韓国ドラマ 師任堂(サイムダン) 17話18話 あらすじ 感想 後半
師任堂(サイムダン) 18話 あらすじ 山茱萸 (サンシュユ)
金剛山図を盗まれるジュン( イ・ヨンエ )
迎えに来た美術品専用車両に、真作金剛山図と共に乗り込むジュンとサンヒョン ( ヤン・セギョン )。
「 やりましたね。これでミン教授はおしまいだ!」
そう言った後、車の走る方向が間違っている事にサンヒョンが気づくが後の祭り。
途端に数車に周りを囲まれ、あっという間にミン教授に奪われてしまう金剛山図。
*
へジョン ( パク・ジュンミョン )とサンヒョンは共に警察に駆け込み、
ミン教授が国宝金剛山図を盗んだと訴えるが、建設現場にCCTVはなく証拠はなかった。
その間にソン館長を訪れ、金剛山図が盗まれた事を伝えるジュン。
警察に通報したと告げ助けを求めるが、トラブルを起こしたジュンを責めた後口外するなと告げるソン館長。
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ミンソク ( イ・ヘヨン )は後輩のキム・ソンウに二重帳簿記録を見つけた事を電話で伝え、自首すると言った。
「 ソンジングループの不正資金をギャラリーに隠しているリストを渡せば、全てが明らかになる。株式の操作をして私の会社を倒産させた証拠だ」
その電話の後、検事の迎えを待っていたミンソクを食事に誘いに来るソンウ。
ミンソクを助けていた事がばれてホ会長から脅かされたソンウは、睡眠薬を入れたドリンクを飲ませて彼を眠らせた。
暫くして目を覚ましたミンソクに、存在がバレた以上どうにもならないとして二重帳簿をソンジングループに返すように言うソンウ。
そんなソンウに車を止めさせようとして、ハンドルに手をかけるミンソク。
そうしてハンドルを奪い合う二人の元でジグザグに走る車。
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ミン教授に呼び出されホ会長とソン館長の元へ訪れるジュンとサンヒョン、そしてへジョン。
「 金剛山図、私に返して下さい!」
そう叫ぶソジュンの前で本物の金剛山図に油をかけるミン教授。
「 部分的にもう焼けているじゃないか。最初からあってはならない物だった。失う物がない人が一番恐ろしいと言ったよな?私がその人だ」
そう言った後、絵に火をつけるミン教授。
本物が燃えていく様をなす術もなく見るしかないジュン。
そして同じ頃、対向車のトラックを避けようとして、車もろとも崖下へ落ちて行くミンソク。
最終審査に残る師任堂( イ・ヨンエ )とフィウム堂( オ・ユナ )。
二人を見てざわめく観衆達。
「 墨葡萄図を描いたシン氏だ!」
「 朝鮮の二大女流画家の対決だ!」
「 何と興味深い競合だ」
そんな声が上がる中審査が終了するが、どちらも甲乙つけがたい最高品質だと告げるセヤン。
するとこれまで傍観していたワン・チョル( 明の使臣 )が、そもそも皇帝が描いた絵の色あせが発端だったとし絵を描いてはどうかと提案する。
自分達が製造した紙に自らの手で絵を描く事になり、色粉と水が二人の元へ運ばれる。
混合を終え紙の上に筆を這わせるフィウム堂。
だがその横で水と油のように分離する絵の具に困惑する師任堂。
師任堂に運ばれた水には、チヒョンの指示により酢が混入されていた。
師任堂の様子と薄笑いを浮かべるチヒョンを見て細工に気づくギョムだが、明の使臣の手前何も出来ず傍観するしかなかった。
そんな窮地の中、花瓶の中の 山茱萸 ( サンシュユ )の赤い実を摘み取り潰した汁を墨絵の上に絵の具として使い、作品を仕上げる師任堂。
中宗に最終決定を委ねられ二人の絵の前に進むワン・チョル。
「 五色の描かれた色鮮やかな絵だ。紙質の素晴らしさを充分に表している」とフィウム堂( オ・ユナ )の絵を褒め称えた後、師任堂( イ・ヨンエ )の描いたあんずの木に移った。
「 二色しか使われていないが、とても生き生きとしていて実が摘み取れそうだ。だが、所々色がはっきりとしていない。紙の問題ではなさそうだが...」
その発言にフィウム堂が勝利かと思われたが...
「 肌に自信がある女性は薄化粧をするものです。まるで昔と同じ高麗紙に舞い戻ったかのようだ!」と評して師任堂を選ぶチョル。
「 この木の持つ素朴な美を表現しようと試み、明るい色を避け木を描きました。流民達の助けなしで紙の製造は不可能でした」
師任堂が絵と添え詩に対する説明をそう告げると、満足げに頷き、祝の言葉を贈る中宗。
静かに視線を合わせる師任堂とギョム。
門の外で今か今かと待っていた流民達に吉報を告げ、喜びを分かち合う師任堂。
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正殿で、高麗紙問題の解決に喜びの高笑いを上げる中宗。
よくやった!と褒める中宗に、明朝とは解決済みでも国内の高麗紙問題は未解決だ、と発言するギョム。
続けてヤンギュ紙屋で不審火が上がり紙工房は灰となったと告げた後、紙匠マンムクを証人として引き出すギョム。
紙に火をつけようとしていた直前捕まったマンムクは、チヒョンから燃やさなければ刺客を送り皆殺しにすると脅迫されたと白状した。
それを知ったギョムは事前に紙を洞窟に移動させた後、紙工房に火をつけさせていた。そうやってチヒョンの目を欺き、皆の安全と紙を守った事を中宗に告げるギョム。
「 許さぬ!」と憤る中宗に、ギョムは次の証人である領議政の息子ヨンピルに、20年前権力を得る為に雲平寺の民達を皆殺しにしたチヒョンの暴挙を証言させた。
領議政は平伏し 「 ミン・チヒョンに重罪を~」 と訴える他の大臣達。
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そうしてチヒョンは逮捕され、咸鏡南道 ( ハムギョンナムド/かんきょうなんどう朝鮮半島北東部)の甲山 ( カプサン )へ流刑となる。
去って行くチヒョンを市井の中で見ている師任堂とギョム。
今までの礼をいい去ろうとする師任堂の手をギュッと握りしめ見つめるギョム。
そうして二人の頭の中に走馬灯の様に流れる再会から今までの時間...
手を振り払い人混みに紛れていく師任堂の後姿をいつまでも見送るギョム。
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それから二年後の師任堂と家族、そしてギョム( ソン・スンホン )
水墨山水圖を描いていた所へ迎えに来たヒャンと共に、二日ぶりに家に向かう師任堂。
師任堂と流民達で運営されているヤンギュ村では、学校も備え紙工房と鍛冶屋を生業としていた。
絵で才能を発揮するメチャン( シン・スヨン )と鍛冶屋で働くソン( カン・スハン )、そして学校で男女交えた子供達を教えるヒョルリョン。
今日も民と子供達の笑い声が溢れる中、挨拶を交わしながら家に入る師任堂。
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波止場に着いた舟から降りる旅姿のギョム。
そこで無理やり女性達を連行している倭寇の侍の姿を目撃したギョムは、発砲して女性達を解放する。
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師任堂(サイムダン) 17話18話 感想
チョンリョンの柔軟な頭から出た言葉がヒントとなり高麗紙製造の秘密を解き明かす師任堂。
チヒャンを欺いて競合にも参加し見事、競り勝ちました。宿敵を打倒し爽快でしたね。
その成功後、又道が分かれる二人でしたが、二年後の再々会がラストにでました。
師任堂の夫とクウォン氏に関係ができ、ギョムと師任堂にも新たな局面が来そう…。
朝鮮時代の方と違い、現代の方は惨めな状態から中々抜けられませんね。
国宝を燃やす?とは、美術の教授でありながらありえない暴挙。
切り札の真作金剛山図を失ったジュンのこれからと、フラッシュで何度か現れたスンホン氏の登場が楽しみな所です。
キム・ナムギル、キム・アジュン主演の時代劇⇒『医心伝心~脈あり!恋あり?』
イム・シワン、ユナ( 少女時代 )の愛憎時代劇 ⇒ 『 王は愛する 』
イ・ミンホ主演の詐欺師と人魚のロマンス(史劇付) ⇒ 『 青い海の伝説 』
キム・レウォン主演のファンタジーロマンス(史劇付) ⇒『 黒騎士 』