韓国ドラマ 悪の心を読む者たち最終回12話 あらすじ感想ネタバレ(レビュー) キム・ナムギル チン・ソンギュ主演の犯罪スリラー 視聴率最終回11話7.0%

悪の心を読む者たち最終回12話 主な登場人物(出演者)
- キム・ナムギル - ソン・ハヨン役
- チン・ソンギュ - クグ・ヨンス役
- キム・ソジン - ユン・テグ役
- チョン・マンシク - パク・デウン役
- ナチョル - ウ・ホソン役
SBS韓国ドラマ キム・ナムギル チン・ソンギュ 主演韓国ドラマ 悪の心を読む者たち最終回12話 あらすじ感想ネタバレ をご紹介します。
見逃してしまった、内容が気になる、そんな時にネタバレの悪の心を読む者たち最終回感想(レビュー)あらすじをご利用下さいね♪
韓国ドラマ 悪の心を読む者たち最終回12話 あらすじ - この世に完全犯罪はない
容疑者ウ・ホソン
監視カメラに写っていた車両から、警察は車の所有者で38歳のマッサージ師ウ・ホソン(ナ・チョル)を容疑者として特定した。
ユン・テグ(キム・ソジン)とナム・イルヨン(チョン・スンウォン)が早速話ホソンの職場へ向かうが、彼は自信満々で余裕のある態度で応対し、”恋人と食事をして10時頃帰宅”というアリバイもあった。
その後、事件当日ホソンが失踪者ではない女性とレストランへ行っていることが確認された。

マナーの良い好青年の彼を見て女性の警戒心を解けそうだと思ったテグは、車の中を確認するために彼が退勤するまで待つことにした。
そんな中、自宅付近のCCTV映像から、彼の帰宅時間が1時であることが判明すると、テグは証拠隠滅を防ぐために任意同行を要請する事に決めた。
しかし、職場から出てきたホソンは、テグが任意同行を求めると、令状を見せてほしいと答えた。
テグが任意のため拒否しても構わないが疑いが強まることを付け加えると、疲れているので明日の午前中にしてほしいと頼んだ。
その後ホソンは、家の前で車に火をつけて証拠を破壊した。
ホソンとテグが話している間、さり気なく車中を覗いたイルヨンは、犬二匹との写真とくまのぬいぐるみがあるのを見て、彼が犯人であると感じた。
推測した容疑者の条件に全て当てはまる彼を見たテグも、同じ考えだった。

署に戻ってきた2人から、ホソンについての報告を聞いたハヨンは、彼が保険金目当てで義母と妻を放火殺人した可能性があること、2人の訪問がプレッシャーとなっているだろうと伝えた。
翌朝、ホソンから、車に火をつけられたという通報が入ると、放火・証拠隠滅の可能性が高いと判断されて令状が発行され、ホソンは緊急逮捕された。
被害者を装うとして失敗したホソンに対し、ヨンスが自分だけが賢いと思ってるとコメントすると、ハヨンは任意同行を求められて焦り、自ら罠にかかったと微笑んだ。
取り調べを担当するハヨン
取り調べが始まると、ホソンは証拠が出ていないのなら手錠を外してほしいと図々しく要求し、手をジャンバーのポケットに入れた。
別室でその光景を見たテグがATM機の監視カメラに映っていた手と似ていると話すと、ハヨンはホソンもそれを意識していると分析した。
イルヨンとパク・デウン(チョン・マンソク)が何を聞いても”証拠はあるのか?”とか”家を調べても何も出ませんよ!”とホソンは落ち着いていた。
その後、ATM機の監視カメラ映像の写真を見ても、失踪者の写真を見ても感情の起伏を見せず”証拠はあるのか?”の一点張りだった。
ヨンスがサイコパス(反社会的人格障害者)だと推測し、自己統制力が高くて攻撃性を見せる相手を選ぶことを指摘すると、ハヨンは、証拠がなければ自白しないので戦略的に尋問すべきだとし、ヨンスと共に取り調べ室に入った。
ハヨンは、取調べ中に優位に立とうとするホソンに負けることなく会話をコントロールして義母と妻が死んだ火事の話を切り出し、当時の事を思い出してどういう気分になるかを尋ねた。
そして「刑事たちは何も明らかにできなかった!」というホソンの言葉から、彼が犯人であると直感し、息子に父親が連続殺人犯だと知らせたいのかとカマをかけた。
すると突如激昂して椅子から立ち上がるホソンの姿を見たハヨンとヨンスは、彼のアキレス腱が息子であると察して、息子の話を続けてホソンの心を揺さぶった。
しかし、昨夜PCを初期化するなど証拠隠滅を確実にしておいたホソンは、事件に関する質問には涼しい顔で証拠の提示を求めるだけだった。
その後食事休憩中、分析チームと捜査チームは、ホソンの立場で手口を考えて女性たちを誘引する高級でシックな色の上着を着ていた予想すると、科捜研にそれを伝えて優先して検査するよう依頼した。
自白するサイコパス
保険金詐欺から逃れた成功経験があるホソンは、その後も被害者の写真にコーヒーカップを置くなど余裕を見せた。
しかし、被害者の写真を数枚見せられた時、ホソンが一人ではなく複数の女性の写真だと誤解して「誰が誰だか分からない」と答えると、ハヨンは、被害者が一人ではないという意味だとし、真犯人と断定した。
そんな中、科捜研から、ついにジャンバーに付着した血痕が山中に埋められていた被害者のDNAと一致したという連絡が入ると、捜査チームは勢いづいた。
その後ホソンに呼ばれたテグが取調室に入ろうとすると、ハヨンは先に話をしたいと言って中に入り「よく考えろ。悔い改めない殺人魔だと息子に思われたいのか?」と警告した。
そして、事件以外の話をしようと切り出すホソンに「どんな人間なのかわかったからもう関心もない!」と言い放って退室した。
その後、テグは、ハヨンのアドバイス通り、ホソンに同情しているように振る舞って親密な雰囲気を作り自白を引き出そうと試みた。
全焼した車の中から別の被害者の口紅など他の証拠もあることを指摘したあと、ソフトな口調で準備ができたら話してほしいというテグに、ホソンは心を開き7人の殺害を認めた。
ホソンは、殺人を計画した日は必ず実行した、失敗した事は一度もない、などと反省する姿を見せず、自分がサイコパスであることは昔から知っていたと笑った。
いつ殺人の衝動を感じるのかという質問に、言葉で説明するのは難しいと答え「女性を誘い出すのは簡単だった。女性は僕のことが好きなんだ」と胸を張るホソンに、テグは、ただのクズにしか見えないと言い放った。
事件解決後、ハヨンとヨンスは被害者家族を訪ね、哀悼の意を表した。
その後、チョン・ウジュ(リョウン)の勧めで引っ越したチェ・ユンジ(コン・ソンハ)の家の屋上へ集まったハヨンたちは、引っ越し祝い兼打ち上げで祝杯をあげた。
韓国ドラマ 悪の心を読む者たち12話結末
2007年3月、ハヨンは犯罪行動分析チームのチーム長となり、警監(警察署内での幹部職)に昇進した。
犯罪行動分析官第1期任命式で、ヨンスは「天使と悪魔は紙一重、普通の人々の心と凶悪犯罪者の心がどこで分かれるのか、何が彼らを悪に引き込んだのかとを見抜くのが任務である」と新人分析官たちに挨拶をした。
ハヨンは「悪に染まらないでいられるのは、人の心に触れることができるからかもしれない。自分の心を慈しむことのできる人になってほしい」と助言を与えた。
了
〈エピローグ〉
数日後、韓国初のプロファーラーとしてインタビューを受けたハヨンは、長い間解決されていないテソン連続殺人事件について言及し「科学は日々進歩しており、完全犯罪など存在しない。だから必ず捕まる」と語った。
韓国ドラマ 悪の心を読む者たち最終回感想ネタバレ(レビュー)視聴率7.0%
結末についての感想
犯罪行動分析官第1期任命式のあと、ハヨンが地下室のオフィスを感慨深げに眺める姿が流れて静かにシンプルに幕を引いた『悪の心を読む者たち最終回』。
「どんな人間なのかわかったからもう関心もない」と言い放つハヨンの姿から、彼の成長と真のプロファイラーの姿が伝わりました。
最後に、凶悪犯罪の多さに注意を喚起し、社会が犠牲者を記憶して追悼することを求めるメッセージが流れた所も、このドラマのこだわりを感じました。
ドラマ全体についての感想と考察
犯罪ジャンルのドラマで、この作品ほど犠牲者に敬意を込めた展開になるよう努力した作品はない…そんな感じがします。
悪名高い犯罪者を扱う場合でも、このドラマは殺人の残虐性をセンセーショナルに描く代わりに、メディアや社会から見放されがちな被害者やその遺族に敬意を払うことを選んだことに感銘します。
刑事たちの強靭さ、女性差別、悪徳記者、司法システムの醜い裏側、新しい事への反発などもリアルに描いてありましたネ。
全体を通して、常に地に足の着いた展開だったこと、多くの登場人物がステレオタイプに見えてそうではなく、学び変化し成長する方法を知っている人々だったことが素晴らしかった。
最初は反発し合っていた分析チームと捜査チームが互いの能力を認め合いながら、ゆっくりと信頼関係と仲間意識を育てていく様を見るのが楽しかったです。
最も圧巻だったのは、プロファイラーが犯罪者ごとに異なるアプローチをとり、犯罪者の心理がそれにより微妙に変化していく様子が細かく描写されていた尋問シーン!
反省しない犯罪者たちに息苦しさを感じたり、彼らの異常さに不快に感じたりしながら視聴できたのは、目や表情のわずかな動きで感情の変化で伝えてくれたキム・ナムギルのおかげかもしれません。
ちなみに、感性豊かで貼り強い韓国初のプロファイラーハヨン役でキム・ナムギルは、2022年SBSの演技大賞で大賞を受賞しています。
実話に基づいて作られたドラマだけに暗い雰囲気ですが、暗闇から光が生まれて痛みから勝利が生まれる、そんな犯罪スリラーものを見たい方におすすめのドラマです。
以上、韓国ドラマ 悪の心を読む者たち最終回12話 あらすじ感想(レビュー)をネタバレでご紹介しました。
それでは、又別の作品話で♪ ((*^^*))
- 前回のお話は⇒悪の心を読む者たち11話
合わせて見たいドラマ
- キム・ナムギル出演作⇒『キム・ナムギルドラマおすすめ』『熱血司祭2』『アイランド』『医心伝心』
- チョン・スンウォン⇒『コネクション』『マイデーモン』『シュルプ』『ビンセンツォ』『ヘチ~王座への道』『サム、マイウェイ』
- キム・ウォネ⇒『偶然かな。』『スタートアップ』『僕を溶かしてくれ』『あなたが眠っている間に』『クリミナル・マインド』『力の強い女ト・ボンスン』『花郎』
- チョン・マンシク出演作⇒『江南Bサイド』『インサイダー』『美男堂の事件手帳』『補佐官2』
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