変わりません。どこに行っても未婚のままです。好きでもない人と結婚しなければならないでしょう。妾にさせられるかの知れません。それに私が戻らなければ、父親が拷問されるでしょう。」
そう言って去りかけたホンシムが躓くのを支えたウォンドゥクは「足元に気をつけ給え。何を突っ立っている?私を連れていきなさい。」 と命じた。
「 言ったでしょう?私はあなたを家に連れて行くことができないんです。」
そう答えるホンシムに、ウォンドゥクは「私は使道 (サト) のいる官衛への行き方を覚えていないのだ。」と告げた。
その後たんぽぽ畑のなかをゆっくりと散歩するウォンドゥクの腕を「日没までに戻らなければならない」 とホンシムは掴んだ。
そうして手を繋いだままつ走り出すホンシムに、ときめきを感じならウォンドゥクは、一緒に婚儀の場へと向かった。
官衛で
二人の婚儀が始まると、突然轟音があり雨雲が近づいてきた。
これに良い兆候だと呟いてパク・ボクム (イ・ジュヒョク) は、式典を始めた。
だが二人がお辞儀をして誓いの杯をひざまずいて飲んでいた頃、再び雲が遠のき明るい太陽が輝いた。
これに「雨なんて降らないじゃない!」 と睨みつけるホンシムに「未だ婚礼は完成していないからだ。陰と陽の相反する2つのエネルギーの完璧なで雨が生まれるのだ。」 とボクムはもっともらしく答えた。
*
ムジョン橋の上で
その頃橋の上で、二人の男がユン・イソ( ホンシム )について考えていた。
イ・ユルに追われていたホンシムを偶然助けたジョン・ジュユンは「私に言い寄ろうなんて考えないで!」 と怒っていたホンシムを思い出して笑みを浮かべて橋を渡った。
そしてムヨンの方は、幼い頃イソと別れた日のことを思い浮かべていた。
死ねば父親に会えるというイソに生き続けるように言いながら、ムヨン (本名ユン・ソクハ) は地面に寝かしてホンシムの体を葉で覆っていた。
腕を取って離れないでと頼むホンシムに、ソクハは「満月の日にムジョン橋で会おう。犬の吠える声が遠のいたら逃げるんだ」 と言い聞かせると追手を巻くために、その場から去った。
(イソは夜、ソクハは昼間に橋へ行っていて、二人はすれ違っている様ですね…)
初夜を迎えるウォンドゥクとホンシム
ホンシムは、婚礼服を着たまま惨めに地面に座って涙ぐんでいた。
そこへ現れた親友のクトニョから「何を考えているの?泣いているの?見知らぬ人と結婚を強制されたんじゃないのになぜよ?」と訊かれたホンシムは、幸せだから泣いている、とごまかした。
そしてクトニョに「好きな男と結婚できるあなたが羨ましい。夫が中で待っているわよ」と促されて家の中に入り、ウォンドゥクの前に座った。
みすぼらしい家の中を見回したウォンドゥクは、不満を吐き出した。
「私だけが不愉快なのか」
「いいえ、私だって不愉快に思っています」
ホンシムはそう言ってお酒の瓶を掴んで飲んだ。
「 必要に迫られてそなたと婚姻したが、過去の記憶が戻らないので、私に触れることは許さぬ」
「はあ~そうなんですか?」
「この部屋、布団、全てが不愉快極まりない!」
これに食膳を横に動かしたホンシムは「私の警告を聞かぬつもりか!」と後ずさるウォンドゥクに、にやにやとしながら迫り壁に追い詰めた。
そして「既に夫婦なので、一緒に夜を過ごすさなければなりません」とウォンドゥクの服の紐を解いた。
だがホンシムの腕を掴んで止めさせると、そのまま床の上に彼女を押し倒して形勢を逆転させるウォンドゥク!!
この時新房覗き(シンバンニョッポギ※)をしている隣人たちに気づいたユン氏は、家に帰るように怒った。
そして「記憶喪失でウォンドゥクが夜にすることを忘れているかも知れないと心配だった。」と言い訳をするグドル達に向かって枝を振り回して、家から追い払った。
※(新房:シンバンとは新婚夫婦の初夜のことで、ヨッポギは覗きという意味。韓国では、親戚や近所の人々が寝室の障子に穴を開けて新婚初夜を覗き見する伝統的な習慣があった)
その頃、触れないように言ったはずだと怒るウォンドゥクに、ホンシムは「今誰が誰に触れているといるのでしょうか?」と言い返した。
これに抑えていた手を離して座ったウォンドゥクは「二度と私に淫らなことをするでない!」と警告した。
ホンシムは、結婚に利点などないと言いながら婚礼服を脱いで、床に布団を敷いた。
そして、こんな不潔な所では眠れないと文句を言うウォンドゥクに「長くて疲れた日だったので寝ます」と言うと眠りについた。
その後目を覚ましたホンシムは、座ったまま熟睡しているウォンドゥクの服を、起こさないように脱がせると布団に横たわらせた。
*
翌朝、布団の上で半裸で目覚めたウォンドゥクは、体を布団で隠しながら、昨夜何をしたのかをホンシムに尋ねた。
これに笑って、服を脱がしただけだと答えたホンシムは「どちらかうんざりしたら結び目を解きましょう。そうしたらあっさりと別れることにしましょう」と服を指さして提案した。
そして「婚姻を懇願したのは君のほうだった」と指摘するウォンドゥクに「じゃあ一生一緒に住めばいいわ」と皮肉った。
その提案を受け入れたウォンドゥクは、新しい服が欲しいと伝えた。
そして傍に置いてある服を指差すホンシムに「新しくない服は着用しない」と文句を言うウォンドゥク。
これに「裸でいたいのならどうぞ」と微笑んで去っていくホンシムに、仕方なく古い服を着用したウォンドクは、服に不平を言いながら外に出てきた。
そして食卓の上のお粥を見て「この液体!不愉快だ!これは人間のための食事ではなく豚や犬のためのものだ!」 と怒った。
その後、ウォンドクの家に着替えとかを取りに行くためにも食べなければならないと主張するホンシムに、ヨン氏は、若い時に両親を失い山で独り暮らしをしていたが、家が燃えて全てを失い軍隊へ入ったのだと作り話をした。
ホンシムの幸せのために、ウォンドゥクが身につけていた護衛官の服 (ドンジュの物) を土の中に埋めたことを隠したヨン氏は、記憶喪失のウォンドゥクだと嘘をついていた。
これに、そんな人を私に紹介するなんてと衝撃を受けていたホンシムだが、急に「いいえ!三回も軍役についていたんでしょ?それならの上官から給料を受け取れるはず!」 と立ち上がった。
そして自分が一文無しだという事実にショックを受けて部屋に引き込んでいたウォンドゥク( EXO ディオ )を連れて隣村に向かった。
「どこで兵役をしたのか覚えていないのだ。無駄なことに労力を使いたくない」文句を言うウォンドゥクに、ホンシムは「兵役に対しての支払いを受け取るべきです。つべこべ言わずに付いてきて」と山道を進んだ。
だがその後村への通行税を払えという山賊に遭遇したホンシムは「バカバカしい話は止めて退けなさい。忙しいのよ。」と言い返した。
そして払えないのなら戻ろうと背を向けたウォンドゥクの腕を掴んで「私がこれくらいの脅しに怖がると思ってんの?退けないのなら官衛に訴え出るから!」と反抗した。
その後、二人はぐるぐるに巻かれたむしろの中に横たわっていた。
先に目を覚ましたウォンドゥクは、逃げようとしてごそごそと動いた。
それで目を覚ましたホンシムが何が起こったのかと訊くと、ウォンドゥクは「こちらが言いたい方だ。こんなに体がくっついた状態で不愉快極まりない!」と文句を言った。
これに「あなただけじゃないの。私だってとても不愉快よ。」と言い返すホンシム。
「この状態から抜け出さねばならぬ」
「ちょっと!何を触っているのです?手を退けて!」
「そなたに触っているのではない。手を出そうとしているだけだ!」
「止めて下さい。動かないで静かにして!こんな風では出られないわよ」
「それではどうしようというのだ?」
「一緒に転がりましょう。1-2-3」
「待て、私は転がりたくはないのだ」
「何ですって?」
「私は...このままでいたいのだ。」
そう言って見つめるウォンドゥクに、驚いて目を見張るホンシム!!
次回のお話⇒100日の郎君様 4話 あらすじ 感想 へ続く…。
前回のお話⇒100日の郎君様 1話2話 あらすじ 感想
韓国ドラマ 100日の郎君様 3話 感想
驚く事実が明らかになりました。
実はホンシムの兄は、ジュユン(キム・ソノ)かも知れないと思っていたのですが、チャオンの刺客ムヨンでした。
親の敵ですが、妹の命と引き換えにチャオンと契約をしたのかもしれないと十分に考えられることです。
そして幼い頃からソヒとも親交があったとも考えられるし、多くのことが複雑に絡んできますね。
将来のある時点で、ムヨンがチャオンに反旗を翻すこともあると考えられます。
ウォンドゥクが依然として王世子イ・ユルのような心を持ち、真剣な顔で行動をする所がとても愛らしいです。
だからこそホンシム(本名ユン・イソ)に対して説明できない感情を既に抱いていることに意味が出てくるのだとも思います。
記憶を失くしてしまったので、ウォンドゥクはなんとなく好き又は馴染みがあるという感情を抱いているのでしょうね。
ラストは意味深な台詞でしたが、ロマンティックな展開よりも何か落ちがありそう…。続きが気になります。