韓国ドラマ 100日の郎君様 1話2話 あらすじ 後半
イ・ユル(EXO ディオ) ホンシム (ナム・ジヒョン)ジョン・ジュユン (キム・スンホ)の出会い
橋の上で逃げている女性を見かけたジョン・ジュユン (キム・スンホ)は、追いかけているイ・ユルの肩にわざとぶつかりホンシム を助けた。
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ホンシムを見失った後、ドンジュに忘れられない理由を訊かれたユルは「忘れられないのではなく王世子の地位とあの子の人生が交換されたから覚えているんだ」と手に付いていた花弁を空中に放った。
一方、橋の下に隠れていたユン・イソ (ホンシム) に近づいたジョン・ジュユンは、追われていた理由を尋ねた。
これに武道を使って逃げようとしたイソを捕まえたジュユンは、女性の割には武道の素養があるホンシムに疑惑を抱いた。
そして、毎月満月の日に兄と会う約束していると話すホンシムに「関心がある。」 と話して凍りつかせた。
その後、警護するとしてホンシムの後について歩いたジュユンは、次の満月の夜に再会しようと告げて去った。
黒幕を探し出すイ・ユル( EXO ディオ )
刺客を逃し証人を失ったユルは、誕生日の宴を父王に願い出て、弓矢を贈り物に望んだ。
刺客の使用した矢が珍しい矢柄 (棒) と羽、矢筈 (ヤハズ・矢の末端の弦に番える部分) だったことから、勢力のある家門が雇ったのだと推測したユルは、それを確かめるつもりでいた。
宴に参上した大臣たちから贈り物を次々と受け取ったユルは、最後にチャオンの弓矢を見て ”鷲の矢羽に手作りの矢筈。これで医女は殺されたのだ” と確信した。
そして狩りの時に使う弓矢だと説明するチャオンに”お前は本当に僕を殺そうとしているのか?ユン・イソの父親を殺し、あの子達を殺したように僕を殺すつもりか?” と疑惑の目を向けた。
その後目的を達したユルが「宴は終わった。」 と突然立ち上がり去っていく姿を、王を含め大臣たちは、あ然と見つめた。
その夜、突然部屋に現れた世子嬪キム・ソへ (ハン・ソヒ) は「完璧な王世子になるために勉学に励まれていますが、跡継ぎがいなければ完璧とは見なされないでしょう」 と主張した。
「だから子供を持ちたいと望んでいると?」
「 はい、これは私の最初の最後の要求です。今夜、どうかチョハ (邸下) の胸に抱かれることをお許し下さい。」
そう言ってユルの傍に座り彼の手を自分の頬に当てるソヘに、ユルは優しくソへの唇を親指で触った。
「これを私に言うのは大変だっであろう。しかし、私はどうすればいいのだ?私の心は体をどうにもできないし、跡継ぎがいない将来を心配するほど私は賢くも余裕もないのだ。」
とユルはソへを拒否して退かせた。
その後「計画は上手く行きませんでした。もう十分な時間がありません」と伝えるソへに、キム・チャオンは「何を意味するのか理解している」と答えた。
世子嬪キム・ソへ (ハン・ソヒ)の秘密
内医院 (ネイウォン) の医療記録を調べようとしたイ・ユルは、それを持ち出していたジョン・ジュユンと会い話をした。
漢城府 (ハンサンブ:現ソウル) の参事(従7位警官)で医女殺しを調べていたジュユンは、恨みによるものではなく計画された殺害だったと推測していた。
そして訓練生から医女になったばかりで夜勤をしない筈のソン・サンが、他の医女の代わりに夜勤をした夜 に何かが起こったと話した。
だが「記録にはないが、異例なことに翌日ソン・サンは世子嬪の医女へ昇進しています。そしてサンの死んだ夜、家の前で二人の男が目撃されています」と続けるジュユンに、ユルは調査を止める様に命令した。
その後世子嬪キム・ソへ (ハン・ソヒ)の医療記録を調べたユルは、数ヶ月検査を休んでいる上に任命したサンからも検査を受けていない事実を発見して疑惑を抱き、ソヘの元へ訪れた。
「宴の時顔色が悪いのを見て心配になった。そして偶然医療記録を見て検査を受けていない事がわかったので医女を手配した」
だが服の下に手を隠したソヘが「消化不良なので、普通の状態と違うでしょう。症状が良くなってから検査を受けます」と脈診を避けるのを見て、ユルは自分の疑惑が当たっていると確信した。
「中殿様 (王妃・チュンジョンママ)にあなたの世話をするように頼まれたので、今日訪れてみたが残念だ。」
そう言って医女を去らせて立ち上がったユルは「 嬪(ビン・姫)、私の友人の女が一度も合房 (床入れ) をしていないのに懐妊したんだそうだ。どうすべきかを尋ねる彼に何と答えればいいと思う?」とソへに尋ねた。
「 なぜ私にそんな悲劇的なことに答えるようにお尋ねになるのですか?」
「悲劇?そうだな。記録に残るだろう。家門を台無しにした淫乱な女性だと…。もし私なら”あなたとあなたの家族は終わった。”と女に言い渡す前に、自身で決断する時間を与えるだろう。」
「あなたは本当に賢いお方です。邸下 (チョハ)」
「私は本当に不運な王世子だ。」
毒殺されかかった理由がソヘの懐妊だと知ったユルは、怒りを込めて警告した。
だがその事実を王に告げる前に、雨乞いの祈祷へ行くように命令されたユルは、緊急問題があると拒否して王と激しい口論となった。
「私を見下しているのか?干ばつに苦しんでいる民が訴状を送ってきて私を責めている時に、拒否するとはこれまでで最悪だ。雨乞いより重要な事は何だ?たとえ困難を抱えているとしても、私よりも難しいはずがない。」
と切り捨てる王に「今後息子だと思うことを止めますので、何も責めたりは致しません。父上の命令通り雨乞いの祭祀をしてまいります。ですがその後私が何をしても、国の世子として行いますので阻止なさいませんように。」と言い捨ててユルは去った。
その夜、ユン・イソの髪飾りを手にしたユルは”あなたが生き返ることはない。それでも、私は復讐をしなければならない。あなたを殺して私に屈辱を与える彼らに支払わせます。」と誓った。
その頃、引き出しから出した毒薬袋を手にしたキム・ソへの方は、妊娠したが父親は王世子ではないとチャオンに告白した時のことを思い出し「これを使わなければならないのか…」と呟いていた。
家門を保護する方法を見つけるまで暫く時間が欲しいとチャオンに頼んでいたソヘは、もし上手くいかなかった場合には、これを使って私か王世子を殺して解決すると言って毒を受け取っていた。
だがユルが雨乞いの祈祷の旅に出ると知ったソヘは「安堵した」 と言って、薬袋を捨てさせた。(父親は誰でしょう…)
イ・ユル( EXO ディオ ) への襲撃
王に世子嬪の秘密を告げないまま雨乞いの祭祀に向かったイ・ユルは、山中でキム・チャオンの命を受けたムヨン (キム・ジョヨン)を頭とする集団に襲われた。
自分に放たれた矢をかわしたイ・ユルは、医女を殺した刺客が狙っていると確信して青ざめた。
その後、馬に矢が当たり落馬したユルに駆け寄ったドンジュ (ト・ジハン) は、ユルと二人で戦場から離れ山中へ逃げ込んだ。
だがこれに気づいて数人を連れて二人を追いかけたムヨンの放った矢が、ドンジュの脚に当たった。
その後敵が隠れ場所に近づいてくる気配を感じたドンジュは「もう護衛する必要はない。友人として自分自身を守ることを望む。」と言うイ・ユルを剣で脅して衣装を交換すると二手に別れて逃げた。
そしてドンジュを王世子だと勘違いしたムヨンは、彼の方を追いかけて矢を撃った。
その矢が心臓に命中したドンジュは崖から墜落し、彼の死体が川面に浮かんだ。
*
山中でお腹が痛くなりしゃがんで排便をしていたホンシムの養父ヨン氏は、血まみれで意識を失っているイ・ユルを草の中に発見した。
その後家にイ・ユルを連れ帰ったヨン氏は、傷口に薬草を塗り彼の看病を始めた。
その頃戦闘で独り生き残り宮殿に戻った護衛官は、山中で襲撃に会い、目覚めた後王世子を隈なく探したが見つからなかったと朝廷で報告していた。
これに王が、直ぐに軍隊を派遣して謀反人を見つけ出し成敗する!と息巻くと、キム・チャオンは、長引く干ばつで不満が募っている民を刺激してはならないと反対した。
そして王から捜索を一任されたチャオンは、兵判 (ピョンパン) に内禁衛 (ネグミ・王宮警護) を現場に派遣し、秘密裏に探索させるよう命令を出した。
この知らせを聞いた世子嬪キム・ソへは、ユルが死体で戻ってくる事を願い、中殿朴氏は祭壇の前に座り二度と戻らないようにと祈った。
ホンシム( ナム・ジヒョン )とウォンドゥク( ディオ )の出会い
パク令監 (ヨンガム※) に薬草を届けに来たホンシムは「私のものになれば2000ヤン払ってもよい」と5番目の妾になるように持ちかけられたが拒否した。
(※ヨンガム:従二品および正三品の品階を持つ官吏への呼称)
そして「明日までに結婚していないと拷問されるから救おうとしているのだ。私の妻になるよりも死ぬ方がいいのか?」 と続けるパク令監に、ただ頭を下げて去ろうとした。
だが薬草を運ぶ様に指示されて倉庫に入った所で閉じ込められてしまったホンシムは、そのまま中で一晩を過ごした。
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イ・ユルを一生懸命看病していたヨン氏は、未だに意識が戻らない彼に、このままでは死ぬかも知れないと心配していた。
だが、ハンサムな顔だとユルの顔に触ろうとして手を伸ばした時、ユルは目を覚ました。
そして質問を浴びせるヨン氏に答えず、ゆっくりと体を起こして座った。
「どうしてこんな怪我をしたんだ?。名前は何です?話せるか?」
とこれにも答えなかったユルだが、飢えていると思ったヨン氏が差し出したおにぎりに「いらぬ」と断った。
そしてどの村の出身かを尋ねるヨン氏に「覚えておらぬ」とと答えた。
「何ということだ!頭が血だらけだったが、頭に怪我を負った時に馬鹿になったのか…?」
そう独りごとのように呟くヨン氏を、イ・ユルはギロリと睨んだ。
そこで慌てふためいてやってきたグドルから、結婚令に反したホンシムが拷問にあっていると聞いたヨン氏は、顔色を変えた。
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その頃、中庭で十字架の上に横たわり、お尻叩きの刑に遭っていたホンシムは、パク令監と結婚すると言えばこの拷問をやめるというチョ使道 (※サト)に「私にはウォンドゥクという許嫁がいる」と嘘を繰り返していた。
(※サト:政府から派遣された地方長官の敬称)
そこへ飛びこんできたヨン氏は「お止め下さい!兵役についていたウォンドゥクが帰ってまいりました!」と壇上に座っているチョ県監に訴えた。
「娘を救おうとして嘘を付くな!」とチョ 県監が怒ると「本当です!」と後ろを振り向いたヨン氏は、大声でウォンドゥクの名前を呼んだ。
そこへ記憶を失いウォンドゥクとしてイルが現れて、驚いている群衆の真ん中を ゆったりと前へ進んで行った!!
(まるで王世子のように… 笑!)
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韓国ドラマ 100日の郎君様 1話2話 感想
子役の二人、イ・ユル役の チョン・ジフン とユン・イソ役の ホ・ジョンワンが楽しい出会いをとても可愛らしく演じてくれました。
その後悲劇が起こりユン家の崩壊と共に二人は別れてしまい、ユルは王世子として宮殿へ入りますが…。
前後左右、自分の父さえも信じられない24時間の緊張生活!ユルが笑わなくなるのも無理はないですね。
眼力が凄いト・ギョンス(ディオ)君!不愉快な時、脅す時、怒る時と目の演技が冴えていました。
ナム・ジヒョンちゃんは、悲劇の中でもホンシムとしてたくましく生き抜くイソを、独特の明るさで演じて遊び心のある世界をしっかりと見せてくれました。
毒を盛った相手をつきとめたものの追い詰めるどころか反対に殺さりかけて記憶を失い、ウォンドウクとなるユル。
今まで深刻な世界にいたユルが、ホンシムのいる世界に入ってきた所なので、次回どんな面白い瞬間が来るのかなと楽しみです。