韓国ドラマ あなたが眠っている間に 15話 あらすじ 感想 後半
退院するホンジュ( スジ )
病院から家まで付きそうと主張するジェチャン( イ・ジョンソク )に、大げさだと指摘するホンジュ。
だがジェチャンは殺人事件の重要な目撃者だから警察の保護下に置かれていると言う。
ユボムが決してホンジュの前の現れないとは言えないからだった。
だがボディーガードとしてウタクとギョンハンが現れると喜ぶホンジュとユンソンに、ジェチャンは眉をひそめた。
「大丈夫?本当に心配したぞ」と言うウタクに、救ってくれたことを感謝するホンジュ。
だがその後ろで「彼は大したことをしていない」と囁くジェチャン。
( 嫉妬してますね?笑! )
皮肉そうに、ウタクに漢江地区の唯一の警官かどうかを尋ねるジェチャンに「驚くほどの偶然だ!」 とウタクは笑顔を浮かべた。
そんな二人の演技に笑い声を上げたギョンハンは、ジェチャンかウタクのどちらかが計画したのは明らかだと指摘した。
これを否定する2人。
*
その夜「ホンジュが死にかけたのに、どうしてそんなに穏やかでいられるんだ」と問うイ検事に、ジェチャンは怒りに満ちていると答えた。
毎日尋問室で殴り倒す想像をしているとも…。
そして「だが、事件について何もできなくなり捜査を台なしにすることになる想像もした。それで夜に歯を食いしばるために毎朝顎の痛みで目が覚める」と付け加えた。
夢の中で法廷の光景を見るウタク( チョン・ヘイン )。
ゴ弁護士が点滴連続殺人捜査の証拠記録を書いたことをチェ係長に認めさせていた。
ホンジュから傘の色を間違わないように注意されて証言台に座ったウタクは、色について尋ねるジェチャンに色を区別できないと答えて驚かせた。
その後夢から覚めて、犬のウビンに「僕はどうするべきなんだ?僕が全てを台無しにしてしまう。」 とウタクは頭を抱えた。
*
裁判前に開かれた聴聞会で、ゴ弁護士は、検察側の証拠のほとんど全てに問題を呈した。
そして検察側の証言の妥当性を疑問視し、証人喚問を主張して訴訟手続きを長引かせる戦法を取り、ホンジュ、チェ係長、ウタクの其々へ召喚状を出すことを要請した。
*
その夜、ジェチャン( イ・ジョンソク )はボディーガードをしているウタク( チョン・ヘイン )への感謝の証だとして、コーヒー缶とチップスを持参してホンジュの家に寄った。
その時偶然ウタクの携帯を拾い上げたホンジュが、彼の肩にもたれた女性との影絵を見て、これがウタクの好きな女性だと推測した。
人の影から多くを知ることができるとして、きれいで賢い女性だと指摘するホンジュに、その場に微妙な空気が流れた。
その時ボン先輩からの電話を受けたホンジュが2人から離れている間、自分の影を認識することさえできないと愚痴るジェチャン。
ジェチャンに片思いを知られたことに緊張するウタクに、ジェチャンは笑顔で「知らないふりをして友達を続けよう」 と言った。
寛大だと笑顔を浮かべると「友だちとして気軽に話せるな!」 と言うウタクに「だめだ。それとこれとは違う」 と顔をしかめるジェチャン。
その後電話を終えて戻ってきたホンジュと2人は明日の証人喚問にどれだけ緊張しているのかお互いに話し合った。
そしてヨーグルトの蓋を同時に舐めて笑った。
*
” 昨日、今日そして明日。毎日を慣性で生きていた僕たちにとって、とても特別な日が始まった。今日と言う日は、喜びで怒りで又は悲しみで記憶されることだろう... ”
( ジェチャン心の声 )
* 裁判初日。
謎のガールフレンドから” 聴衆の中から応援している”と励ましのメッセ-ジを受け取りガッツで気合を入れるイ検事。
そしてホンジュ、警官のユニフォームを身につけたウタクとギョンハンが裁判所に到着する。
” 今日の終わりに、誰かの最後の言葉を聞くだろう。泣かないで、後悔しても短くして。だが長い間何 が起こったかを忘れないで。”
( ジェチャンのナレーション )
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ユボムと一緒に現れたチェ係長に裁判所の玄関で会ったジェチャンは喜んで笑った。
ユボムは最も信じやすいシナリオを考えることをジェチャンに提案し、連続殺人犯がレポーターと弁護士を襲ったと言う方が遥かに合理的だと話した。
だが彼が真犯人を殺したというのも同じほど信憑性があるとジェチャンは反論し、裁判官がどちらをより信じるのか興味があると言う。
ジェチャンの淡々とした穏やかな態度に、不安を感じるユボム。
*
ホンジュは「久しぶりですね。おじさん(アジョシ)」と挨拶してチェ係長の手を取った。
「とても長い間会いたいと思っていた」と言うホンジュに「わたしもだ」と涙ををこらえるチェ係長。
そんな二人を検事席から見つめるジェチャン。
*
法廷は、報道関係者たちと傍聴人で傍聴席は満員だった。その中にボン( オ・ウシク )記者、デグとスンウォン( シン・ジェハ )そして先輩の検事たちの姿もあった。
証人が宣誓を終えるとゴ弁護士は、チェ係長に尋問を開始した。
「ミン医師のオフィスの証拠を押収し” ベカロンのバイアル瓶(薬瓶)3本 ”と証拠リストに書いていますがベカロンとは何か?」
「連続殺人犯が犯行に使用した薬です。これを点滴に混入し患者の体内に入れ11人もの犠牲者が出ました」
「ハ・ジュワンが犯人だったが、誰かが証拠を捏造したということですかな?」
「ええ、そう思っています」
その後、証拠リストの一番下の欄に違うペンで付け足した理由を尋ねるゴ弁護士。
それに対して、現場で作ったリストと押収した証拠とを事務所で照らし合わせた結果、項目に含まれてないバイアル瓶を発見したので追加したとチェ係長は説明した。
続けて証拠リストの筆跡は誰の者かと尋ねるゴ弁護士に、自分のものだと答えるチェ係長。
証拠リストの作成も追加したのも自分だと認めるチェ係長の姿を見て、夢で見た展開と同じだと緊張するウタク。
そして誰もが証拠の捏造をチェ係長がしたものだと考えることを懸念する先輩検事たち。
ジェチャン( イ・ジョンソク )の反対尋問
証拠リスト作成の場所と参加者を尋ねる彼に、ユボムのオフィスで自分と別の捜査官そしてユボムの3人で証拠リストをチェックしたと告げるチェ係長。
続けて誰がこの事件で賞を取ったのかと尋ねるジェチャンに、責任者のユボムが賞を受賞し有名な法律事務所にスカウトされたと答えた。
だが自身には特別な認識も利益もなかったと付け足した。
そうして、ジェチャンは証拠を捏造して最大の利益を得る立場だったのがユボムであることを効果的に証明した。
*
その後、ホンジュが証人席に呼ばれた。
ホンジュは、屋上に運んだのは薬を飲まされてはいない被告人で、ジュワンは傘を二本手にして後ろに付いて来ていたと証言した
そして屋上で傘の下に二人が立っている姿を見た、もしジュアンが二人とも殺すつもりだったら二本の傘を持ってきたりはしないと指摘した。
ホンジュは、ジュアンにユボムを殺すつもりはなかったと主張し、ユボムが彼女を殺しその後に正当防衛と見せかけるために薬を飲んだと推定した。
それに対して奇妙なことにゴ弁護士は、一度も尋問に口を挟まなかった。
その代わりにコーヒーに入っていた鎮静剤を出して、薬物警告ラベルの欄を読むようにホンジュに求めた。
この瞬間を夢でみていたために傍聴席でパニックに陥るウタク。
薬の副作用に幻聴と幻覚が含まれていると読まされたホンジュは、彼女の証言の一部又は全部が想像かもしれないとゴ弁護士に示唆されて怒りの涙に震えた。
ホンジュに意識があったと主張しても、負け惜しみにしか聞こえなかった。だがそこで机を叩いて立ち上がるジェチャン!!
「異議を申し立てます。この薬は被告人も服用したと証言しています。もしナム・ホンジュさんの証言が無効ならば被告人の証言も全て無効にしなければならない。イ・ジュワンが屋上へ運んだ事も正当防衛で殺したことも幻覚だった事になる!!」
と見事に応酬したジェチャンに、ほっと胸を撫で下ろす先輩検事たちとチェ係長。
そうしてウタクの証言を残し休廷となった。
*
ユボムとハ・ジュワンの指紋が傘に見つかったので証拠は十分だと言うヒミンに、傘が発見されたのが屋上ではなく1階の庭だったことが問題だと部長検事は指摘した。
その夜、屋上で傘を見たとウタクが証言する事が必要だという彼に、ジェチャンは信頼できると保証した。
証言の前、ウタクを探していたホンジュは、廊下でジレンマに陥っている彼に駆け寄ると壁に押し付けた。
( 壁ドン!笑!)
傘の色を彼が識別できなかったことを確認すると、ホンジュは傘について知っていることを教えるから暗記する必要があると言った。
「色盲が発見されれば、警察をやめなければならないんでしょ?緑色は長傘で赤いのは折り畳み傘だった。間違えないでね!」
と言ったあと考え直したホンジュは、突然気分が悪くなったとして帰宅しろと勧めた。
ユボムが自由になるかもしれないとウタクが言うと、ホンジュは警官を辞めるつもりは決してないと言ったことを思い出させた。
今すぐ去るように勧めるホンジュを何も言わずに抱擁し「逃げない。間違えたりしないから心配するな」 とウタク( チョン・ヘイン )は笑顔を見せた。
その後再開された法廷で、証言席の前に立ち証人宣誓をするウタク。
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韓国ドラマ あなたが眠っている間に 15話 感想
予知夢のおかげて何とか命を取り留めるホンジュ。
ジェチャンに遂に正体を明かすチェ係長ですが、ユボムの事務所に移った理由が分からないですね。
ユボムの傍にいて証拠を見つけるとか、真実をいうように彼を説得するつもりなのでしょうか?
そしてウタクの色盲がバレてしまうのかどうかとジェチャンがユボムを法廷で裁けるかどうか、裁判の行方に注目ですね。