韓国ドラマ 100日の郎君様 6話 あらすじ 感想 後半
人々を助けるホンシム ( ナム・ジヒョン )とウォンドゥク ( ト・ギョンス )
ホンシムの家では、ウォンドゥクの評判を聞いた人々で長蛇の列ができる様になっていた。殆どが百賣文記(※奴隷契約書)で困っている人々だった。
”大麦3袋を借りて明日までに返せなければ奴隷として売られる”
そう聞いて嘆いている男に、ウォンドゥクは「幸運にもこの文書には、一度に全てを支払わなければならないとは書いていない。」と抜け道を教えた。
次の女性には、主人に一年間分の給料を支払うように言って家から出るように教えた。
文書では、数年前その女性の息子が主人を救って死んだので、母を奴婢から開放すると記されていた。一年前から奴隷契約は解除となっているが、主人がごまかしていたのだった。
「誰がウォンドゥクをアスナム(役立たず)だと呼んだんだ!とてもハンサムで字も読めるし、彼と比較できる人などどこにもいない!」
とその女性はウォンドゥクの手を握り、涙を流して感謝した。
また別の男は、文書ではなく自分が作った道具の修正かできるかどうかを頼んできた。
だがウォンドゥクが触った途端に全体が崩れると、慌てて家から出てきたホンシムは「私が直します。あなたは自慢することに戻って」と言った。
「自慢しているだと?」
「ごめんなさい。撤回するわ」と微笑むホンシムに「笑ってる。笑うと綺麗だ」とウォンドゥクは微笑み返した。
そんな中へ駆け込んできたボクンは、テンを捕まえに道具を集めてチョヌ山に行くように伝えた。
「5年も見たことがない動物をどうやって見つけ出すんです?」と溜息をつくホンシムに、ボクンは「私が命じているわけではない」と答えた。
「私だけが不快なのか?馬鹿げていないか?山にいないテンを捕まえろというのは…。山の中にある何か他のものなら与えられると、どうして訊かないのだ?」
「あなたがそれを言って、聞くだろうと思っているの?王様は海の近くでもない隣村に塩を集めるように望まれました。民について考えることはなく、とても愚かで貪欲です」
「違う。 彼はそんな人じゃない!殿下は ...」と咄嗟に叫んだあと言葉に詰まるウォンドゥク。
「お前が王様を知っているのか?」と呆れた後、皆に出発を急がせるボクン。
誰もが家から退散したあと、ホンシムは「助けにはならないから家にいてちょうだい。それにお願いがある」と一緒に行こうとしていたウォンドゥクを止めた。
そして「もし誰かが私を訪ねて来たら、直ぐに戻るから私をここで待つように伝えて」と言い残して去った。
その夜外で、恋愛小説を翻訳していたウォンドゥクは、主人公の女性が夫ではなく家来と恋に落ちた事に疑惑を抱いて筆を置いた。そしてホンシムが待っている男について考え始めた。
”あの男は誰なのだ?二人はどんな関係なのだろう。夫である私に引き止めてくれるように頼むとは…”
と、その時眼の前に現れたモク(食後の意)と言う名の少年は、ホンシムに頼まれたと言って、蓮の葉に包んだおにぎりを置いていった。
だがそれを匂った後食べようとしたウォンドゥクは、半分食べられているおにぎりに「ホンシムがこうしろと言ったのか?名前はモク(食後)だったなと…」と苦笑いした。
*
その頃、村人たちは森の中で焚き火の回りに座っていた。
その時どこからか聞こえてくるはオオカミの鳴き声を聞いたボクンは、仕事が残っていると言い訳をして村に戻った。
そして彼を連れ戻すと言い訳して去ろうとしたグドルを、クニョンは引っ張って座らせた。
そこへ収穫した物と一緒に戻ってきたホンシムは「家に帰りたいなら座ってないで何かをすべきよ。無駄な時間はないわ。罠をチェックしましょう。何か見つかるしれない」と提案した。
その後罠を探している途中に坂を滑って落ちたホンシムは、地面から飛び出している高麗人参の葉を見つけて採集した。
翌日ボクンと官衛を訪れたホンシムは、野生の高麗人参を差し出して、漢陽の市場で交換すればテン32匹の毛皮と交換できる価値があると説明した。
そして「テンの毛皮を持って来るように命じたのだ!高麗人参ではないぞ!」と怒声を上げるチョ県監に、テンがチョヌ山から消えて5年以上経っていることは周知の事実だと反論した。
続けて「これを漢陽の市場で交換する方が理にかなっていると交渉して下さい。」と頼んだ。
これに「黙れ!」と立ち上がったチョ県監を止めたパク令監に、ホンシムは嘆願を続けた。
「できることは何でも準備します。ですが山中で見つけることができるものでなければなりません。どうか民をお助け下さい。」
「分かった。考えてみよう」と答えるパク令監に、ホンシムとボクンは感謝して退いた。
だがその後「人に知られたら大事になるから静かに処理する必要がある。ご存じのように民が死ぬことは珍しいことではない...。」と意味深にうそぶくパク令監。
*
兄ムヨン(本名 ユン・ソクハ )についてウォンドゥクに告白するホンシム ( ナム・ジヒョン )
家に戻り、ウォン・ドゥクから背の高いハンサムで見栄えの良い男が来たが、すぐに出ていったと聞いたホンシムは、家から飛び出して探しに行った。
その後飯屋の女将から、3日前に一度だけ3人の背の高い男が来たと聞いたホンシムは、行き先を尋ねた。
そしてチョヌ山について話していたと聞いて再び走り始めて、高利貸しのマチルにぶち当たった。
謝罪し、急いでいたと目を伏せるホンシムに「では進みなさい。急いでいるんだろ?」と道をゆずるマチル。
これにホンシムがあっけにとられて理由を尋ねると、マチルは先日ウォンドゥクとした話の内容を教えた。
「禁止されているのに詐欺をして証文を作り高利をつけた。明の法だと80回叩きの刑だ。直ぐに訴えることもできるがしない。二度とホンシムを売るなど言うな。決して脅したりするな。もしこの条件をのまないなら支払うつもりはない。」
そして「男から男への頼みだ。」と言うウォンドゥクが気に入ったマチルは「バカな問題男が献身的な夫に変身したもんだぜ」とホンシムに告げて笑いながら去って行った。
*
その夜帰ってこないホンシム(ナムジヒョン)を探しに出かけたウォンドゥクは、森の中の岩の上に座って寝ている姿を発見し近づいた。
「飲んだのか?」
「ええ、1瓶空けたわ」
「王世子が亡くなったので、飲酒は禁止の筈だが…。もし飲酒で逮捕されたらどうするんだ?」
「だからここに座ってるんでしょ?」と立ち上がったホンシムは、全てウォンドゥクのせいだと責め始めた。
だがウォンドゥクは、本を読んで欲しいと来た浮浪者以外、誰も現れなかった事を打ち明けた。
そして嘘をついた理由を尋ねられると「確認のためだった。」と答え、自分が考えていたホンシムの状況を話した。
「兵役に行っている間に別の男ができたが、王世子の命令で未婚者が結婚することになった。そしてどういう訳か私が代わりに戻ってきたので私と結婚した。だがその男が戻って来て心が揺れているから酒をのんだ。」
「私の兄です。10年前に別れて生死がわからなかった兄に偶然遭遇したんです。何かすることがあるが戻ってくると言ったので待っていたんです。あなたには長い間誰かを待つ気持ちなんて分からないでしょうけど…」
「良く分かっている。私も生涯誰かを待っている様な気がする。」
「ありえないわ。だって記憶がないのに…」と指摘するホンシムに、ウォンドゥクは少し笑った。
「良かったじゃないか。そなたは兄が生きていることを知り、私はそなたが待っていた男が恋人ではないことを知ったのだから」
そして「私の手をそなたに差し伸べよう。辛そうに見えるので…」とウォンドクが続けたが、ホンシムはちらっと見ただけで、一人で歩き始めた。
これに「手を取っても構わぬぞ!」と追いかけてホンシムの手を握ったウォンドゥクは、無言で一緒に歩いた。(笑!)
*
宮殿で
クァク・ヒョンから、イルが王世子になった時に植えて以来毎年愛でていた桜の木を世子嬪キム・ソへ ( ハン・ソヒ )が切断させたと聞いたジェユンは、潜入捜査に向かった。
だが壁をよじ登り入り屋敷内に入り込んだ直後、隠れていた庭の隅で、中殿朴氏の命で呪詛札を回収に来た内人( 女官 )と共に発見され、捕らえられた。
( 何だかとてもあっさりと捕まってしまいました。笑! )
*
庭で藁を束ねていたウォンドゥク( ディオ )は「こいつは私の言うことを全く聞かぬ」と文句を言って、ホンシム( ナム・ジヒョン )に縄の作り方を教えてほしいと頼んだ。
ホンシムは、ウォンドゥクの手に自分の手を添えて方法を示した。
「難しいことではありません。こうやって、無理矢理ではなく、ゆっくりと柔らかくやって下さい。」とやりながら説明をした。
だがウォンドゥクの視線を感じたホンシムは、我に返ってさっと手を引き「やって見て。そうすれば直にコツが分かってくるわ」と励ました。
そんな中ウォンドゥクは「兄がいるとは知らなかった。どんなふうに彼から別れたのだ?」と静かに尋ね、ホンシムは「ただ別れただけ」と真実を隠した。
その後、お金袋を返すように言うホンシムに、部屋の中にあるかもと言い逃れようとしていたウォンドクは、嘘を見抜かれてポケットから取られた。
だが空っぽの袋を見て呆然とするホンシムに、本を買った事を白状して「見たらそなたもきっと驚くことだろう」と告げた。
「ええ。驚いているわ!どうしてあなたは毎日問題を起こすの?お金を取り戻してきて!」
そう叫ぶホンシムに「だめだ。それはできない。」とウォンドゥクは抵抗した。
と、その時両班の女性が現れて、ここが全ての問題が解決される解決完方 (ヘギョルワンバン) であるかどうかを尋ねた。
立ち上がったホンシムが「そうです!」と明るい声で認めると「お金ならいくらでも払います。」と言った依頼人の女性は、ウォンドゥクに流し目を送った。
その後、竹林で依頼人に渡された両班の衣服を来て出てきたウォンドゥクは、本当に依頼人の偽りの恋人になることを許すつもりなのかと確認した。
そして「はい20両 (ヤン)ですから!」と答えるホンシムに「20両 (ヤン)で夫を売り渡すんだな?」と嫌味を言った。
「お金をくれないと困るので上手くやってください。」と服の紐を結ぶホンシムに「何を上手くやれと?」とウォンドゥクは真剣な目でホンシムを見つめた。
「望むことを全てやってあげて下さい」と指示するホンシムに「本当の恋人に見えるように最善を尽くそう」と言うと、依頼人の女性と待ち合わせ場所に向かった。
ウォンドゥクは「本当に私の恋人のように感じる」と腕を掴む依頼人に「私は妻帯者だ」と怒り腕を振り払った。だが20両払った言って又腕を組む依頼人。
そこへ馬で女性の元恋人が現れると、ウォンドゥクは偽りの恋人を演じ始めた。
元恋人の前で「私が傷ついたあなたの心を慰めます」と見つめるウォンドゥクに、うっとりとした女性は「既に全てを忘れてしまいました」と見返した。
これを見た元恋人は、憤然として「そんなハンサムな男は問題を起こすだけだ。いつまで続くか見ててやる!」と叫んだ。
そんな中、息せきって現れたグドルから、家に暴漢が押し入ってホンシムが奪われたと言われたウォンドゥクは、依頼人の元恋人から馬を奪い取り走り出した。
そして馬に乗って木に縛られたホンシムの元へ現れたウォンドクは、鋭い目つきでごろつき共を見下ろした。
その後、目を覚まして「ウォンドゥク!逃げて!」と叫んだホンシムが平手打ちされるのを見たウォンドゥクは、男たちを見据えたまま馬から降りた!!
次回のお話⇒100日の郎君様 7話 あらすじ 感想 へ続く…。
前回のお話⇒100日の郎君様 5話 あらすじ 感想
韓国ドラマ 100日の郎君様 6話 感想
護衛官で親友のドンジュに続いて、ヤン内官が殺されて、イ・ユルの側近が一人づつ消えて行く中、ジェユンも捕まってしまいました。
ドンジュが生き返るのを期待していたように、ヤン内官もジェユンが助け出せるのでは?と思っていただけに、二人共敵の手に落ちてしまって残念です。
自分が記憶を失っている内に起こってしまった悲劇に、ユルはきっと後で苦しむことでしょう。(涙…)
今の所、キム一派の圧倒的な勝利です。
最初に遺体は王世子ではないと知る唯一の生存者ヤン内官を逮捕して隔離してしまい、次に牢で殺した。完璧な計画でした。
愚かな娘のために自身で直接手を下す事になり激怒しているチャオンですが、娘を拷問することもできないので、父親がかわからないままですね。
ソへのお相手はムヨン(ユン・ソクハ)か、もしかしたら少し若いけれどウォン大君(テグン)の可能性もあると思っていましたが、ジェユンの義兄チョン・サヨブの可能性もありますね。
*
一方のユル(ウォンドゥク)は、アスナムどころか、徐々に才覚を表してホンシムと村人を驚かせ続けています。
体・手仕事は一切できないけれど、人々の文書を読んで助言して助けているウォンドゥクの優しい所がいいですね。
ホンシムに、グドルの助言を聞いて尿の花をプレゼントしたり、アピールしたりする素直なユル(ウォンドゥク)が、何だか笑えました。
偽りの恋人の振りをさせられた時も、”不快だ”と言わず、何度も”いいのか?”とホンシムに確認して困らせて、面白がっていたように思います。
それにしてもお金を使い果たして買った本は何でしょうか?
ここまでホンシムの方はまだ愛情表現があまりないですが、ユルの方は「笑い顔が可愛い」とか平気で言ってますね。
パク令監の差し金で、ホンシムの危機に颯爽と馬で駆けつけるユル!
どんな風にごろつき共を片付けてくれるのか、次回が楽しみです。
*服装は平民ですが、言葉と態度が貴族なのでウォンドゥクよりも”ユル”の方がしっくりくると思っていますが、記憶喪失の間は”ウォンドゥク”で統一します。
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