韓国ドラマ あなたが眠っている間に 11話 あらすじ 後半
ムン教授( リュ・テホ )の助手( イ・ファン )殺人事件
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その後午前遅く、「こんな素敵な天気がもったいないから働きたくない」 と言ったホンジュは職場行きのバスに乗るのを拒否した。
そして休養中のジェチャンを連れて大麦畑が広がる小さな農場でデートした。
そんな中、大麦畑を背景にしてカップルセルフィを撮っている2人の傍で、同じように写真を撮っているピンクペアルックのカップルに遭遇した。
「可愛い!」 を連発しながら、写真を撮るよりもイチャイチャするのに忙しい2人( ユン・ギュンサン & イ・ソンギョン ) を見て「目障りだ!」と苦々しそうに言うジェチャン。
だが男性がブーケを渡したのを見て傍の大麦を一本摘んだジェチャンは、「これを君に!君はビールが好きだろ?これが原料だ!」とホンジュに渡した。
( 何それ?笑! )
その後、散歩をしながら「明日は海に行こう。仕事は休めばいい」と誘うホンジュ。
これに、ジェチャンは「明日は仕事に行く。何か僕に起こるのか?夢で何を見たんだ?」と尋ねてウタクとの会話を聞いたことを認めた。
ホンジュは「仕事に戻るとすぐに、故意に殺されたかどうかの判断の為に死亡解剖を命じるかどうかで非常に厳しい選択に迫られる」と打ち明けた。
ホンジュの予知夢では、助手の解剖結果から殺害されたことを知ったジェチャンは、犯人逮捕に成功していた。
だが、彼の臓器を受け取るために待っていた7人の患者は移植を受けられず死んだために、検事を辞職した。
ウタクの予知夢では、死亡解剖をしない方を選択したために、事故ではないことを証明できずユボムに負けたジェチャンはムン教授を自由にした。
その事で被害者の父親から激しく責められて、罪悪感から辞職した。
ホンジュから、どちらを選んでも検事を辞職すると知ったジェチャンは、明日海に行くことを決心した。
「臆病かも知れないが逃げたい、仕事を失いたくないから。ウタクと違って僕の良心は低いんだ」
と話すジェチャンに「そうよ。人はそれぞれ自分の置かれた立場を知るべきだわ」と同意するホンジュ。
そんな中、ジェチャンに「おじさん!写真を撮って貰っていいですか?」 と頼むピンクペアルックの男( ユン・ギュンサン )!
だが「いい訳ないだろ!」と拒否して通り過ぎるジェチャンを見て、年上女子(イ・ソンギョン)は「赤ちゃん行くわよ。落ち込まないで」とふくれっ面のカレ(ユン・ギュンサン)を励ました。
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クラスメートに虐めに合って以来デグと仲良くしているスンウォン。
「テギョンを不起訴にしたジェチャンが良い検察官に見える」と言うデグに「それが検察の義務だろ。だからと言って良い検察官とはならない」 と答えるスンウォン。
するとデグは「検察側が全員法律を守っている訳ではない。人の命を救った医者の父親が間違った検察官に出会って連続殺人犯の濡れ衣をおった」と言う。
誰が検察官だったのかを尋ねるスンウォンに、証拠を捏造し証言を偽装できる検事だと言いデグ。
(ユボムのことですよね?)
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病院から出てきたユボム( イ・サンヨプ )は、ムン教授の助手イ・ファンが臓器提供者なので死亡解剖が行われないから幸運だとテミンに語った。
そして黄色い帽子の持ち主を探す方に集中するように指示した。その様子を遠くから眺めて写真を撮っているウタク!!
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その夜、デートから帰りホンジュと海の話をしながら家に入ろうとするジェチャンの腕を、スンウォンは引っ張って止めた。
滞在予定の二日が終わったからスーツケースを既に受け取ったと話すスンウォンに、ムンソンの態度がおかしいと思うホンジュ。
家に入り、ジェチャンが何か怒らせるようなことをしたのかどうかを尋ねるホンジュに「していない」と答えるムンソン。
その後部屋に入ったムンソンは、ジェチャンが死んでしまうと嗚咽したホンジュを思い出しながら引き出しを開けてジェチャンの指輪箱を出した。
「すまないわね、チョン検事。だけど私のホンジュが壊れるのをもう見ていられないの」
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翌朝スーツ姿でデートに現れて、サングラスがビーチウェアになると主張するジェチャン。
昨日の夜他の検事たちから、充分な休養を取るようにとメッセージを受け取ったジェチャンは、仕事をサボりビーチに行こうとしている事に罪悪感を感じていた。
「自分の代わりに誰かが苦しむ事を心配しているの?」と尋ねるホンジュに「構うもんか。僕だけが容疑者に殴られたり撃たれたりして苦しんで、その上辞職は酷すぎるだろう」と胸を張った。
だがホンジュは「帽子とサングラスを脱いで仕事に行くように。こうなる事を予測してパソコンを持ってきた」とビーチバッグを開けた。
ジェチャンのサングラスを外したホンジュは「あなたが作れば新しい道が現れる」と励まして、ここ数日間で初めて笑みを浮かべた。
そして後ろからジェチャンに抱きついて、難しい選択となるから身構えるように助言した。
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その頃、幼稚園の遊び場で黄色い帽子を被っていない男の子を発見したムン教授は、彼の頭に帽子をのせると「私を見たことがあるんだろ?エレベーターの前で」と尋ねていた。
だが、見たことないと答えた少年は、恐怖でズボンを濡らした。
これを見て少年が事件を目撃した事を確信したムン教授が逃げだした彼を追いかけている時、ウタク( チョン・ヘイン )は素早く彼を地面に倒して子供への暴行罪として現行犯逮捕した。
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映画で見るような華やかなバカンスの服装で帽子を被ってデスクに現れるホンジュに「僕に対しての新手の反抗方法か?」とボン記者を怖がらせた。
その後、脳死になったイ・ファンの臓器移植が今日7人の患者に行われると聞いたホンジュは、これが夢に出てきたジェチャンの担当事件だと悟った。
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歓迎されると期待して事務所に入ったジェチャンは、中に誰もいないのを見て失望した。
そこへ入って来たヒョンミは、「検事さんは私の背中の方がお好きだから」と恥ずかしそうに背中を向けて挨拶をした。
その後「無理していないでしょうね?体重が落ちたんじゃないんですか?」と心配そうに尋ねるチェ係長に、ジェチャンは喜んだ。
その後ヒョンミは、書類に署名されると直ぐに臓器移植が開始されることになっているとして事件ファイルを渡した。
これが予知夢に出てきた事件だと気づいたジェチャンは、署名前に患者を視察するために大学病院に向かうとチェ係長に伝えた。
その途中で、ジェチャンはウタクから、ムン教授を逮捕して事件の目撃者を保護したという電話を受けた。
子供だから一貫性はないがかなり詳しい証言もしていると言うウタク。
同じ頃、ムン教授からの電話を受けたユボムは「弁護士と相談する必要があると話して一言も話さないようにして下さい。後は私に任せて」と指示を出して病院へ向かった。
イ・ファンを視察して首に残った索状痕を見たジェチャンは、チェ係長と視線を交わして脳死の承認の判断を見合わせた。
臓器移植を受けたら直ぐに普通の子供のように走り回れるとチャンホに話していたソン検事は、死亡解剖が必要になったために脳死判定にサインがされなかった話を聞くとチャンホを抱きしめた。
ジェチャンが病院に立ち寄り臓器移植を阻んだことを知ったユボムは「いいだろう。こうなったら誰が本当に裁判で勝つか法廷で戦おう」と闘志を燃やしながら病院を後にした。
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漢江地検に戻ってきたソン検事は、臓器提供者が死亡解剖されることになり移植手術ができなくなったことをイ検事に伝えた。
そんな中、部長検事から緊急会議に招集された二人は、ジェチャンの担当事件の概要と子供の証言を聞き、イファンが飲酒していなかったことを証明するパーティ映像を見た。
そして、ムン・テミン作家が容疑者に上がっているので死亡解剖を指示したと知った。
被害者が希望を繋いでいるドナーだと認識して凍りつくソン検事と、ジェチャンの持っている証拠が臓器提供をストップするには弱すぎるとして解剖に反対するイ検事。
ヒミンもイ検事に同意するが、部長検事から意見を求められたソン検事は、声を震わせながら検死をすべきだとジェチャンに同意した。
その後「息子の腎臓を諦めて犯人を捕まえたいのですか?検事としての意見を言っている場合ですか?」と主張するイ検事に、親として答えたと言うソン検事。
「検事としてではない。もし私が被害者の親だったら、他人の命を救う前に自分の子供の死因について明らかにしたいと思う。それが親の心だ」と涙を流した。
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部長検事と部屋に残ったジェチャンは、被害者の心臓は一週間ももたないだろうと予測して、その時点で死体解剖をするようにと指示した。
そして脳死判定を却下して書類を提出するように指示されたジェチャンは、今朝のホンジュの言葉を思い浮かべて躊躇した。
「7人の命を救うか犯人を捕まえるか、君が僕ならどうする?」と尋ねたジェチャンに「私ならどちらの選択もしない。私なら7人を救って犯人も捕まえる。」と答えていたホンジュ。
これにヒントを得たジェチャンは、臓器移植と解剖を同時に行う第3の選択を部長検事に提示した。
珍しいが先例はあるとして判例を示したジェチャンは、「今回の被害者も頭部に損傷が集中しているため解剖をその領域に限定すれば残りの臓器を移植できるようだ」と部長検事を説得した。
これに「”ようだ”ではダメだ!死因を特定し裁判に十分な証拠を得られるんだな?」と念を押されると「はい、何としても見つけます」と笑顔で答えた。
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キャスト・放送情報は⇒キャスト 登場人物 視聴率
韓国ドラマ あなたが眠っている間に 11話 感想 イ・ジョンソク スジ
助手を殺す大学教授兼作家の事件で、脳死判定をめぐりジレンマに陥るジェチャン。
ホンジュの”私なら7人を救って犯人も捕まえる”にヒントにして、臓器移植と解剖を同時に行う第3の選択肢を発見しました。
このまま順調に行くと、臓器移植と殺人罪の証明の両方に成功しそうです。
今回も人間性のないあくどいやり方をしながら教授の弁護を引き受けているユボム。
次回の、ユボムとジェチャンの法廷論争が楽しみですね。
11話で登場したスンウォンの友テグ。
彼の話によると、検事時代にユボムが証拠を捏造して真犯人の代わりにテグの父に濡れ衣を被せた、ということのようです。
法律を使って悪行を繰り返している知能犯ユボムの過去を明らかにして、彼を裁く時がそろそろ来たのではないでしょうか。