韓国ドラマ あなたが眠っている間に 9話 あらすじ 感想 後半
アーチェリー選手ユン・スギョン事件
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翌朝、外で待っていたホンジュは、いつものようにスーツで出て来るジェチャンを見て睨みつけ、昨日の検事局での騒ぎの後でスーツを来ていることを大声で責めた。
またそれを止めなかったスンウォンに対しても!
「着替えて!今すぐに」
と叫ぶホンジュに、すぐにスンウォンと着替えに家に戻るジェチャン。
そうしてパーカーを着てメガネを着け、ジェチャンはまるで大学生のような姿でバス停へ向かった。
こんな姿で職場に行くとトラブルになると嘆くジェチャンに、ホンジュは「叱られる方が襲われるよりずっーとましだ」と強調した。
ハギョンの事件をどうするのかを尋ねるホンジュに「今日が最後の参考人捜査だから長引かぜず終結させる」 とジェチャンは答えた。
バス停の向こう側で色とりどりの提灯が垂れ下げられているのを見ながら、ハギョンを告発できないかどうかを尋ねるホンジュ。
「それだけがあなたの安全を保証すると思う。でも気にしないで」 と言うホンジュ( スジ )の手を取ったジェチャンは、黙ったまま安心させるように笑みを浮かべた。
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学生姿で完全に抗議者たちの目を欺いたジェチャンは、黒服と黒キャップの男を除き誰にも気付かれなま事局に入った。
その1分後、通りかかったハイキング姿のイ検事を「ジェチャン」 と認識した抗議者たちは、再び彼を襲った。
カジュアルな着こなしで現れたジェチャンを目撃したヒャンミ( パク・ジンジュ )は「格好いい検事さんがいるって良いわね。可愛い」 と顔を輝かせ、またファンに戻ったことを他の実務官に伝えた。
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ボン先輩の記事に9万件を超えるコメントがあるのを見たホンジュは、彼にガンを飛ばした。
そしてジェチャンを「ゴミ!」と読んでいるスレッドを見つけて頭に血が上り、そのコメンテーターと議論を開始した。
「このゴキブリ!」と独り言を言いながらパソコンに向かっているホンジュ。
そんな中、1つのコメントが彼女の目を惹き付けた。
それは、犯行現場の血液パターンを見て、一度見た写真を思い浮かべたいうメモだった。
そのリンクをクリックして犬の糞でロボット掃除機が描いた線が、血のシンボルと同一だと悟り、ホンジュはボン先輩を大声で呼んだ。
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捜査の最後の参考人としてスギョンの家政婦に審問したジェチャン( イ・ジョンソク )は、主に料理と洗濯とを仕事としていたと聞かされていた。
綺麗好きなスギョンが毎日ロボット掃除機を使用していたので、あまり掃除をする必要はなかったと言う。
丁度その頃、ホンジュは子犬が乗ったロボット掃除機が描いた絵と犯罪現場に残っていたの血のシンボルのビデオをボン先輩に見せていた。
その類似性に大声を上げ「もしかして…血のシンボルは…」とホンジュと目を合わせるボン先輩。
その頃同じことに気づいたジェチャンも、チェ係長にロボットが血のシンボルを描いた可能性があるかどうかを聞いていた。
「ロボット掃除機が血のシンボルを描いたとすれば、パズルが全て埋まる」と呟くジェチャンに、犯行現場を言葉で再現するチェ係長。
- スギョンが耳石病による目眩で倒れた時、後頭部をテーブルで打ち据えたことが原因で亡くなった。
- ロボット掃除機が彼女の血の上を横切り床にシンボル模様を描いた。
だが家の中をくまなく調査したがロボット掃除機はなかったと指摘するチェ係長。
すると自宅にロボット掃除機を持っているヒョンミは、ドアが空けたままにするとどこにでも行くので外に出た可能性もあると指摘した。
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スギョンのマンションの警備員の元ヘ行き、ロボット掃除機についてジェチャンが尋ねると、子供が赤いロボット掃除機を届けにきたので、電子電気廃棄物として捨てたと答えた。
今頃は市の廃棄場だろうと聞かされ、意気消沈する二人。
その夜埋立地に到着し、積み上げられたゴミの山を見る二人。
チェ係長が、誰もこのゴミ山からロボット掃除機を見つけることはできないと直ぐに降参するが、ジェチャンは製粉工場で麻薬を見つけるより簡単なはずだと言った。
「もし誰かがこの中からロボット掃除機を見つけ出したら一生ヒョンニムと敬って呼びますよ」
とチェ係長が皮肉に言うと、ジェチャンは俄然やる気を出してゴミの山に向かった。
そうして二人はロボット掃除機を探し始めたが見つからなかった。
そんな中、ロボット掃除機について話している聞き覚えのある声を追って行き、花柄のおばさんパンツを履いたホンジュとウタク、そしてギョンハンを見つけるジェチャン。
ホンジュの行動に感動して、皆の見ている前で抱きしめるジェチャン。
それを見てウタクの笑顔が引きつるのに気づいたギョンハンに、平等に感謝してほしいと抗議されたジェチャンは、握手でウタクに感謝した。
これにウタクは、ハギョンに代わって感謝していると告げた。
そこへぬっーと現れたボン記者は「君たち皆、僕に感謝すべきだ!」と3つの赤いロボット掃除機を抱えてインディアナ・ジョーンズの様な格好で劇的にゴミ山の頂上に現れた。
その後「血液判定を確認して証拠が見つかればSBCに独占インタビューをさせて欲しい」とジェチャンに頼んだ。
ホンジュは誇らしげに親指を上げてボン記者を賞賛し、チェ係長は約束どおり彼を「ヒョンニム」 と呼んた。
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鑑識のDNA結果を今か今かと待っているジェチャンとチェ係長。
もしユン・スギョンの血が発見されなかったら、廃棄場へ戻りロボット掃除機を探すしかないと言うジェチャンに、チェ係長が絶望していた時電話が鳴った。
反射的に電話を取ったチェ係長が、ロボット掃除機の一つにスギョンの血が付着していたと報告した途端、歓声を上げるジェチャンとヒョンミ。
ウタクの派出所でジェチャンから朗報を聞いたホンジュは、安堵して直ぐに記事にすると返事をした。
その後ホンジュに、予知夢の中でジェチャンを刺したのはハギョンだろうと告げるウタク。
「夢が変異した今は多分そうはならない。だがもし記事を書くならハギョンにインタビューして欲しい」とウタクは頼んだ。
「殺人犯だと思われて嫌がらせを受けているので聞いて欲しいことが沢山あるだろう。そのままにすると怒りに任せて馬鹿な事をしでかすかもしれない」 と言うウタクに同意するホンジュ。
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ジェチャンが部長検事むかっている途中引き止めたヒミン( コ・ソンヒ )は、とにかく告訴するように助言した。
間違っていることを認めたくない新聞社が真実を書かないと知っているとジェチャンに伝えると、非難の標的になるだけだとジェチャンに警告した。
その言葉が信じられないジェチャンに、報道は自分たちの側にはなく真相を伝える放送局もないとヒミンは真顔で断言した。
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そうしてその通りの事が起ころうとしていた。
ホンジュとボン先輩は、上司から事件の詳細を明らかにせず、ハギョンが起訴されないことだけを短く公表する様に命じられたのだった。
ハギョンが殺人犯だと思われたままになってしまうと抗議する二人に、上司は以前報道した話と矛盾することは避けたいと話した。
方針を変えた話をするニュース報道は誰も聞かなくなるとして、真実を無視することは恥をかくよりもましだと告げた。
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裁判で弁護士がハギョンの無罪を勝ち取ること前提として、ジェチャンにただ告発するようにと指示するヒミン( コ・ソンヒ )。
これに困惑したジェチャンは、部長検事のオフィスのドアの外で事件ファイルを抱えて座り込んだ。
その時ジェチャンの脳裏に、父親の葬儀の日に溺れかけた後少年(ホンジュ)と病院に座っていた時の光景がフラッシュバックした。
傷ついた唇に気づいたジェチャンが殴ったことを謝ると、何も言わずに微笑む少年(ホンジュ)。
その時、救急救命室から外に漏れてくる犯人の兄の 「どうして僕の命を救ったんだ!死なせてくれ!」という叫び声。
「恨まないから生きて下さい。アジョシ(おじさん)」と告げ出ていくホンジュ。
外に出て椅子の上に貼ってあるポストイットを見つけて読むジェチャン。
”父は以前、怒りが自然なことを困難にすると教えてくれた。人命を救うことは自然だけど怒っていた私には難しかった。ありがとう。あなたがいなければ残りの人生を後悔して生きる所だった”栗より
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「まだ迷っているの?」と訊くヒミンの声に、はっと我に返リジェチャンは立ち上がった。
「決めた。起訴しない。」
「頑固よね。人の話を聞いてないでしょ!」
と睨むヒミンに、「聞いたよ。心配してくれるのは分かるけど僕と同じような頑固な記者がいるかもしれない。」 と告げるジェチャン。
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ハギョンの事件を上司と議論しようとして声を揃えて手を上げるホンジュとボン先輩( オ・ウシク )。
ホンジュは「ドライバーが道を外れた時ナビゲーションが方向を修正するように、間違いは正さなければなりません。間違いを正しいと言うニュースを誰が信頼するんですか?」 と主張した。
まるで上司みたいな口の利き方だと皮肉るボスに、ボン先輩は「部下で幸運でしたよ。もしホンジュが上司なら…」 とホンジュを模倣して首を斬るジェスチャーをした。
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ハギョンの母親のレストランでインタビューの準備をしているホンジュ。
ハギョンの母親が、感謝の印としてキムバプ(韓国海苔巻き)の袋をホンジュに渡し、ウタクがカメラの前で上品に見える方が良いとハギョンのジャケットを交換している。
ハギョンは「有罪だと思われていた時、記者たちが群がってきた。だが不起訴となった今現れたのは一つだけ」とウタクに話した。
カメラの前に座ったハギョンが何を言えばいいのかと神経質に尋ねると、ホンジュは言いたいこと全て自由に話すようにと励ました。
そうして「僕は誰も殺害していない。ユン・スギョンを殺してはない」 と泣きながら話し始めるハギョン。
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ホンジュのニュースが放送されると検事局前に集まっていた抗議者たちは解散を始めた。
その群衆の中にジゴロのような服で混ざったイ検事は「殺害されたのではなく事故だった。検事局は素晴らしい捜査をした」 と言い周っていた。
スギョンの両親は、ロボット掃除機にユン・スギョンの血痕が発見されたことで検察に対する非難が収まったことを伝えるホンジュの報道を厳粛に聞いていた。
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レストランで昼食を食べながらホンジュの報道を眺めていたチェ係長は、ハギョンに対する告発が棄却された理由を報道した唯一の放送局だとジェチャンに指摘した。
だがホンジュ( スジ )が「怒りが自然にすることを困難にした」 との声明で報道を結ぶと、突然凍りつくジェチャン。
その言葉でポストイットの記憶が蘇ったジェチャンは、犯人の兄の病院、その前のウォーターフロント、そして殴った少年へと記憶を巻き戻した。
そしてホンジュが子供の頃一度少年に殴られた話をしたことを思い出すと席から立ち上がった。
店を出たジェチャンは、ウタクが推察した様に命を救うために夢を介してお互いが繋がっていることに気づいて笑顔で街を走り回った。
ムンソンを薬局で見つけたジェチャンは、ホンジュの幼いころのニックネームが” 栗 ”だったかどうかを尋ねた。
「どうしてそれを知っているの?野球選手になりたくていつも髪をベリーショートに切っていた子供の頃のホンジュは、栗のようだった」とムンソンは教えた。
ムンソンをハグしたジェチャンは、腕で大きなハートを作ると走り去った。ムンソンを不思議な気分にさせたまま…。
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スギョンの父親から電話を受けたユボム( イ・サンヨプ )は、別の爆弾が用意されているのでニュースを気にしないようにと伝えた。
参考人のウタクが検察官と容疑者の両方の友人であることを教え、個人的な繋がりで不起訴を主張したに違いないと父親に話した。
(何て悪人なの!)
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ジェチャンは宝石店へ行きルビーの指輪を選んだ。
店員からサイズを聞かれて、ホンジュがリングサイズを形どったワイヤーリボン与えた理由に気づいて微笑んだ。
告白しているかどうかを尋ねる店員に、ジェチャンは長年の友人との再会だと答えた。
その後ジェチャンから言いたいことがあるというメッセージを受け取ったホンジュは、心配になりハギョンがどこにいるかをウタクに尋ねた。
「今一緒に飲んでいるから夢のことは心配するな」 とウタクから返事が来ると、安心したホンジュは「どこで会う?」 とジェチャンに答えた。
その時指輪を買って店を出ていたジェチャンは、通りでリングを披露する練習をした後、横断歩道の前に立っていた。
ホンジュの予知夢と同じように…。
そして向こう側にホンジュが現れると、笑顔を浮かべて手を振った。
その時ジェチャンの背後にある色とりどりの提灯に気づいたホンジュがハッとしている中、突然車が突っ込んできてジェチャンの前に停まり、彼を撃って走り去った。
一瞬の出来事に何が起こったのかとシャツを見下ろした後、血が滲み出ているお腹を押さえながら地面に崩れ落ちるジェチャン!!
信号が変わりジェチャンに駆け寄ったホンジュは、腕の中に彼を抱き上げて泣き叫んだ!
「救急車を呼んで!助けて!」
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韓国ドラマ あなたが眠っている間に 9話 感想 イ・ジョンソク スジ
被害者の現場に残された血のシンボルがロボット掃除機によるものだとジェチャンとホンジュの二人がようやく気が付きました。
ただ視聴者の方には、以前その場面が流れていたので少し拍子抜けな気もしましたが…。
予知夢が現実化するのを避けようと必死に頑張るホンジュを褒めてあげたいのですが、待ち合わせ場所をなぜ変えなかったの?…とふと思いました(笑)
予知夢の一部を変えられるだけで完全に避けることはできないということでしょうか?
今までは良い方へ変異してのに、凶器がナイフから拳銃になった今回は、悪い方へと変わった気がします。
次回は、ジェチャンはホンジュに過去の繋がりを話すのでしょうか