スーツ 韓国ドラマ 8話 あらすじ 感想 後半
ダハムの日記帳
ダハムは引き出しから日記帳を取り出すと、それをカン代表の元へ持参した。
そして「あの卑劣な男がチェ弁護士さんを壊してしまうのを見逃すわけにはいかない」と座った。
「検察官当時のコ弁護士さんは、仕事ぶりは素晴らしかったですが、今より純粋でした。そして若い検事の間で人気のあったオ検事を尊敬していたし、正義の男として見たかったのだと思います。」
そう言ってダハムは、書類封筒をカン代表に渡し「私はオ地区検事長が証拠を偽造していることに知っていて、一度は目撃もしているんです」と告白した。
「雨の日に傘を取りに戻った時に、自分のオフィスからでて来るオ検事長と出くわした後、チェ弁護士のUSBがすり替えられていることに気づきました。それは、以後彼が証拠の偽造をする度に私が詳細を記録した日記帳です。」と説明した。
そして「オ地区検事長は、全てを否定しチェ弁護士に汚名を着せようとしているのです。それは違うんじゃありませんか?だからもしチェ弁護士さんが私を罰したとしても気にしないので代表に決心してもらいたいんです」 と訴えた。
「そうね。それは違うわ。心配しないで。私がなんとかしてみるから」
*
ビョンソクと対面するカン代表
その後中華レストランでオ地区幹事長と会ったカン代表は「アン検事に容疑の全てを否定したことを聞いたわ。そして自分の子供のせいにしたのね」と言いながらダハムの日記帳のコピーを差し出した。
「ここから検事局までは30分かかる。もしあなたから間違ったことを全て受け入れて辞めるというメッセージを受け取らなければ、私は特別調査チームにこの資料を与えます。」と脅した。
「証拠にはならない」と返事をする彼に「当事者にしか分からない詳細が書かれているのに?」と薄笑いを浮かべた。
「何でもしたらいいわ。でももしあなたがチェ弁護士を自分の子供だと呼べば、私はこの証拠をメディア、又は青瓦台 (ブルーハウス 大統領官邸) に送ります。どこにでも送ってやるわよ!!」 と言い放った。
その夜、ガンソクのオフィスに現れたカン代表は、事件ファイルを読み続けているガンソクに、証言する必要はないと伝えた。
「アン検事が言ったことと違うな…」
「最初は、全てをあなたのせいにしたかったみたいだが、心を変えたのよ」
「先輩がそうさせたんだな。何をしたんだ?」
「こんな良い弁護士を外した上に、今は疑っているととでも言いたいの?これでも、オ・ビョンシクとチェ・ガンソクの2人を満足させるくらいの価値を持っている弁護士よ。」
そして「あなたは一人じゃないことを知っておいて。コ・ヨヌを採用して人を選ぶ能力も証明された」と付け加えた。
これに立ち上がったガンソクは、確信がなかったから証言を拒んだと打ち明けた。
本当にビョンシクが証拠を偽造している事実を知らなかったのか、知っていたのに悪者を刑務所に入れるために見過ごしたのかわからなくなっていた。
見たいものだけを見ていたのではないかと疑って、確信が持てなかったと告白した。
これにカン代表は「終了よ!聞かなかった事にするから資料を片付けて頭の中からビョンウクを削除して」とガンソクに指示した。
その後ガンソクのオフィスを出たカン代表は、ダハムと視線を交わして去った。そしてダハムは窓から外を眺めているガンソクを見つめた。
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資料室でコピーをしていヨヌの元に行き、”待機”が終わったことを告げ喜ばせるガンソク。
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シム代表を会議室に呼んだカン代表は、会計事務所の顧問を辞退すると宣告した。
その後を続けたガンソクは、13の企業がペーパーカンパニーを通して横領したお金の返却請求を望んでいると告げ、その会社リストの一番上に我々がいるので弁護はできないことを説明した。
「何を言ってるの?何かの冗談かしら?」と笑みを浮かべるシム代表に、ヨヌはペーパー会社を使っての横領システムを説明し、127の会社リスト全てをテーブルの上に出した。
そしてしらばっくれるシム代表に、これらの会社が全て代表自身といとこや友人、夫の名義になっていると話した。
これに立ち上がったシム代表がヨヌを攻撃しようとするのを見たカン代表は「以前は研修生でしたが、現在彼は我々のアソシエイトのコ弁護士です。」と遮って、ヨヌを喜ばせた。
カン代表は、全て合法だと主張するシム代表に「もう止めた方がいいわよ。あなたがしたことはわかっているんだから。私腹を肥やしていたのよね?」と尋ねた。
そして解雇されたパン元常務を中に入れ「この事件の外部コンサルタントだ。」 と紹介した。
「彼が数字の天才であることご存知ですよね?ナムヨンの財務書から信じられないような数字を発見してくれましたよ」とヨヌが告げ「簡単な計算でした。大学の学位なんか要りませんよ。」 とパン元常務が付け加えた。
そして最後にカン代表は「私からあなたにいくつかのアドバイスをしましょう。ここを出て何か愚かなことをする前に、全てを告白して下さい。そもなければ、5年間は刑務所で子供たちに面会するようになるでしょう」 と釘を指した。
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その後ロビーで、守るという約束を果たせなかったことを謝罪するヨヌに、パン元常務は「 いいえ、シム代表のあの顔を見たので満足しています。あなたがしてくれた事を忘れませんよ」と答えた。
そして「アドバイスを与える立場にはいませんが、あなたが何か間違っていたら今すぐ直すべきです。今が無理なら、いつかできる時に…」と話して、その場を去った。
そして振り返ったヨヌは、グンシクに対峙した。
「仕事に戻ったみたいだが、偶然に解明した事を誇りに思っているのか?」と尋ねる彼に、ヨヌは「大きな事故だった。ですが我々の戦闘員は何をしたんでしょう?」と問い返した。
「お前は、あの常務に同情していた。天才同士だからか?お前は柔らかい人格で、我々とは異なるスタート地点を持っている。お前のような天才なら有名になるはずだが、誰も知らないのはなぜだ?詐欺師か?なぜガンソクはお前を仲間に選んだ?この結果を予測していたのか?」
そう言って去るグンソクに、ヨヌは満足そうに笑みを浮かべた。
*
その夜、ガンソクが自分を選んだ理由を知りたくて、彼の自宅に向かうヨヌ。
「 なぜ僕を選んだのですか?」
「またそれか?」
「今度は違います。チェ弁護士さんがあなたがなぜ私を仲間として選んだのかと疑っているのですが、彼の意見も一理あると思ったんです。」
「私が選んだのではない。お前が自分の場所を選び、どんなタイプの弁護士になるか人になるか自分のカードを投げているんだ。重要なのは依頼者ではないということだ。」
「自分が誰であるかですね。もう依頼人に感情を出さない事に決めました。」
「良いことだ。」
その後ヨヌは「あなたが間違っていることを知らずにした間違いは、これではないでしょうか?」とヨヌは事件ファイルを一つ渡した。
12年前、オ検事が担当しガンソクは副検事だった殺人事件だ。
ヨヌは、ガンソクの全ての事件ファイルを読んだが、他には妙な事件はなかった、と報告して、オ検事の証拠リストをチェックして見つけた手紙を差し出した。
それは犠牲者のキム・ミジュが告発者に送ったラブレターだった。
ガンソクは「事件当時、薬の運び屋だった彼がミジュと付き合っていたと主張したが、携帯電話もハードディスクもなく証拠は発見されず、嘘だと思っていた。最後の事件と同じ様に証拠が隠滅されていたのか…」と頭を抱えた。
チャン・ソクホォンの事件は、ガンソクがオ検事長と一緒に起訴した最初の事件で、当時彼はわずか20歳。
15年の刑が執行され、後3年以上刑が残っていた。
スーツ SUITS 9話 あらすじ 感想 へ続く…。
前回のお話は⇒ スーツSUITS 7話 あらすじ 感想
キャスト 放送情報は⇒ [ スーツ SUITS キャスト 登場人物 視聴率 ] へどうぞ。
スーツ 韓国ドラマ 8話 感想
学歴詐欺で始まった事件が、横領事件へと発展しました。
ヨヌが見事にからくりを解明し、法律事務所の損失を明らかにし、その上解雇の危険から自分を救いました。
そして結局最後は、カン代表だけではなく、皮肉にもグンシクからも天才的頭脳を認められましたね。
研修生から正式なアソシエイトに昇格し、8話ではヨヌの(可愛いい)得意そうな顔が又見えました。
ガンソクの方は、証言する、しないでジレンマでしたが、カン代表とダハムの活躍で救われました。
ジナも感謝されるだけでいいという健気な気持ちでヨヌを助けています。
次回はダハムが証拠リストを作っていた事がばれるようですが、ガンソクの処分はどうなるでしょうか?
そして事件の方は、冤罪事件。
最後の事件だったひき逃げと同じ様に、真犯人は有力者とか政治家の息子なのでしょうか?
次回が楽しみですね。