韓国ドラマ ヴィンチェンツォ 最終回20話 あらすじ 感想ネタバレ ソン・ジュンギ チョン・ヨビン テギョン (2PM) 視聴率14.6% 2021年2月20日よりネットフリックスにて日本放送
ハンソクに撃たれて倒れるチャヨン!絶体絶命のピンチをヴィンチェンツォはどうやって脱出するのでしょうか?
韓ドラヴィンチェンツォの主な登場人物
ヴィンチェンツォ・カサノ役 ( ソン・ジュンギ )
ホン・チャヨン役 ( チョン・ヨビン )
チャン・ハンソク/ジュヌ役 ( テギョン )
チェ・ミョンヒ役 ( キム・ヨジン )
チャン・ハンソ役 ( クァク・ドンヨン )
ヴィンチェンツォの放送情報は⇒ キャスト 登場人物 視聴率
画像は ⇒ tvN公式オンライン写真展(韓国)
Youtube動画は ⇒ ヴィンチェンツォ映像リスト
それでは ソン・ジュンギ チョン・ヨビン 主演の 韓国ドラマ ヴィンチェンツォ 最終回20話 あらすじ 感想ネタバレ をご紹介します。見逃してしまった、内容が気になる、そんな時に参考になさって下さいね♪
韓国ドラマ ヴィンチェンツォ 最終回20話 あらすじ - 贖罪の槍
ハンソ( クァク・ドンヨン )の死
チャヨンが床に倒れたあと、ハンソクがヴィンチェンツォに狙いを定めるのを見たハンソは、銃口を掴んで自分の方へ向けた。
そして「いいかげんにしろ。 お前は絶対生まれてくるべきじゃなかった。 クズめ ! 」と叫んだ。
そんなハンソを撃ったあと、ヴィンチェンツォを殺そうとしたハンソクは、弾丸が底をついたため、その場から逃走した。
ハンソは「お手柄でしたか ? 生まれてはじめて誰かの役に立てた。 兄貴、あとは頼みます。 ありがとう。 」と自分の携帯をヴィンチェンツォに渡した。
そして「よくやった。 さすが僕の弟だ。 」というヴィンチェンツォの褒め言葉を聞いて、息絶えた。
( 何と ! これからという時にハンソが亡くなってしまい残念...)
その後、病院で目覚めたチャヨンは「自分を責めてるでしょ ? でも一緒に闘って撃たれただけ。 あなたのせいじゃない。 だから心配せず全てを終わらせて...。 」とヴィンチェンツォを励ました。
そして「24時間以内に片付ける。 そのあとは...。 」と口ごもるヴィンチェンツォに「お別れね ? じゃあ今日が最後の夜ね。 全てが終わったら私に連絡せず韓国をすぐに離れて。」と涙ぐんだ。
ギロチンファイルを渡す
翌日、ヴィンチェンツォは「局長と相談して使って下さい。 」とアン・ギソク(イム・チョルス)にハンソの携帯とギロチンファイルを渡した。
ヴィンチェンツォが「敵を潰すために使ってほしい。 悪党として言っておく。 一番怖くない敵は正義を語るだけの官僚だ。 」とアドバイスを与えると、ギソクは「あなたの教えに従います。 僕のコンシリエーレ ! 」と誓った。
スンヒョク( チョ・ハンチョル )の死
その後、スンヒョクに連絡を入れたヴィンチェンツォは、3時間以内にミョンヒを拘置所から出所させれば、見逃すと約束した。
するとスンヒョクはウサン法律事務所の家宅捜査を実施し、ハンソクに脅されて罪をかぶっていたという証拠を発見、ミョンヒを釈放した。
しかし拘置所から出た所で、ヴィンチェンツォから、その事実を聞いたミョンヒは怒り、すぐにハンソクに電話をけてスンヒョクが裏切った事実を伝えた。
その後、スンヒョクは、南東部地方裁判所前で、全てミョンヒの独断行動だったと記者団たちに発表していた時、記者のふりをして傍にいたハンソクの傭兵に刺されて死んだ。
その頃、ミョンヒは、ハンソクのメインバンクを海外の借名口座に回したあと逃亡しようとしていた。
しかし、ハンソの携帯とギソクの助けを借りて追跡して家で待ち伏せしていたヴィンチェンツォに拉致された。
ミョンヒ( キム・ヨジン )の死
その後、廃屋にミョンヒを運んで足を潰して歩けないようしたヴィンチェンツォは、ガソリンをミョンヒの体に撒いた。
そして「間違ってる ! 女と子供には手を出さないはずでしょ ? 」と絶叫するミョンヒに「俺の基準では、あんたは女性じゃない。 欲望のままに生きるモンスターだ ! 」と言い放ち、ライターを投げて去った。
ミョンヒは、燃え盛る炎に巻かれて、悲鳴を上げながら最期を迎えた。
その後、ギソクから、ハンソクの海外逃亡を防ぐためにクムガプラザの入居者たちをクムジョ港へ行かせたことを聞いたヴィンチェンツォは、銃を持っているので気をつけるよう伝えた。
すると、ギソクは指名手配になったことを教え、作戦を急ぐよう警告した。
カサノファミリーの出動
クムジョ港へ到着したタク・ホンシク( チェ・ドクムン )たちは、メキシコへ密航しようとしていたハンソクの手下と戦い始めた。
そんな中、隙きを見て逃げようとしたハンソクに体当たりして止めたイ・チョルウク( ヤン・ギョンウォン )が、刺されて倒れた。
その後、ハンソクが銃を出してプラザの皆が危機に陥った時、到着したヴィンチェンツォは、ハンソクの脚を数カ所撃って動けなくした。
チョルウクから、生まれてくる子供のゴッドファーザーになってほしい、ハンソクを警察に渡さず直接処理してほしいと頼まれたヴィンチェンツォは「約束する。 」と手をしっかりと握って答えた。
その後、車から救急箱を持ってきたパク・ソクド( キム・ヨンウン )は「僕は元看護師だ ! 白衣の天使だったんだ ! 」と叫び、応急処置を始めた。
そんな中、パトカーのサイレンが近づいてくると、ヴィンチェンツォは、仕方なくチョルウクの手を外し、意識不明のハンソクと共に現場を去った。
ハンソク( テギョン )の死
廃屋に運んだハンソクを拷問装置に縛り付けたヴィンチェンツォは、居場所を見つけた方法を尋ねる彼に「お前の弟のおかげだ。 」と答えた。
そして、ハンソクの時計の全てに追跡装置を仕込んで自分の携帯で追跡できるようにしておいたという、ハンソから聞いた話を教えた。
その後、ドリルを不思議そうに見ているハンソクに「ロシアのマフィアから教わった" 贖罪の槍 "だ。 5分ごとに5ミリずつ贖罪の槍が胸を突き刺す。 体が軽くなるほど血が抜けて、想像を絶する痛みを感じるだろう。 」と説明した。
すると全財産を与えると嘆願するハンソクを無視して自動装置をスタートさせると「弟に会ったら謝罪しろ ! 」と冷ややかに言い、時計をとって現場を去った。
その後、空港付近の空き地でギソクとヨンウンに会い、30分だけ有効の偽造パスポートを受け取った。
そんな中、病院服のままでチャヨン( チョン・ヨビン )が到着すると、短く別れの抱擁を交わした。
その後ハンソクは一晩中拷問を受け、翌日カラスの餌になるという悲惨な最期を迎えた。
( 古くは神の使者、現在は”不吉・死・墓場の象徴”の烏が!)
それから一ヶ月後、ニュースでハンソクとミョンヒの拉致事件について、容疑者も被害者もが行方不明のままであると報道される中、チャヨンはぶどう園を訪れた。
そして、" ヴィンチェンツォ・カサノ1+1 "の木の前の土を踏み「安物のワインを作ってあげる。 」と笑った。
( ミョンヒとハンソクはこのぶどう畑の肥やし?...になったようですね。 )
一年後のカサノファミリー
一年後、土地の違法投機で逮捕されたパク・スンジュン( イ・ギョンヨン )議員は落選し、バベルグループは会社再生法を適用され混乱状態。
カサノ・クムガファミリーはクムガプラザを守るべく、再開発を決定した新大統領候補キム・ソグ( ユ・テウン )と戦っている。
ギロチンファイル効果で昇進したアン・ギソクは対外安保情報院の局長となり、部下になったチェ・ヨンウン( チェ・ヨンジュン )とヴィンチェンツォを見つけることを決意。
プラザでは、ソクドの迅速な応急処置で命を救われたチョルウクが子供とヨンジンと一緒に幸せに質屋を経営し、僧侶たちは暖薬寺( ナニャクサ )をプロポーズ祈願寺に変貌させて人気スポットに!
織姫と彦星
この日、シングァン銀行ファン会長殺害事件の再審で勝利し、ヴィンチェンツォの母オ・ギョンジャ( ユン・ボクイン )の濡れ衣を晴らすことに成功したチャヨンは、上機嫌で公園へ...。
そこで、ヴィンチェンツォから「烏鵲橋※( オジャッキョ )だ。 七夕に現れる。 彦星みたいに帰ってくる。 」と言われたことを思い出し...、
さらに事務所に戻ると、ヴィンチェンツォ( ソン・ジュンギ )から送られてきた絵はがきを飾ったボードを見て、寂しさを募らせるチャヨン。
そんな中、ジュソンから" 韓国・イタリア就航記念美術展 "の招待券をもらい行くことに...。
( 注 ! 絵葉書にはマルタ島と書かれてましたが全然違います(笑!) 写真はシチリア島のタオルミーナのもの。 )
※烏鵲橋( オジャッキョ ):韓国では陰暦7月7日が七夕で、陽暦なら梅雨が明けた季節。七夕には彦星と織姫が鵲(カササギ)と烏(カラス)が集まってできた橋、烏鵲橋の上で1年に1回出会うと言われている。
再会と別れ
イタリア使節団に混ざって韓国に戻ってきたヴィンチェンツォは、絵を鑑賞していたチャヨンに近づいて「絵と戦争は離れてみるべきだ。 」と声をかけた。
そして、使節団と共に明日帰るが、かわりに島に招待するとチャヨンに話した。
その後、二人っきりになるとチャヨンの家の地下倉庫に金を保管してくれたことを感謝した。
その後、ヴィンチェンツォはボスになったこと、マルタ近くの無人島を買い、カサノ・ファミリーと島暮らしをしていることを伝え、再度チャヨンを誘った。
「戦いに疲れた人が休めたり大切な人を隠したり傷や癒やしたりできるヒーリングの場所だ。 君の部屋もある」...と。
すると「会いたかった...。 」と言うチャヨンに「ボクも ! 島でずっと君に事を考えてた。 」と告白し、信じられないと笑って歩き出したチャヨンを引き寄せてキスをした。
そして「信じてくれる ? 悪党は、とにかくしぶとい。 愛することさえも...。 」と覗き込むヴィンチェンツォに、チャヨンもキスを。
こうして心を確認したあと、ヴィンチェンツォはチャヨンから離れて歩きだした。
「 悪党も、平和な世界を切望している。 だがそれは無理なので、ゴミを取り除く。 そうしなければゴミに埋もれて死ぬからだ。 ”悪は善より偉大なり"」と念じながら...!!
韓国ドラマ ヴィンチェンツォ 最終回20話 感想ネタバレ 視聴率14.6%
結末についての感想
毎話劇的なエンディングで続きが楽しみなドラマでしたが、最終回は、悪党が成敗されてハッピーエンドという予想通りの結末となりました。
一年後、幸せで平和な生活を手に入れたクムガプラザの入居者たちと弁護士としてバリバリと働いているチャヨンが、未だにカサノファミリーとして活動している姿が楽しかったです。
金塊がチャヨンの家の地下室に隠されているシーンも予想外で笑えました。しかし、一つ大きな疑問が!
金塊を運んだ人以外の他のクムガプラザの住民は、金の延べ棒を手に入れたのでしょうか?それとも知らないままなのでしょうか?
もしそうだとしたら、ヴィンチェンツォが島を購入していることを考えるとかなりな裏切り…そんな感じもします。
そして、使節団に紛れて一時帰国したヴィンチェンツォとチャヨンが再会するシーンでは、思わず『 愛の不時着 』のエンディングを思い出しました。
残念だったのは、ハンソクからのマインドコントロールから抜けて自分の足で歩み始めていたハンソが、本当に兄と思えるヴィンチェンツォに出会ってこれからという時に死んでしまったことでした。
それでも、実はバカではなくハンソクの時計に追跡装置を付けるというスマートな男だということを証明し、ヴィンチェンツォとチャヨンを救って逝くという立派な最期でした。
最後の最後でヴィンチェンツォが残した言葉は、暖薬寺(ナニャクサ)の住職に『仏になれないが多聞天のように悪鬼を連れて人々のために戦いなさい。 』と助言されて悩んだ結果、彼が出した結論のようですね。
2日前、俺は3人のルチアーノ家のメンバーをブドウ園の肥料とし、マルタのオリーブ農園を引き継いた。俺は悪役であり、正義に関心はない。正義は弱くて空虚です。正義だけでは悪役に勝つことはできない。もし容赦ない正義が存在するならば、それに屈服するだろう。悪党も、平和な世界を切望している。だがそれは無理なので、新しい趣味を始めた。ゴミを取り除くこと。そうしなければゴミに埋もれて死ぬことになる。悪党として最後に言いたいことがある。”悪は善より偉大なり”
出演者 テギョン チョン・ヨビン ソン・ジュンギ ...について
メインキャスト全員、素晴らしい印象的な演技を見せてくれたのですが、助演陣がさらに良かったです。
『宮廷女官チャングムの誓い』のチャン・ドク役(チャングムが医女になるのを助けた)で有名な ベテラン女優キム・ヨジンがミョンヒの邪悪さを本当に憎たらしく見事に演じてくれました。
そして、序盤は狂気の会長・後半は可愛らしい弟を演じたクァク・ドンヨンも最高でした。これからも注目していきたい魅力的な俳優さんです。
ドラマ全体についての感想
”悪は悪で処断する”というテーマ通りの内容が展開し、最後は”悪は善より偉大なり”と強烈な独白で終わるというブラックジョークが効いた痛快なドラマでした。
『ヴィンチェンツォ』は、最初から結末がかなりはっきりしていたので、目的地そのものよりもそこに至るまでの過程の方が楽しい旅のようなドラマだと思います。
他所の国へ行けば、その国のジョークが笑えなかったり、言葉が理解できなかったりするもの、それでも新しい発見や予想外の展開がネガティブさを忘れさせてくれて楽しい...そんな感じです。
演技者も音楽映像も素晴らしいけれど、時々不可解な点があるのは、脚本が弱いからかもしれません。
しかし、話が進行すればするほどスピード感もジョークも面白くなってきたし、腐敗社会や人の内面を説教することなくメッセージという形で伝えていて楽しめるドラマだと思います。
ソン・ジュンギが一皮抜けた演技を見せる『ヴィンチェンツォ』、悪を悪が裁くという異色の痛快ドラマを楽しみたい方にオススメです。
初回のお話は ⇒ ヴィンチェンツォ 1話2話 あらすじ 感想ネタバレ
前回のお話は ⇒ ヴィンチェンツォ 19話 あらすじ 感想ネタバレ