キム・ユジョン パク・ボゴム 韓国ドラマ 雲が描いた月明かり 12話 あらすじ 感想
ヨンの助けにより母親の涙の再会を果たすラオン 。涙ウルウルの感動的なシーンから
それでは キム・ユジョン パク・ボゴム 韓国ドラマ 雲が描いた月明かり 12話 あらすじ 感想 をどうぞ。
イ・ヨン( パク・ボゴム )
ホン・ラオン ( キム・ユジョン )
キム・ユンソン ( ジニョン )
チェ・ハヨン ( チェ・スビン )
キム・ビョンヨン ( クァク・ドンヨン )
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韓ドラ 雲が描いた月明かり 12話 あらすじ 前半
ラオン(キム・ユジョン)の手を握り締めたまま尋ねるヨン(パク・ボゴム)。
「もしもとても辛い状況で何かを手放さなければならないとしても、それが私ではないと、そなた約束してくれるか?」
にっこりと笑い、はいと答えるラオン。
「良かった。私の願いが適った。」
「どういう意味ですか?邸下?」
「私の願いはそなたの願いが適うこと。そなたの母を見つけたんだ。」
涙を溜めて振り向くラオン。笑みを浮かべて佇む母の姿が目に映り立ち上がる。
「オ…オンマァ…」
「ラオナ…すごく遅くなって…ごめんね。」
「オ…ン…マ…ァ……」
それ以上言葉にならず、ただ泣きながら抱き合う二人。
*
二人の再会を見守りながら、ヨンは茶山(タサン=チャン・ヤギャン)と先日交わした話しを反芻する。
それはヨンが薬房を訪れた日…、ラウンの母と茶山の話を偶然聞き茶山を問い詰めた時のこと…。
「なぜ隠しているのですか?」
「何のことでしょう?」
「ホン・ラオンの母親…お互いを探しあっているのが分っているのに…、なぜ先生は黙っているのですか?」
「もし母親だったら、どうすると言うのでしょう?」
「明らかでしょう?私は二人の再会を助けたい。」
「もしラオナが母を見つけたら、邸下を傷つけるかもしれなくてもでしょうか?真実を埋めたままにしたら、邸下とラオナは一緒に幸せに暮らせるかも知れないとしても?」
「どんな危険があるのかは分かりませんが、私の利だからと家族を別れさせてたりはしない。」
*
薬房の庭で座っているラウンと母親
「大変だったでしょうね。」
「そんなこと全部忘れちゃった。もう二度と会えないと思った母さんと又一緒にいるんだから…。」
感極まって又泣きながら抱き合う二人…。
「でも…、一体どうして内侍なんかに?」
「折りをみて話すわ。心配しないで。良い人に会えて私上手くやっているの。邸下も私に優しくしてくれてるの。」
「邸下…じゃああのお方は王世子だと言うのかい?」
頷くラウンを見てうろたえる母親。
*
宮殿へ帰る前、茶山に礼を言うヨン。
「約束したようにもう何もお頼みしません。先生が言ったことに好奇心はあるし心配もしてますが、再会させるかどうかを私に選ばせてもらって感謝します。」
「邸下、運命というものは願った様に作られたものでも、望んだからといって避けられるものでもないのです。」
「私もそう言いたかったのです。」
母親と手を組んでにこやかに歩いてくるラオン。
「直ぐに正式な形でラウンを送りましょう。ですからあまり失望しないように…。」
と告げるヨンに、深々と礼をして感謝を口にするラウンの母。
「じゃあね。母さん。あまり飲み過ぎないで、お爺ちゃん。」
そう言って馬に乗って去る二人を身送りながら話し始める茶山とラウンの母。
「今度はラオンが決心する番だ。」
「彼女が決めることではありません。王宮?王世子と親しくするだなんて…ありえません。先生、わかっていらっしゃるでしょう?」
*
土砂降りの雨が降り出し、宮庭の木の下で雨宿りをする二人。
傘を調達しようと言うラオンを引きとめ問いかけるヨン。
「そなた、行って来いと言うと思ったのか、この私が?」
顔をしかめてそう言うとラオンの手を取り雨の中をゆっくり歩き始めるヨン。
もっと早く歩きましょうと文句を言うラオンにすましたままのヨン。
「王世子は宮殿の中を走ったことはない。そうでしょう?」
「一度もない。」
「はい、分りました。」
「だがそなた、王世子が一度内侍を好きになったらどうなると思う?どう言う訳かたまたまそうなってしまったんだが…」
そう言うとサムノムの頭を自分の袖で被い傘代わりをするヨン。そして二人は東宮殿へと走りこんだ。
*
ヨンの書斎に入ると戸棚から布を出しすぐに拭き始めるラオン。
その手を止めラオンの笠をはずすと、抱いて長いすへと運ぶヨン。
膝の上に乗せ、顔の雨の雫を布でふき取り始めるヨン。
「私怖いんです。」
「何のことだ?」
「とても幸せだから…、もし誰かの幸せまで私に来ていたとしらどうしましょう?それでもし取り返しに来たら?」
「お母さんに再び会えてそんなに幸せなのか?」
「宮殿の中と外に会いたい人がいるなんて、私何て幸せなんでしょう。」
「そなたが幸せなら私もうれしい。だが、まるで私なしでも幸せかのように言うとは…。傷つくな。」
「心配しないで下さい。邸下の許可なしでどこにも行きませんから。」
「本当だな?」
「もちろん!」と微笑みあう二人。
*
命令された通り帳簿を東宮殿へ置いた後、ハン内侍府首長に報告をしているビョンヨン。
「これを続けていると、きっと警備は増やされます。大丈夫ですか?」
「もし何もしないのなら、隠れている理由がないであろう。世子に側近の者から試されている事を見せなければならない。」
いつラウンに真実を話すのかを聞くビョンヨンに、世子が手を出せなくなる時機まで待つと答えるハン首長。
*
玉座に座り上訴状、ウィギョへの賄賂の報告を読んでいるヨン。
眼前には何も知らない当人と *承政院(スンジョンウォン)の都承旨(トスンジ) が向かい合って立っている。
「今まで一枚も見たことがない上訴が、どうしてこんなに沢山あるのだ?都承旨言いなさい!」
「不確かな上訴は名誉毀損を狙っていますので…。」
「ではこの上訴の場合は、答えを期待して証拠と共に訴えているのだな?」
ビョンヨンが密かに渡した潜商帳簿を出し叫ぶヨン。
「これは職をえる為にお前に賄賂を贈った者の名簿だ!これには誰に、いくら、いつ、どこへ、どの地位へが全て載ってある。」
ヨンの問いに答えて、名簿者が真実であると白状した事も都承旨は報告する。
濡れ衣だというウィギョに吏曹判書の解任を即座にヨンは言い渡す。
充分な調査をした後判断すべきだと反論するウイギョに、お前は正しい、この機会に是非そうするつもりだと宣言するヨン。
*
その夜、ウィギョは帳簿を証拠に解任されたとキム家で報告していた。
厳しい顔つきのまま黙って聞いているキム・ホン。
潜商帳簿は、白雲会(べクォネハン尚膳が率いる秘密結社)に盗まれたはずだ、とウィギョ。
どうして世子の所に渡ったのかを不思議がるユンソン。
とそこへ、ラウンを探す命を受けていた部下のチルソンが報告に戻って来る。
情報者は殺されていたが、名はホン・ラオン、と告げるチルソン。
名前は公には使われていないのではないか、と訝しがるグンギョと詳細の調査を命令するウィギョ。
*
書庫の書卓の上に横たわり居眠りしているラオン。
顔にかかる日差しに気付き、ヨンは本で塞ぐ。
ラオンが薄めを開けると、同じ様に書卓に体を横たえるヨン。
「そなた、閉じた目でも私が見えるのか?眠っていてもそんなに微笑んで…。」
「はい、邸下の夢をみていました。」
雲が描いた月明かり 12話 2ページ目に続く