師任堂 サイムダンあらすじ 26話遭遇
「最善の解決法は贋作と真作を同時に発表することです」 というラドのメンバーに、ジュンは「真作はミン教授が燃やしてしまった」 と答えた。
だが美術専門家のミン教授が本物を燃やせるとは思えないとし、本物を探しだすようにと助言されるジュン。
「ラドのサイトに息子の絵が載せてありましたが、あの絵を助けたり、私にカードを残したラドのメンバーはあなたですか?」
最近身の回りにそうジュンが尋ねると、彼は 「違いますよ。ソ・ジュン氏の前に彼が姿を現すかどうか…。」 と言葉を濁した。
ジュンが去った後、アジア地区の隊長 (ソン・スンホン) に電話して「美人でしたよ」 と笑いながら話した。
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その翌日、突然ジュンたちのアジトに現れる弟子のナム助教授。
ミン教授の言いなりになり悪行を続ける事に嫌気がさした彼は 「一度だけでも潔白になりたかったんだ。」 とミン教授の物置から盗んできた金剛山図の真作をジュンに渡した。
その連絡を受けたラドのメンバーは朗報に喜んだ後 「金剛山図を持つことも大事だが、ミン教授を罠に掛ける事の方がもっと大事だ」 とジュンに忠告した。
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二人は共同してミン教授に圧力をかけた。
ジュンは、”金剛山図が今どこにあると思われますかい?” とメッセージを送り、ラドのメンバーも ”本物の金剛山図について連絡を受けた。釈明がなければ全てブログで公開する” とメールした。
ミン教授を精神的に追い込み無分別な行動を取るせるのが、二人の立てた計略だった。
朝鮮時代へ 金剛山から降りてくる師任堂とギョム
金剛山を下りて、師任堂は子供たちの待つ家に帰り、ギョムは官軍に荒らされた後の比翼堂に戻った。
師任堂宛に筆を取り、その遺言を木の下に埋めるギョム。
人生は一度咲く花と似ています。
天と地は一本の木のようなもの。
咲いた後の花は木から落ちる。
だから悲しんだり怖がったりする理由はないのです。
あなたはあなたの人生を選び、私は死を受け入れる事を選んだ。
この世に生まれ来るのが生なら、来た所に戻るのが死。
あなたを守る事を私は選ぶ。
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その後、比翼堂に現れた大叔母に平伏し謝罪するギョム。
彼の覚悟に気づいた大叔母は「 私が代わりに罰を受けるから生き延びよ。親より先に死ぬ子供はいない」 とギョムを抱き寄せ涙にくれた。
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行方の分からないギョムを捕まえるために、師任堂を自宅軟禁とし囮にする計略を取る中宗。
その夜、世子から中宗の計略とギョムが大逆罪の身分になったことを伝えられた師任堂は「私のせいで…、ウイソン君が…」 と胸を押さえて嗚咽した。
そして同じ頃ギョムの方は、師任堂が自宅軟禁になっている事をイ・フから伝えられていた。
涙ながら別れの酒を飲み交わし「私が牢に入ったら師任堂と家族を頼む」 と最期の願いを彼に託すギョム。
*
その翌日、義禁府へ出頭するギョム。
「罪人として隠れて生きるより、全ての罪を認めて死罪を受けます。ですが、師任堂と家族をお助けください」
そう訴えるギョムに、師任堂には何もするつもりはないと薄笑いを浮かべる中宗。
「自分のせいで死んだお前への罪の意識に苛まれながら、師任堂は一生を過ごすことであろう。お前が望むように直ぐに殺してやる」
その後、門前でギョムの命乞いをする師任堂に向かい
「大逆罪人ウイソン君に耽羅(タンラ/済州島)への遠島の末、毒による賜死を命じる」 と冷たく言い放ち去る中宗。
ずぶ濡れになりながら楊柳紙所に戻った師任堂は、ギョムとの思い出を断腸の思いで”壽進坊(スジンバン)日記”にしたため始めた。
現代へ ジュンと師任堂の遭遇
”壽進坊(スジンバン)日記” と共に持ち帰った"美人画" が急にぼやけて見え初め、師任堂の泣き声も耳の中に木霊し、絵に引き寄せられるジュン。
「師任堂の気持ちが絵の中に表れている...ダメ、ダメ!」 と絵を凝視するジュンに、サンヒョンたちが驚き顔を見合わせている所へ乱入して来るミン教授の手下たち。
ジュンとサイムダンの遭遇
”壽進坊(スジンバン)日記” を胸に抱えて「ダメ、ダメです!」 と繰り返しながら嗚咽した後、気を失う師任堂。
金剛山図を抱えてミン教授の手下たちから逃げ出すが、屋上で揉み合いになり建物から墜落し意識を失うジュン。
夢の中か黄泉の世界か分からない無意識下の闇の中で、師任堂と対面するジュン。
「どなたですか?どうして私とそっくりなのでしょう?」と尋ねる師任堂に、ジュンは 「あなたの書いた壽進坊(スジンバン) の日記が私をここに導いたと思う」と話した。
そうしてジュンはポケットから告別の詩の紙切れ取り出し「私達は会う運命だったようだ。」 と師任堂に渡した。
僕らの魂は二つで一つだ。
例え僕が行ってしまったとしても、それは君から引き裂かれたのではない。
(16世紀の英詩人ジョル・ダンの告別の詩より)
その時、ジュンが落としたルーベンスの"韓服を着た男"のカードを拾い上げ 「宣城君(ウイソングン)!どうしてここに!」 と驚愕する師任堂。
そうしてタリアに渡り美人画を描いた人が宣城君 (ウイソングン) だと解明し、師任堂に微笑むジュン。
師任堂サイムダン25話26話感想
20話以来、久しぶりに現代のお話が登場。 ドラマが始まって以来ミン教授にやられっぱなしのジュンですが、ここに来てラドが登場し、やっと光がさしてきましたね。
現代はラドのメンバーで過去は世子役のノ・ヨンハク (注目株になりそう…)が良いですね。
どちらもスンホン氏の仲間として活躍してますが、爽やかだけど渋い(笑)さすがの演技です。
25話では実家平昌(ピョンチャン)からソウルにジュンが戻り、26話では師任堂が金剛山から漢陽(ハニャン)に戻る。
26話では”スジンバンの日記”、”韓服を着た男”と”美人図”の秘密が解き明かされ、ドラマの最初から散りばめられた欠片が段々と集められはっきりしてきました。
ジュンと師任堂の遭遇という驚きの展開にドラマのスケールの大きさを感じつつ、残り2話、チェ・ジョンファン扮する中宗とミン総長(教授)との対決とても楽しみです!
1話から最終回までの感想はこちらで⇓
師任堂(サイムダン)23話共同図画師24話昆廬峰(ビロボンあらすじ