韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 6話 あらすじ 感想 後半
イ・ヨンジュン(パク・ソジュン)とキム・ミソ(パク・ミニョン)のデート続
市内バス旅行の後、ミソは過去家族で良く行っていたコッテギ(豚皮)レストランへヨンジュンを連れて行った。
「無理ならお帰りになっても結構ですよ」
「キム秘書が行く所なら、どこでも行く。言っただろ?今日は僕が合わせるって!」とヨンジュンはさっさと小さな店内へ入った。
ミソは直ぐに二人分の注文をしてテーブルについた。
そして慣れない小さない丸テーブルに肘を付く場所がなかったり、足をぶつけるヨンジュンに、少し笑った。
ミソは借金のために牛肉レストランへは行けなかったから、家族で食べる時はここが定番だったと話した。
父親の職業を聞くヨンジュンに、ロックバンドのギタリストだったが詐欺にあって楽器店の経営に失敗し借金を抱えた、と話し始めた。
その後姉の学費のために建築現場で働いて負傷し、高利貸しから借金したために借金が増えたという。
全て父親が自分に合わないことを無理して始めたからそうなったが、今彼は好きなことをしているし姉たちも夢を実現し、良かったとミソは話し終えた。
「家族を恨んだことはないのか?」
「いいえ、わざとじゃなかったんですから…」
「犠牲は良いことで貴重なものだと言われているが、それは真実ではない。犠牲になることで自身を失うんだ。どんな状況でも最も重要なのは自分自身だ。だからどんな瞬間でも一番大切で最優先する人は自分だと言うことを忘れるな。」
これに少し笑ったミソは「9年の歳月って本当に長いですね。副会長の自己愛的発言に慰められるんですから…」としみじみと答えた。
「自己愛的ってどういう意味だ?失礼だぞ」
「食べてくださいよ~」
と急にミソの手からトングとハサミを取ったヨンジュンは「キム秘書は休みだ。今日は僕が合わせると言ったのでこれも僕が…」とミソの代わりに豚皮を切った。
*
その後ヨンジュンは、通りでUFOキャッチャーを始めたミソを傍で見守った。
だがぬいぐるみをキャッチできないミソを退けて「見ているとイライラする。観察している間にコツを理解した。角度とタイミングで取るんだ!」とポーズしたが、失敗した。
その後、ヨンジュンはマシンの正面に陣取ってぬいぐるみを取ることに真剣に挑んだが失敗し、何度やっても失敗だった。(笑!)
最後にもう一度試してみると言って失敗した後「このマシンの値段はいくらだ?」と財布を出すヨンジュンに「副会長、行きましょう。」とミソは引っ張って歩き始めた。
その後自宅前で「明日は仕事にくるだろ?」と真剣な顔で尋ねるヨンジュンに、ミソは「もちろんです。明日から副会長の人生に合わせた生活に戻るつもりです」とミソは答えた。
「では、明日会おう。」
車まで戻ったヨンジュンは、乗る前にもう一度ミソを見て微笑み、ミソもそんな彼に微笑み返した。
*
翌朝、1994年の誘拐事件を調べたパク記者からの連絡を受け、ユミョングループの当時4年生だった息子が、再開発地区で4日間誘拐されていたことを知ったミソは、驚愕した。
そして”賢いので飛び級して兄と同じ4年生に入ったが幸せではなかった”と遊園地デートでヨンジュから聞いた話しを思い出して、出勤途中に出くわした社長のユシク(カン・ギヨン)に誘拐事件について尋ねた。
だがユシクは「長年親しい友人だが、ヨンジュンは決して子供の頃の話しはしない。なぜこの事件を調査しているんだ?」
「良く覚えてないんですが、私も空き家に1日拘束されていたんです。その時、隣にはオッパがいたんですが、それが副会長だったかもしれないと思っているんです。」
「だが当時、ヨンジュンと彼の兄さん、どちらも4年生だった。その少年は名前を言わなかったのか?」
「聞きましたが、私は覚えていないんです」
「ではなぜヨンジュンだと思うんです?」
これに「ただの勘です」とヨンジュンのケーブルタイ恐怖症と足首の痕を思い出しながらとミソは答えた。
そして「直接訊いたらどうかな?」と提案するユシクに「今までそれについて話さないのには理由があると思っています。良いことでもないし、傷つける可能性があるので訊けないんです。」と答えた。
「でも過去の私のオッパが見つかって嬉しいんです。それからこの事は聞かなかったことにして下さいますか?」
「心配する必要なない。ヨンジュンが9年間何も言わなかったのには理由があるに違いないと僕も思うよ。」
*
ヨンジュンをオッパだと確信したミソは、壁ガラスからヨンジュンを眺め、秘書席で涙ぐんだ。
それに気づいたヨンジュンは、なぜ自分を見ているのか不思議に思いながら手を振って合図をした。これにすぐオフィスに入り机の方ヘ向かうミソ。
「お呼びでしょうか?」
「読まなければならない本が沢山あるんだが、余分な本を排除したい。助けてくれるか?いつできる?」
「いつでも結構です」
「今夜はどうだ?」
「大丈夫です」
「どうしてそんなに突然協力的になったんだ?」
「副会長が私をサポートして下さったので、私もできることをしたいと思っています。副会長、もう一度お会いできて嬉しいです。」
「僕もだ…。」
そうして微笑みあったあと、ミソはドアの所で振り返り再度笑みを浮かべて出て行った。
「昨日会って別れた。そして今日僕を見てあんなに嬉しいのか?それほど僕に今恋しているのか?」と笑顔を浮かべるヨンジュン。
*
一人で会議に行こうとするヨンジュンに近づいたミソ(パク・ミニョン)は、ネクタイを修正し「これまで気づけず申し訳ありません」と涙ぐんで謝罪した。
これに「何をだ?」とヨンジュンが尋ねると「...タイです」とミソはごまかした。
その後車中で、ヨンジュンは「キム秘書は一体どうしたんだ?どう考えても変だ。昨日より僕を3倍深く愛しているようだ。昨日それほど感動したのか?」
その時信号で止まった車の窓からUFOキャッチャーを見たヨンジュンは、これでぬいぐるみを獲得すれば、キム秘書からの愛が10倍になるかもしれない…と考え、車から降りゲームを始めた。
だが昨日と同じ散々な結果だった。
そしてそれを見ていた2人の子供は「ワぁ-へったくそー。いい加減に止めろよ。無職のおじさん!」 とヨンジュンをからかった。
「無職だと?」
「僕の母さんが、仕事に行かないおじさんは無職者だと言っていました。」
「僕が誰だか知らないようだが、お前たちが着ているもの内少なくともいくつから僕の会社の製品だ。僕はチョボル(御曹司)だ。」と答えた。
「静かにしろ。集中しなければならないから」と空のエネルギーを集めるかのように腕を上に上げた後ゲーム機に戻った。
そしてついに犬のぬいぐるみを獲得することに成功すると、ヨンジュンは子供たちとハイタッチをして喜んだ。
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その後会社に戻ったヨンジュンは、ミソの前に立ち意気揚々と「これは”覚えて犬(ケン)”だ!」 と渡した。
これに涙を浮かべ「覚えていなかったことを申し訳なく思っています。」 と言うミソに「感動しているのは分かるが、ただのぬいぐるみだろ?泣く必要はないじゃないか?」 と尋ねた。
そこへ、コーヒータイムだとジアが現れると「私が買いに出ます」とミソはその場から走り去った。
その後ヨンジョンは「涙を浮かべてたが…、それほど感動したのだろうか?」とミソの態度を不思議がった。
*
コーヒーを買って戻ってきたミソに、ジアはモルペウスが子供の頃に誘拐された話を教えた。
彼が有名になる前にブログに書いていた記事を誰かが発見したという話に驚愕するミソ。
その記事を読みながら記憶を辿ったミソは、幼い自分が5歳だが名前を決して忘れないと言うと、彼が名前をイ・ソン…と名乗ったことを思い出した。
その後誘拐事件について確かめるミソに、ヨンジュンは「そうだ。誘拐されたのは兄さんだ」と認めた。
「では、一つ質問しても宜しいでしょうか?副会長の足首の痕はどうやってできたのでしょうか?」
「なぜ突然そんなことを聞く?」
「副会長には忘れたいと思う記憶があると思っていました。そしてその痕を見て副会長なのだと…」
「この傷は...子供の時にできたものだ。それでだったのか?君が探していたオッパを僕だと思った?それで、あんな風に僕を見たのか?」
「誤解をして申し訳ありません...」
*
その後契約を終えて出てきたソンヨン( イ・テファン )に、遭遇するミソ( パク・ミニョン )。
「お元気でしたか?契約しに来たんです。昨日はいませんでしたね」
「有給を取ったんです」
「そうですか。電話するよりも見て話す方がいいと思って…。ヨンジュンと兄弟だと言わなかったことを謝罪したかった。ミソさん、なぜそんな風に見るのですか?何か起こったのですか?」
そうして二人でカフェに向かうと、ミソは当時一緒に誘拐されたことをソンヨンに告げた。
だがミソが覚えているかどうかを尋ねると、ソンヨンは誘拐のトラウマのために記憶が完璧ではないと答えた。
彼にどのくらい覚えているのかとミソが尋ねると、ソンヨンは「ヨンジュンとは子供の頃から仲は悪かった。」 とヨンジュンについて話し始めた。
「あいつは今と同様に自慢やだった。全てにおいて僕より良くできて、僕たちは常に比較されていた。そして4年生で飛び級したヨンジュンと同じクラスになったんだが、彼は賢い脳を使ってクラスの誰もを自分の味方に付けて僕を虐めたんだ」
これに、ミソは”兄の友達にいつもいいがかりを付けられて戦っていた。だが兄は更に酷かった。あいつはクズだ”と言っていたヨンジュンの話と違うと思いながら聞いていた。
ソンヨンは「ある日、ヨンジュンが再開発地域に連れて行って飲み物を買うと行ったっきり戻って来なかった。そして待っていた私は、誘拐されたんだ」 と信じがたい話をした。
*
その夜、自宅でタブレットを持ったヨンジュンは、何かを読もうとするが集中することができなかった。
帰宅途中の車中で、カフェでソンヨンと話しているミソを目撃して動揺していたからだった。
その時現れたミソ( パク・ミニョン )に、ヨンジュン( パク・ソジュン )は先に書斎に行くように指示を出した。
「それでは、改訂された日付順に本を整理しておきます」とミソは書斎へ向かった。
ヨンジュンの書斎の整理を始めたミソは、偶然に目にした自分の履歴書の写真に「まあ、なんて田舎者に見えるの!」 と嘆いた。
そして履歴を見て「なぜこんなこと書いたの?大学入試のスコアがトップ1%以内だと自慢したかったの?」 と恥ずかしがった後、他の志願者の履歴書をめくった。
そして素晴らしい経歴と学歴の高さに驚いて「なぜこの人達ではなく私を選んだの?」 と疑問を思わず口にした。
その時現れたヨンジュンは「なぜ僕がキム秘書を雇用したのか気になるか?」 と尋ねた。
そして「......はい。」 というミソに向かって何歩か近づいたヨンジュンは 「ミソだから…、君がキム・ミソだったから」と思いつめた目で告げた!!
次回のお話は⇒キム秘書がなぜそうか7話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒ キム秘書がなぜそうか 5話あらすじ 感想
キム秘書がなぜそうかの放送情報は⇒ キャスト登場人物視聴率
韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 6話 感想
”殆どキス”の時に飛んでいくミソの顔が笑えました。
でもその真相は以外にも誘拐からのトラウマとシリアスでした。
ミソにバレなくてよかたっと言ってましたが、隠す理由はなんでしょうね。
ミソとヤンチョル以外の車に乗らないのも、ケ-ブルタイも足首の痕も全て誘拐されたことを示している様に思いますが…
それにしてもミソが過去出会ったオッパはソンヨン、ヨンジュンどちらでしょう?
今の状況とは反対ですが、ミソの勘は当たっているような気がします。謎の解明が待ち遠しいいですね。
もしソンヨンが嘘をついている又は病気でそう思っているのだとしたら、誘拐された方のヨンジュンまで兄が誘拐されたと言う訳が不明です。
ですがもし脅迫目的の誘拐だったとしたら、強請られた両親が真相を知っているので、どちらかは比較的早くにわかる様な気がします。
二人の恋の行方と同様、過去の事件も気になりますね。