韓国ドラマ 青い海の伝説 16話 あらすじ 感想 後半
カン・ソヒ( ファン・シネ )の正体
その後ホン刑事(パク・ヘス)に電話をしたジュンジェは、カン・ジヨン(ファン・シネ)が義母ソヒであると話した。
「では、マ・デヨンがお前を追っているのは、義母が扇動しているとお前は言うのか?だが何故、彼がお前を殺そうとしているんだ?」とホン刑事
「遺産相続のためだろう…」
「遺産相続?お前を傷つけたからと言ってどれ程の富が入るんだ?財閥?お前、又騙しているのか?」
と本気にしないホン刑事(パク・ヘス)に、不動産王のホ・イルジョンが父だと告げるジュンジェ。
「本当なのか?」と叫ぶホン刑事
「そんな事より、マ・デヨンの拘束状を直ぐに取れないか?」
「決定的な証拠なしではできない。それに、証拠を見つける前にそうすると、俺たちが彼女を疑っていると気づかれるのもまずい」とホン刑事。
「全てが合致すると俺の感が言っている。待ち時間はもうないんだ」
「何をするつもりだ?」
「自分でする。俺が証拠を見つけ出し、できるだけ早く全てを明らかにしてやるつもりだ」
そう言い捨てると電話を切るジュンジェ。
ナム部長(パク・ジイル)の生還
奇跡的に助かった後、鼻腔カニューレ(酸素吸入器)の他は自力で少し呼吸できるほど回復するナム部長。
そのベッドの傍で、意識が回復しても普通の生活ができるのかどうかと嘆くナム部長の奥さん
「彼の様な患者は、突然こん睡状態から目を覚ます事もあり、奇跡と呼んでいますよ」と肯定的な診断を告げる担当医。
そんな話がされている間、ナム部長は朝鮮時代の夢を見ていた。
生死をさ迷って以来、前世でダムリョンの友として生きる自分の姿が、頭の中で蘇る様になっていたのだった。
ダムリョンの遺言の通り、県令の屋敷に入る友(ナム部長の前世)。
そこで掛け軸を見つけた後、屋外で待ち構えていたジヒョンとナムドから逃げている姿を夢見ているナム部長。
*
リビングでカン・ソヒがトリカブトの鉢の手入れをしている所へ、血相を変えて入って来るジヒョン。
「彼が父なのか?マ・デヨン?」
「確かめなくてはならないの?」
「ああ」
「理解できないわ、ジヒョン。何も知らなくても何もしなくても、待っていれば母さんが全てやるのに…」
「僕はあんな男の息子だなんて…嫌なんだ!一度も太陽を浴びることのない、汚く群がるコケになった気分にさせる」
と泣き叫ぶジヒョンに、自分の昔の話を始めるソヒ。
「孤児院に捨てられた双子だったが、一人は裕福な家に引き取られ、自分は貧しい家で酔っ払いの父の暴力の中育った。一つだけ上手くいったのが、人々は弱者の話しに耳を傾ける事なのよ」
そう言うソヒの頭の中では、若かった自分が父親を殺した後刑事の前で泣く姿、夫を殺した後祭壇の前で嗚咽する姿が過ぎった。
「そうやって母さんはここ迄来たの。長くて辛い道だったから、あなたにはそんな方法を取らせたくなかったの。太陽に下に出なさい。コケではなく花として行き続けて」とジヒョンに告げるソヒ。
*
ジンジュに息子が見つかった事を報告し、今夜は息子の家で泊まると告げるユラン。
これに大げさに声を上げると「どうやって会ったんですか?」とユランの打ち明け話を嬉々として聞くジンジュ。
*
プールサイトに座りシムチョンは「何なの?」とナムドが止めた話の続きを尋ねた。
「マ・デヨンには一人の女性しかいなかった。それがカン・ジヨンだが、彼女の周りは謎めいた死だらけだ。自殺に交通事故に。それと子供が一人いたに違いないが、多分ソヒの子供ジヒョンだろう」とナムドゥ。
「ホン・ジュンジェって寂しかったでしょうね」と顔を曇らせるシムチョンに「そう、家出して出会った俺は神の賜物だったんだ。そんな家庭は本当に恐ろしかっただろう」としみじみと呟くナムド。
ジュンジェ( イ・ミンホ )の誕生日プレゼント
一緒に眠ることになりユランとシムチョンが屋根裏部屋に上がると、ジュンジェからの誕生日プレゼントの箱が二つ部屋に置いてあった。
一つ目の箱を開け” 遠方はるばる来てきてくれてありがとう ”のカード共に贈られたウォーキングシューズを早速履き喜んだ後、二つ目の箱に入っていたのピンクのタコに歓声を上げるシムチョン。
人魚にとってはペットに当たるタコに「ついに私の家に来たわね」と嬉しそうなシムチョン。
そんなシムチョンを抱きしめ「チョンさんが、こんな風にジュンジェの傍にいてくれるから、有り難くて安心だわ」とユラン。
「私も有り難くて安心です。でももし何かが起こって私が傍にいなくなっても、彼の傍にいて下さいね」とシムチョンは頼んだ。
*
プレゼントの礼を言うシムチョンの心の声を聞いた後「どうしてまだ起きているんだ?」とSMを送るジュンジェ。
すると、” 今日は誕生日なのにあなたの顔をまともに見ていない気がする ”と心で愚痴るシムチョン。
” 扉を開けろ ”とジュンジェからSMが来ると、そっとベッドを抜け出し下を覗くシムチョン。
顔を見合わせ微笑んだ後、” 顔を見たんだから、もう寝ろよ。騒がしくしないで ”というSMを送るジュンジェ。
それに対して” TV見たけど、誕生日にキスはつきものよ ”、と心の中で愚痴た後、そろりそろりと梯子を降りるシムチョン。
*
プールサイトに出ると「誕生日キスしてくれるの?私、準備はできてる」と唇を突き出すシムチョンに、くすっと笑い話しだすジュンジェ。
「やー不良の人魚。お前はロマンティックラブとその他色々をしているんだよな?だがダーティーラブの方へ向かっているぞ」
「ダーティラブてどういう意味?冗談でしょ?」
「前も言いたかったんだが、寝る前に色々考えるのをやめてくれないか?凄く騒がしいんだ」
「恥ずべきよ。私の心を盗聴して」
「誰が?俺だって聞きたくないんだ。お前が喋り続けるから聞こえるんだろ?物音が嫌いだから一軒家に住んでいると言っただろ!上でぺらぺら喋るから不眠症になっているんだ」
「分ったって階下の人。物音の不平を言う為に私を呼んだの?」
「もちろん、違うさ。こうするため…」とシムチョンを抱き寄せるジュンジェ。
「お前の心臓が鼓動しているかチェックしないとな…でもあんまりどきどきしてないな…」
「本当に?ちょうど良く動いていると思うけど…」
と言うシムチョンに軽くキスをしてもう一度抱きしめるジュンジェ。
「今度は良くなったな…」
「ふふっ…」と抱きあう二人。
*
翌日、父親に会おうと会社に出向いたジュンジェは、部下を従えて歩くジヒョンを見つけた。
「父さんはどこだ?」
「ここで何をしている?」とジヒョン
「父さんは会社にいるのか」
「言っただろ?友達と旅行に行ったと」
「そうか?どこへ」
「少し静養しにハワイに行ったよ」
「ハワイ?たとえ重要なビジネス旅行でも、食べ物が合わないからと父さんは一週間以上海外へ行ったりしないさ」
「ジュンジェ、言いたいことは何だ?」
「お前を信用できない。父の忠実な息子で居てくれと言った事を取り消すよ」
会社を出たジュンジェは、ホン刑事( パク・ヘス )に父の搭乗記録を調べて暮れるよう頼んだ。
だが彼は六ヶ月間一度も国外に出ていず国内にいる事が分ると、ナムドに電話をかけ父の家に盗みに入ろうと持ちかけた。
プールサイトでナムドが証拠集めの話をジュンジェとしているの盗み聞いたシムチョンは、窓を開け私も手伝うと名乗り出た。
その頃ユランもソヒを家から外出させようとジンジュに助けを求めていた。
イルジョン( チェ・ジョンウ )救出劇
ジンジュが大事な情報を明らかにするとして自分以外の奥様をサロンに集めていると知り、ソヒはその場所へ向かった。
シムチョンもジュンジェに内緒でジヒョン( イ・ジフン )を外に呼び出して、援助した。
そうして空になった家に、害虫駆除サンターの職員に変装して入るジュンジェとナムド、テオの三人。
ナムドは二人が仕事ができるよう、家ありの説明をしながら家政婦を家中へ連れ回し、テオはパソコンのハッキングをして防犯システムを解除した。
ジュンジェは、疑わしい薬を集めリビングのテーブルの下に盗聴器を取り付けた。
こうして父の部屋に入り、暗闇の中ベッドの上に座っている父親を見つけるジュンジェ。
足音に振り向いたが、誰が入ってきたが分らず「誰だ?」と尋ねるイルジョン。
そんな父親の姿に腹正しさと悲しみがこみ上げながら「自分の息子が分らないのか。こんな状態になるために俺の母さんから別れ、俺を冷たくあしらったのか?」と尋ねるジュンジェ。
ナム部長と父親に起こった事は、全て義母ソヒの仕業だと説明し連れて行こうとするジュンジェ。
だが「お前の母を中傷する為に帰ってきたのか?私の選択が間違っていたと言いたいのか?」と手を振り払うイルジョン。
「ああ、全て間違っていた!」
「俺の選択だ。俺の人生は間違っていなかった。幸せだったんだ。目は手術すれば直るんだ」
と主張する父親の姿に絶望し涙を流し、何も見えていないと言うジュンジェ。
「義母は、お前の世話をしてくれた優しい女性だと俺が一番良く知っている」と言うイルジョン。
そんな父親にジュンジェがソヒの正体を明かした後、強引に連れ出そうとするが抵抗するイルジョン。
「放せ!お前は詐欺を働いているそうだな!それでこんなひどい事を…」
とあくまでも信じようとしないイルジョンに、結局連れ出すことを諦めるジュンジェ。
マ・デヨン( ソン・ドンイル )の急襲
家政婦からの電話を受けてジュンジェが家に来ていると分ったジヒョンは、シムチョンを駐車場に独り残して去った。
その後ハンマーを持って現れたマ・デヨンは、シムチョンが人魚だと夢で知り水を浴びさせようとして、ハンマーをスプリンクラーに投げた。
だが、人魚の脚力パワー全速力で走り難を逃れたシムチョンは、屋上でマ・デヨンを待ち伏せた。
そしてマ・デヨンがドアを開けた瞬間を狙て彼の手を掴むと「何も記憶がなくなっても、長い間地獄を味わうことになるでしょう」と言った後、彼の記憶を消した。
だが、マ・デヨンとソヒの悪行を見る過程で、シムチョンは前世の自分達がハッピーエンドではなかった事を知ってしまった。
”二人は健やかに暮らした。傷ついたり傷つけたりせず、沢山子供を生んで良い子に育てた。共に歳を取って末永く幸せに暮らした”
と語ったジュンジェの言葉を思い出し、シムチョンは涙を流しながら呟いた。「全て嘘だったのね…」と
次回のお話は⇒青い海の伝説 17話 あらすじ 感想
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チョン・ジヒョン イ・ミンホ 韓国ドラマ 青い海の伝説 16話 感想
母親とは涙の再会を果たすジュンジェ。ですが父親の方は助けに来た息子を信じず残念なことに。
とにかく、カン・ソヒとジヒョンの正体を知り行動に出るジュンジェ。
ホン刑事の助けもあるし、この勢いでカン・ソヒ一派を一掃して現世での勝利となるのでしょうか?
シムチョンもマデヨンの記憶から、前世の悲劇を知ったのでこれからの彼女の行動も気になる所です。
私も含めて皆が望んでいるハッピーエンドを、面白い事にジュンジェとシムチョンも夢見ている状況です。
シムチョンとジュンジェは前世からの悪縁を断ち切って幸せをつかむ事ができるでしょうか?
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