韓ドラ よくおごってくれる綺麗なお姉さん 11話 あらすじ 後半
* 家族の絆
翌朝、ジナ( ソン・イエジン )はチョ・ギョンシク(キム・ジョンテ)代表とセクハラ問題について話し合うために彼のオフィスに向かった。
代表は「満足はしていないが、前よりはずっと良くなっているようだ」とアンケートを読んだ感想を伝えた。
そしてジナを優れた社員だと褒めた後に外交から戻ってきたいかどうかを尋ねた。
これに「ご配慮ありがとうございます」と言うジナに、続けて女性従業員へのセクハラ問題が彼が聞くものよりも深刻であるかどうかを訊いた。(代表のアメとムチ?)
「あの時は、全ての性的嫌がらせを終わらせて皆を幸福にしたいと思っていたんです。ですが今は、自分の幸せをもっと考えているので後で抗議します」
ジナはそう答えただけで、具体的なセクハラについての暴露を避けた。
代表もそれ以上は聞かず、その後2人は静かにコーヒーを飲んで終わった。
そうして何も進展がないように見えているセクハラ問題だが、男性陣と女性陣に別れて水面下で話し合いが続けられていた。
クム・ボラ(チュ・ミンギョン)は、ナム・ホギュン(パク・ヒョクグォン)理事から”綺麗な口紅だ”とか”素敵な服”だとかの不快なテキストを受けたった女子社員たちを集め、告発について話し合いをした。
そこでカン・セヨン(チョン・ユジン)は、解雇はされないかも知れないが報復されることを心配する女子社員たちに「”#MeToo”のような告発運動は良くないと思う。一緒にアイデアを集めて後で話す必要がある」と発言し女性陣の結束を崩した。
そしてその場を去ると、こっそりと理事に報告に行った。
チェ・ジュンモ(イ・チャン・フン)の方は、男性社員の携帯からコン・チュルグ(イ・ファリョン)次長とナム・ホギュン(パク・ヒョクグォン)理事のセクハラ映像をUSBに保存することに成功した。
そしてその後、チョン・ヨンイン(ソ・チョンヨン)部長に証拠を提出した。
そのビデオの中では、カラオケでコン次長が飲んで踊り女性社員に触れる姿や飲み会でナム理事がこっそりとジナの脚に触る姿が映っていた。
それをみたチョン部長は「ああ…ユン・ジナ…」とため息を付いた。
*
その頃ミヨンは、同じ建物で働いているジナとジュンヒを離そうと思案してサンギに話しをもちかけていた。
「後輩はまだ働いているの?彼にジナを紹介できない?そうすれば、今の会社を辞めて別の仕事ができるから」
だが仕事を得るのは難しいと答えるサンギ(オ・マンソク)に「あなたが仕事を続けていれば、ジュニがジナを望んだりしなかったのに…」と不平を言った。
これに顔色を変えてサンギは怒り、ソファから立ち上がると声を張り上げた。
「お前は2人を見下しているそ!それから俺の仕事のことをいつまでも愚痴るな」
そう叫んだサンギは、ミヨンのために用意した食べ物を台所のシンクに捨てて出かけた。
*
ジュンヒは、会社の会議終了後中国の行きの話になると、行くつもりはないとキッパリと再度断った。
そして3年間アメリカに住んで戻ってきたばかりだ、と指摘して席を立った。
その後会議にいた誰もが「彼女に夢中らしいぞ」と呆れた様に彼の噂をした。代わり中国へ出張させられることを誰もが恐れていた。
遅れて会議室から出てきたキム・スンチョル(ユン・ジョンソク)が「狂ったのか?解雇されるぞ!」と忠告するが「それなら辞めるよ。」とジュンヒはあっさりと答えた。
その時、ジナからのメールに気づいたジュンヒの顔がパッと明るくなった。
「時間ある?」
「何で?」
「ニャムニャム」(何か食べる?)
2人はその後メッセージを続け、ジナのおふざけにジュンヒは楽しそうに笑い声を上げた。
だがその後レストランで食べている間、2人の間には奇妙な沈黙が続いた。
ジュンヒにミヨンとの様子を訊かれたジナは、何も起こっていないと答えた。
「良かった。お母さんは君をよく理解しているんだな」
「そんなこと言わないで。母さんに怒っても大丈夫。その方が母さんのためになる。どんなだったか教えてやればいい。」
と毒づくジナを見て「初めて素敵に見えないな…」と呟いたジュンヒはジナに頼んだ。
「僕の良く知ってるユン・ジナが、無作法な言葉とふるまいを家でするなんて…。止めろよ。じゃあないと僕が不快になるから。」
「あなたが傷つくのをただ見てろって言うの?」
「言っただろ僕は大丈夫だって。僕は(チャギ!)君が隣にいる限り大丈夫なんだ」
これにジナは席を立ってジュンヒの隣に座ると彼にもたれた。
「チャギが起き上がってあなたの隣に行く。このように?」
「そうだ。こんな風に…。又綺麗になったな。」という話をしながら、2人は笑った。
食事の後、2人は楽しそうに通りを並んで歩いた。
「2人の関係を秘密にしたい?」と尋ねるジナの頬に、ジュンヒは奇襲キスをして驚かせ「何でそんな事訊くの?」と見つめた。
これにジナが「狂ったの?」と口にキスをし返そうとするのを、ジュンヒは逃げて笑った。
*
その夜、ジナは連絡をしてこなくなったソ・ギョンソン(チョン・ソヨン)が気になりコーヒー店に向かった。
だが理由について、目を伏せるギョンソンを見て、自然にそれが母親と関係があることを悟った。
ジナは、前世で兵士だった自分がギョンソンとジュンヒの命を救ったので、2人が自分に良くしてくれるんだと思ってるとギョンソンに語った。
そしてジュニが苦労しているかどうかを訊かれたジナは、目を伏せて「私には何も言わない」と答えて黙り込んだ。
その後、暗い気分を一掃しようとした2人は「どう?一杯やらない?友よ!」「そうね。友よ!」と掛け声をかけて飲み始めた。
”たった一人の男に全ての愛を捧げる。そんな女性でいることが難しい時もある。♪”
その後楽しく盛り上がった所で電話を掛けてきたジナに、ジュンヒは「飲みすぎるなよ。わかった?後で電話するから」と電話を切った。
その時ジュンヒの職場に来て、ビールを飲んでいたスンホ(ウィ・ハジュン)は「本当はここに来てはいけない事になってるんだ。子供は母親の話を聞くべきなんだな」と言った。
「ママボーイがどうして母の話を聞かないんだ?」
ジュンヒがふざけて理由を訊くと、スンホは、ママボーイ(マザコン)演技をして援助を必要としているように見せかけてミヨンを喜ばせていると話した。
「ユン・ジナも俺みたいに母さんに相談して必要だと思わせればいいんだ。」
そう助言するスンホに、ジュンヒは「母さんのことをよく理解しているようだが、姉さんのことは全然分かってないな」と告げた。
その後姉たちの元へ向かうタクシーの中で、2人はジナがどのように変わったかとか、どれだけ姉たちを知っているとかを議論した。
そして「俺は弟だぞ」「俺は彼氏だ」とふざけた後、「義理の兄だと呼んでみろ」と言うジュンヒに、スホは爆笑した後バシバシ叩いた。
*
ギョンソン( チャン・ソヨン )のコーヒーショップに到着した2人は、店の奥で幸せそうに歌い踊っているジナたち( ソン・イエジン )の姿を見て唖然としながら中に入った。
するとジナたちは、スンホを無視して「ジュニ~っ!」と走って行き、彼の腕を取った。
「私の弟よ!」
「私の彼氏よ!」
「ヘイ、私は義理の姉よ!」
そう言って仁王立ちするギョンスンに、ジナはふざけて「ハハーッ!お義姉(ヒョンニム)!」と頭を下げた。
そして2人は声を上げて笑った。
※(おふざけモードのジナは、弟が兄に、または夫の姉にも使う”(ヒョンニム)”でギョンソンを呼んだ。)
その後一人でテーブルに座っていたスンホは、傍に来たジュンヒに「おいジュニ、あんなのまだ好きか?」とジナたちを見ながら尋ねた。
そして「キュートだっ!」と目がハートマークになっているジュンヒを見て「どこかに失せろっー!」と呆れた。
*
その後、ギョンソンは、ジュンヒがジナをトイレに連れていっている間にスンホに協力を頼んだ。
「ジナを助けくれない?それがジュニを助けることになるのよ」
「そうだな。何を言ってるか分かるよ。」
「ジナとジュニ、考えてみても何が起こるかわからないけど、友人のジナは絶対に失わないようするつもりよ。だからあなたもジュニにそうしなさい」
「でも、僕はそれほどソ・ジュニが好きじゃないんだ…」(冗談…)
「本当にジュニが嫌い?私がこれほど頼んでも?」
そう言いながら床に膝を着こうとするギョンソンに「うわっ!何だ?」 と大慌てのスンホ!
だがギョンソンは直ぐに起きて「冗談よ!直ぐに”姉さん、わかったよ”って言いなさいよー!」 とスンホを叱った。
*
その朝、チョン部長は「全ての証拠がジナに関するものだ…」 セクハラの証拠が保存してあるUSBスティックをジナに渡した。
その後、身体を触っている男たちの映像と嫌がっている自分の姿を見た後、大事な証拠をロッカーに入れて鍵を閉めた。
そしてチョン部長の言葉を何度も反芻した。
「証言するように強制しているわけではないの。選択肢はあなたにある。しなくても私は責めたりしません。ただ、あなたに大きな負担を与えてしまうのが気がかりです」
その後ジナは屋上でこれまでの経緯を話し、セクハラ映像と自分の考えについてジュンヒに相談した。
そして勇気を出して証言することを選んだジナの手を、ジュンヒは励ますように握った。
その後、ジナは、パソコンの前に座りて躊躇いながらも打ち込みを始めた。
”ユン・ジナです。私は過去10年間スーパーバイザーとして働きながら、苦しんで来た全てのことを告白しています。話は全て事実に基づくものであり、真相を告白する用意があります”
*
翌朝、食卓でミヨンはお見合いを設定したから行くようにとジナに話した。
これに「財閥の御曹司か?」と尋ねるスホを「黙りなさい!」と叱った。
予定があるから行けないと返事をするジナに、サンギは「母さんの言うことを聞くな!もし従うなら罰する!」と大声を上げた。
そしてミヨンに向かって「娘の話も聞かず勝手に決めるな!」と叫んで立ち上がった。
「はい、いいえとちゃんと答えろ!言論の自由が一番大事だろ!私の言うことが聞けないんだったらここから出て行け!」
そうして二人共去った後、スンホは「言いすぎだろ…」と呟いてご飯を食べ始めた。
その後ジナは、ジュンヒに連絡して、母親の用事ができたからとウソをついた。
そしてランチの約束を夕食にして、家で一緒に作ることをジュンヒに提案した。
「ごめんなさい。キャンセルして…」
「キャンセルじゃないだろ?時間をちょっと遅らせただけだろ?」
「終わったら連絡するから泣かないで待っててね」
ジナのジョークに泣き真似をした後「わかったよ。電話して」 とジュンヒは電話を切った。
*
ジナの部屋に入ったサンギは、お見合いの準備をしているジナに「私のジナは、母のために何でもやるいい娘だ。外出も悪くないかもしれないな」 と声を掛けた。
ジナは助けようとしていることを知っているが、反対にもっと苦しい立場に追い込んでいると伝えた。
「家でも職場でも注目の的になりたくない。今日行くのは母さんのためでも父さんのためでもなくジュニのためよ」
そう言ってジャケットを着て、バッグをつかむとジナは部屋を出た。
その頃ギョンソンの方は、カナダから帰ってきた父親に会うために準備をしていた。
そんな中、部屋に入ってきたジュンヒがドレスアップした姿を不思議がり、どこへ行くのか話すと聞くと「普通の服でしょ?ちょっと行ってくる」と出ようとした。
だが腕を掴み「言わなければついていくぞ!」と言われたギョンソンは、仕方なく帰国した父親と会う約束をしている事をジュンヒに白状した。
これに動揺し、会って欲しくないと引き留めるジュンヒに、ギョンソンは「何としてでも復讐したいの!」と叫んで出ていった。
*
お見合いの場には出かけたが、ジナはホテルの中に入って相手に会うと直ぐに又、出て来ていた。
(どう言い訳したんでしょ…?)
そしてホテルの玄関で父親(キム・チャンワン)に会いに来ていたギョンソンと出くわして慌てた。
「ギョンソナ、ジュニに内緒にしてくれない?」
「ジュニなら、もう知ってるの…」とジナが父親を見に来たと勘違いしたギョンソンはそう答えた。
「どうやって?スホがお見合いについて話したの?」
「父を見に来たんじゃなくてお見合い?ユン・ジナ、狂ったの?じゃあ私のジュニは何?何なのよ!」
激怒したギョンソンは、説明をしようとしたジナを振り切り「ジュニと別れて!」 と睨みつけるとホテルの中に入った。
”たった一人の男に全ての愛を捧げる。そんな女性でいることが難しい時もある。♪”
12話予告
次回のお話は ⇒よくおごってくれる綺麗なお姉さん 12話あらすじと感想
前回のお話は⇒よくおごってくれる綺麗なお姉さん10話 あらすじ 感想
ソン・イエジン 韓国ドラマ よくおごってくれる綺麗なお姉さん 11話 感想 「 家族の絆 」
序盤に流れた、鬼母ミヨンの暴挙が思ったよりも酷くて長くて、唖然としました。
よく分かりませんが、韓国では未だにそんなにチョボル(御曹司)信仰が強いのでしょうか?
財産家=永遠の幸せ??娘のためとか言いながら、本当は自分のステータスを上げたいミヨンには、もう言う言葉もありません。
それに対して、家でも”素敵なお姉さん”でいてくれとジナに願うジュニの謙虚さに感動!
こんなかけがえのない人には中々会えないので、ジナもどんなに親が反対しても離れないですよね。
さてジュンヒにウソをついてお見合いして、それがギョンソンにバレてしまうジナ。
家族の間ばかりではなく、今度は2人の中に嵐が吹き荒れるのでしょうか?
続きが気になりますね。
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