空から降る一億の星韓国版 11話 あらすじ 感想 後半
ムヨンは「 喉が渇いたわ。動揺して何も飲まなかった。」 と言うジンガンを抱き上げて家の中に運び入れると冷蔵庫の上に置いた。
( 凄い力持ちのムヨン! )
その後ペットボトルの水を飲みながら「 コップないのよね?それだけじゃないわ。電子レンジ、炊飯器、洗濯機もない。なぜ猫が消えたのか分かる。」 とジンガンは微笑んだ。
そしてガランとしたムヨンの部屋の中を歩きながら「 きっと、こんなに何もない所が家だと思えなかったのよ。」 と言った。
その後何か思いついたジンガンは、お金があるかどうかを確かめた後ニッコリした。
そして「 何だか怖いな 」 と覗き込むムヨンに「 今はまだ言えない。秘密よ。」 と微笑み返した。
*
翌朝のジンガン(チョン・ソミン)とジングク(パク・ソンウン)
トーストを食べながら昨晩言い過ぎたと謝るジンガンを、ジングクは「 分かってる。そこまで愚かじゃないない 」と快く許し、笑みを浮かべた。
だが「 時間をちょうだい。兄さんがあの人を好きになってくれるように努力するから、私たちを見守ってほしい 」と説得を試みるジンガンに、顔を強張らせて出て行った。
その後、ソジョンから「 ジンガンは本当にあなたの妹じゃないってこと、幼い頃に連れて来られてこと知らないのよね?何かを知っている気がする 」と言われたジングクは、イム・ユリに確かめに刑務所に行った。
「 二人がお互いに何を言っていたのかが気になっているんだ。孤児とはどういう意味なんだ 」
「 両親がいなくて姉さんがアメリカに移住したからおじさんと二人だけで住んでると言ってた。それだけだけど、何かおかしいの?」
そう答えるユリに、ジングクは何も間違っていないと答えながら安堵した。
これに「 それを尋ねたくて来たのね?私に会いに来たんじゃなくて!」と皮肉るユリに、ジングクは「 もちろん君を見に来たんだとも!もうすぐ裁判だからどうしているかと思ってな 」と大声で言い訳した。
これに、嘘をついてと笑うユリに「 思ったより元気そうだ 」とジングクは笑った。
だが別れ際に「 おじさんがいくら反対しても、おじさんの妹は離れられないと思う。ムヨン兄さんを愛する女性は、絶対に自分から別れることはないから。」 と聞いて愕然とした。
*
一方退勤後、ムヨンをデパートに連れて行ったジンガンは、買い物リストをみながら生活に必要な台所用品を揃えた。
「 いつチプトゥリ※する?電子レンジと洗濯機が届く明後日?美味しいもの作りましょうね 」
と楽しそうに計画して「 チプトゥリ?僕はそんなタイプじゃない 」と答えるムヨンを無視して買い物を続けた。
※チプトゥリ:引っ越し祝のパーティ
その後要らないと言う自分を無視して、かわいい子猫のぬいぐるみをカートに入れるジンガンに、ムヨンは反論せず好きなようにさせた。
その後、家に戻り買い物を片付けたムヨンは、ジンガンがベッドの横の棚に置いっていった子猫のぬいぐるみと写真を取って微笑んだ。
ジンガンが「 とってもかわいいでしょ?兄さんと親しくなってほしいからあげる。兄さんと私が一緒の写真を…」 と言ってぬいぐるみと一緒に渡した幼い頃の写真だった。
だが写真の背景のヘサン病院を見たムヨンは、幼い自分が通りを徘徊している光景を突然思い出して考え込んだ。
*
ユリの殺人事件について調べている中、ニュースでムヨンの目を見たヤン・ギョンモ( ユ・ジェミン )は、釣りをしていた 川で遭遇した少年だと確信してジングクの元へ向かった。
「 私の本の第2章のミョンホという子はムヨンです。ムヨンに会った後、私は医学部に戻り児童心理学を学びました。私にとってムヨンはとても特別な子です。」
と打ち明けたギョンモは「 ユリの殺人事件にムヨンが関係していたとは…。もしムヨンが正常な人生を送れていないのなら私にも責任がある。私が選んだ決定が間違っていたんだから…。昔私がした」 と言葉を濁した。
( 打ち明け話はここまで?笑!この先が気になる… )
その後、署を去るギョンモを駐車場で目撃したソジョンは「 ヤン・ギョンモ博士?凄いファンだからサインをもらってくれれば良かったのに…。」 と悔しがった。
ジングクから、ユリが彼の本の第7章の患者でムヨンが第2章だそうだと聞いたソジョンは 「二人共彼の患者だったの!」 と驚いた。
その後、ユリと話してジンガンが何も知らないとわかったと嬉しそうに報告するジングクに、ソジョンは「 養子になった事を知っても大人だから大丈夫。それにいつか知る必要があるのでは?」 と尋ねた。
これに動揺して「 ダメだと言ってるだろ!」 と大声をあげるジングクに「 落ち着いてよ。ちょっと神経質すぎるんじゃないの 」と指摘した。
「 分かっているがどうしようない。俺たちは会ってはいけなかった。これは罰に違いない。だがそれがジンガンを動揺させていると考えると気が狂いそうなんだ。」
と真剣な表情で打ち明けるジングクに、ソジョンは言うべき言葉が見つからなかった。
*
退勤後買い物に出かけたジングクは、彼女と食事をするからとしゃぶしゃぶ肉を購入しているムヨンを見かけて視線を避けた。
その後、レジで又ムヨンを見かけたが、無視して通り過ぎて車に乗り込んだ。
車中で店から出ていくムヨンを見つめていたジングクは” おじさんが反対しても、ムヨン兄さんを愛した女性は絶対に彼から離れることはできない。” と断言したユリを思い出して顔色を変えた。
その後帰宅して一人で食事を済ませたジングクは、ムヨンの” 彼女と食事するから ”にもしやと思い、ムヨンの家に向かった。
そして、残業があると嘘をついたジンガンがミルフィーユ鍋の前でムヨンと楽しそうに何枚も自撮りする様子を窓からじっと観察した。
*
食べる前にワインを開けようとしてオープナーを買い忘れた事に気づいたムヨン( ソ・イングク )は、まだ食べない様にとジンガン( チョン・ソミン )に注意して、買いに出かけた。
その後オープナーを手に入れて家に戻り始めたムヨンは、横断歩道の向こう側にいるジングクに気づいて少し笑いながら渡り始めた。
そして道の真中ですれ違いざまにジングクに刺されて、道を渡り終えたあと地面に倒れ込んだ。
その後手に血のついたナイフを持って振り返ったジングクは「凄いおじさんだ…」と呟いたあと動かなくなったムヨンを放心状態で見つめた。
その頃、ぬいぐるみとお喋りしながらムヨンの帰りを待っているジンガン!!
次回のお話⇒ 空から降る一億の星 12話 あらすじ 感想へ続く…
前回のお話⇒ 空から降る一億の星 10話 あらすじ 感想
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チョン・ソミン ソ・イングク 空から降る一億の星韓国版 11話 感想
「ええっ!刺した!」と、この予期せぬエンディングにあ然!
そこまでムヨンとの交際に反対している理由は、ムヨンが自分の殺害事件の目撃者だからでしょうか、それとも二人が兄妹だからでしょうか、それにしても理解できない行動でした。
考えて見れば「悪魔だ。殺人者だ」と非難されているムヨンの方は、実際に殺人を冒したことがなく、ジングクの方が過去人を撃ち殺しムヨンを刺しています。
これはすご~い矛盾ではないですか?
誰にもセカンドチャンスはあると言っているジングク当人が、人を殺めた失敗から学ばず、妹をストーキングして彼を刺すというのも皮肉です。
ムヨンはムヨンなりにジングクに歩み寄ろうと努力した結果刺されたわけですが、多分ジンガンのために通報はしないのでしょう。
これで二人に親しくなって欲しいと願っていたジンガンは、ジングクかムヨンかの二者択一を迫られる事になりそうです。
それにしてもギョンモが過去ムヨンにしたことは何なのか。
記憶の中の妹を弟に変えたとか、父親の職業を警官に変えたとか、そういう記憶の操作をしたのでしょうか?
ギョンモの本『トラウマと共に』の目次を載せておきます。
ギョンモは、第7章の『目に見えない少女』がイム・ユリで第2章の『記憶を失った少年』がムヨンだと言っています。
もしかしてジンガンもこの中にいるのかと疑いが浮かびますが、第5章の『子供の生き残り』?
とにかく悲劇的な結末に向かってドラマが進んでいる様な気がします。
プロローグ:トラウマと共に暮らす
第1章: 殺人犯の息子 – 殺人犯の家族として生きる
第2章: 記憶を失った少年 – 過去を想像しなければならなかった
第3章: 傷つかない子供 – 2つの里親の家に何が残ったか
第4章: 犬を殴った理由 – 虐待のサイクル
第5章: 子供の生き残り – 大参事で生き残った後
第6章: 暗闇の52時間 – 誘拐の経験52時間
第7章: 目に見えない少女 – 裕福な家族の醜いアヒルの子
エピローグ: 愛、共感、そして時間
チョン・ソミンのカメオ出演作 ⇒ キム秘書がなぜそうか
ソ・ウンスの初期作 ⇒ 浪漫ドクターキムサブ
チャン・ヨンナムの時代劇 ⇒ 王は愛する
ユ・ジェミンのラブコメ ⇒ 力の強い女ト・ボンスン