韓国ドラマ よくおごってくれる綺麗なお姉さん 15話 あらすじ 後半
* すれ違い
家に戻り、再度ジナに電話したが繋がらないため、ジュンヒ( チョン・ヘイン )はジャケットを掴んで外に出た。
電話の音で目が覚めたジナは、ぼんやりと起き上がり、クム・ボラの電話を受けた。
ボラは「どこにいるの?どうして携帯に出ないの?ジュニさん来た?あなたに連絡できないって電話してきたの。車の事故を起こした時の様にとっても怒ってた。あなたが引っ越したことを教えちゃった…」とジナに伝えた。
その直後ドアの鐘が鳴り、ジナは深呼吸をしてドアを開け、ジュンヒを中に入れた。
ジナは「もう食べた?ラーメンでも食べる?」と言いながら食器棚を開けたが何もないため外へ食べに行こうとジュンヒを誘った。
これに、最初に話をしたいと言うジュンヒに椅子を出したが、ジュンヒは床に座った。
「まだテーブルを買っていない」と言いながらカップとジューズを出すジナに、ジュンヒは「大丈夫だ」と答えた。
そして「自宅で料理をしていないので家に何もないの。明日帰ってくるって言ってなかった?」と言いながら彼の前に座った。
「仕事が早く終わったからだよ。どうしてこのこと隠していたんだ?僕が心配するから?」
「ええ、いつも言い訳が同じだと言うかもしれないけど…」
「そうだよ。言い訳だ。どうしてそんなに急いで?まだたったの一週間だろ?」
「じゃああなたはどう?家を開け渡す手続きしたんでしょ?」
これに米国に行くからだと答えるジュンヒに、ジナは「預り金で私を助けるつもりだったんでしょ?でもギョンソンは、母さんがあなたの事を考えるみたいに、私のことを考えてる。どれほど失望させなきゃならないの?」
「じゃあ僕はどうなんだ?僕はユン・ジナの何なんだ?」と怒るジュンヒに、ジナは「ただお互いを愛する。それだけで十分でしょ?」と見つめた。
「十分だって?このまま我慢していれば、 おとぎ話みたいな幸せな結末になると思っているのか?僕はこんなことはやってられない」
「どういう事?」
「人に僕が諦めるのを期待しながら見られるなんて、ゴメンだ」
「悪い方に考えずに、落ち着いてもう一度考えて。」
ジナがそう説得するが「それは君がすればいい」とジュンヒは立ち上がり家を出た。
そして外でジナの部屋を見上げた後、憤然として歩き去った。
♪OSTPart3♪
部屋に残されたジナは茫然と座ったままでジュースをコップに入れようとして、ペットボトルを倒した。そして慌てて床を拭いた後、座ったまま頭を膝につけて涙を流した。
*
翌朝会議室で、ジナはコン次長と対面していた。
「僕には3人の子供がいる。末っ子はまだ小学校へも行ってないんだ。解雇されれば家族全員が死ぬんだ。」
「そんなに家族が心配なら、なぜ働くこと以外に一生懸命になるんです?」
これにうるさいと大声をあげるゴン次長に、ジナは怯まず切々と訴えた。
「もしあなたの末っ子が私と同じことを経験したなら、どう思われます?私は愛してくれている父の前で恥ずかしい娘になりたくありません。」
これにゴン次長は「すまなかった。本当に悪かったよ。二度と!こんな事はしない。二度と!起こらないようにするから。申し訳なかった」と頭を下げてジナに謝罪した。
だがジナは「会社のサイトに公式の謝罪文を投稿して下さい。そうでなければこのセクハラビデオファイルを直接投稿します」と脅して立ち上がった。
その後、ナム・ホギュン( パク・ヒョクグォン )理事に呼ばれたジナは、座るように言われたが、デスクまで近づいて立ったまま話を聞いた。
「そう頑固になるな。ユン代理、君はまだ若いんだ。こんな馬鹿なことをするもんじゃない」
「この種のことをするのに、もう若くなく愚かでもないんです」
これに「職が得られなくなるぞ。犠牲者のコスプレは止すんだ」と叫ぶナム理事に、ジナは「では、これからナム理事が犠牲者のふりをするつもりなんですね?」と真っ直ぐに見つめて言い返した。
*
ジュンヒはカフェ会いに行きギョンソンと話した。
ギョンソンはジュンヒを許し、二人はジュンヒが渡しているお金について話した。(いいお姉さんよね)
少し冗談っぽく面倒みるからというジュンヒに、ギョンソンは「あんたの世話になるくらいなら養護施設に入るわよ」と言って仕事に戻った。
*
人事異動が発令され、ジナは坡州(パジュ)配送センターの次長に、チョン部長は取締役に昇進していた。
ボラも昇進、だが一人外されたセヨンは、立ち上がってがっくりとデスクから去った。
ジナの排除を命令され奔走していたチェ・チュンモ、協力をさせられた女性陣誰もが皆、茫然としてそのリストを見つめた。
その後会議室で昇進を祝福するジナに、チョン部長は「大丈夫なの?突然新しいポジションを作ってあなたに与えるなんて正気とは思えない」と驚きを表した。
これにジナは「わかっています」と短く答えた。
そして「窮地に追い込まれている代表と交渉すれば、もっと良くなる」と交渉を勧めるチョン部長に、「そうなると思っていたから不平を言わずに我慢していたんです」と微笑んだ。
これにチョン部長は「強いわね。あなたから多くを学んだわ」と感心した。
ジナは「しなかったから。でも始めたなら終わりまでします。」と答えた。
*
その後エレベーターの前で、「これって罰でしょ!」と怒っているボラを見たジナ( ソン・ イエジン )は「ある程度予期していたからショックじゃない。心配しないで」と答えた。
「我慢して戦ってまた尊敬を獲得してここに帰ってくるわよ。この姉さんを誰だと思ってんの?」
「完全に変わったわ。恐ろしいくらい!」
「誰が戦えって言ったのよ!」
「こんなことになるなんて思わなかったのよ。」
その後ジュンヒが来るのが遅いから祝杯をあげようと誘うジナに、ボラは綺麗にお化粧をして待つように勧めた。
「どうしてまるで最初の夜みたいにしなきゃならないのよ」
「えっ?オ~じゃあもう既に…?」とボラがショックを受けていると、エレベーターが開いた。
そして中にいるジュンヒを見て、2人は俯いて笑い始めた。
それを見たジュンヒは微笑んで、次の階でエレベーターが混むと、ジナに引っ付いて手を掴んだ。
そしてまるで出会ったばかりの頃のように幸せそうに笑った。
その後ボラと飲みに出かけたジナは、通りでジュンヒからのメッセ-ジを受け取った。
”初めて手を握った時を思い出したよ。ユン・ジナが僕を誘惑した…”
*
その夜、家に戻って家族と一緒に誕生日を祝っていたジナは、乾杯の際に「良い男を選び、ソウル大学の男と結婚することを歓迎する」と言うミヨン( キル・ヘヨン )に凍りついて、グラスをテーブルに置いた。
そして「知っている人がいるから、母さんが助けるわ」と言われて嫌な気分になったが、それでもサンギやスンホのために我慢してグラスを上げて乾杯をした。
そして「私は変わらないから反論するな。」と言うミヨンに「分かってる。でも私も変わらない」と答えた。
だが「あんな何もない男なんて、恥ずかしいと思いなさい。家族は大事よ!あんな男、一歩たりとも私の家には入れないから」と暴言を続けるミヨンに、ジナは「ジュニに会いたいから帰る」と去った。
スンホはジナと話すために走り去り、サンギも誕生日を台なしにしたミヨンに怒り立ち上がった。
*
その頃会議が終わり先輩の車で帰っていたジュンヒは、通りを歩いているジナを窓の外で見かけた気がして車を降りた。
そして約束の時間まで待つためにカフェに入ったジナを確認したあと、スンホにメッセージを送った。
”家で何かあったのか?”
”母さんだよ。ユン・ジナが何か言った?”
別れの夕食会
約束の時間に何もなかったかのようににこやかに現れたジナを、ジュンヒも何も知らないふりをして迎えた。
そうして恋人たちは素敵なレストランで、ワイングラスで乾杯して楽しい時を過ごした。
ジュンヒは、誕生日の贈り物に、”ソ・ジュニの心は全てユン・ジナのもの”のメッセージ付きのデザイン画と透明石つきのネックレスを渡した。
小さな箱からそれを取り出し「本当にかわいわ」と喜ぶジナに「気に入った?」と聞いた後、ジュンヒはジナの首につけた。
「とっても気に入ったわ。どう綺麗?」
「ユン・ジナほどじゃないけど…」
これにくすっと笑った後、ジナは鞄からコンパクトを出して自分の姿を見つめた
「本当にかわいいわ。こんな素敵なものを身につけたりして、物質的なものに惹かれている女みたい。」
そうジョークを言って笑うジナに、ジュンヒは「よくにあってるよ」と目を細めた。
*
だがその後ジュンヒがトイレに立つと、ジナの顔から笑みは消えた。
ジュンヒにもらったジュエリーのデッサン画を沈んだ顔でもう一度見た後、又テーブルの上に置いた。
ジュンヒの方も鏡の中の緊張した自分の顔を見ながら勇気を集めるかのように頷いて、席に戻った。
そうして2人は、再び乾杯してワインを飲み始めた。
ジナは昇進したことを告げた。
「100%喜べることじゃないけど、祝福してくれない?ホントは怒ってる。彼らに私がどれほど強い人物かを見せてやるつもりなの」と話した。
だがこれに、ジュンヒ( チョン・ヘイン )はアメリカに一生に行こうと誘った。
「職場で起こったことから逃げるためじゃない。もちろん、彼らは起訴されなければならないが…。人に逃げていると思われることは僕の誇りも傷つけるが、全てを無視する。僕はこれ以上苦労している君を見たくないんだ」
そう言ってジナの手を握ったジュンヒは「一緒に 行こう。」と誘った。
”私たちの時間はまだ終わっていない...。あなたは私にあなたの心を与えてくれた...♪"something in the rain
「以前の私だったら、すぐにあなたと行ってた。本当にそれが好きだったと思う。でも今の私は成長したの。ソ・ジュニが私を大人にしたのよ」
ジナの言葉を聞いたジュンヒは、何も言わず俯き、顔を上げて微笑もうとするが難しかった。
そしてジナは、溢れそうになる涙を抑えてワインを飲み、そのまま黙り込んだ。
*
レストランを出た後、2人は手を繋いでジナのアパートまで歩いた。そして建物の玄関で互いの手を放した。
「気をつけてね」と言うジナを抱擁したジュンヒは「 本当に、ダメなのか?」と尋ねた。
そして「 ごめんなさい。」と答えて離れようとするジナを、さらに強く引き寄せた。
ジナが中に入り、エレベーターのドアが閉じるのを見た後、ジュンヒは頭を下げて数歩進んだ。
そしてジナの部屋の窓をもう一度見た後、振り始めた雨の中を歩き始めた。
家に入ったジナは、に打ちひしがれてドアに立ったまますすり泣いた。
*
”ラ・ラ・ラ・ア・リトル・スウィート・メロディー♪” ラ・ラ・ラ by ラシェル・ヤマガタ ♪
再会するジナ( ソン・イエジン )とジュンヒ( チョン・ヘイン )
月日が流れて…2018年4月。
済州島で喫茶店をしているボラは、結婚式の招待状を受け取った。ジナの弟スンホの結婚だった。
直ぐにジナに電話をしたボラは「忙しい代表さんが何?」と言うジナに「招待状届いたわよ。弟が先に結婚する気分はどう?」と尋ねた。
「大丈夫よ。全く悲しくない。若い人のものでしょ?結婚式で会いましょう」とジナは答えて電話を切り、目をつむって空を見上げた。
そして桜の樹の下でピクニックシートの上にジュンヒと 一緒に座って過ごした春の日を思い出していた。
”たった一人の男に全ての愛を捧げる。そんな女性でいることが難しい時もある。♪”Stand by your man
春の光に包まれてキスをして、冗談を言いながら笑い、楽しく過ごしたピクニックデートを…
だが目を開けて現実にもどったジナは、コーヒーを一口飲んで顔を引きしめると仕事に戻った。
スンホの( ウィ・ハジュン )ウエディング
1歳半の女の子を連れて参加したイ・イエウォン( イ・ジュヨン )とロビーで会ったボラは、一緒に式場に入った。
結婚式に現れたジナの新しい恋人は、忙しく電話をしていた。
ジナが近づくと、両親に挨拶する必要があると言ったが、又電話に戻り仕事の話を始めた。
そうして階段を降り始める彼に、ジナもついて下に降りた。
そして仕事で緊急事態が発生した彼は「本当にもう戻る必要がある。後で電話するから」とジナに告げ、結局両親と話すことなくその場を去った。
その光景をジュンヒは階段の下から見つめていた。
そしてその時現れた友達と階段を上がり、ジナに声をかけることなく傍を通り過ぎた。
”たった一人の男に全ての愛を捧げる。そんな女性でいることが難しい時もある。♪”
次回のお話は ⇒よくおごってくれる綺麗なお姉さん 最終回16話
前回のお話は ⇒ よくおごってくれる綺麗なお姉さん 14話
韓国ドラマ よくおごってくれる綺麗なお姉さん 15話 感想
”男性に依存するパターンからの脱皮”だとジナ自身が言っていますが、それにしてもこんな別れが必要だったのでしょうか?
中国の時の様に、休暇毎に会ったりもできますけど…。
レストランのあの会話だけで関係を解消するのは、あれだけ色々あった2人だけに、ちょっと残念ですよね。
そしてスホの結婚式が2018年4月ということでへ現在時間へスキップ!しました。
今までの話は、2人の過去を辿っていたということでした。(少し混乱…)
現在母親が好きそうなギュミン似の成功男となぜか付き合っているジナ( ソン・イエジン )とアメリカから一時帰国してきたジュンヒが再会。
二年ぶりに会った2人のこれからが最終回で描かれることになります。
今までストーリーの大事な節目に使われてきた傘が三度目に登場します。
出会いでジナに勇気を与えた”情熱・愛”を意味する赤、2人の愛を育てた”協調性と忍耐”の(青)緑、そして幸せの象徴カラーの太陽光の黄色。
最終回で”幸せの黄色い傘”が出て来て、2人はハッピーエンドになるのでしょうか?。
かなりの混乱と驚きだった15話ですが、最終回綺麗におさまるのでしょうか?
それでは次回最終回まで♪
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