韓国ドラマ よくおごってくれる綺麗なお姉さん 13話 あらすじ 感想 後半
* 別離
屋上で、父親のことで対立するジュンヒ( チョン・ヘイン )とジナ( ソン・イエジン )。
父親と会っていたことでそんなに動揺しているのかと尋ねるジナに、ジュンヒは苦しげな表情で答えた。
「ずっと無関係で生きてきたんだ。それなのにガールフレンドが彼を認めたために、突然父親になった。そして何でもないことのように、僕に父親として受け入れるように強制しているんだ!」
「それについて知らなかったわけじゃない」
「なら、先に僕に許可を求めるべきだろっ!僕の気持ちが一番じゃないのか?心配させたくなかっと言うつもりかも知れないが…。君がいつも嘘をつく時の言う言葉だが…」
「じゃあ、あなたは私に嘘をついたことないの?」
「どれだ?お母さんが!直ぐに別れろ!と言ったり平手打ちにしたこと?そういう種類のこと?」
これに驚愕して言わなかった理由を尋ねるジナに「姉さんが謝りながら泣くのが明らかだから。大丈夫だと言っても疑わしそうな目で見て心配する。僕が唯一できることは、そんな姉さんの手を握って抱擁すること。それが惨めで嫌なんだ」とジュンヒは気持ちを伝えた。
「親?親がどんなものか分からない。だから姉さんの親だって恐れていない。姉さんが傍にいれば他の事は全て耐えられるから。だけど、家族を愛する父親のふりをした彼を見たくもないし理解できない。だが僕が愛する人が同じことをするなんて!どうやってそれを受け入れたらいい?感謝すべきか?」
そう訴えるジュンヒに、「でも、それでもあなたの父親でしょ?」と言うジナ。
「そんなことを言うなよ。僕は幼稚な振るまいをしているんじゃない。姉さんがそうさせているんだ。もう少し理解してそっとしておいてくれないか?どうして僕を子供みたいに扱うんだよ」
(そう…誰だって触れて欲しくない事があるものです)
「私の間違いだと言ってるのね?私があなたを幼稚にさせたと言っているんでしょ?」
「そんな事は言ってないだろ!姉さん…」
「じゃあ何?心の広い大人のふりをした私が、心の狭い小さな男の子のようにあなたを扱ったと言ってるんでしょ?そうよ。私はそう思ったのよ。それでいい?」
「姉さん。僕が何を言っているのか分かってる?」
「あなたよりも大人になるべきではないと言っているんでしょ?少しぐらい年上だからって大人ぶるなと言うこと。それが答えでしょ?悪いけどあなたを理解できないわ。」
これに絶望して深い息をはいたジュンヒが背を向けると、ジナは怒って屋上を去った。
その姿を涙を浮かべて見た後、ジュンヒは追いかけていった。
(ジナのセリフが酷すぎて、翻訳するのが嫌に…)
”something in the rain ”
ジナが乗ったエレべ-ターのドアが閉まり見逃すと、ジュンヒは次のエレベーターをキャッチして階下に降りた。
係員の人に頼んで入り口のセキュリティゲートを開けてもらうと、お礼を言って外へ出たが、ロビーにジナの姿はなかった。
そして建物の周りを走った後、建物に戻りデスクに戻った。
電話をチェックしてギョンソンと話し「分かったよ」と一言答えて電話を切りジナに連絡した。だが反応はなかった。
*
その頃ジナとジュンヒの父親たちは泥酔して家に帰っていた。
帰ろうとするジュンヒの父をサンギは「アメリカンスタイルじゃないですよ~。兄さん、ここは韓国ですよ~。靴を脱いでくださいよ~。」と家に引っ張り上げ、リビングに案内した。
2人の声を聞いて部屋に逃げていたミヨンは「酒だ、酒!奥さん、ミヨナ~♪」と酔っ払って入ってきたサンギを「どうして連れて来たの!追い出して!と叩いた。
「私の客だ!もし彼を追い出したら、私がお前を追い出してやる!」(酔っぱらって…)
これに「もう飲みすぎよ!」と呆れるミヨン。
ウイスキーの瓶を持って現れたサンギに、ジュンヒの父親は「もう飲まない方がいい」と注意した。
だがサンギは「とても幸せで感傷的になっている。私の気持ち分かります?」とグラスにウィスキーを注ぎ「ミヨナ~酒のツマミを持って来いよ~」と大声を上げた。
そこへ現れたミヨンは、俯いたままジュンヒの父親を見ようともしなかった。
「お久しぶりだ。予告なく現れて申し訳ないが、すぐにお暇します。」とジュンヒの父親が挨拶すると「何でそんな事言うんだ。兄さんここで眠ってくれよ!」と酔っているサンギはすがった。
そして「何かつまみを持ってこい。」とミヨンに指図した後、床に座ってジュンヒの父親と飲み始めた。
*
ギョンソン( チャン・ソヨン )のコーヒーショップに現れて、母親の墓に行っていたと告げるジュンヒ( チョン・ヘイン )。
「母さん、なんて言っていた?素敵な息子だと言ってた?よっぽどストレスが溜まってんのね」
「母さんのとこへ行ったら、大抵は頭が整理できるんだけど、今回は答えが見つからなかったよ」
「母さんきっと怒っているわよ。自分がやっていることが全て正しいと思ってる?」
「何が間違っているんだ?」
「父さんを嫌っているあなたを見て、私が気分がいいと思ってる?どうあがいてもしゃーないの。彼は唯一の父親なの。必要かどうかは関係なく、同じ空の下に生きている限り会うのよ」
「姉さんがそんな風に煮え切らないから、ジナがまるで親のように彼に会ったりするんだよ。」
「ちょっと、どんなにユン・ジナが馬鹿なことを色々したとしても、少しくらいは理解してると思わない?プレゼントを持ってきた父さんが、渡してくれってジナに頼んだから会ったのよ。」
そう聞いて考え込むジュンヒ。
*
つまみを運んできたミヨンに「少し座ったらどうかな?」とジュンヒの父親が声をかけた。
だが断って去ろうとするミヨンの手を引っぱり「兄さんが座れと言ってるだぞ!」と無りやり床に座らせるサンギ。
不機嫌な顔で座っているミヨンに、ジュンヒの父は子供たちの世話を良くしてくれてるらしいな、と声をかけた後、単刀直入に尋ねた。
「どうしてジナとジュニの交際を嫌がる?理由は何なのか非常に興味をもっている」
これに何と答えれば良いか詰まっている中、ジナが帰宅すると、ミヨンは玄関に迎えに出た。
リビングルームにいるジュンヒの父親に挨拶するジナを、ミヨンは部屋に連れて行くと、ギョンソンとジュニに連絡して迎えに来させるように指示した。
「なんでそんなこと!止してよ。私がお父さんを連れて行くから」
「あなたのお父さんじゃないでしょ!」
「友人の父親だから連れて行けるわ。もうお願いだから!大した問題じゃないでしょ?」
「この状況は私のせい?」
「ええ、そう。私のせいね?そうよ、全て私のせい。じゃあ母さんが世話する?もう何が何だか分からなくなった!」
そこで怒声を聞いたジナ( ソン・イエジン )とミヨンは、慌ててリビングルームへ向かい、揉み合いをしている父親たちの間に入り止め始めた。
「父さん!どうしたの?」と必死でジナが止めている中、サンギを押し倒したジュンヒの父親は「私の人生は私のものだ。もう1つ言っとくが、私だってお前の娘を好きじゃないぞ!」
そう大声で叫んで意識を失いソファの上に倒れ込んだ。サンギの方はミヨンの膝枕で寝入ってしまった。
*
その頃、ジュンヒは「飲んでないから家に送るよ」とギョンソンに告げていた。
その後口喧嘩したままのジナと会って話しをするつもりでいた。
ギョンソンは「ジナがこんなことをしているのは、お見合いのことで嘘をついた罪の意識からだと思う。ホテルで会った時、腹が立ったから”ジュニと別れて!”と言っちゃた。後で後悔したけど…。でもあの場合どうしろって?」
「分かってる。姉さんの気持ちは!でもジナに…頼むよ」
「本当に、ジナに夢中だわね。わかった。わかった。もう何も言わないって。」
とそこへかかってきた電話を受けたギョンソンは「えっ!!何ですって?お父さん??」と絶句した。
*
駐車場に車を停めたジュンヒ( チョン・ヘイン )とギョンソンは、何が起こったのかわからないままジナの家に急いだ。そしてリビングルームで、酔って寝てしまっている父親の姿を発見した。
「すみません」と謝るギョンソンに、ミヨンは「こんなこと絶対に見過ごせないわ!ジュニ、あなたは私の言うことを聞かなかった。なぜなら大人に育てられてないからよ!私が言うことなんてどうでもいいと思ってるのよ」と叱責した。
「両親なしで育ったから私たちが悪いと、後ろ指をさされたことはありません!」
そうギョンソンが言い返すと、ジュンヒは謝った。
だがミヨンは「いつまで続けるつもり?この人今でもこんな風なのに、将来何をするかわかったもんじゃない。こんな父親の子供のあなたがどう違うって言うの?」と批判した。
そしてジナに向かって「幼稚なふるまいは止めなさい。どうしてこんなつり合わない男性を選ぶの?自分の将来を考えなさい!」と叫んだ。
「それに私達だけじゃないのよ。あなたの父親もジナのことを好きじゃないそうよ。わかったなら二人とも、この家にはもう来ないでちょうだい。」
これに「行き過ぎです!どうして子供にそんな深い傷をつけるんですか?」というギョンソンに、ミヨンは「これで終わりじゃないわよ。なぜ分からないのかしら?私はあなた達が一歩もここに足を踏み込めなくなるまでとことんやるわよ!!」
そう言い放つミヨンに「止めて!もう会わない。会わないからもう止めて!」とジナは叫んだ。
「後で話そう」と言うジュンヒに視線を向けると「私たち、ここまでよ。別れましょう。」と言ってジナは部屋に向かった。
悲壮な顔になったジュンヒは、ジナの後を追い「ヌナ!ジナヌナ!」 とドアを何ども叩き始めた。
傍に行ったギョンソンは「何してるの!」とドアから彼を引き離そうとした。
そして部屋の中ジナは、ドアを押さえたまま涙にくれた…。(とっても悲惨…)
次回のお話は ⇒ よくおごってくれる綺麗なお姉さん 14話 あらすじ 感想
前回のお話は ⇒ よくおごってくれる綺麗なお姉さん12話 あらすじ 感想
韓国ドラマ よくおごってくれる綺麗なお姉さん 13話 感想
前半はジュンヒを理解しないジナの言葉、後半は鬼母の暴言で、明るい場面が殆どなくて胸が痛い13話でした。
そしてジナが数々の苦難に耐えきれず、遂に別れを切り出しましたね。
全くこれでもかっ!というほど酷い言葉が続ける鬼母に対しては、2人またはギョンソンも入れて3人で一致団結して戦わないと無理!
ジュンヒの方はジナの母親に罵られながらも謝り(涙)、ジナに別れを告げられて(涙)、踏んだり蹴ったりですね。
ここ数回ドロドロが続いたのですが、予告では2人の笑顔が見られるので少し良いことがあるのでしょうか?
また一緒にいるし全てが解決されたようにも見えますが、いよいよ中国の話がでるのでしょうか?
2人が一緒に行くのかどうか、次回が楽しみです。
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