韓国ドラマ アルハンブラ宮殿の思い出 11話 あらすじ 感想 後半
代表職を解任されるジヌ( ヒョンビン )
” ジェイワン社の代表ユ・ジヌが観光中に迷いグラナダのアルハンブラ宮殿の地下牢で発見され、随行していたソ秘書が現地で事故死した。同時に起きたこの2つの事件に関連はない もよう ”とニュースで報道された。
この機会を逃さず緊急理事会を招集したチャ・ビョンジュン( キム・ウィソン )教授は、墜落以来の妄想障害が悪化しているユ代表に会社の重要事項を決定する能力はない、代表の地位に相応しないといった理由で、ジヌを解任した。
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この日酒を飲んで眠ったジヌは、事故後LAで治療中だった頃のジョンフンの夢を見た。
辞表を書いて家に戻れと勧めるジヌに「 一人では絶対に行きません。代表は良くなるんです。」と泣きながら言ったことや「 これは涙ではありません 」と目を拭っているジョンフンを思い出しながら目覚めた。
そんな中、グラナダから戻ってすぐに会いに来たヒジュは、誕生日を口実にして酒浸りのジヌを食事に連れ出そうとした。
そして「 僕は君の何?誕生日は恋人と祝うものだろ?僕たちは恋人?プロポ-ズした覚えはないんだが...ミンジュのバカげたアイデアに感化されたか?」と冷たい言葉を浴びせるジヌにくじけなかった。
そして「おめでとう。心配してくれてありがたいが今はそんな気分じゃない。僕は休みます」とジヌがベッドに横になったが諦めなかった。
その後部屋から出てきたジヌを「 待ってたんです。誕生日を祝って下さい。食事に行きましょう。」とヒジュは誘った。
一年前のパーティに出かけて別れを言えなかった事を後悔していたからだった。
そして「 恋人と過ごすものだというなら恋人になって。」と明るい笑顔を向けて、ジヌを夕食へ連れだした。
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ほとんど会話のないまま食事を終えた後、タクシーで帰ろうとしたヒジュは「 恋人だろ?なのに夜中に一人で帰らせると?」というジヌに、仕方なく車に乗った。
だが車中でも黙ったままのジヌに気まずくなり、ヒジュは沈黙を破った。
「 何か話して。なんだか申し訳ない気持ちになってしまいます。私の恋人役、取り消してくれても大丈夫ですから...」
「 勝手だな。付き合って1時間でもうフルのか...ひどいな。人をその気にさせといて...」
「 誰がその気に?代表が??」
「 もう代表じゃない 」
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ジヌを解任させたチャ教授は、ソンホにも内緒で準備していたヒョンソク( パク・フン )の事件の再調査を警察に依頼していた。
その上、スジン( イ・シウォン )とジヌの関係を結びつけて窮地に追いやり、ヒョンソクの遺産を奪う計画さえ持っていた。
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ソンホから電話でその事実と「 既に警察の調査が始まったらしい。教授の標的はお前だ」と言われたジヌは「 だから又逃げろと?」と尋ねた。
さらに「 殺人の容疑がかかるに決まっている。何か根拠があるんだ。」と電話の向こうで説得するソンホに「 先輩も僕を信じてないんだな?逃亡を勧めるのは会社を守るためか?」と確認した。
その後ソンホから「 治療のための出国にすればいい。教授を説得する時間稼ぎだ。頼むから韓国から離れろ。」と最後の忠告されたジヌ( ヒョンビン )は、涙を浮かべて車中で待っていたヒジュ( パク・シネ )を見つめた。
一年前どん底だと思ったが今も墜落を続けている。どこまで落ちるか見当もつかない。努力しているが一年前と変わらない、と降り出した雨の中立ち竦んでいるジヌ。
*証明キス
車を降りてジヌに近づいたヒジュは「 どうしました?良くないことでも?」と傘を差し出した。
その後虚しい表情で、親も兄妹も妻子もいないと家族についてジヌは話し始めた。
そして「 兄弟同然だった友が死に、弟の様だった秘書も死んだ。父同然だった人に裏切られて会社から追い出された。もう信じてくれる人は誰もいない 」と打ち明けた。
「 だが僕は精神疾患でも人殺しでもない。逃げたくない。去れば認めることになるから。信じてくれる人が一人でも入れば去らない。まだ僕を信じてる?僕を信じると言えますか?」
そう言って見つめるジヌを「 信じるわ。信じます 」とヒジュは見つめ返した。
これにジヌ( ヒョンビン )は「 僕を信じていると証明して。」と言った後、当惑しているヒジュ( パク・シネ )を引き寄せてキスをした。
” 悪い状況のまま墜落中だ。一年前と違うのは、国を去らずヒジュが傍にいるということ ”と思いながら...。
次回のお話 ⇒ アルハンブラ宮殿の思い出 12話 あらすじ 感想 へ続く...
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韓国ドラマ アルハンブラ宮殿の思い出 11話 感想
雨の中のキスシーンも情熱的で良かったですが、その前の車中での2人の会話がウィットに富んでいて笑えました。
恋人役を取り消すヒジュに「 一時間でもうフルのか。その気にさせといて...」とからかうジヌ。
ジョンフンを失い代表職を解任される絶望的な状況で、ヒジュの” 恋人 ”役を楽しんでいるジヌに、まだ気力が残っていることを感じさせられました。
そしてこの会話のあと、変わらない信頼を寄せて” 信じる ”と言い切ったヒジュに、証明キスをするジヌでした。
これまでジヌに対して” 代表様 ”と控えめだっヒジュと、代表ではなくなったジヌがこれからどんなロマンスを展開していくのか気になります。
そして生存中は秘書として、死後はNPCでジヌを助けたジョンフンのLAでの様子が改めて描かれていた11話。
これまでジヌを支えてきたジョンフンの穴は大きい。ジヌの悔恨の涙が切なかった...。
ジョンフンから、チャ・ヒョンソク、チャ教授、パク理事まで、登場人物に関してはとても丁寧に描かれていると思います。
ARゲームに関しては未だ不明の点が多くありますが...。( 笑!)
拉致されているのか隠れているのか生存なのかどうか、全てが謎のセジュ( EXOチャンヨル )と彼が作った仮想キャラ"アルカサバのギタリスト エマ"。
二人とも再登場して活躍してくれるのでしょうか?
予告では、気力みなぎるジヌがチャ教授の前に登場して「 全て事実だと証明できます。教授と僕はこれから運命共同体です。最後まで !」と弧を描いています。
ARゲームの中にチャ教授を引き込んだのでしょうか?12話での展開が楽しみですね。
* 韓国ドラマ アルハンブラ宮殿の思い出 予告動画 12話 ( tvN )
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