韓国ドラマ 雲が描いた月明かり 17話あらすじ 感想 後半
雲が描いた月明かり(1~18話)~キャスト・登場人物・視聴率
地上波初放送 TV東京 雲が描いた月明かり
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庭に座り、ビョンヨン、ラオンと共にチキンを食べた日の夜を思い出し懐かしむヨン。人影にはっとして振り返ると現れたのはハヨン。
「 私でがっかりしましたか?」
「 いや、驚いただけだ。」
誰が邸下のお相手か分りました、とハヨンは口を切る。
「 取引として世子ビン(姫)になったのです。ですからもっと望むのは馬鹿げていると、私の役割に専念するつもりでいます。その方のように邸下を癒すことはできませぬが、助手として残り王冠をお守りしたいのです。邸下の傍にいるのは、これからもずっと私なのですから。最後まで…。」
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ユンソンを呼び出す中殿。
世子が廃位になれば息子が世子になるのだが、いつまでそうやって私に対抗するつもりだ、とユンソンに問う。
「 今まで沈黙していたのは認めたくないが忌々しい血のつながりの為でした。少なくとも一度は赤子に、勢力と引き換えに捨てた殿下と貴方の子供に、会いたいのではと思ったのです。」
「 黙りなさい。」
「 自白して下さい。それがあなたに見せる私の最後の礼儀です。」
この会話を、扉越しに聞いているキム・ホン。
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勤政殿へ急かすチャン内官に待てと言うヨン。
そこへ現れるチョン・ドクホ(若様)。刺客を集めた仲介者、都を去ろうとする所を捕まえ確認しました、と報告する。
「 では行くとするか。」
ヨンの廃位が叫ばれているその最中に現れるヨンとチャン内官。
昨晩も抜け出したのかと王に問われ、妓房と博打場へ行き民の話と頼みを聞いていました、と返事をするヨン。ほくそ笑み次々と抗議を始めるキム・一派。
「 殿下、もう黙ってはいられません」とウイギョ。
「 全ての儒生が世子の廃位を願い上訴しているのです」とグンギョ。
「 殿下、世子の廃位と流刑をお願いします」とキム・ホン。
「 どうか、ご理解の程を~」と声を揃える重臣達に策もなく目を瞑る王。
だがヨンは「 去る前に面白い話を聞かせよう」と居並ぶ者達に向かい陽気に言い放った。
絵師に書かせた刺客の似顔絵を床にばら撒いたあと、王の許可をもらい絵について説明を始めた。
なぜ全員目をつむっているかと訊くウイギョに「 全員死んでいるから」と答えるヨン。
「 口を開く前に口封じの為に始末されていた。彼らが死んでしまえば話せないと思ったのだろうが、驚いた事にそれでも証拠をかなり残していたのだ。東宮殿を襲った刺客を調べる内に、刺客を集めた仲介者とだれが彼に金銭と命令を与えたのかを発見した。」
白雲会がやった事である、とグンギョが口を出すと、では彼に尋ねようと言うヨン。
捕盗庁(ポドチョン治安機関)の武官達に引き連られて入って来る仲介人。
「 お前に刺客を集めろと頼んだ者はここに居るか?」
ぐるりと周りを見た後、はいと答える男。そしてグンギョとウイギョを指で指す。
「 刺客に与えられたお金と土地は誰のものなのだ?」
「 戸判キム・ウイギョの物と確認しました。」
と返事をして秘密帳簿を見せる捕盗庁長官。仲介人に向かい声を張り上げるヨン。
「刺客を雇い白雲会の仕業のように見せかけたのは、誰だ?」
「 キム・グンギョ様とウイギョ様です、邸下。」
本当なのかと王に訊かれ「 濡れ衣です!」と答えるウイギョに「 この期に及んで!」と叫ぶヨン。
「 捕盗庁長官!」
「 はいっ、邸下」
「 この二人を直ぐに捕らえ義禁府(ウイグム)で尋問するのだ。彼らがした事を全て見つけ出せ!」
「 はい、わかりました。」
引っ立てられていく二人の叫び声が殿中に響く中、無表情のままのキム・ホンを見つめ茶山の言葉を思い出すヨン。
ー巨大な虎を一撃で捕らえるのは容易くはない。先ずは彼の左右の腕を切り落とし、最後に彼の頭です。それまで決して気を抜かぬ様になさるのです。
その後、回廊で領議政を引き止めるヨン。殺された尚宮の似顔絵を見せて言う。死ぬ直前赤子を産み落としたらしいが、その赤子は行方不明だ、と。
沈黙したままのキム・ホンに、どのような裏話があるのか興味がわかないか、と尋ねるヨン。
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王宮からの迎えに赤子を渡したと妓房で聞いた後、宮殿へ戻った中殿キム氏は、庭で赤子をあやしながら散歩をするハヨンと宮女を見かけ驚愕した。
その後、動揺のあまり出された湯飲みを持つ手の震えが止まらない中殿キム氏。
「 世子がこの赤子を連れてきたと申すのか?」
「 はい、事情があって暫く預かると申されて…。尚宮に世話を頼まれたのですが、この可愛いさを一目見て私がここに連れて来るよう、邸下にお頼みしたのです。」
「 そうですか…。」
「 見てください。可愛いでしょう?」
顔を引き散らせ赤子を見る中殿キム氏。
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ビョンヨン(クァク・ドンヨン)の元へを訪れるヨン(パク・ボゴム)。
「 長い間寝ていたものだな。」
「 多分、邸下に合わせる顔がないと思っていたのでしょう。」
「 お前は私と私が愛する女人(ひと)を守ったのだ。とにかく、お前がこの世に戻って来てくれてありがたい…。」
「 時々ここに私を見舞いに来ています。」
「 準備が全て整えば私の傍に呼び寄せようと思っている。以前のように私の傍で笑わせたりおしゃべりしたり幸せにしたい。全てが終わったら、滋源堂で3人でまた一緒に座ろう。」
その言葉を家の裏側で聞き涙ぐむラオン。
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「 何とおっしゃいました?」
「 なぜ彼を王座に据えなければならぬのか、と尋ねたのだ。王の息子ではないのに…」
中殿に会うなり、赤子の事を持ち出すキム・ホン。
「 何を馬鹿げた事をおっしゃるのです?朝鮮王家を侮辱してはなりませぬ。」
「 嫡出を途絶えさせることより他に、もっと王家を辱めることがあるのであろうか?」
「 私が生んだ赤子は王の息子です。」
「 疑惑を避ける為にもそれを言い続ける努力を惜しむな。」
「 お父様!」
さもなくば命の保障はないだろう、と立ち上がりかけるキム・ホンに、ヨンサン(領相)座りなさいと声を荒げる中殿キム氏。あなたの命は安全なのでしょうか、と訊く。
自分が聞いた脅し言葉を使い、彼に言い返す中殿。
「 父親も知らず妓房で育った私を中殿にすることより他に、もっと王家を辱める事があるのでしょうか?」
「 口を慎め!」
「 次に私を脅したら、覚悟をしたほうがいいですよ。」
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月を眺めながら子供時代の話しをするヨン(パクボゴム)とユンソン(ジニョン)。
「子供の頃、あなたが嫉ましかった。いくら勢力の有る家門出といっても私はあなたの一家臣に過ぎぬので…、」
「分っていた。だから私は友が欲しかったのだ。どんなに親しくなろうとしても私は…、」
「あなたは私が従わなければならない世子だからなのです。」
「だから私達はこんな風になってしまったのだと?お前とビョンヨンとそして私…。どうしてお互いにいがみ合わねばならぬのだ?」
祖父や家門からいつも逃げたかったと吐露するユンソンに、私も出来ることならそうしたかったと答え、やらなければならない事をやるつもりだと決意を語るヨン。
「だが心配だ。お前を傷つけるかも知れぬと思うと…。」
「私も心配です。キム家門を守ろうとするかもしれませぬ…。」
振り向いたヨンの目をじっと見返し、ユンソンは続ける。
「ですから邸下、例え何かあっても申し分けないと謝罪なさらぬよう。自身にも私にも。何が起こるか分っていながら始めたのではありませぬか?」
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8年前の観相師の言葉を反芻するキム・ホン。
世子の顔相には王家の威厳があるが短命に終る運命が見え、ユンソンから説明できない強い力を、明君になる運命を…。
もし次なる王がイ家ではないのなら正しい者を王位に据えねばならぬ、とキム・ホンは心で呟く。
とそこへ姿を見せるユンソン。
「お呼びになりましたか。お爺様。」
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その夜、読書をしているヨンの元へ、ハヨンは疲労回復の薬湯を届けた。
毒見役の尚宮に試させた後ハヨン(チェ・スベン)はヨン(パクボゴム)に渡した。
だがヨンが飲み始めた後、銀の指輪の変色に気づき直ぐに止めるハヨン。
だが時既に遅く、床に崩れ落ちるヨン!!
韓国ドラマ 雲が描いた月明かり 17話 感想
ヨンとラオンの二人は相変わらず離れたままで寂しい限りでした。
ビョンヨンの生還とラオンとラオン父も逃亡成功なので、霧から少し抜け出た感じはしますが…。
ヨンとキム・一派との攻防戦もいよいよクライマックス!両腕をもがれたキム・ホンの逆襲が怖い…、感じがします。
最後の5分に、”毒”を盛られてしまうヨンのシーンと、キム・ホンの描く地図に巻き込まれそうなユンソンのシーンが出てきますが、次回の展開が気になりますね。
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