韓ドラ よくおごってくれる綺麗なお姉さん 10話 あらすじ 後半
* 唯一の人
昼食にサンドウィッチ食べているジナ( ソン・イエジン )とジュンヒ。
ミヨンが腕を怪我をして当分家に早く帰るとジュンヒに伝えるジナに 「わかったよ。だけど消化不良になるからもっとゆっくり食べろ。」とジュンヒは答えた。
「でもすぐに店に戻らないとダメなの。パートタイムのスタッフが1人来なかったから」 そう言いながらジナは、バクバクとサンドウィッチを頬張った。
「僕は忙しすぎる人を選んだな。」
「頭痛が頻繁にある人を選んだみたいね。」
「それって僕のせいだろ?」ジュンヒがボロっと呟いた。
「あなたが、何?」ジナは、眉をひそめてジュンヒを見つめた。
「何でもない。ちょっと言ってみただけだ。」
「冗談でもそんなこと言わないで。母さんが悪いのに、どうしてあなたが自分を責めるの?あなたが過小評価をしないように私に言ったのに…。 」
「自分をかなりダメな奴だと見てたか…」
「それは私を見て言ってるの?」ジナは皮肉ってジュンヒの瞳を覗き込んだ。
「君はとても綺麗だとしか見ていなかったよ。」
「もうっ…その"綺麗”という言葉だけじゃ、弱いわ~」 そう不平を言うジナにジュンヒは「もしもっと素敵だったら、僕は誘ったりできなかったよ」と笑みを浮かべた。
「とにかく、もうそんなことは言わないで!」
「しない!もうしないよ。二度としない!」
「もしまたやったらー」
「しないって!もっとゆっくり食べろよ」
だがジナは超高速でサンドウィッチを食べ終わり、ジュンヒはそんなジナの口についているケチャップをナプキンで拭った。
その後ジュンヒが「ゆっくり出ればいい」とゴミ箱にトレーを運んで行く間に、ジナは急いで店を飛び出した。
*
ミヨンは、2人について話すためにギョンソンのコーヒーショップへ向かった。
ギョンソンは腕のギブスについて「何でもない。中に入りましょ」と硬い表情で答えるミヨンに、嫌な予感がしながら後に続いた。
ミヨンは、ギョンソンがこの事実を既に知っていて2人が幸せになるよう願っていると知ると驚愕した。
そして「あなたには失望したわね。考えてみて。ジュニは私自身の息子の様に思っている良い男だ。勿論こういう評価はすべきじゃないけど社会的地位は何もないでしょ。2人がしていることが正しいと思っているの?」と話した。
「そういう評価はすべきじゃありません。でもそこまで考えていませんでした」 と答えるギョンソンに対して「そうだと思ったわ」とミヨンは安堵した。
「すべきとかすべきじゃないとかは問題じゃなくて、世間の評価とはそういうものなの。だから姉のあなたが責任を持って未熟な弟ジュニの人生が良い方向へ行くように指導するべきよ」と主張した。
「ジュニの人生に関わるとまでは分かりませんでした」
「そうでしょ?人生は間違いを直して正しい道へ行くプロセスなのよ。もう説明しなくても分かるでしょ?私とあなた、私たち仲良くやれそう‥ね?」 そう笑いかけてるミヨンに、ギョンソンは凍りついた。
その後バス停で険しい表情で座るミヨンとスタッフルームに隠れて涙を流すギョンソン。
*
その後家に帰ったミヨンは、ギョンソンに会った事実をサンギに伝え「私達の唯一の娘を複数の母を持ち兄弟が色々いる男と結婚させるつもりなの!」と責めた。
そして黙り込んだサンギに「このままにさせる訳にはいかない。ジナのことだけ、娘の人生がこれにかかっていると考えて」と訴えた。
一方のギョンソンは、その夜食事にジュンヒを呼んだ。
「何か起こったのか?」と理由を知りたがるジュンヒに「滅多にないから理由を尋ねるの?色々食べたかったからよ。」と淡々と答えて食事を勧めた。
それから「前向きに生きようね。落胆せずに…」とジュンヒに話した。
そうして2人は、どれだけ最高の姉と弟であるかをジョークを交えて話し合いながら笑った。
ギョンソンは、そうして食事と言葉でジュンヒを励ました。自身がジナの母に傷つけられたことは隠して…。(いいお姉さんだ)
*
その夜ジナは、ミヨンに薬を与えた後、彼女の爪を切った。
そしてギョンソンに会ってきたと教えるミヨンに驚くと「私はもう大人よ。両親の許可なしに男性と付き合えるし、結婚もできる」と静かに話した。
だが「いいわ。何が起こるか見てみましょうよ。あなたのお望みのとおり」と言うミヨンにため息をついた。
そして「黙って動くことを止めないと傷つくわよ」と警告した。
( 爪と彼女の行動の両方? )
*
その後ジナは、家事を全てやって疲れてから早く寝るとジュンヒ( チョン・ヘイン )に電話した。
「明日電話するから。愛してる。とってもとっても♪」
とふざけてジュンヒを喜ばせた後電話を切ると、ギョンソンの元へ向かった。
ジナは並んで床にすわりビールを飲みながらギョンソンを慰めた。
「ゴメンね」
「どうしてあなたが?ほんと腹立たしい。なんで涙がでるんだろ…」
「私のギョンソナ。あなたのために姉さんは何をしたらいい?」
「するって、何を?」
「笑わせようか?」 そう言っておかしな格好を始めるジナにギョンソンは爆笑し「もう恥ずかしいから止めてよ。本当に!」と止めた。
その後ジナは眠りについたギョンソンに布団を掛けた後去り、ジュンヒのドアを一瞥して帰宅した。
その頃携帯を手に持ち、描き掛けのジナの図面の傍に眠っているジュンヒ。
*
チェ・ジュンモ(イ・チャンフン)は、チョン・ヨンイン(ソ・ジョンヨン)部長に盗難を発見されて出された条件についてチョ・ギョンシク(キム・ジョンテ)代表に報告した。
そして証拠を集めていると言う彼に、代表は「そのまま続けろ」と指示した。
(疑わしい代表)
その頃チョン部長は、一番詳しくアンケートに答えていたクム・ボラ(チュ・ミンギョン)ともう一人の女子社員を呼び出していた。
そして大部分の女性社員のアンケートの記入が適当で充分ではなかったと伝えて証拠集めについて話し合った。
その時、販売に関するレポートを渡していたカン・セヨン(チョン・ユジン)は、ナム・ホギュン(パク・ヒョクグォン)理事から、会社内に多くの女性社員をいて誰もが似ているが、カン代理は他の人より優れていると言われていた。
そして昇進をチラつかせながら、女性社員の動きを報告するようにほのめかされた。
これに同意するセヨンに「賢いな。とても賢い女性だ」とナム理事は満足そうに微笑んだ。
その後、混乱したまま席に戻ったセヨンは、セクハラの告発者は解雇されるだろうかどうかとボラに訊かれて怒った。
そして怒る理由を尋ねられると「クム代理が解雇された場合を考えてたからよ」と皮肉に答えた。
*
その夜チェ・ジュンモ(イ・チャンフン)は、コン・チュルグ(イ・ファリョン)次長を誘い食事に出かけ、 たくみに質問をして出張の話を秘密の録音ペンで記録した。
コン次長は、ジナと一緒に出張に行く様に指示を出したナム理事が責任を自分に押しつけた為に非難と誤解を受けていると嘆いた。
そしてジナをムードメーカーとして使って男性たちを誘惑させ取り引きする作戦だったことを指示するナム理事のメールを見せた。
「だがユン代理は逃げた。ああ...どうして感づいたんだろ…」
(実は危険だったジナ!)
*
ジナと話をするために、サンギはバス停で待ち伏せしてジナを誘った。
「理解できない。なぜジュニが好きじゃないの?」
「素性とか財産とかに基づいて人判断すべきじゃないが、両親がいるかどうかは大きな問題だ。親は助言を与えたり何をすべきか教えられるからな。」
「ジュニがマナーのない悪い人だと思うの?そんなのは理由じゃない。私は両親がいるから好かれているの?父さんたちには素晴らしく映るかもしれないけど、私は普通の女の子よ。ジュニは、少し劣っている私にはもったいないくらいなのに…」
「お前の視点と私達の視点は違うんだ」
「愛って何?親が教えを説く存在ならそれを伝えるべきでしょ?お父さん、愛が何であるか教えてよ。私はジュニを通して愛し愛される方法を学んでいるの。私が病院でお母さんの着替えを手伝い靴を履かせたのは、全部そんな世話を彼がしてくれたからなの。彼はお父さんの娘に心のすべてを捧げてくれているのに。そんな人をどうして否定するの?本当に思いやりのある良い人だと知ってるくせに..。」
そしてジナは「父さんの方が間違っていると思うからもう聞くつもりはないわ。ジュニは私にとってかけがえのない存在なの。だから何を言っても彼と別れるつもりはないわ。」と宣言した。
そうして一人で店を出ていくジナに、サンギはため息をついてビールを飲んだ。
”たった一人の男に全ての愛を捧げる。そんな女性でいることが難しい時もある。♪”
*
その後、仕事をしながら電話をしたジュンヒ( チョン・ヘイン )は、ジナの元気のない声を聞いて心配し、どこにいるのかと尋ねた。
「なぜ未だ家に帰ってないんだ!調子が悪いのか?声がおかしいけど大丈夫か?」
「寒くて鼻が詰まっているからよ。」
「ちゃんと暖かい服を着たのか?」
「超~厚着しているわよん。今日も徹夜で仕事?」
「プロジェクトは殆ど終わってる。だから週末家で超~美味しいもの一緒に作って食べようよ♪」
そうして2人は料理についてあれこれと話し始め、ジュンヒはジナが望むものは何でも料理すると豪語した。
これにジナは微笑みながら「な~んでも?ソ・ジュニ。私の望みはソン・ジュニだけよん♪」と甘く答えた。
*
帰宅したジナは、玄関で待っていたミヨンから週末にお見合いをするように言われて「幼稚ね。本当に幼稚だこと…」と答えて部屋に入った。
これにミヨンは「恩知らずの子供ね」と呟いた。(鬼母!)
その夜、ジナに決めさせろと伝えるサンギに、ミヨンは「それで別れなかったらどうするの?無責任なこと言って!」と怒った。
「好き合ってるんだからどうにもならんだろ?愛とはそういうものだ」
「愛?姉弟の間で愛だなんて…」
「じゃあ愛って何だ?」 だがこの問いに怒ったミヨンは、電気を消すようにサンギに叫んだ。
*
仕事を済ませて家に戻っていたジュンヒは、ジナのために料理をするつもりだと部屋に来ていたギョンソンに教えた。
「自分の姉さんに作れ!」 ギョンソンがジュンヒの頭を拳で軽く叩くと「嫉妬しないでくれよ。これからもっともっとそういうことになるから」とジュンヒは追い打ちをかけた。
「もっと嫉妬するかもね~」 ギョンソンはジョークを言いながら出ていった。
だがドアの外に出ると、ジュンヒを心配して深刻な顔をした。
家に戻ったギョンソンは、うろうろと歩いて考えた後、決意を固めて父親に電話を掛け話があると告げた。
「何の話だ?今公園で子供と遊んでいるんだ」
そう素っ気なく答える父親に泣きそうになるのを我慢して、ギョンソンは話を続けた。
「私もあなたの娘よ。もう何年も経っているのに私達がどうしているか気にならないの?どのくらいこのままでいるつもりなの?何の期待も持つべきじゃないの?」
そう叫ぶギョンソンに「分かった。後で話そう」と彼は電話を切った。
その後ギョンソンは茫然として電話を見つめた後、すすり泣いた。
*
その頃、騒動以来デートらしいデートはしてない2人は、お互いに会いたいと思いながら電話で話をしていた。
「眠れないと思ってわざと飲んでいるんだ」
「どうして眠れないの?」
「君に会いたいからだよ」
「飲む口実じゃないの?」
「会えなくて死にそうだよ」
「私もよ・会いたい」
「でも会えなくても見えるからいいよな」
そこでビールを開ける音を聞いたジュンヒが指摘すると、ジナはカレシが飲んでいるから真似ているとふざけた。
「もし隣りにいたら口を塞ぐところだ」
「どうやって?」
「今何を考えてる?」
「じゃ10まで数えて」
その後、ジナは家を飛び出して車に乗り込んだ。
その後建物の中に入ったジナは「ドアを開けて~」と携帯で言いながらジュンヒの家まで走り、ドアを出てきたジュンヒに飛びついてキスをした。
そうして家に入り2人が幸せな夜を過ごしている中、インターフォンが響いた。
ドアの外には、ナイトガウンの姿でジナを追いかけて来たミヨンの姿が!!
”たった一人の男に全ての愛を捧げる。そんな女性でいることが難しい時もある。♪”
次回のお話は ⇒よくおごってくれる綺麗なお姉さん 11話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒よくおごってくれる綺麗なお姉さん 9話 あらすじ 感想
ソン・イエジン 韓国ドラマ よくおごってくれる綺麗なお姉さん 10話 感想 「 唯一の人 」
ギョンソン、サンギ、スンホが割とすんなりと認めてくれたので、2人はミヨンもそれほどではないと期待していたかもしれないですが、残念ながらそうはならず。
ジナの意思を尊重せず自分の思い通りにしようとするミヨンは、ジュンヒだけではなく自分の娘も見下していると思いますね。
二人共10代じゃあるまいし、サンギの”ジナに任せる”でいいんじゃないでしょうか?
パジャマで押しかけていく母親は、もう正気とは思えません。
姉弟だとか両親の存在がとか言いつつも、一番大事なのはステータスで、自分の見栄や世間体の為に娘を利用している感じですよね。
今回のミヨンの暴挙で目が覚めたスンホとサンギが、傍観せずにこれ以上の悪行を止めてくれるものと今後は期待したいですが、どうなるでしょう。
そんな中、ギョンソンが連絡を取った父親が登場すると思われますが、はたして彼は2人の助けとなるのでしょうか?
両親がいないという観点からすると効果があるような気もするし、もしかしてお金持ちとなっていたら話は変わってくるし…でも反対にジゴロの可能性もあるけれど……(笑)
そして段々と大きくなっている会社のセクハラ問題。
こちらも二重スパイのジュンモ、代表の思惑、カン・セヨンの動き等々絡んできて目が離せないくなってきました。
予告では、どういう訳かジナの上にこのセクハラ問題が降りかかって来そうです。
鬼母ミヨンのシーンから始まる次回、ジュンヒがあまり虐められないことを祈りつつ楽しみにしています。
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