韓国ドラマ 青い海の伝説 14話 あらすじ 感想 後半
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ナム部長を見舞ったジュンジェは、ベッドの傍に座り、全く身動きはできない彼と意思の疎通を試みた。
「おじさん。あまり見舞いに来れなくて申し訳ない。誰も信じない話をしても言いか?遠い過去においておじさんはいつも俺の側に立つ良い友だったんだ。現世では少し早く生まれ変わったから、俺の子供の頃から味方してくれた。おじさんをこんな目に合わせた奴を俺が見つけてやる」
「もしこいつだったら、二回瞬きをしてくれ」とジュンジェがマ・デヨンの写真を見せると合図の瞬きをするナム部長。
「もしかして誰がおじさんの周りで、マデヨンに関係のある人がいるのか?」その問いにも瞬きをするナム部長。
そこへ入ってきたジヒョンと場所を移り話をするジュンジェ。
父親の病気は良くなっている、止めたが、父親が殆ど全財産をジヒョンとソヒに生前相続した、と嘘を聞かされるジュンジェ。
そして妙に同情的なジヒョンに「父親をさらに嫌いになる様に応援する必要はない。何か秘めた動機が有るの様に見えるぜ」と不信感を表すジュンジェ。
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”ジュンジェ、私の家の家政婦さんがあなたのお母さんだって…”とメッセージを書くが遅れないシア。
そこへ病気だと聞いたから、とお粥を持って入って来るユラン。慌てて膳を置くと、余分な仕事をさせてすまないと詫びるシア。
その後、部屋を出ようとするユランの背中に「一度こうしたかったんです」と抱きつき、「気持ち悪い」と言われてしまうシア。
ソファに座るジンジュ(ムン・ソリ)にシア(シン・ヘソン)の奇妙な行動を告げた後、ホ一家の話を尋ねるユラン(ナ・ヨンヒ)
ホ会長の全事業を任されたCEOはカン・ソヒの息子で、血の繋がった息子の方は10年前に家出したっきり行方知れずだと聞き驚愕するユラン。
その後突然外出するというユランをジンジュが非難すると、彼女を庇うシア。
それから、おばさんではなく”お母さん”と呼べと言ったり、下着の洗濯をさせたと頭を抱えるシアに、目を白黒させるジンジュ。
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カン・ソヒへ会いにかっての自宅に戻り、家を出る時にソヒが誓った言葉を玄関で思い出すユラン。
”ジュンジェが大人になるまで姿を見せないで。そうすると新しい家族に慣れて育つだろうから。心配しないで、自分の息子よりももっと愛して彼を育てるから”
ジュンジェの場所を尋ねるユランに「追い出してはいないわ。彼が自分から出て行き、夫は探さなかった。それだけの事じゃない。自分の息子なのに連絡は取り合っていないのね」と事もなげに言うソヒ。
会わせなかった理由は、息子と夫そして妻の座を盗むための画策だったとようやく悟るユラン。
「諦めたのは自分でしょ?私なら息子を置いて逃げ出したりしない。馬鹿じゃないの?」とソヒ。
「カン・ジヨン!私は息子を見つけているべき場所に戻す。そしてあなたも元いた場所に戻してあげる」と宣言するユラン。
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その後、カン・ソヒに雇われた車に轢かれそうになるユランだが、それを救うシムチョン。
そして食料品の買い出しへ行く二人を、ジュンジェに指示され尾行するテオ。
魚売リ場で、ここに来て以来新鮮な魚は食べた事がないと呟くシムチョン。
「海に近い所に住んでいたの?それじゃ残念ね」と同情するユランに「そんな所ね…。でも他に沢山の美味しい食べ物が有るから構わない」と答えるシムチョン。
アイスクリームを食べようというシムチョンに「そうね。落ち込んでいたけど、チョンさんに会って気持ちが楽になったわ。ありがとう」と仲良く買い物を続ける二人。
ホン刑事(パク・ヘスの捜索協力をするジュンジェ。
椅子に座り、テオから送られた買い物を友達としているシムチョンの画像を見て「付き合いが広いな。簡単に友達になって・・・」と呟いているジュンジェ。
そこへマデヨンのカルテを持って現れるホン刑事。
「ひょっとしてカン・ジヨンと言う名を聞いたことがあるか?」
「カン・ジヨン・・・・ないが、何故?」
「マ・デヨンに関係のある唯一の女だが、見つからないんだ。住所登録は抹消されているしな。二人の間に子供がいるのではないか、と疑っている」
「じゃあ、その子供か女が逃走を助けているのかも。ナムド兄さんは、刑事より人探しが得意だから」と女の情報をホン刑事から奪うジュンジェ。
詐欺師とこんな関係になるなんてと目を瞑って嘆くホン刑事を見て、前世の船上で助けてくれた彼の姿がフラッシュバックし、「思ったよりいい奴だな」と彼の肩を叩き笑うジュンジェ。
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病院のカルテでマ・デヨンの主治医がチン教授だと知り、ホン刑事と訪れるジュンジェ。
「ああ、彼は私の患者だ」
「教授はマ・デヨンをご存知なんですか?」
「ああ、時々現れて治療をした。怒りコントロールの障害と躁うつ病だ」
「最近彼が来ましたか?」
「いいや、最近は来ていない」と言いながらジュンジェに判るようにサインを出すチン教授。部屋を出た後、ホン刑事に車で待っているように言うと引き返すジュンジェ。
「昨日来たぞ。マ・デヨン」
「なぜ来たんです?」
「もし薬を取らないなら、暴力をコントロールできないんだ」
「彼がダムリョンとセファを殺した人です。俺たちを追ってここにもいるんです」
「彼も昨日、夢の最後を見たんだ。そしてこう言った”俺じゃなかった”」
「え?彼が殺したんじゃない?では誰が?」
「それは言わなかったから、分らない。言っただろう。運命は簡単に変えられないって。今からでも、その女性を元の場所に送りなさい」
「マデヨンはここに又来るでしょうか?」
「薬を用意すると言ったから近いうちに来るだろう」
「もし彼が来たら連絡を頂けますか?」
「そうしよう」と、そこでテオからのメッセージを受け取るジュンジェ。
チャ・シアの家までユランを送るシムチョンを尾行していたテオが見失ったと知り、顔色を変えるジュンジェ。
運悪く家の前でシアに見つかり説教されてしまい、目を離してしまったのだった。
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車に乗り込むと、ホン刑事を急かせるジュンジェ。
「急げ!」
「走っているだろ!信号無視を二回もしたんだぜ!」
「もしチョンが独りでマ・デヨンに会ったらどうするんだ?責任を取ってもらうから、ホン刑事」
「何で?俺が…」
車中から電話をするが出ないシムチョンを心配して「どうして電話に出ないんだ?」と呟くジュンジェ。
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だがジュンジェからの電話がなるのを見たのは、席を外していたシムチョンではなくジヒョンだった。
シアの家から帰ってきたシムチョンを家の手前で待ち構え手いたジヒョンは、シムチョンをレストランへ誘ったのだ。
食事をしながらシムチョンに質問をして、二人っきりの同棲ではなく、共同生活者がいる事にほっとするジヒョン。
そしてジュンジェの兄だと安心しているシムチョンの方は、ごちそうを嬉しそうにパクパクと平らげた。
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部屋で夢を思い出すマ・デヨン。船上からシムチョンに向かって投げた彼の槍は外れていた。
二人を殺した槍は、隣にいた手下が投げたものだったと夢で悟るマ・デヨン。
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家の前で、シムチョンを送って来たジヒョンと出くわすジュンジェ。
彼が持っていたシムチョンの買い物袋を奪い取ると「彼女の為に運んでくれてありがたいが、今後はそんなことはしないでくれ」と言い放ち家に入った。
家に入ると「私に怒っているの?」と訊くシムチョンを見ただけで部屋に引っ込んでしまうジュンジェ。
喧嘩が絶えない二人に最初は嬉しそうにしていたが、シムチョンから大分前に紹介されたジュンジェの兄と食事をしていたと知ると不機嫌になるナムド。
屋根裏部屋で臓が痛くなり胸を押さえるシムチョン。
ーどうしたの…。もう長い間水に入っていないせいかしら…
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翌朝、ナムドとテオに日が暮れるまで出かけるように言うジュンジェ。
昨晩シムチョンの心の声を聞いたジュンジェは、自由にプールを使わせてやる心づもりだった。
誰も帰ってこないと思い泳ぎ始めるシムチョン。
だがその時おかしな気配を感じ家に戻り、プールの中の人魚姿を見てしまうナムド。
最初は水族館の被り物かと笑っていたが、その内今までの奇妙な出来事が頭の中で合致し、シムチョンが人魚だと悟るナムド。
そして、シムチョンの涙が真珠であると知ると大喜びして叫び始めた。
「ホ・ジュンジェに言わないでしょ?」
「チョン!人魚チョン!どうしてこれを秘密にしなきゃいけないんだ?素晴らしいじゃないか!俺たちはお金の山に座っているんだ!」
「お金の山に座るのは好きじゃないわ」
「俺は好きだ。ラスベガスに一緒に行こう。人魚のショーを披露して世界ツアーをしようぜ」
「私を売リ払うって言っているの?チョ・ナムド」
「違う。仕事をやっているんだ。この頃は仕事を見つけるのは難しいんだよ」
「分った。握手しましょう」と微笑を浮かべ出されたシムチョンの手を握るナムド。
そうして人魚の武器を使ってナムドの記憶を消し去るシムチョン。
ーもしホ・ジュンジェが私の本当の姿を知ったらチョ・ナムドと同じ様に反応するのかしら…。どうせ知られたんだから尋ねてみるべきかな…。
と思い、記憶を再度ナムドに戻しジュンジェの場合はどうかと訊いてみるシムチョン。
「俺よりきっと酷いさ。もしこんな事を彼が知ったら100%逃げ出すな」
「じゃあ、現場を押さえられないようにすべきよね?」
「遅すぎるぜ。もう俺が知ったから」
「水の中でしかした事がなくてどうかと思ったけど、外でも上手く働いてくれて良かった」と微笑みナムドの手を取ると、記憶を又消し去るシムチョン。
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食事中も自分とろくに話そうとしないジュンジェ、をテラス付きの部屋に呼び出すシムチョン。
「私に話しかけず目も見ないし笑わない。いつまでこうするつもり?」
「そうだな。じゃもう一度訊くけど…もし俺に何かあったら…」
「100回訊いても同じだって!もしあなたに何かあったら、生きていけないの」
「だから、なぜなんだ?」
「それは…」
ー私の心臓はあなたが私を愛してくれる時だけ動くの。
陸上での心臓にはタイムリミットがあるの。もしあなたが私を去ったりこの世界から消えたら、私の心臓の鼓動は止めるのよ。
ジョンフンもそれで死んだ。愛する人が去ったら、心臓は冷たくなり固まり、やがて止まる。
あなたなしだとそうなるの。海に戻らない限り私は多分死ぬわ。
そのシムチョンの心の声を聞いたジュンジェは、思わず「死ぬだって?」と声を上げた。
「たった今、話したことは何だ?」
「何?」
「もう一度言えよ。何が冷たくなり固くなり…何が起こるって?」
「私の声が聞こえるの?」
「心臓が止まるって言ったよな?」
「何時から私の声を聞いているの?」
「どうしてお前が死ぬんだ!!!」
遂にジュンジェに心の声が聞こえていると悟るシムチョン。
そしてシムチョンの心臓の秘密を知り驚愕するジュンジェ!!
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前回のお話は⇒青い海の伝説 13話 あらすじ 感想
チョン・ジヒョン イ・ミンホ 韓国ドラマ 青い海の伝説 14話 感想
ジュンジェが心の声を聞いている事をシムチョンが気付きましたね。
聞かれると分ったので、心の声はこれからきっと減ることでしょう。
今回はカップルでのラブリーな街中デート姿を披露してくれましたが明るい話題はそれだけであとは問題だらけ。
シムチョンの心臓の秘密を知ったジュンジェや悪人ジヒョン、その上両親とも危険にさらされて…。一体どうなるんでしょ?。
自分が死んだ後の事を”もし”で話しているジュンジェですが、まさかのサッドエンディング???
ジュンジェが教授に言っていたように、” 終わりを変える機会 ”として現世で勝利してくれれば良いのですが…
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