韓国ドラマ あなたが眠っている間に 2話 あらすじ 後半
家庭内暴力事件
雨の中を走ってきて校舎へ飛び込むピアニストのソヨン( キム・ソヒョン )。
ソユンを見かけて近づくと、倒れた母親の様子について尋ねるスンウォン。だが冷たく知らないふりをすると約束したことを思い出させるソユン。
すると心配しただけだと言ってコートを脱ぐと、ソユンに着せてやり優しくフードをかけてやるスンウォン。
その後名前を尋ねるソユンに「二年間同じクラスなのに…、名前を覚えるのはマナーだろ?」 スンウォンは口をぽかんと開けた。
「そんな義務があるなんて知らなかったわ」と言うと微笑みながら走り去るソユン。
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山ほどの事件ファイルを見てジェチャン( イ・ジョンソク )がため息を付くと、事務官のヒョンミはびっしりと詰まった棚を見ながら「他の検事に比べて事件の解決が遅い」とジェチャンに指摘した。
その傍で、食事会に適したレストランを選んだのかどうかを気にして「事件の解決よりも良いレストランを予約する方が、上司からの評価が上がるのをご存じですか?」 と忠告するチェ係長。
そうしてレストラン選びの助けを求めに行くが、ジェチャンを完全に無視してオフィスに入るヒミン。
そこへパク部長検事と現れたユボムは「ヒミンと呼んではだめだ。シン検事と正式に呼ぶべきだ。ここでは先輩だろ」 と注意した。
推薦するレストランを教えてもらうつもりだったとジェジャンが説明すると、先輩検事たちの味のお好みをべらべらと喋るユボム。
そしていつものように恩着せがましく頭をさわろうとするユボムの腕を掴んで止めると去るジェチャン。
その後「失礼な態度だな。何かあったのか?」と訝しむパク部長検事に「彼の家庭教師をしていたので生徒扱いされていると思っているのでしょう」 と笑ってごまかすユボム。
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大雨の日、ホンジュは中学校を休んで父が運転するバスに乗り込んでいた。
父親が爆発事故で亡くなる夢を見たホンジュは、心配で様子を見に来たのだった。
そして出発直前に乗り込んできた兵士の顔と警官 ( ジェチャンの父 )殺しの脱走兵のニュースがラジオから流れると、ホンジュは乗客が全員死ぬと自分の恐れを父に打ち明けた。
そこで一計を案じ乗客とホンジュをバスから降ろさせる父親。だがその後兵士と揉み合いになり、彼は手榴弾の爆発で亡くなってしまった。
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あの時見た夢の様に、ホンジュは泣きながら目を覚ました。
そして” 2016年2/18、スンウォンが兄のために殺人犯になる ”とメモに書いた後、スンウォンって誰?彼が誰を殺すの?お兄さんって誰?…と呟くホンジュ。
そうしてその予知夢を壁に貼り付けた後、無視しろと言ったジェチャンの言葉を思い出してゴミ箱に投げ捨てるホンジュ。
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友達と歩いているソユンに、話があると立ちはだかるスンウォン。そして誰もいない体育館へ場所を移して話をする二人。
約束を守らなかった!とノートで叩くソユンに、スンウォンは「ネットで調べているのを見たぞ。父親を殺すつもりか?」 と尋ねた。
「母さんを助けるのよ。母さんが生きるためには父さんが逝かなきゃならない」そう睨むソユンに、法によって裁かれるだろうと指摘するスンウォン。
だがソユンは「父さんは決して法廷には行かない。 なぜなら検事はバカで弁護士は野蛮人だから! 」と叫んだ。
そして、弁護士がどうやって罪を減らすのかをスンウォンに説明した。
その頃、ユボムはソユンの推定通りピアノコンサートの前にスキー事故で肋骨を折っていたと示す新しい証拠を持ってジェチャンの元へ現れていた。
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スンウォンが「お母さんが告訴すれば、きっと」と言うと、直ぐにソユンは否定した。
「法よりも父さんを恐れている母さんは、決してそんなことはしない」と言い切った。
そしてその言葉通り、ジェチャンの電話を受けたソユンの母はスキーのアクシデントで怪我をしたと偽りの証言をした。
電話を手にして「こう言うことか!」 と冷笑を浮かべたジェチャンは、一年も満たない弁護士がどうやって顧客を得るのかが分かったとユボムを見つめた。
「お前の顧客にするために、偽装工作をして傷害罪を暴行罪に変え同意書にサインさせるという仕組みだな。この男はこれで何度めだ?」
だがジェチャンに真実を突かれたユボムは、直ぐに反撃に入った。
「13年前の恨みを未だに根に持ち、彼女を奪ったり車をぶつけたり単純な事件に大騒ぎをするのか?」と自分本位のストーリーを語った。
この話にチェ係長は呆気にとられ、直ぐに実務官たちにメールして広めるヒョンミ。
そうして瞬く間に漢江( ハンガン )地検の刑事3部のゴシップの種となるジェチャン。
さらに「法に従え!子供のような振る舞いはやめるんだ!」 と言い放ちオフィスを後にするユボム!!
( 全く嫌~な人ですね!)
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刑事3部の食事会が開かれた。
ジェチャンは遅れてきたヒミンに向かって大きく手を振って名前を大声で呼び、チェ検事から正式な呼び方をするようにと戒められた。
ヒミンも相変わらずジェチャンには冷たい態度を示し、ソン検事の呼びかけに応じて席に座った。
そして「無神論者だ」とキリスト教信者の部長検事に言ってしまい、彼に従っている先輩検事たちから冷たい視線を浴びた。
手を繋ぎ合い目を閉じた四人は、食前の祈りと称してジェチャンにコメントした。
年齢より序列を重んじるように指導して下さいとか、個人的な恨みを仕事に持ち込ませないようにして下さいとか山積みの未解決事件に着手させて下さいとか…etcと。
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オフィスに戻った後、ジェチャンは山積みの事件ファイルを取り出し一気に判決を下していった。その中にはパク・ジュモンも!
ジェチャンは暴行罪だが同意書が有るので不起訴処分としてソユンの父親の事件を片付け「5分以内だな!」 と手を叩いて喜んだ。
そうしてどんどんと未解決事件を片付けていく彼を見て「酔っぱらいだな」とチェ係長たちは呆れた。
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午後中事件ファイルと格闘したあと、デスクの上でうたた寝したジェチャン(イ・ジョンソク)は、また未来の夢を見て涙を流しながら目を覚ました。
チェ係長達に大丈夫だと言いトイレに入ったジェチャンは、短いが悲痛な夢を思い起こした。
手錠をかけられてパトカーに押し込まれたスンウォンが、殺していない助けてくれと泣いている姿の夢を…!
ジェチャンは、まだ学校にいたスンウォンに電話を入れて無事を確かめた後、どこにもよらずまっすぐに帰宅するように忠告した。
「分かった」とジェチャンに答えたものの、帰宅するソユンを窓から見たソンウォンは後を追いかけた。
ジェチャンの方は「私の言うことを信じていたら助けられたのに...」 と夢の中で泣いていたホンジュの姿が頭から離れず、電話を切ったあと検事局から飛び出した。
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市民を救ったヒーローとしてまるでショーのように扱われたホンジュの父のお葬式。
次々と政治家と報道陣が押しかけ逃亡を助けた” 息子 ”を探すレポーター達から逃げたホンジュ。
そんな過去の思い出と” 弟が兄の為に殺人者になる ”の予知夢が頭から離れず、ホンジュはメモをゴミ箱から拾い再度窓に貼り付けた。
その後ノックする寸前のジェチャンと門前で鉢合わせるホンジュ。
「君の言葉を信じられない理由を説明したい。僕は検事で、犯罪を防ぐのではなく裁くのが僕の仕事だ。誰が君の夢の中で死んでも気にしないが...」
そう言って口ごもるジェチャンに「キャッチャーになった気分なんでしょ?160km/hの豪速球を投げられて掴むのが怖いが、ゲームを失わない為に避けられない…?」 とホンジュは口を挟んだ。
「 信じたくないが無視もできない。なぜ僕に移したんだ?」
「 なぜあなたなのか分からない。なぜ私が予知夢をみるのかも知らないのに…」
「 だが、どうして君と僕なのか何か理由がある筈なんだ!」
あの日、レポーターから逃げて部屋に隠れていたホンジュは、泣きながら予知夢を見ても何も出来ない自分を呪っていた。そこへ現れる一人の少年。
床に転がっていた父親の形見の野球ボールを自分に渡したのが、父の葬式に訪れていたジェチャンだったとは知らないホンジュ。
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「そんなの知らないわ。理由があったらどうだっていうの?私を非難しに来たわけ?」
ホンジュが怒って見上げると、ジェチャンは「助けてくれ!」と頼んだ後、夢の中に出てきたホンジュが言うことを聞かなかったとして恨んでいたと説明した。
「スンウォンがパトカーに押し込まれて連れていかれたんだ!」
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その頃、ジェチャンの警告を聞かずソユンを尾行したスンウォンは、劇薬コーナーで薬瓶を買おうとしていたソユンを見つけて止めた。
「スウォナ!」とソユンに名を呼ばれて嬉しそうにするスンウォン。そして思い詰めた顔をしているソユンに「家まで送るよ!」 と明るく提案した。
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スンウォンがジェチャンの弟だと聞いたホンジュ(スジ)は「夢の中のスンウォンが人を殺したの。お兄さんのせいでそうなったと恨んでいた」 と説明した。
「 えっ!」と絶句するジェチャン!
「 そのお兄さんて、まさかあなたなの?」 と衝撃を受けるホンジュ!
次回のお話は⇒あなたが眠っている間に 3話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒あなたが眠っている間に1話 あらすじ 感想
キャスト・ドラマ情報は⇒ キャスト 登場人物 視聴率
韓国ドラマ あなたが眠っている間に2話 感想 イ・ジョンソク スジ
「えっ!弟?」と驚きのラストシーンでした。
ホンジュ母娘を助けた事で別の方向に運命が動くとは思いましたが、まさかそう来るとは驚きでした。
ファンタジーながらもリアリティーがあるドラマとなっていますね。
ジェチャンの予知夢は一度だけではなくこれからも続くようなので、ジェチャンの夢とホンジュの夢をつなぎ合わせて二人で事件解決へと動くのでしょうか?
まだ謎はありますが、過去バスの爆発事故で死んだ父親と二人が何らかの形で繋がっていることも判ってきました。
ジェチャンが自分に惚れていると思いこんでいるホンジュ(スジ)が可愛く、タジタジとなっているジェチャンの設定が笑えます。
ソヒョンちゃんは流石の存在感で、スンウォン役のシン・ジェハとピッタリですね!
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