韓国ドラマ 無法弁護士 7話 あらすじ 感想 後半
ソン・スンシクの逮捕
その日、職員たちが両側に立ち盛大な拍手をしている中、アン・オジュ( チェ・ミンス )は市役所に入庁した。
そして晴れやかな笑顔で花束を受け取り挨拶をした後、執務室でデイリー新聞編集長からの電話を受けた。
「悪いニュースだ。テレビ見てないのか!」
キソン貯蓄銀行に警察が踏み込んでいく映像が、TGVニュースで流れていた。
銀行の玄関前でレポーターのユ・キョンジンが”KTrust”との闇融資について強力な情報が入ったとして、ソン・スンシクの逮捕をレポートする現場を見たオジュは、唖然とした。
*
捜査本部を設置したチョン・ソンボム( パク・ホサン )検事は、要請を受けて調査を引き受けたコン・ジャンス(キム・グァンス)刑事とソン・スンシクの尋問を開始した。
コン刑事の尋問に「若い銀行員の失敗だ」と言い逃れをしているスンシクの姿を暫く眺めていたソンボムは 「全て新人に罪を負わすつもりか?既に自殺した人間にか?」 と嘲笑った。
そして彼がオジュグループからキソン貯蓄銀行に移動したあと倒産した会社名を次々と上げて、アン・オジュとの関連を追及した。
「全く関係ない。信じて下さい」 というスンシクに 「事実と数字だけしか信頼しない。アン・オジュは既にあなたを切り捨てるつもりだ」 と脅した。
その頃、アン・オジュはチャ・ムンスクに会い、スンシクの代わりの頭取を探していると話していた。
だがムンスクから、白紙委任信託を諦めて父親の財団に全て財産を寄付するように勧められたオジュは、驚愕した。
「それ以外にソン頭取との繋がりは切れない。あなたは私の決定を信頼しないの?」
そう見つめるムンスク( イ・ヘヨン )に 「待って...待って下さい!」 としばらく考えたあと 「あなたの言葉は法だ。そうしましょう」 とオジュは頭を下げた。
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刑務所へ行きミン調査官からオジュの命令だと事実を確かめたスンジェは、市長の執務室へ直行してオジュを平手打ちした。
そして「こんな事ができる最後の日だ」と自分を羽交い締めにして凄むオジュに「傀儡人形のくせに」と嘲笑った。
だがオジュは「チャ判事がキソンの母ならば、カン・ヨニはキソンの娘だ。わかったか!」 と飛び出していくスンジェに 「バイバイ~」 と笑い声を上げた。
その夜ムンスクは、自宅に現れたスンジェに、ハ・ジェイを訴えた裁判官が誰であるかを調べるように指示した。
そしてそれを聞いていた盲目のマッサージ師は、私室でオジュに連絡を入れ報告した。
( オジュのスパイでしたか! )
*
翌日ジェイ( ソ・イエジ )は、ムンスク( イ・ヘヨン )から、自分がパンチした裁判官がキソンへ異動されたと執務室で紹介された。
ムンスクは裁判官と一緒に倫理委員会に働きをかけたので、直ぐに停止処分が解かれるとジェイに告げた。
それを聞いたジェイは 「感謝致しますが、きっと後悔なさるでしょう。弁護士に戻ったら判事の犯罪を調査して法廷へ持ち込みますから」 と宣誓布告して去った。
ロビーで待っていたサンピルに、ジェイはムンスクのおかげで謹慎が解けたと告げた。
「じゃあ、これから僕たちってパートナーってことか?ハ・ジェイが僕のパートナー弁護士だなんて、何て心強いんだ!では無法から無敵の法律事務所に変更しよう」
( お茶目なサンピル! )
そう喜ぶサンピルに、ジェイは数日間連絡が途絶えたままのヒョンマンについて心配して顔を曇らせた。
これにサンピルは、同じ頃に姿を消したソク・クァンドン( チョ・デフン )を探していると教え 「良い知らせを父親に話して喜ばせてあげるように」 とジェイに勧めた。
その後その知らせを伝えたジェイは、父ハ・ギホ( イ・ハンウィ )と抱き合って喜びを分かち合った。
その様子を隠れみて、口を覆って涙を流しているヒョンジュ。
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その夜、執務室から出てきたムンソク( イ・ヘヨン )に「ジェイの停止処分を外させたんですか?」とサンピルは話しかけた。
「ジェイ?2人はもうそんなに親しいの?」
「同じ目標を定めているからだ。あなたへ。もうすぐ僕とジェイであなたに審判を下しますよ」
「2人で働いているようね。楽しみしているわ」
そう言って背を向けたうムンスクに、サンピルは 「笑っているが疲れて見えますよ。可愛がっていた人が去っていくのは辛いことでしょうね。」 と告げた。
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その後執務室に戻ったムンスクは、チェ・ジネ( シン・ウンジョン )と一緒に写った写真を見ながら、18年前の事件後ジネの法律事務所で交わした会話を思い出していた。
ノ・ヒョンジュに写真を渡され相談を受けたジネは、ムンスクに自白を勧め弁護をすると説得した。
だが「真実はかくせないのよ」 と言うジナに、ムンスクは 「法廷へ私を引き出すつもりなの?そんなことは起こってはならない。息子と静かに暮らしたければ沈黙しなさい...」 と写真を破った。
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クァンドンを倉庫で見張っていたグァンスから、アン・オンジュが現れたことを知らされたサンピルは待機するように指示して車を飛ばした。
オジュが銀行家に関する情報をサンピルに渡したことを確認すると、ヒョンマンは笑いながらサンピルを褒めた。
これにクァンドンが元刑事をこのままにして大丈夫かと尋ねると 「俺の法律では敵を許すことができる。彼を安全な場所へ移せ。だが裏切者は手下に始末をさせろ」 と答えてオジュは去った。
その後、ヒョンマンの車を発見したオジュは憤怒し、クァンドンに証拠を消す様に指示を出して車を爆発させた。
後を付けていたグム・ガンが火を消そうとしたが無駄だった。
その頃現場に到着してグァンスと倉庫内に入ったサンピルは、スーツのままで激しい戦いに臨んだ。
そしてやっとヒョンマンの元へ到着しヒョンマンを開放したが、グァンスが彼を腕に抱えた時、パイプで激しく頭を叩かれて倒れた。
チンピラを制圧した後、サンピルがやっと倉庫の外へヒョンマンを連れ出したが、頭から血を流したヒョンマン( イ・デヨン )はそれ以上動けず地面にへたれこんだ。
「お前の手で死ぬべきだったがここまでだったな。すまなかった。お前が弁護士になって嬉しかったよ。ボン・サンピル。俺を決して許すな」
ヒョンマンは最期の言葉を残して死んだ。
「ウ・ヒョンマン目を覚ませ!しっかりしろ!」 と彼を揺すって愕然とするサンピル。
*
ウ・ヒョンマンの葬儀に平気な顔で現れたアン・オジュ( チェ・ミンス )に、ジェイは「ここはあなたが来る所じゃない」 と警告した。
そして「この人は誰だ?」 と笑いながら周りを見回して祭壇でお焼香をあげはじめたオジュに 「弁護士です。名前を知らなくてもいいですが...」 と答えた。
そして「友よ。安らかに眠れよ。」 とヒョンマンに話しかけるオジュに 「彼を殺しておいてお悔やみを言うの?信じ難い」 と追い打ちをかけた。
その後オジュは「お前がウ・ヒョンマンの葬儀をしてはならない。死んだ母親が天国で悲しむぞ」 とサンピルを嘲笑した。
これにサンピルは「アン・オジュ、お前を何としても法廷へ引きずり出してやる!」 と凄んだ。
これにサンピルは「アン・オジュ、お前を何としても法廷へ引きずり出してやる!」 と凄んだ。
*
葬儀を覗いていたヒョンジュは、背後から声をかけられて振り返り、ジェイに対面してショックを受けた。
だが変装していた母を認識せず 「大丈夫ですか?」 と尋ねるジェイ!
( 気づかないなんて!)
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ドラマの放送情報は⇒キャスト 登場人物 視聴率
イ・ジュンギ 韓国ドラマ 無法弁護士 7話 感想
ヒョンマンの資料が焼かれてしまいましたが、大事なものは既に無法チームの手に渡っているのではないでしょうか?
殺人現場の証拠写真も持っているし…
ソウルから頼もしい検事を連れてきて、アンオジュの不正資金を暴露させようとしているサンピル。
ですが、検事局長とカン・ヨニが7人会のメンバーなので、今後どこまでできるのでしょうか?
尋問の様子を観察しているカン・ヨニはスンジェと同じで悪人なのか7人会を探っているのか、どちらなのでしょう。
若くて賢いはずなので、サンピル側についてくれれば良いですが…。
エンディングで、母親に再会したのに気づかないジェイが憐れでした。
ヒョンマン亡き後、ジェイの母ヒョンジュだけが唯一の目撃者なので、命の危険を考えると未だ存在が知られない方がいいのかも知れませんね。
親子の対面は、残念ながら先になりそうです。
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