韓国ドラマ トゥーカップス 12話 あらすじ 感想 後半
ドンタクに憑依して捜査を始めるスチャン( キム・ソノ )
ドンタクに憑依したスチャンに開放されたミンソクは、その足でヨンパルのクラブへ向かい釈放を祝った。
スチャンから指示されていたヨンパルは、酒を注ぎながらドンタクが汚い刑事だとミンソクに吹き込んだ。
そうしてスチャンは泥酔したミンソクを車に運び、人気のない通りまで運んだ。
その後暫くして目を覚ましミンソクは、車内に一人でいる自分に驚き、さらに車の先に血まみれの男が倒れているのを発見して驚愕した。
その死体を演じているのはヨンパルの仲間で、スチャンとヨンパルは少し離れた所からミンソクを観察していた。
そんな中、取引について話したいとスチャンが電話をかけると、ミンソクは「 助けがいる。今すぐに来い!」と叫んだ。
そうしてスチャンは、ミンソクと一緒に男性の体を道路から草の方へ引っ張って運び、車を破棄する手助けをすると申し出た。
だがミンソクはその手に乗らず、自分でやると車に乗った。
これに慌てたドンタクに憑依したスチャンは、ヨンパルに何発か殴らせて口の端についた血を見てドンタクの身体から出ると、ミンソクの車に侵入した。
走り去る前にミンソクは、この事故のCCTV映像を削除するようにとドンタクに命じていた。
その時「 他の愚か者のように心がわりするなよ 」と言い残す彼に、ドンタクは意味が分からず困惑した。
追いかけもせずけミンソクを見送るドンタクを不思議がるヨンパルに「 痕跡を残さない追跡者がいるから 」とドンタクは答え、スチャンを見送った。
そうしてミンソクの車に同乗して遠く離れた駐車場で降りたスチャン( キム・ソノ )は、ヘッドライトが壊れ、ガラスに血痕が残っているひき逃げの車両を予想通りそこで発見した。
*
そうしてドンタクが車を証拠として確保したが、ミンソクの弁護士は、令状なしで得た車は証拠として認められないと主張した。
これを聞いたスチャンは計画がうまくいかなかったことに動揺したが、ドンタクはこの問題を解決してスチャンが自分の身体に戻れる方法を見つけると約束した。
そして” CCTVの映像を削除することを他の愚か者のように心変わりするな! ”と言ったミンソクの奇妙なコメントについて考えていた。
誰かが証拠を改ざんしたのだろうか…と考えながらドンタクは署に戻った。
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その頃タク検事長も、この事件の証拠を改ざんした人物は強力2班の中の一人だと推測し「 ドンタクを誘惑しようと思えば、お金や名誉ではなく同情だな」とマ署長に話した。
その時父親の声を廊下で聞いたジェヒは、挨拶をしようとした。
だがその時父親が、かって息子のために証拠を破棄するように刑事に依頼したことがあると話すのを聞いてその場に立ち竦んだ。
そんな話を打ち明ける理由を尋ねるマ署長に、タク検事長は「 君はノ局長とは違うからだ。それからチャ・ドンタクは同情の前に降参するだろう。」と予測した。
父親に声を掛けず事務所に戻ったジェヒは、ドンタクとスチャンのファイルを引きだし、父親がドンタクを邪魔に思う理由に疑惑を抱いた。
*
ついにパク刑事が強力班に真実を打ち明けた。
ミンソクの事故のCCTV映像を削除したと告白し、チーム全員を唖然とさせた。
怒って理由を問いつめるドンタクに、パク刑事は静かに謝罪した後、ただミンソクを信じたと答え彼を逮捕するためにもマ署長に真実を告げると言った。
イ刑事が解雇されると彼を止め、ユ班長とドンタクに向かって許してやろうと叫んだ。
これにドンタクは机を叩き、パク刑事に署長の元へ行くように告げた。
ドンタクは殺人者を自由にした刑事を許す事はできないと叫び、最悪の刑事は証拠を改ざんする者だとはっきりと言い放った。
そうしてパク刑事がマ署長に告白に来た後、マ署長は直ちにタク検事長に連絡をした。
「 私はチャ・ドンタクを軽く見過ぎていたようだ 」とタク検事長は苦々しく呟いた。
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その後スチャンと二人になったドンタクは、この事を知っていて事件解決に必死になっていたのかとどうかと尋ねた。
スチャンは、状況を必死で是正しようとしていたパク刑事の姿を見て助けたかったのだ、とドンタクに打ち明けた。
解雇された後、明るく机を整理するパク刑事を残りのチームメンバーは涙をこらえて見守っていた。
そうして出てきたパク刑事は、玄関でドンタクとすれ違ったが、何も言わずに警察署を後にした。
その後ドンタクが他の方法を思いつかなかったとユ班長に謝罪すると、彼は自分も同じことをしたと答えた。
このことで残りの人生を一生苦しむことになるだろうと胸を叩いた後「 私は何とかなるが、イ刑事には慰めが必要だ 」とユ班長は付け加えた。
だが残念なことに、パク刑事の決死の告白でさえミンソクがその女性を殺したことを証明するには不十分だった。
それに強力2班のメンバーが腐っていた中、NCIから電話が入った。
パク刑事が最初に一人で事故現場で発見し分析に送っていたヘッドライトの破片に付着した血痕と犠牲者の血のDNAが一致したとの連絡だった。
そうして遂に、ミンソクの殺人を証明する証拠を得たイ・ホテ( オ・ユシク )とドンタクは( チョ・ジョンソク )、逃げようとしていたミンスクを駐車場で捕まえた。
その後ミンスクの襟元を掴み殴ろうとするイ刑事を「 ホテ、殴る価値もない 」とドンタクは手首を掴んで止めると、ミンソクに手錠を掛けた。
その時、背後にいる人物を尋ねられたミンソクは、ノ・ヨンマン局長が世話をしてくれたとあっさりと白状した。
それが終わりかとさらに尋ねるドンタクに「 16年前交通事故を起こした父親を捕まえた人物がいるんだ 」とタク検事長の名前を挙げ驚愕させた。
*
息子を逮捕されたチェ会長は、怒りの電話をタク検事長に掛けてきた。
もし息子が起訴されるような事態になれば、ジェヒとタク検事長は無事ではいられないと脅迫した。
その上さらに「 あなたのために死亡した刑事の家族は、真実を知っているのか 」と問いかけタク検事長を刺激した。
これにタク検事長は、もしミンソクが殺人容疑で有罪なったら再びあの時と同様のことができると告げた。するとチョ会長は別のチャンスを与えようと笑った。
*
ルームメイトのダジョンと出かけていたジアン( ヘリ )は、ドンタクと喧嘩でもしたのか尋ねられて「 もし彼が時々誰かに憑依されていると言ったらどうする?」と尋ね返した。
ダジョンは、恐ろしくて紛らわしいことだが当人に同情すると答えた。
それは当人たちにとってもっと嫌なことだろうから、待って上げたりサポートしてあげたらいいと思うと話した。
その後、警察の制服を着たテディベアの見つけたダジョンはそれを買い与えて病院へ行き、ジアンはそれを腕に抱えて一人で帰宅した。
そして家の前でドンタクに会った。
「 これを返しに来た 」とドンタクがフォルダを返と、ジアンは「 チャ刑事さん?」と確認した。
「 僕だ。チャ・ドンタク 」と聞くとジアンは会えて嬉しいと言った。
ジアンは、まだ混乱しているけれど少しづつ再び彼に会いたいと考えていると続け、怖がったり逃げたりはもうしないと約束した。
これにドンタクは深い溜め息を着いた後、ジアンを抱きしめた。
その後、フォルダを開けたジアンは、父親の事件だが解決するのを助けて欲しいとドンタクに頼んだ。
だがファルダの最初のページに書かれた父親の名前を見たドンタクは、愕然とした。
彼が16年前にスチャン( キム・ソノ )の事故を調べている間に自殺した刑事だったからだ。
「 ソン記者の父さんは、ソン・ジソクですか?」と信じられない思いでドンタクはジアンを見つめた。
*
その頃、警察署の待機室にいたスチャンさんは、ジアンのフォルダから落ちた写真をロッカーの下に見つけていた。
その写真の中の男の顔を、衝撃を受けながらスチャンは凝視した。
「 ソンの父さんは、僕の父の無実の証拠を握りつぶした汚職刑事だったのか?!」
次回のお話は⇒トゥーカップス 13話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒トゥーカップス 11話 あらすじ 感想
韓国ドラマ トゥーカップス 12話 感想
ジアンのお父さんが汚職刑事のまま亡くなった事は新しい事実ではありませんが、ついにスチャンとドンタクが、ジアンの父だと知りました。
これで本当に3人が結びつくことになりましたが、もしかして孤児院へ行ったもう一人の子供はジアンでしょうか?
序盤のエピソードでジアンがアルバムを広げて見ているシーンがありましたが、16年前頃の年で終わっていたことを思い出しました。
それで悪行を隠して孤児院を支援をしていたジェヒとタク検事長と親しくなったのかも知れないですね。
父親の無実が証明されることと引き換えにタク親子の真実が暴かれ、ジアンが苦しむことになりそうです。
それにしてもドンタクとスチャンの共同捜査は快調ですね。
水と血で自由に身体に出たり入ったりして、時には一緒に時には分散して効率よく捜査をして、本当に”ツーカップス”となっている二人です。
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