韓国ドラマ 雲が描いた月明かり15話 あらすじ 感想 後半
朝廷を開き、重臣達を前に宣言するヨン。
「 東宮殿襲撃の犯人であり、私を偽りの文でおびき寄せ罠にかけようとしていた反逆者を捕まえたぞ ! 」
本当のことでしょうか、とウィギョ。
だれが東宮殿へ押し入った極悪人でしょうか?、と問うチェ・マニョン。
「 誰かに雇われたと彼は言っている。」
とヨンが言うと、邸下を罠にかけようとした犯罪人を私が尋問しましょう、と口を出すグンギョ。だがそれには答えず重臣達に向かいヨンは言う。
犯人は公開尋問を望み、皆の前で真実を白状すると告げた、と。
顔色をかえるキム一派。
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ラオンを訪れるハン尚膳。
父の意志を継ぐつもりはないというラオンにヨンの様子を語りはじめる。
「 食べもせずよく眠りもせず世子は、国婚へと押されている。ラオナ、糸を解いている時にどうしてもほぐれない結び目を見たなら、お前はその縺れ(もつれ)をためらわずに切り捨てなければならぬ。邸下にとって何が最善なのか、私の言った意味が分るな?可愛そうに…体に気をつけるんだ。」
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頭目を殺めようと牢に来るウィギョとグンギョ。それをヨンが止める。
犯人に興味があって見に来ただけと言い訳をするウイギョに、名前も格好も言った覚えはないが何故あの男が犯人だと知っているのだ、と追求するヨン。
だが尋問しようと牢を開けさせて見ると、既に死んでいる頭目。
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朝廷の場に遅れて入って来たキム・ホンは、官服と印を前に差し出しヨン( パクボゴム )の前に立った。
全てを投げ出し無実を晴らすまでは、朝廷には参加しないと言うホンに、他の方法で無実を晴らせと言うヨン。
すると、私達も全員罷免して下さい、と口を揃えるキム・一派と追随する重臣達。
「もし私の忠誠を世子が信じているのなら、一人残らず敵を捕まえてみせましょう。」と淡々と言う彼を睨みつけるヨン。
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市井の壁に《大逆罪人》とラオンの似顔絵が張りだされた夜。ラオンが都を去ると知り、月を眺めながらビョンヨンに問うヨン。
「 去るのか?もう何も私について尋ねたり耳にしたりはしたくないと言う事か?何も主張せず頼まない、私がどうしているか気にしたり会いたいとは思わないのだな?
ラオナは生きているのか?ビョヨナ、何も頼まないと言ったが取り消す。一度だけ、一度だけでいいからラオナに会わせてくれ。」
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眠れないラオン( キム・ユジョン )に話しかけるラオンの母。清国とか島とかこの都から遠いどこか、誰も私達を知らない所で生きようとラオンを誘う。
そうね、行きましょう、と母の手を握るラオン。
「 でも、母さんその前にやる事があるの。誰かにきちんとさよならを言わなきゃ。私がいなくてもしっかりと生きられる様に...。例え私の場所を誰かが取って変わるとしても…」
「 お前の事を忘れてもらいたいの?」
「 違うわ。私に憐れみを感じて欲しくないだけ…。」
そう涙するラオンの背中を慰める様に撫ぜるラオンオの母。
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ラオンの張り紙とユンソンの描いた絵を比べながらため息をつくキム・ホン。
「 何と不幸な運命だ!彼女の父は逆賊で大道芸にいた娘だ。」
「 両親の助けなしで上手に世渡りをしてきた娘です。」
「 まさか逆賊の娘、内侍と偽っていた者を慕っているというのではあるまいな!何と身の程知らずなのだ。お前は ! 」
と驚くキム・ホン。どんな女でも必要ならいくらでも与えるとユンソンに言う。
「 それで飽きたら捨てるのですか?女でも男でも自分の子供さえ要らなくなったら捨ててきたおじい様の様に?それがキム家の伝統ですか?」
「 何がそんなに嫌だと言うのだ?」
「 おじい様の頭の中の絵が…私を含んで準備しているいるあなたの計画が嫌なのです。」
「 そうだ。家門とお前の将来まで準備している私の計画が全て嫌いだと言っているのか?」
「 そうです、おじい様。私は自分自身で将来を描きたいのです。」
腕輪を切り落とすヨン(パク・ボゴム)
ラオンを小屋に呼び出すヨン。
「 どうして私にお会いになりたいのでしょう…、邸下?」
「 何故そのように警戒するのだ?だれかに追われているのか?私がここで会いたいと頼んだことでそなたが危険な目に陥ったのではあるまいな?」
「 今邸下と一緒にいるこの瞬間が一番私には危険なのです。邸下の一言で私は捕まるのですから。」
「 ラオナ。」と刃物を前に出すラオンに驚愕するヨン。
「 下ろすのだ。私はそなたを傷つけようと命令したりなどしない…。こんなばかげた事を私が言う必要があるのであろうか…。」
「 私の正体を知らなかった時から邸下はもう変わられたでしょう。邸下」
「 どういう意味だ?」
「 邸下は殿下の心の病で悩んでいると聞き及んでいます。私の父が10年前にした事が原因の…。」
「 怪我をするぞ。ナイフを下に下ろすのだ。」
「 邸下も私の父を恨んでいる事でしょう。ですが私も恨みます。だれが私の父を逆賊にし殺させたのかと。」
ラオンに近寄り腕を掴んだヨンは、そのナイフで手首の腕輪を切り落とした。ぱらぱらと転がっていく飾り玉。
そしてナイフを落とし大きな目で見上げているラオン。
「 言ったであろう。そなたの言う事なら何でも信じると。たとえそれが嘘だとしても…。」とヨンノ頬をながれる一筋の涙。
「 分ったからもう止めるのだ、もう二度とそなたに会おうとは頼まぬ」と告げるヨン。
相手を思うばかりに、自分の思いを断ち切ろうとしている二人。
ヨン( パク・ボゴム )とハヨン( チェ・スベン )の国婚(結婚)
国婚が開かれようとしている王宮。門が開かれ立ち並ぶ宮女、内官達の前を祭服を身につけた重臣達がぞくぞくと入っていく。
其々の部屋で準備をするヨンとハヨン( チェ・スベン )。大礼服(祭服)を順番に身につけている。
望みがかなった筈なのに浮かない顔をしているハヨン。鏡に映るその顔は涙さえ滲み、とても幸せな花嫁姿とは程遠く…。
そこへ挨拶に来るチョ・マニョン。
「 王宮は広くて輝かしい所の様に見えるかもしれぬがそうではない。ビングンママ(ビン宮様)の真っ直ぐな性格では、宮殿の暮らしを我慢するのは辛いかも知れぬ。」
「 ご心配なく。私はチョ・ハヨンですよ、お父様」
「 ハヨナ。」
「 ハイ、お父様。」
「 父としてそう呼ぶのは最後になるだろう。どうか気を強く持ち体に気をつけるのだ。」
「 まるでもう二度と会えないかのように言うのですね。」と泣きながら父親にすがるハヨン。
*
12本の垂らした飾りのついた王冠を手にするチャン内官。感激で胸が溢れそうだと言って王冠を被せてる彼に、反応しないヨン。
その時のヨンの胸中には…、冠を被せているサムノムを困らせようと背伸びをしてからかった時の、困ったように見上げた可愛い顔が浮んでいたのだ。
全ての準備を終え回廊を進んでいくヨンと迎えを待っているハヨン。
*
国婚が行われようとする王宮の様子を丘から眺めているラオン。
これでよかったんだ、と自分で納得するように穏やかに微笑んでいる。
ラオンの帰りを庭で待っているラオンの母。その前に死んだ筈の夫ホン・ギョンネが現れる。
丘から戻りラオンが見たものは、荒れた家の様子と茫然と座り込む母の姿だった。
そして同じ頃ヨンも、ホン・ギョンネ逮捕と王が倒れたという報告をチャン内官から伝えられていた!!
韓国ドラマ 雲が描いた月明かり15話 感想
ラオンはヨンを思い身を引こうとし、ヨンもラオンを苦しめているとお互いを思い別れの決意をする二人。残念ながら霧の中ですね…。
ほのぼのとした雰囲気が一掃されて、痛々しくて見ていられない。
終了までもう数回しかないので、早目にラブラブに戻ってほしいですね。
国婚の準備をしているハヨンですが、好きな人との結婚の筈なのに浮かない顔をしています。
愛のない政略結婚の惨めさに今さら気付いたのでしょうか?いい人だけに哀れですね。
ラオンの父登場のドサクサに紛れて、国婚がお流れになれば皆ハッピーでしょう…。
※韓国ドラマ 雲が描いた月明かり15話 あらすじ 感想『 真実のような嘘』の記事内容の写真とセリフの著作権は放送局KBSにあります。