韓国ドラマ 恋するパッケージツアー 最終回12話 あらすじ 後半
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出勤してきたマルに大多数の社員たちが無反応の中、「お土産を持ってきたぞ」 とにんまりとするマル( ジョン・ヨンファ )を連れて元の机へ連れて行く親友のナ・ビョンセ。
何も置かれていない机に呆然とするマルに、誰にもさせたくなくて自分が片付けたと白状するビョンセ。
そこへ部長室から課長と出てきてマルに、にっこりと微笑みかけるオ・イェビ( チェ・ソヨン )。
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テラスに出ると、まるで何事もなかったように「会えなくて寂しくなかった?」と話しかけるイェビに、マルは直ぐに訴訟について切り出した。
ファイルの存在を否定し会社に損害を与えないという同意書にサインすれば、解雇と訴訟から免れると話すイェビに「サインすれば真実が嘘になる」 と顔を曇らせるマル。
「悲しそうな顔しないで、私もあなたのために頑張ったのよ」 と腕に手をかけるイェビに、最初から新薬の治験を知っていてアフリカへ送付させた事をマルは指摘して腕を振り払った。
そして「会社側だと最初から言うべきだったんだ」 とイェビに冷たく言い放つと背を向けた。
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ナヒョンと和解したヨンソンは、旅行後ミヨンともう一度話し合うことに決めてレストランで再会した。
そして、ミヨンがナヒョンを抱きしめる姿に嬉し涙を溢れさせた。
ギョンジェとの愛を再確認したソランは、室長に恋人の存在を明らかにして交際をはっきりと断った。
ギョンジェの方は、先輩を訪れて投資の為に借りたお金への返済書にサインした。
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翌日、会社の審問会に呼ばれるマル。
だが休暇許可は無断欠勤扱いに、部長に渡されていたIDは盗まれた物と事実をすり替えられていた。
会社側の審問委員は、間違った情報を流して会社を中傷し利益を得ようとしているとしてマルを激しく糾弾し、アフリカへの薬品供給を裏付ける関連書類は一切存在しないと告げた。
その上関係者として審問会に出てきた部長は、アフリカへの供給を命令した覚えがないと証言し、課長もそんな命令は受けていないと認めた。
そして最後に薬品の輸送管理者として現れたイェビは、輸送はしていないと嘘を明言した。
その後コンテナ輸送についてヨンソンに問い合わせたマルは、送ったのは確かだが送付書類が全てなくなっていると聞かされてため息をついた。
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ナヒョンは、自分の目線で撮影した他のツアーメンバーの旅行光景を短い映像にして其々の元へ送った。
旅行中に電話ばかりしていたギョンジェと彼を待ちながら不満そうにしているソラン。
ガミガミと大声で文句を言っているガブスに生気のないボクジェ。そしてマルの元へも!
その映像は、マルが訴訟を取り下げる代わりに不正行為同意書への提出を求められていた時に彼の元に届いていた。
その中で何度も課長と電話したりバスの中でパソコンに向かったりする自分をみたマル( ジョン・ヨンファ )は、ペンを投げつけサインを迫っていた審問委員の前ですくっと立ち上がった。
そして、行方の分からない送付書類と供給品データを保存してあるUSBメモリ( データ通信端末 )が入った弾丸型ケースをポケットから出して机の上に置いた。
「これが全てです。とことんやりましょう!」
そう宣言して審問委員会から出たその足で、マルは課長のデスクへ向かった。
「会社の奴隷を永遠に続けてください」
と吐き捨てるように言ったマルは、社員証を机に叩きつけて会社と決別した。
そして” 元気か?シャンソンバーで一晩中君とお喋りしているできたらいいのに ” と思いながらオフィスから退出した。
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その頃、シャンソンバーにいたソソの元へもナヒョンの映像は同様に届いていた。
懐かしそうに見たソソは、その後社長に休暇を願い出て旅立った。
そして一方のマルは、課長へ小包を送りアフリカへと発った。
” 言えなかった事を贈り物で伝えます ” と言うメモと犬鳥( ケセ/犬野郎のように聞こえる )のフィギュアを受け取った課長は、怒リに震えた。
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一人旅に出たソソ( イ・ヨニ )は、いつもはガイドとして周る場所モン・サン・ミッシェルやドーヴィルの街を歩いたり、自転車に乗ったりと気ままに新鮮な気持ちで楽しんでいた。
そしてオーヴェル教会に入り願いが叶うと言い伝えのある記帳を開いたソソは、ツアー客が思い思いに記した願いを読んだ後、最後にマルが書いたページを見て笑った。
そして記帳途中で電話が入り”家に帰る”と書きっぱなしにされた文字を”帰りたい”に変えて聖堂を後にした。
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その日、帰国後久しぶりにガブス( チョン・ギュス )のガーデンレストランにツアーメンバーは集合していた。
自分の失敗談を書いた本がベストセラーとなり売れっ子作家となっているギョンジェを皆で祝福し、その後アフリカに行ったまま3ヶ月になるマルについて話した。
そうして唯一コンタクトのあるヨンソンは、アフリカに向かう前日に彼と飲みに行き話したこと教えた。
「僕は何も悪くない。会社が悪いと思っていたが、よくよく考えると僕は共犯者だ。会社も僕もこの不正に対して責任がある。訴訟問題とは別に謝罪すべきだ」
と主張するマルに唖然としたが、彼らしいと思ったとヨンソンは言う。
「副作用があるかどうか調べて、もしあれば治療を提案する。さらに薬の在庫を持ち帰る」
” 証拠と謝罪 ” の一石二鳥の計画にマルが目を輝かせていたと、ヨンソンは話した。
そして直行便は高額のため行きはイギリス経由、帰りはフランス経由の飛行機を予約していたと教えた。
” フランス ”と言う言葉にソソを思いだした一同は、其々ソソに思いを馳せた。
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その頃フランス旅行を終えたソソ( イ・ヨニ )は、” ポイントゼロ ”を踏んだ後空港ヘ向かっていた。
マルも帰国途中でパリにストップオーバーしていたが、その時の二人は残念ながらすれ違ったまま。
その後空港の待合席で、ソソは一時帰国しているとススに連絡を入れた。
そして電話を取り「気をつけて帰ってきなさい」 と言う母に「子供じゃないわ」 と言いながらも、ソソは謝罪した。
フランスに来て今まで買ったことのない毛布を初めて買った時、会いたくなっていた事を打ち明けて涙を流した。
その頃マルも空港に到着していたが、又も気づかずにすれ違いになる二人…。
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搭乗時間が近づきゲートに移動していたソソは、途中の窓に垂れ下がったモン・サンミッシェルの広告、ミカエル大天使の前に引き寄せられるように進んだ。
遅れて、同じように広告に見入るマル。
ふと横を見たソソは、信じられない思いでマルの横顔を眺めた。
視線を感じたマルが振り返り瞳を見つめてにっこりと笑うと、微笑み返すソソ。
そうしてミカエル大天使の足元で再会をする二人♥。
了
韓国ドラマ 恋するパッケージツアー 最終回12話 感想
本当にパリの観光要所が網羅してあり、見ている内に行った気になる楽しいドラマでした。
最初は、ロマンス中心のドタバタラブコメかなと思ってましたがそうではないコンパクトにまとまった秀作でした。
毎回ストーリーテラーが変わり、6人のメンバーが抱える問題を通してドラマが重厚で変化に飛んだ内容になった、 涙あり笑いありのラブコメでした。
巡っている私ですが、映像が素晴らしかった世界遺産モン・サンミッシェルには是非行きたいと思いました。
アイドルでありながら貞操帯まで付けたヨンファ君、マル役を完璧にこなし、”俺のこと好きでしょ”以来の代表作になったのではないでしょうか。
くるくるっとした大きな目を輝かしてアフリカに行くマル君が頼もしくて格好いい。 そんな中で空港でソソと再会する結末は素敵でした。
ヨ二ちゃんも有能なガイドを上手く演じてくれました。
ソン・イエジンさんと共通する、ヨニちゃんのふわりとした雰囲気と安定した演技で、面白く説得力のあるドラマにしてくれたなと思います。
是非次期作もみたいです。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
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