韓国ドラマ 100日の郎君様最終回16話 あらすじ 感想 後半
百日の郎君様の主な登場人物
イ・ユル&ウォンドゥク(EXO ディオ)
ユン・イソ&ホンシム(ナム・ジヒョン)
チョン・ジェユン(キムソノ)
キム・ソへ(ハン・ソヒ)
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ハイライト画像は⇒ tvN 百日の郎君様
写真は⇒tvN
一年の歳月が流れて…
女真との戦争に参加して果敢に戦ったウォンドゥク( ユル )を、ソンジュヒョン(縣)の村人たちは「韓国で最高の剣士だ。奴隷になっていた民を全て救済して宮に戻ってきた。」 と讃えた。
そして「帰還したウォンドゥクは、世子嬪( セジャビン )の自殺を知った。理由はお腹の中の子がウォンドゥクではないと発覚したかららしい」と噂をした。
これに「私だけか?不快なのは。世子嬪の悪口を話さないでくれ」と妹を庇い顔を曇らせるスジ。
実はソヘが流刑地で無事に赤子を出産し育てている事は、ユルの数人の側近意外、兄であるスジにも知らされてなかった。
スジの保授主人※になったグドルは「反逆者の息子のくせにを俺を非難するつもりか!夕食はいらないんだな」 と怒った。
※保授主人:ボスジュイン罪人が逃亡しないように監視する人。
これに「なぜ保授主人※なんかを始めたの?」と呆れるクンニョに、グドルは「お給金がいいからだ。それに一緒に暮らすなんて知らなかった。妊娠してるんだから気にするな」とクンニョに話した。
その後、商人になったマチルが「これから明に行くが、何か必要なら言ってくれたまえ。」と立ち上がると「絹の服を着たからって両班じゃないんだから、そんな話し方するな」とグドルは怒った。
イソの方は、復権してからもヨン氏の家に住み、解決完方 ( ヘギョルワンバン )でお金を稼ぐ生活を続けていた。
その日、県監となったボクンの頼みで、囮となり連続強姦魔を捕まえるのを助けて帰ってきたイソは、ピョンサン(平床 )の上に座って、庭を眺めながらウォンドゥクとの思い出に浸っていた。
” どこに行くにしても、美しい花壇を作ることができる。”
” 心配するのではない。私は永遠にそなたの傍にいるから。”
” 一人にはしない。私はそなたの郎君だから。そなたなしでは絶対にどこにも行かぬ。”
” スギョリをしてもらいたいのか?”とキスをした後”これが私の手形だ。”等々
そこへ出てきたヨン氏は「復権したんだから、どうして両班の女性として生きないんだ?」 と尋ねた。
そして「両班の女性として” お嬢さん ”と呼ばれて一人で生きたいとは思わない。ここでお父さんと一緒に生きたい。」と答えるイソに「ここを離れられない理由はそれじゃないだろう」と指摘した。
「そうよ。ウォンドゥクのために離れられないの。これでいい?」と開き直るたイソに、ヨン氏は溜息をついた。
*
王の代理聴政※をとって6ヶ月、ユル(ト・ギョンス)は安定した治世を実現し商業も発展していた。
代理聴政※デリチョンジョン:世子などが王の代わりに政治をすること・摂政
その日朝廷で、干ばつを理由に婚姻するよう要請する重臣たちに「またその話か!」とユルは立ち上がり「そんなことより明日までに水を供給する方法を考えろ!」と命じて去った。
その後ユルと並んで歩いたジュユンは「大司諫※( テサグァン )の言うことにも一理ある。長い夜一人で寝ていると孤独ではありませんか?」とユルに尋ねた。
(大司諫※テサグァン:王への諫言を行う役職:司諫院・サガンウォンの長官。正三品)
「問題はない。そなたが隣にいるから。」
「私は邸下が隣にいても、常に孤独ですが…。」
「働き蜂には悲しんでいる時間はない。そなたにもっと仕事を回すようにしよう。」
これにジェユンは「謹んでお断りします。私は蜂ではありませんので…」と笑い声を立てた。
そんな中、王に要請されたヤン内官は、新しい龍袍( ヨンポ・王族の正装 )が必要だとユルに進言した。
( ヤン内官が話せるようになってますね♪ )
そして必要ないと言うユルに「私にはそのお言葉がとても不愉快です。邸下の為にほとんど死にかけた私に、なさることですか?」と大げさに咳をした。
これに渋々、言う通りにすると答えて、ユルはヤン内官に案内させた。
だが採寸する女性が「とても美しい手ですね」と見つめたり、体を妙に接近させて測るのに気づいたユルは「父上が送ったのか?」 と尋ねた。
これを否定する女官に「最高級の香のにおいがするが、私を誘惑するためにそれをつけたのか?二度と私に触れるのではない!」 と怒って部屋から出ると、ユルは王の元へ直行した。
*
チョン・ジェユン(キム・ソノ)の秘策
王の前に座り「両班の娘だけではもの足らず、今度は女官を送りつけるつもりですか」と抗議するユル。
これに「娘たちを送ってきた全ての両班たちが、不平を言って困っておるのだ。お前は本当に王家の血筋を絶やすつもりか?」と大声を上げる王。
「慕っている女性がいるのです」と言うユルに「お前のような健康な体を持ちながら、なぜ心だけなのだ!」と考え込んだ王は「まさか…フラれたのか?一体どういう女だ!」と憤った。
これにユルは「まあ…フラれたのですが、理由は私のせいではないのです。もう少し待って頂けませんか?私もあの人を待っているのです。」と答えた。
だが未だ待とうとするユルに業を煮やした王は「お前は自分の仕事をしていない!」とジェユンを叱りつけて秘策を聞き出した。
翌朝、王は朝廷で、病気を口実にして禪位※(ソニウィ・譲位の意)したいと突然告げた。
そして「療養のために妙香山(ミョヒャン)に数ヶ月行くつもりだが、その前に世子の婚姻を見なければならぬ。来月の末までに全国の怨女と曠夫※を全員結婚させなさい。しなければ例外なく100叩きの刑に処する!」
※怨女 (夫のいない女性) と曠夫 (妻のいない男性) は、孟子の『怨女曠夫 (えんじょこうふ):結婚適齢期になっても相手のいない男と女のこと。 又は配偶者と死別、生別した男女の事』
その後、深刻なのかと病気について尋ねるユルに、王は「ずっと王の座に座っていたので、お尻に膿のある吹き出物ができて治りそうもない。」とふざけて笑った。
そして真剣な顔で見つめているユルに、王は過去を振り返りながら話し始めた。
「左相( チャサン )は悪い男だったが、彼の強い意志が羨ましかった。だがお前も同じだ。私は周囲の顔色を伺いながら生きてきたが、お前は違う。権力を気にしないから権威と品格がある。」と励ました。
「私はいつも心配していた。死後歴史にどう書かれるかと…。人々がどんな王だと私を覚えているだろうかと…。だがユラ、お前は自分の人生を生きるべきだ。お前の心の方が重要だ。人がどう思うかよりも…」と王は助言した。
*
翌朝、いつもの様にジェユンの到着を待っていたユルは、ヤン内官から” 王の命に従い結婚するためにソンジュヒョン(縣)に行きます ”と言う内容のジェユンの休暇届を渡されて唖然とした。
手紙を握りしめたユルに、ヤン内官は「早いもの勝ちと言います。邸下がこれほどのろいとは思いませんでした。このまま永遠に片思いで終わりそうですね。他の男に女性を奪われて…。」と追い打ちをかけた。
「韓国の歴史の中で唯一の未婚の王として歴史に書かれていることは、それほど悪くはありません。しかし永遠に一人で生きるなら、私と同じでございますね。」
そう続けて高笑いするヤン内官に、ユルは何かを投げつけたあと、直ぐに服の準備をするように指示した。
*
ソンジュヒョン(縣)についてイソを待ち伏せしていたジェユンは、家に戻ってきたイソに王から未婚男女への結婚の御触れが出たことを告げた。
そして「怨女ぐらしを止めて私と結婚しましょう」と提案した。
そんな中、集団お見合いに二人を誘いに来たボクンと共に官衛へ向かった。
*
官衛での集団お見合い
今年20歳を超えた若い男女とイソとジェユンは、並んで立った。
ボクンは「29歳と31歳?韓国で一番年を取った未婚者だな。」と驚いたあと「ありがたいことに今年は数ちょうどが同じだ。」と喜んだ。
そして文句を言うイソに「世子邸下を結婚させるために王様が出した王命だから従いなさい」と注意した。
その時「私だけか?不愉快なのは!」と突然現れたユルは「このばかげたお見合いが私をとても不愉快にさせる!」と告げた。
そして「私も曠夫(クァンブ・未婚男性)だから…」と集団お見合いに参加した。
だが儀式が始まり、期待を込めて目を閉じて待っていたユル(ト・ギョンス)は、目を開けてボクンが前に立っているのを見て落胆した。
(ボクンがおかしい笑!)
肝心のイソ( ナム・ジヒョン )は、ジェユン( キム・ソノ )の方を選んでいたのだった。
「まあ、誰も私の前に立つことはできないだろう。それほどの勇気はでないものだ。もう一度チャンスをやろう。では!」
とやせ我慢を言うユルに、ヤン内官も護衛のクォン・ヒョクも笑いがこらえられなかった。
その後、イソを家まで送ったジェユンは、春の夜橋で出あった瞬間に恋に落ちてたことを打ち明けた。
そして「その女性の愛は勝ち取れないでしょう」と答えるイソに「愛は勝つものでも受け取るものでなく与えるものだ!」と伝えた。
その後ユルが見つめているのを察したジェユンは、動かないように指示をしてイソの手を取り、熱がある振りをして顔を触らせた。
これを見て怒ったユルは、ジェユンを止めて別の場所に連れ出した。
「女性の前では忠誠心がなくなるのか?私がどれだけイソを愛しているか知っててやっているのか?」
「知っててやってますよ!」
「は?!」
「だから…、もし今回もあの人をくどき落とせなかったら、私が本当にプロポースしちゃいますよ!」
*
その後石塔の前に立っているホンシムに近づいたがユルは「願うためにここに来た。私の愛する人に傍にいてもらいたいと。その人がいなければ私は不幸だ」と気持ちを伝えた。
だがイソは「私と私の兄は邸下に多くの苦痛を残しました。どうしてそれを忘れられますか?誰かがそれを知り、邸下を攻撃するでしょう。私は、一人の女性の夫になるよりも聖君になる道を選んで頂きたいのです。」と拒絶した。
これに宮に戻ると答えたユルは、その前に急いでいて落としてしまった書物を探して欲しいとイソに頼んだ。
「まだ解決完方 ( ヘギョルワンバン )をしていると聞いた。赤い絹の風呂敷に包んだ書物だから見つけるのは難しくはない。お金は惜しまないから頼む。」
その後風呂敷を見つけたイソは、イソと離れてから記していたユルの日記を道端で読んだ。
ユルの日記(EXO ディオ) ” 杜口”
どこへ行ってもそなたの面影を見る。幻想だと分かっていても辛い。
あの日にそなたを連れてこなかったことを後悔する。悲しみに包まれて眠れなかった。
今日雪が降っていた。雪を見ながらそなたを思い出した。雪がすきか花びらが好きか私に尋ねたそなたを…。
だが何度尋ねても、私の答えは”そなた”のままだ。
覚えているか?今日は私たちが結婚した日だ。
人生には2つの道があると言う。
1つは奇跡などないかのように生きること。もう1つは、全てが奇跡であるかのように生きることだ。
振り返ってみると、私がそなたの郎君(夫)として過ごした100日間、その全ての瞬間が奇跡だった。
ユルの日誌を読んでいる間、全ての瞬間が頭にフラッシュバックしたイソは、流れる涙を拭き取り、ユルを探して走り回った。
その後、見つからずがっかりして家に戻ってきたイソは、待っていたユルと対面した。
「宮に帰ったと聞きました。」
「王世子は去ったが、ウォンドゥクはまだここにいる」
「どんなに見ても、ウォンドゥクのようには見えません」
「ただ見るのではない。じっくりと私を見るのだ。」
そうして見つめ合っている二人の上に桜の花びらが舞い始めた。ユルに頼まれたグドルたちの屋根からの応援だった。
だが「春でもないのに…なぜ花びらが?」と不思議がるイソに、ユルは本について話し始めた。
「見つけたようだな。誰も読んではいけない秘密の書だが、読んだのか?」
「ええ読みました。もうあんな悲しい話は書かないで下さい。」
「心配するでない。今日書くべきことは知っているのだ。私は生涯かけて愛していた女性にプロポースした。その女性は笑顔でうなずいた。だから何が起ころうとも一緒に生きていく。残りの人生を…。行こう。宮へ」
「これが邸下のプロポーズなんでしょうか?」
「いや、今きちんとしておこう。」
そう言ったユルは軽くイソの顔に触れて、花びらが舞い散る中で、柔らかくキスをした。
了
前回のお話⇒100日の郎君様 15話 あらすじ 感想
韓国ドラマ 100日の郎君様最終回16話 感想
100日の郎君様の結末について
チャオンがあっさりと死んでしまった気もしますが、前半で彼が消えたことで、その後は一気に明るいムードに包まれた最終回でしたね。
何度も拒絶された後、日誌でやっとイソの心を掴んでユルがOKをもらい、二人はハッピーエンド。
亡くなったムヨンを除けば、中殿朴氏と王、クンニョとグドル、ソヘと赤ちゃん、それぞれが笑顔を浮かべる幸せな結末になっていました。
欲をいえば…、終盤ユルに戻ってから二人のラブリーな場面が減っていたので、もう少しプラスアルファがあったら良かったかな…と。(笑!)
クンニョとイソの赤ちゃんが並んで昼寝しているとか…宮の中で仲良くしているイソとユルの姿とか…。
イソの甥になるソへの赤ちゃんとの対面とかあったら、最終回がさらに盛り上ったかも知れません。
ナム・ジヒョンとト・ギョンス(EXO ディオ)について
イソ&ユル(子供)で出会い、ホンシム&ウォンドゥク(庶民)になり、ホンシム&ユルに変わり、最後にイソ&ユルで結ばれる主人公の二人でした。(ややこしい!笑)
それぞれの時期によって見た目や雰囲気が変化しつつも、どんな間柄でも素晴らしい二人のケミでしたね!
一番キュートだったのは、やはり100日間のホンシム&ウォンドゥクで、凛々しくて綺麗だったのはイソ&ユルでしょうか…。
気丈で貫禄のあるホンシムを見事に演じてくれたナム・ジヒョンとウォンドゥクではキュートで、ユルではカリスマを見せてくれたト・ギョンス( EXO アイドルとは知らず…驚!)。
主人公の二人の物凄~ い演技力に引き込まれて、没入度抜群のドラマ♪でした。
『100日の郎君様』の最終回14.4%でtvN視聴率歴代4位にランクイン!
tvNの歴代視聴率、これまでは1位『トッケビ』20.5%、2位『応答せよ1988』19.6%3位『ミスター・サンシャイン』18.1%。この次の4位に『100日の郎君様』が入っています。(2018年10月時点)
2021年8月の時点での『100日の郎君様』の歴代視聴率は、6位となっています。
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