韓国ドラマ あなたが眠っている間に 5話 あらすじ 感想 後半
夢をかえようするジェチャンとホンジュ
店を閉めた後、チキンショップのオーナーがくすねたチキンを餌として子猫に与えているのを偶然見たホンジュは、こんなことをいつもしているの、と思いつつ通り過ぎた。
その後部屋にはいり、次に来る夢のメモを見つめた。
3/28、20:00、カレッジキャンパス内で友達に風船と花火で演出させ、好きな女性にキャンドルイベントをしている大学生。
だが花火とスプレーが反応して火が発火し炎の中に包み込まれる女性。
同じ頃、大学キャンパスで大学生グループに追われたホンジュが地面に押されて泣き叫んでいる夢を見ているジェチャン。
*
翌朝、ジェチャン( イ・ジョンソク )はシフトを代わってもらおうとしてヒミン( コ・ソンヒ )とイ検事を探した。
そして、 ソン主席検事が起訴しようとしている乗客に審問をしている様子を覗き見している二人を見つけて近づいた。
「助手席に座っていただけではない。酔っている友人に鍵を与えて運転させ、飲酒検査のために止められない通りへ向かう様に指示した」とソン検事は指摘した。
だが、彼は「無理やり運転させた訳ではないから責任はない。鍵を渡しただけで犯罪者扱いするつもりか!」と主張を繰り返すばかりだった。
その後、廊下に出てきた二人に頼みごとがあると話しかけたジェチャンは、すばやく逃げたヒミンの代わりに、今夜のシフトを代わって欲しいとイ検事に頼んだ。
シフトを代わると良くないことが起こるジンクスがあるとして断るイ検事に、最後の手段で”ブラインドデート”を示唆すると直ぐに握手で同意するイ検事。
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その頃パトロールの途中うたた寝したウタク( チョン・ヘイン )の方は、同じ大学生のグループにホンジュとジェチャンが追われる夢を見ていた。
ジェチャンが殴り倒されてホンジュが叫び声を上げる夢から覚めたウタクは、夕食へ行こうとする先輩を説得しその大学へパトカーで向かった。
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消火器を手にしたホンジュは「夢で見た人を助けに行く。もし未来を変えることに成功しその人の命を助けたら復職を認めて欲しい」 とムンソンに頼み明るく出かけて行った。
ちょうど時間内にキャンパスに到着したホンジュは、夢と同じ様に告白イベントが始まるのを見ていた。
告白する大学生と彼の友人は全員興奮しているが、呼び出された女性は明らかに取り乱しているように見えた。
その後スプレー缶が花火近くに危険なほど近くなるのを見たホンジュは、前に飛び出していき消化器を使って花火を消した。
「むかつくわ~」と言い捨ててチェヒがイベント場を去ると、非劇を防いだことを誇りに思っているホンジュ。
だがイベントを台無しにされた怒りの矛先をホンジュ向けて近づいてくる大学生たちに、ホンジュは焦った。
「信じられないかも知れませんけど、たった今私は、アクシデントを防いだんですよ」
そう言って走り始めたホンジュ( スジ )を、隠れていた茂みから出てきて引っ張り隠すジェチャン。
「どうしてここにいるの?」と尋ねるホンジュに「シッ!」とすると頭を下げるジェチャン。
その後ホンジュの手を握り逃げるジェチャン。
予知夢について説明したあと、ホンジュはコーヒーショップのバリスタの女の子をどう救出したかを身振り手振りを交えてジェチャンに説明した。
「夢で私を見たからここに来たの?ウタクが言ってたけど、あなたが私の夢を沢山見ているって…、私達って説明できない何かで引き合っているのかな?運命とか?」
とからかうように尋ねるホンジュに「先日レストランで、仲間の前で味方になってくれてありがとう」とジェチャンは礼を言った。
「ああ、あれっ?別にあなたの側に付いた訳じゃない。ただ事実を言っただけよ」と答えるホンジュに微笑むジェチャン。
その後、酔っ払った乗客の事件は起訴か不起訴かと尋ねるホンジュに、起訴すると答えるジェチャン。
鍵を手渡しただけなのに?と尋ねるホンジュに「それが彼がしたことの全てだからだ。鍵を渡さないのもちょっとしたことだった。友人を止めて事故を防ぐ事もできたのにしなかった彼は、罪を犯した」と答えた。
「変ったわね」と微笑むホンジュに「誰かさんのせいだろ。」と答えるジェチャン。
その時ホンジュとジェチャンを見つけた大学生たちが、追いかけようとして道の向う側から道路を渡り始めた。
その途端彼らの前にパトカーを停めたウタクは、交通規則を無視した横断歩行だと引き止めた。
そして何も知らず去っていく二人を遠くから見て満足そうに微笑んだ。
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告白を受けようとしていた女子大生のバリスタチェヒは、何も起こらなかったにも関わらず腕に不思議な灼熱感を感じながら帰宅していた。
その途中緊急電話を受け取って病院へ駆けつけた。
そして遺体安置所で、変わり果てた姿で横たわる次兄とその前で泣いている長兄( チキンショップのオーナー カン・ギヨン )を見て、何が起こったのかと泣き叫んだ。
その後死体を見たチェ係長が事故の割には出血が少ないと言うと、解剖に回そうとするイ検事。
だがチキンショップのオーナーは「止めてくれ。解剖は必要ない。僕が運転して弟を殺したんだ。バスに乗ることも出来たのに…。」と遺体にすがって号泣した。
イ検事は家族の意向だとして解剖を控えた。
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家に戻ったホンジュ( スジ )は、今夜夢で見た人を救ったとムンソンに伝えて復職を口にした。
だが頑なに同意していないと主張するムンソンを説得した。
「日記を毎日書くことを愛していたから、以前はどんなに疲れていてもページいっぱいに書いていたけれど、この頃は毎日一つのことだけ”昨日と同じだ”なのよ」
そして「夢を恐れて人生を無駄にしたくないし、ジェチャンとウタクに会ってから夢を変えられるようになった」とホンジュは説得した。
だが、ムンソンの許可なしで仕事には戻らないと約束した。
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牛乳は腐っていてトーストしたパンは丸焦げ。ロビンのドッグフードを恨めしそうに見てため息をつくウタク。
魚を焦がしてもうもうと煙の立つ中で起きたジェチャンは、ソユンに電話しながら朝食を用意しているスンウォンの邪魔をした。
「ソヨナ!すべて嘘だ!ビデオコールに変えると言ってみろ!」
これに怒ったスンウォンから追い出されて「火事だ!~」と叫んで逃げるジェチャン。
そうして朝食を食べに出た所で、偶然サンドウィッチショップで出くわすウタクとジェチャン。
夢のノートを整理していたウタクは、バレンタインデーの事故の夜、本当に轢かれて死んだように感じたことをジェチャンに打ち開けた。
そして同じような体験があるかどうかを尋ねられたジェチャンは、子供の頃溺れて死にかけた所を誰かに助けられた話をした。
生き残ったが水に沈んで死んでしまった様な感覚はとてもリアルだったと話した。
( 彼を蘇生して救ったのは、少年姿のホンジュでしたね )
その話を聞いて指をならしたウタクは、命を救った人がホンジュかどうかを尋ねて、彼の理論を説明した。
「君が命を救ってくれた時、非常に感謝して何とか恩を返そうとしたから君の夢を見るようになった」とウタクは予知夢を分析した。
そして「ホンジュがジェチャンの命を救ったからホンジュの夢を見るようになったのではないか」と推測した。
これにジェチャンは「話にならないな。僕を救ってくれたのは少年だった。ナム・ホンジュではなく野球好きの勇敢な少年だったよ」と答えた。
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その夜ゴミの捨て場の前で、ジェチャン( イ・ジョンソク )は焼け焦げた鯖が生物のゴミかどうかで悩んでいた。そこへ現れて、朝食用にあげた魚かと尋ねるムンソン。
朝食に招待すると申し出るムンソンに、ジェチャンが断ると、代わりに頼みたい事があると言う。
ムンソンは「仕事中に死ぬ夢を見たホンジュを休職させた。だが人生の中でしたいことが出来ないホンジュが可哀想だから、もう止めない」と話した。
そして「命を救ってくれたお返しに毎日朝食を用意する。これからも守って欲しい」とムンソンは頼んだ。
家に戻ったジェチャンは、自分の仕事について語ったホンジュを思い出して考え込んだ。
” 働きたくなかった訳じゃなかった。戻りたかったが恐れていたのか… ”
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翌朝ジェチャンは 、スーツ姿で自分の姿をバス停のミラーでチェックしているホンジュを遠くから見守った。
"顔は独特だ。ある人の気分、考え、感情を鏡の様に顔に見ることができる。そして自分の考えや感情を後ろに隠しマスクの様に顔を使うこともできる。”
(ジェチャンの心の中)
その後距離を保ったままホンジュに付いていき、SBC放送局前の横断歩道を渡る勇気を持てず立ち尽くすホンジュを後ろから見つめながら思うジェチャン。
”だが、嘘と真実の間の境が崩壊する瞬間がある。誰も見る事ができなかった真実。誰にも見せたくなかった真実が現れる瞬間が来た時、そんな時が来たら目を閉じるんじゃない。避けるのは止めて直面するんだ。”
歩行信号を見逃しているホンジュに近づいて行き、手を握るジェチャン。
驚いて見つめるホンジュに、一言も言わず一緒に横断歩道を渡るジェチャン。
*
担当部署に現れたホンジュは、皆に暖かく歓迎された。
レポーターのボン(オ・ユシク)先輩は、ホンジュが必要な物を全て揃えて机の上に並べて迎えた。
ユニフォームがあると言われて机の上を見たホンジュは、夢の中で着ていた青いジャンバーを認めて凍りついた。
だが会社に入る前ジェチャンが言った言葉が脳裏に浮かぶホンジュ。
オフィスの中まで連れて行くと言うジェチャンに、ホンジュは「誤解してべたべたするわよ。毎日送って守ってと頼むかもね」と警告した。
「じゃ、そうしよう。僕にべたべたして仕事場まで連れて行ってくれと頼めばいい。守ってくれとねだれよ。もしそれで安心するならそうしよう。」
「何なの?本当っぽく…」
と衝撃を受け泣き始めるホンジュに慌てるジェチャン。
「本当だよ。信じないのか?それで泣いているのか?」
「信じているから泣いているの!聞きたかった言葉だったからよ」
そう言うとジェチャンのネクタイでメイクを直すホンジュに、文句を言うジェチャン。
これに保護すると言ったでしょと言い返して胸によりかかるホンジュを、ジェチャンは避けようとはせず、背中を優しく叩いて慰めたのだった。
そんなジェチャンを思い出した後、新しいジャンバーを手に取ったホンジュは、恐れを忘れて笑顔を浮かべた。
次回のお話は⇒あなたが眠っている間に 6話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒あなたが眠っている間に 4話 あらすじ 感想
キャスト・放送情報は⇒キャスト 登場人物 視聴率
韓国ドラマ あなたが眠っている間に 5話 感想 イ・ジョンソク スジ
ホンジュへの気持ちから逃げていたジェチャンですが、仕事を通じてホンジュが亡くなる夢を見としって目が覚めたようです。
ホンジュを失う大きな恐れを抱いた母ムンソンとジェチャンが、仕事に復帰するホンジュを支える事になるようです。
” 命を救ってくれた恩人を救う為に予知夢を見る ”と言うウタク( チョン・ヘイン )の推論は、ジェチャンとウタクには合っていますよね。
ホンジュに救ってもらったジェチャンはホンジュの夢を、ジェチャンに救ってもらったウタクはジェチャンの夢を、とちゃんと予知夢の説明になっています。
ですがホンジュは?なぜホンジュが予知夢を見るようになったのかは謎のままです。
もしかしたら、バリスタのチョヒもこれから予知夢を見るようになるのでしょうか?
守ってくれとねだれよ。それで安心するならそうしよう」と言ってホンジュを泣かせるジェチャン!
素敵なネクタイシーンでしたね!