韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 10話 あらすじ 感想 後半
キム・ミソ(パク・ミニョン)の休暇先に現れるイ・ヨンジュン(パクソジュン)
ピョンサン(平床)の上でスイカでカクテルソジュを作り、姉たちと飲み始めたミソは、車から降りてきたヨンジュンに気づいて「副会長!」 と叫んだ!
そうして驚いて誰もが立ち上がる中、近づいて来たヨンジュンは「初めまして、イ・ヨンジュンです」 とミソの姉たちに挨拶をした。
その後2人っきりになり、ミソからここにいる理由を訊かれたヨンジュンは「お姉さんたちの心配を取り除きたいからだ。許可を得るために最善を尽くそうと思ってここに来た」 と答えた。
ユシクから誇りは自宅に置いて要求されることを全てしろと義理の家族への対処法を伝授されたヨンジュンは、それを実行するつもりだった。
ミソの腕を掴んだピルナムが「こんな所まで来て仕事をさせないで下さい。ここにいる理由を尋ねてもいいですか?」と問い詰め、マルヒは「2人は付き合っているんでしょうか?」 と単刀直入に尋ねた。
これに慌てたミソが否定し始めると、ヨンジュンはあっさりと交際していることを認めた。
「キム秘書と私の関係を心配なさっているのは知っていますが、その必要はありません。お姉さんが思っている以上に好意を持っています。キム秘書が僕に…」
これに2人があっけにとられて視線を合わせる中「あっ! もちろん僕もキム秘書に好意を持っています」と言い換えるヨンジュン(笑!)
だがリゾートホテルのスウィートを予約したと言うヨンジュンに、ピルナムは「結構です。心配するなとおっしゃいましたけど私は心配します。私達は別世界に住んでいる様に見えるので。こんな風に来られて不愉快です。」 と告げ食事に行こうとした。
これを遮って島で最高のレストランを予約したというヨンジュンに、ピルナムは「結構です。私も予約入れてあるので」 と拒否した。
すると一緒に行くと言い出すヨンジョンに「本当に私たちと来るんですか?」 と心配そうに見つめるミソ。
*
その後カンジャンケジャン(カニ料理)食べ放題のレストランに入り2200円で好きなだけ食べるシステムで利益が出るのかと驚くヨンジュン。
これにピルナムは「あなたのお口に合うとは思えません。お嫌ならお帰りになられて結構ですよ」 と挑戦的に見つめた。
だがヨンジュンが「いいえ、他の人たちと同じで嫌ではありません」と席につくと、今度は「食べ放題と言う概念が理解できないだろう」 と皮肉るピンナム。
これに「いいえ、理解しています。私は今日ここで支払った分以上に食べてみせます」 と宣言したヨンジュンは、2人に気に入ってもらうためにカニを食べて、食べて食べ続けた。
散々食べた後、さらに注文しようと立ち上がったヨンジュンは、オーナーに止めるように言われて嬉しそうに席に座り終了を告げた。
ペンションに戻った後、食べ過ぎを心配するミソ(パク・ミニョン)に「僕はありとあらゆる種類のことに完璧なイ・ヨンジュンだ。消化能力も優れている。」 とヨンジュンは平気なふりをして答えた。
そこへ潮干狩りをする服装で現れたミソの姉2人に、ヨンジュンはあの服装は…と目を見張った。
ミソが毎年貝を取ってスープを作って食べると説明すると、ヨンジュンは「休暇を取っているのに、なぜ肉体労働をするんだ?」と尋ねた。
これにピルナムが「思った通り理解できない様ですね。季節の食材をプロに料理して貰っている方には、私達がカルグクス(麺料理)を作るために貝を集める理由なんて分からないでしょう。だから別世界の人だと言ってるんです!」 と冷たく言い放った。
「では僕も一緒に行きます!」
突然そう叫ぶヨンジュンに、誰もが皆、泥の上を歩くことさえできないと反対したが、ミソの肩に腕を置いたヨンジュンは「キム秘書がいるならば、どんな道でも歩けます。ドロ道でも茨の道でも!」 と宣言した。
そんなヨンジュンに幸せそうに見てニッコリするミソと感動するマルヒ。
*
ジアの引っ越しパーティが始まって以来、いつの間にかピョンサンの下で寝ていたコ・グィナム(2PMチャンソン)は、日差しを避けてピョンサンを動かされてしまい「サプライズ!」 とポーズして登場した。
そして唖然と見ている皆に「皆さんと楽しい時間を過ごすことが私のアイデアでした!ちょうどいい時に動かしてくれましたね。ナイスタイミング!ハハハ!」 とごまかした。
これが功を奏して、パーティに合流するコ・グィナム(2PMチャンソン)
*
潮干狩りをしながら、中々現れないヨンジュンについて話し始める三姉妹。
「自信もないのになぜ強いふりをするのかしら?」 と悪口言うピルナムに、ミソは「副会長は姉さんたちが思っているような人じゃないの。私が怖い時に守ってくれて、いつも大事にしてくれる。何も知らないでしょ」 と怒った。
そこへ「遅れて申し訳ない」と最新の潮干狩りルックで現れるヨンジュンに、三人は驚いて立ち上がった。
だが「全てパーフェクトが僕のモットーだ」 というヨンジュンに「服装よりも経験とノウハウが必要なのよ」 と嫌味を言うピルナム。
これにムッとしたミソは、貝を多く集めた方の願いを叶えると言う賭けを提案し、二組に別れて貝拾い競争を始めた。
猛烈に集め始めたミソから「副会長を嫌わないでと願う」 と聞いて嬉しくなったヨンジュンは、疲れが引いていくと言うとできるだけ多くの貝を集めようとして泥と奮闘し貝拾いに精を出した。
そうして賭けに勝ったミソが「姉さんたちに副会長を憎まないでと願う」 と言うが、ヨンジョンは「憎んでもいいです。その代り僕たちを見ていて下さい。僕のミソへの気持ちが真剣であることを見せますから」 と願った。
ミソとヨンジュンが去った後、マルヒは「正直驚いているの。ニュースでみると傲慢そうに見える彼がこんな所までわざわざやって来て意地悪している姉さんに良い所を見せようとして頑張ってるんだから。ミソの事本気なんじゃないの?」 とピルナムに話した。
さらに「私は彼が気に入ったわ。だから姉さんも好意的になってよ」と諭すような口調で続けるマルヒを、ピルナムは困ったように見つめた。
その後四人は一緒にピョンサンの上に座り食事の下ごしらえを始めた。
指の血抜きを嫌がるヨンジュンに、ミソは「あっ!UHOだと!」 と空を指さして彼の気をそらさせてピルナムに、素早く指を刺させた。
その後腕が疲れたと言うマルヒに代わって麺の生地づくりを始めたヨンジュンに、ピルナムは「次に食べ過ぎになった時も又助けてあげるわ」 と言って喜ばせた。
*
その後自分たちで拾った貝のカルグクス(麺料理)を食べて「本当に美味しいです。来年の集まりにも必ず参加します」と調子にのるヨンジュンに「それは様子を見てからよ」 とピルナムは注意した。
そして家族の恒例行事にしては珍しいと不思議がるヨンジュンに「母親との約束だった」 とピルナムは話し始めた。
済扶島での潮干狩りの思い出(カメオ イ・ミンギ チョン・ソミン)
ミソが4歳の時だった。
海岸の歌謡祭に参加するために父さんが近所の人から借りた車に家族全員乗ってドライブしていたの。
コンテストに勝ってトロフィーを誕生日プレゼントとして母さんにあげて勝利スピーチで名前を呼ぶって張り切っていた父さん。
だけど途中時間があるからと立ち寄った海岸で車の鍵を失くしてしまった。(ドジですね…)
海で遊ぶのを止めて家族全員で探したけど見つからなくて父さんが母さんに謝っている時、ミソが「見つけた~!」 と嬉しそうに走って来た。
でもそれは貝だった。
「初めてミソが見つけた貝でお美味しいもの作ろうよ」と言うミソに、母さんが「もっと必要ね。みんなで潮干狩りする?」 と提案し、これに同意した父さんは車のキーを探すのを止めた。
「マイケルJフォックスはこう言ってた。家族は重要なんかじゃなく私の全てだと。だから車は保険会社に任せればいいし、歌謡祭も来年参加すればいい。今まで忙しかったから、神様が僕に子供たちと遊ばせたくてしたことだよ。」
「今日は私の最悪の誕生日ではないわ。あなたのおかげで皆楽しんでるもの」
とニッコリした母さんが「毎年私の誕生日にここに来ることにしようね」 と約束したんだけど、その一年後に来ただけで亡くなってしまったとピルナムは話し終えた。
「一緒に過ごしてみてあなたが良い人だということや、ミソのことを愛してくれていることがよく分かりました。ミソは幼い時に母を失っているので良い家族を作りたいと思っているから、私は本当に普通の人ではないあなたとの出会いを心配していました。」
「 お二人に心配をおかけしない様にします。僕もお姉さんと同じ様にキム秘書を幸せにしたいと思っています」
そうきっぱりと答えるヨンジュンに、ミソは嬉しそうに微笑んだ。
*
その後ソウルヘ戻る前、ビーチを見渡せる場所へミソとヨンジュン(パク・ソジュン)
「少しは認めてもらえたみたいだ。30代の最も影響力のある社長に選ばれた時より嬉しいよ。だがキム秘書の母親の誕生日だと知っていたら来なかった」 と少し悔ムヨンジュン。
「いいえ副会長が私のために頑張って下さって本当に当に良かったし、姉さんたちも良い人だと分かって喜んでいると言います。私の家族は母の命日で悲しんで、誕生日に楽しむ様にしているんです。」
「キム秘書の家族は本当に皆良い人だと思うよ。もちろんお母さんもな」
「 そう、母はいい人でした。ですがここに来てまもなく、健康だった母が急に倒れたんです。」とミソは幼い頃の母との僅かな思い出をヨンジュンに話し始めた。
「その後父は、病院の母の世話にかかりっきりになり、私はいつも一人でした。だから母親と遊んでいる他の子どもたちを見てとても羨ましかった。そんなある日、余命宣告され自宅に戻ってきた母が遊び場に現れたので一緒に追いかけっ子として走り回り、とても嬉しくて幸せだったのを覚えています。」
涙を浮かべたミソは「病気の体で走るのはどれくらい辛かっただろうと思いますが、もしあの時の記憶が残ってなければ、私は母を忘れてしまっていたでしょう。とても幼くて思い出があまりなかったので…」 と話し終えた。
「だから副会長、もし痛みを伴う記憶を持っているなら、それが何であれっと傍にいますので教えてくれることを願っています」 と見つめるミソをヨンジュンは抱きしめて慰めるように背中を優しく叩いた。
その後、ペンションに戻った2人は、マルヒとペルナムに別れの挨拶をしてソウルに戻った。
*
その頃、チェ女史から24年前拉致されたのはあなたではないと聞かされたソンヨンは、衝撃を受けて通りを彷徨っていた。
そして「俺だった..。あれは俺だったんだ。俺は確かに経験したんだ」と自身の言い聞かせながらユミョングループへ向かった。
*
新しいソフトウェアのショーケースのアトラクションであるマジックショーが始まろうとしていた。
その直前ビュッフェから戻ってきて顧客と席についていたヨンジュンとは別のテーブルにミソが一人で座ていると、ふらりと現れて隣に座るソンヨン。
「どうやってここに入ったんですか?」
「俺の記憶が間違っていると聞いたんだ。そう思っているのか?」
そう言って涙を浮かべた目でみつめるソンヨンに、ミソはどう答えるべきか分からず沈黙した。
「そんなに答えることさえできないほどの難しい質問なのか?」
その時舞台では赤いハイヒールを履いたスペシャルゲスト、キム・ナヨンがブランコに乗って天井か降りて来ていた。
24年前の誘拐事件の時と同じ様にロングヘアで赤いハイヒール履いたナヨンを見た途端、次々と拉致事件の現場での光景を思い浮かべたミソは「思い出したわ」と言った切りその場に崩れ落ちた。
「ミソ!しっかりしろ。」とミソに叫んでいたソンヨンを、傍に駆けつけて突き飛ばしたヨンジュンはミソを腕の中に抱えて揺さぶった。
「キム・ミソ!しっかりしろ!キム・ミソ!」
次回のお話は⇒キム秘書がなぜそうか 11話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒ キム秘書がなぜそうか 9話あらすじ 感想
あらすじ・感想のまとめは⇒あらすじ・感想全話
韓国ドラマ キム秘書はいったいなぜ 10話 感想
家族の恒例行事に押しかけていって自分をアピールするヨンジュン。
その成果が出て、無事に付き合いを認めてもらえましたね。
そしてミソとヨンジュンの拉致事件の後のトラウマの理由がわかりました。
拉致犯が首吊り自殺をするのを、幼い2人が目撃してしまったようです。
ミソにヨンジュンの様な酷いトラウマが残らなかったのは、ヨンジュンがそれをクモだと言ったからでしたか。
その代りミソはクモ恐怖症にはなりましたが…
ミソを発見して以来9年間、正体を明かさずにずっとミソを見守っていたんですネ。
もしかしてソンヨンはその女性に協力してヨンジュンを連れてきて置き去りにしたのでしょうか?
その女性とイ家に関連性があるのかないのかも気になるところですね。
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