韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 5話 あらすじ 感想 前半
パク・ユシク(カン・ギヨン)に相談するイ・ヨンジュン(パク・ソジュン)
ヨンジュンと食事中だったユシクは、料理の中に石が入っていたにも関わらず、間違いは誰にでもあるとして寛大な態度を示すヨンジュンに驚いていた。
「幸せそうに見えるが、何かいいことでもあったのか?付き合い始めたとか?」
「何だって?」
「ラーメンを食べたと言ってた同期の友達のことだよ。その女性と付き合い始めたのか?」
「いや、未だだ…」
「未だ?もっと押さないと…。その男は女性との付き合い方を全く知らないみたいだな。オーナーのいとこの大学の友人について話しているんだが…。」
「いったい何だってそんなことを!?」
「いとこの大学の同期の話に何をそんなにムキになってるんだ?」ユシクは内心笑いながら尋ねた。
「親友だからさ」
「じゃあ、彼にすぐに告白しろと伝えてやれ。女性は長く待つことを嫌がるものだとな」
「本当か?」とハッとしたようにユシクを見たヨンジュンは、急にまた我に返って「…どうでもいいことについて話すのはもう止めて、食べようぜ!」と話を打ち切った。
「そうしよう。」とニタリとするユシク。
*
ユシクの助言について考えていたヨンジュンは「告白か…普通の人と普通の恋がしたいと言っていたから、普通の告白を望んでいるのか?だが特別な生涯を送ってきた僕には何が普通なの判らない。」と悩み、周りに尋ねて回った。
だが”普通の人が行くトレンディレストラン”に、ありとあらゆる内蔵料理のレストランを勧めるチョン部長とスパイシーな鳥足や豚足を推薦するソル・マウム(キム・イエウォン)秘書に辟易してオフィスに戻った。
途中ヤンチョルに会い、女性に人気のレストランがあるかどうか尋ねかけて「いや、君は知らないな。」とその場を去った。
ヤンチョルが「新沙洞のレイモンシェフと清潭洞のキム・ウンソクシェフのレストランが有名ですが…」と答えたのを聞かずに…。(笑!)
何の成果もないままオフィスに戻ったヨンジュンは ”平凡だけど特別でシンプルだけどゴージャスな愛の告白にピッタリの所” でネットで口コミ検索をした。
(厳しいサーチ条件!…笑)
その結果発見したレストランに「完璧だ~」と満面の笑みを浮かべた。
*
その後、午後の紅茶を運んできたミソに、ヨンジュンはUKグループ代表との6時ディナーミーティングを確認した後「8時はどうだ?一緒にワインでも飲もう?話があるんだ」と誘った。
「お話…ですか?では最近合併したイリュージョンホテルのラウンジを予約いたしましょう。視察も兼ねて…」
「いや、別の所に既に予約をしたから」
「えっ?ご自分でされたのですか?」
ヨンジュンから離れてオフィスを出たミソは、今日身につけている服を気にして、退勤後ヨンジュンとのワインデートにふさわしい服を買いに出かけた。
そして総レースの青いドレスを見て、それを試すことができるか店員に尋ねてサイズがないと言われて諦め、別のオレンジの花柄シフォンワンピースを選んで待ち合わせのMホテルへ向かった。
その途中、ソンヨンから電話を受けたミソは「Mホテルの近くにいるんだ。ちょっと会えるかな?提案に答えようと思うんだけど。今会えないなら心変わりするかも…」と言われて仕方なくOKした。
*
レストランで、告白のリハーサルをするイ・ヨンジュン(パク・ソジュン)
「キム秘書おめでとう。君は天才の正直な告白を受け取る唯一の人だ!」と口にした後満足そうに微笑み、ミソが来るのを待っていた。(何それ!笑)
その頃ミソは、Mホテルの玄関前でソンヨンと会っていた。
「前に会った時よりもさらに綺麗だな。誰か大事な人との約束でしょうね?」
「ええっと、それは…。こんな所で立ち話をするべきじゃないんですが、今は時間がありません。決心されましたか?」
「ええ、ミソさんを信頼して受け入れますよ。君が喜ぶと思って直ぐに伝えに来たんだ」
そう言ってサイン入の新刊を渡すソンヨンに、、ミソは「ワア-ありがとうございます。」と顔を輝かせた。
だがミソが本を開いて『偶然から始まったが、もしかしたら出会うべくして出会った運命。ーイ・ソンヨン 』を見ている時、レストランから出てきたヨンジュンは、ミソから本を取り上げて兄に突き返した。
そして「副会長!どうしたんですか?」と驚いているミソの手を引っ張って、レストランの中に入った。
「どうしてこんな事をされているのか説明して頂けますか?」
「キム秘書が先に説明したまえ!なぜこんな事をしているのかを!」
「あの方はモルペウス作家さんです。ブックコンサートをして下さるとお返事をしに来て下さったんです」
「いつからこれを計画していたんだ?なぜ言わなかった?」
「アートセンターのオープニングに有名作家を招待するつもりだと申し上げました。」
「キム秘書が言っていた有名作家があの男か?どうして彼について教えなかった?」
「具体的に決まる前に申し上げても意味はないと思っていました。」
これに「絶対にだめだ」と言ったヨンジュンは、理由を尋ねるミソに「全てをキム秘書に説明する必要はない」と冷たく言い放った。
ヨンジュンのとげとげしい返答にけおされて、ミソは青くなって呆然とその場に立ちすくんだ。
ややあって、ミソは「何かお話があるとおっしゃってましたが、もしお急ぎではないなら、別の機会にお願いできますか?」と問いかけた。
「そうだな。大したことではなかった。」
これに「では失礼致します」と出ていくミソを見送った後、ヨンジュンはため息をついた。
その後、ミソの為に準備していたケーキとシャンペンが運ばれて来るのを虚しく見た後、店を出た。
*
家に戻り靴を脱ぎ踵の血豆を見たミソは「何を期待していたんだろう?結局傷ついただけだった…」と虚しく呟いた。
その頃ソンヨンを家に呼び出したヨンジュンは、何が望みだと訊いていた。
これに「キム・ミソさんが会社の助けになると言ったからだ。なぜそんな顔を?もしかして僕がミソさんを奪うと思って恐れているのか?」
「いや、好きにすればいい。兄さんがすることは気にしてない。会社またはキム秘書に影響を及ぼすと思うのなら、それは自身への過大評価だ。兄さんは何もできない。」
ヨンジュンはそう冷たく言い放ってリビングを離れた。
*
翌朝、ヨンジュンは”キム秘書、昨夜僕が腹を立てたのには理由があった。もし君が謝罪すれば許してあげよう。”とテキストを書いて消し、又別の文を書き直したりしたが、結局送ることができずに出社した。
そして所属室の前を挨拶もせずに通り過ぎオフィスに入った。
その後「ビッグニュースだ!」と慌てて入ってきたチョン部長は、アートセンターのイベントがモルペウス作家のブックコンサートに決定したことを広告チームから聞いたと伝えた。
これに驚いたミソは、ヨンジュンの元ヘ行き、ブックコンサートについて確かめた。
「本当のことだ」
「昨夜、絶対にためだと言われたのに、突然今日はなぜ大丈夫なのかを尋ねてもいいでしょうか?ああ、全てを説明する必要はないのでしたね。では境界線を超えないで下さい。正直誤解していました。結婚とか交際とかおっしゃってとても優しくされたので、もしかして本心かもと思っていました」
「キム秘書」
「もう私を惑わせないで下さい!」と怒りに満ちた目で言い返して去るミソ。
*
その後、秘書席に出てきたヨンジュンは、仲直りのきっかけを掴もうとしてミソの前に立ち「ああ、頭痛、頭痛がするな」と大げさに訴えてみた。
だが入力を続けながら医者に予約電話をいれるミソに「それほど酷くはないではない」と否定してオフィスに戻った。
その後「来週のスピーチ原稿をメールで送ったのでご確認を」と報告に来たミソに「ネクタイが緩んでいるんだが…」と声をかけてみたが、一時停止してから無言で去るミソに、ヨンジュンはため息をついた。
*
給湯室でため息をついていたミソの所へ「キム秘書、大ニュースだ!」と駆け込んできたチョン部長は、モルペウス作家がヨンジュンの兄だと打ち明けた。
「えっホントに?」と驚くミソに「真実だ。彼はユミョングループの長男です。これは凄いニュースだろ?長男が出てきたら、会社の後継者問題が出るかも知れないから」と心配そうな様子を見せた。
これにミソは絶句してしまった。
ミソの中に「兄の友達にケンカを売られ度々争った。だが兄はもっと酷かった。あいつは最低の男だ」のヨンジュンの言葉が蘇り、傷まれない気持ちになった。
*
その頃、ヨンジュン(パク・ソジュン)はミソにどう謝ればいいのか分からず、ユシク(カン・ギウン)に相談していた。
「何が難しいんだ?”悪かった”と言えばいいだけだろ?」
「スペイン語の”ごめんなさい”を知っているか?」
そして「ロシエント」と言えないユシクに「一度も言ったことのない言葉は言うことができないだろ?僕も”すまない”は言ったことがないんだ。謝らずに仲直りする方法はないのか?」
「謝らなければ、その人を失うかも…な」とユシクは警告した。
その後廊下でミソに会ったヨンジュンは、視線を下げて彼女を無視し歩いた。
だがミソが同じ様にして通り過ぎると、停止してミソを呼び止めた。
「キム秘書」
振り返ったミソは「 何かおっしゃりたい事があるのでしょうか?」と真剣な表情で尋ねた。
「僕が…僕が悪かった。謝る」
「いいえ、私の方こそ申し訳ありませんでした。副会長は理由もなく怒る方ではないのに、私が感情的でした。ですがこれだけは分かって頂きたいのです。副会長に良かれと思ってした事なんです。」
「それくらい分かっているよ」
そういって微笑むヨンジュンに、ミソも笑顔を返した。その後ヨンジュンは、歩幅を合わせてミソと並んで歩いた。
*
その夜、ヨンジュンとミソは遅くまで残業していた。
「キム秘書は我々の仲直りを素敵なレストランで祝いたいだろうが、今日はすることが山程ある。」
「私なら大丈夫です」
「そうだろう。キム秘書のせいで僕は仕事に集中できなかったんだからな。」
そう言って凝視するヨンジュンに「えっ??私のせい?」とドギマギするミソ。
椅子から立ち上がったヨンジュンは「キム秘書、今日君は僕に惑わせないで下さい、と言っただろ?」
「 まあ...?それはその...」
「だが僕はキムを惑わせたいんだ」と言ってヨンジュンは体を寄せてキスしようとした。
だがミソが目を閉じて2人の唇が触れる直前に、慌ててミソを押しのけた。
そうして椅子に座ったままビュ~とオフィスの端まで行き、棚にぶつかるミソに「キム 秘書ー!」と叫ぶヨンジュン!
そして彼を睨みつけるミソ!!(一体何?)
次回のお話は⇒キム秘書がなぜそうか6話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒ キム秘書がなぜそうか 4話あらすじ 感想
キム秘書がなぜそうかの放送情報は⇒ キャスト登場人物視聴率
韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 5話 感想
オープニングのベッドの上で、本からの引用だとごまかして告白を避けてしまい残念だったのですが、喧嘩して仲直りした後のラストで、ついに告白しましたね。
でもかっこいい決め台詞だったのになぜに椅子ごとミソを追いやったのか???
この”不発キス!”のラストは、もう爆笑もの!
この先の展開が気になる6話です。
そして情報屋のチョン部長がちらりと触れていた後継者問題。
作家のソンヨンがそれを望んでいるとは思えませんが、長男でありながら完全にビジネスから身を引いている謎は残っています。
予告では、ミソが探していたオッパを見つけるようです。さて2人の内どちらなのでしょうか?