韓国ドラマ あなたが眠っている間に 14話 あらすじ 感想 後半
*点滴連続殺人事件
ミョン医師が検察に偽証されたと主張していた薬の瓶が、最も決定的な証拠であることが判明していた。
「偽証」という言葉に、成績評価表を偽造するように説得したユボンの記憶を呼び起こしたジェチャンと、尋問室で検事が証拠を改ざんすることはとても簡単だと言っていた事を考えるイ検事。
証拠を没収したのはチェ係長とユボムのため、もし偽証が行われたとすれば二人の内どちらかだと言うイ検事に「ではユボムだ!」とチェ係長を容疑者と見ることに怒って出ていくジェチャン。
その後、チェ係長の人事ファイルを取り寄せる様に事務官に指示するイ検事。
その後自分の事務所に戻ったジェチャンは、「どうして僕たちが別々にコンテナに来たことを知っていたんですか?どうやってあそこにいることを?」 と遂にチェ係長に質問をぶつけた。
これに「偶然ですよ。ある種のテレパシーです。私にはそういう力があるんです。」と曖昧な返事をするチェ係長に、初めて疑惑が湧くジェチャン。
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その頃、”私がもし捕まることがあれば、あなたの偽装工作を警察でばらす。それでいいか?”と真犯人からの新しいメッセージを、ユボムは受け取っていた。
すぐに会うように頼むユボムに、今夜彼の事務所に来ると言う連続殺人犯。
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一方ホンジュ( スジ )は、放火の被害者について情報を得るために逮捕したウタク( チョン・ヘイン )に尋ねに行った。
すると緑色のバッテリーを赤色だと言って返すウタクに、色盲だとわかったことを隠してホンジュは受け取った。
被害者の様子で何か気づいたことはないかと訊かれたウタクは、高額の金を払った人のわりにみすぼらしい服を着ていると思ったことを思い出した。
さらに又身代金が入っていたバッグが女物だったとも!!
その頃、容疑者を探して地域の全てのガソリンスタンドを周っていたヒミン( コ・ソンヒ )は、ついに火災のあった夜にガスボンベを売ったスタンドを見つけた。
購入した男性の描写を頼むヒミンに、スタンドの店主は「男性ではなく自転車で来た女性でした。」と答えた。
同じ頃、事務所で神経質に待っているユボムの前に、脅迫メッセージを次々と送りながら近づいて来る真犯人。
最後のメッセ-ジ”多くを持っている人たちは失う物も多い”をユボムが読んだ直後、ドアから入ってくる殺人者が帽子を脱ぐと、ショックを受けるユボム。
これに「驚いたみたいね」と微笑を浮かべるハ・ジュアン( イ・ウヌ )。
ソファに座ったジュアンは、「20人くらい殺したにも関わらず刑務所へ行かずに済んだ。本当にあなたに感謝しています。」とユボムに告げた。
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ホンジュから得た情報を調べたボン記者は、事件当時他の全ての犠牲者と同室に収容されていたハ・ジュアンが怪しいと伝えた。
クローン病のために長期滞在していた患者ジュアンは、事件当時状態が悪化していたため容疑者とはみなされず被害者リストの方に入っていたのだった。
これに「他の患者をなぜ殺したんだ?」 と問いかける室長。
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その頃同じ質問をユボムから受けたジュアンは「あまりに不公平だと思ったからなの」 と動機について話した。
腸や胃を取る手術をして病院のベッドで何年も過ごしても容態が一向に良くならなかったジュアンの前で、周りの患者は次々と治癒して退院して行ったという。
その上を哀れっぽく自分を見て「すぐに良くなる」という彼らに、怒りを膨らませたと告白した。
そして、それが人を殺す言い訳かと尋ねるユボムに、目の涙を浮かべて「言い訳じゃない。死に値する罪を犯したから喜んで罰を受け入れるつもりだった。なのに検察官が他の誰かを捕まえた」と反論した。
「私の人生で初めての希望だった。私にその希望をくれた人は、あなたイ・ユボムよ。だから私は、あなたが最後の最後まで私の希望でいることを願っている。だからもう一度奇跡を起こして、イ弁護士さん。」
とねだるようにジュアンはユボムを見つめた。
これにイライラと立ち上がったユボムが、“ゴミ”と呼ぶと「なぜゴミなの?」と不思議そうな顔をするジュアン。
人を殺したことを指摘するユボムに、無邪気に見上げて「起こってしまった事に何ができる?」 とジュアンは開き直った。
そしてミョン医師を犯人に仕立てる為に証拠を捏造したことを指摘すると「私に何か悪いことがあったならあなたも同様だ」 とジュアンは告げた。
ハッとしたユボムの頭の中に、チェ係長と証拠没収をしていた時、証拠袋にバイアル瓶(ガラスの薬瓶)を入れた時の光景がフラッシュバックのように蘇った。
その後ジュアンは、唯一知っていた人を除去したとコンテナ放火殺人を告白した。
「背後から注射器で首を刺し一瞬の内に殺した。全ての汚い仕事をしたからクリーンアップはあなたの仕事だ。勝利のコンセプト”ウィンウィン”を知っている?」と尋ねた。
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ハ・ジュアンを点滴連鎖殺人事件の真犯人として指名手配することにしたものの、コンテナ内の私物が火災で消滅したために犯人の追跡は、難しかった。
ジェチャンはジュアンが既に逃亡生活を1年以上続けているので、今回も上手く切り抜けられると考えているだろうと推測した。
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ジュアンが去った後フラフラとビルの屋上へ上がったユボムは、興奮して激しく叫んだ。
だがその後、オフィスビルの停電の告知を見て計略がひらめくと、事務所に戻った。
自分が証拠を偽造したことを知っている人間が他にいる事を見落としていると思いながら…
(ホンジュが危ないのでは!)
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ユボムからインタビューの依頼をメッセージで受けとったホンジュは、その日、死ぬ予知夢と同じ青いジャケットを着用していたために心配になり、雨の確率をボン記者に確認した。
だが5%だと聞いて、ホッとした顔で出かけるホンジュ。
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イ検事がチェ係長の人事記録を取り寄せたことを知り怒ったジェチャンは、ファイルを彼の実務官から取り上げた。
そしてチェ係長の履歴を見て、元警察官で父親と同じ派出所勤務だと知ると「まさか…」と思いながら事務所に戻った。
だがチェ係長は突然辞表を提出し辞めたと泣きながら伝えるヒョンミ。
昼食の席で点滴連鎖事件が偽装された事が明らかになり、チョン検事が自分を守るために戦っているという噂を耳にしたチェ係長は、直ぐに辞表を書いたという。
辞表の中に、”証拠を偽装してはいないが、イ弁護士も同様のことを主張するに違いない。自分で自分の無実を証明するしかない。だが心配せずに厳しく告発するように”とチェ係長は記していた。
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その頃ユボムとランチを食べていたチェ係長は、ジェチャンからの電話を無視した。
ジェチャンに疑われていると言うチェ係長に、自分の法律事務所での保護を提供したユボムは、それを受け入れる彼に満足そうに笑った。
ヒョンミにチェ係長の辞表について誰も言わないよう指示を出したジェチャンは、彼に連絡をした。
だが電話に出ないため、来るまでオフィスで待っているとチェ係長にメッセージを送った。
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その夜、ホンジュとのインタビューの前にコーヒー準備したユボムは、カップの中に丸薬を一粒落とした。
ホンジュが事務所に現れた時、ユボムは報道に渡す資料の用意で忙しいフリをして、ホンジュを待たせた。
そうしてコーヒーを飲むホンジュを見てユボムが微笑みを浮かべていると、突然の稲光と雷鳴で空が明るくなり雨が降り始めた。
ユボムの机の下にある緑の傘には気づかないホンジュ。
ロビーに赤い傘で現れたジュアンに、警備員が停電が始まることを教えた。ユボムに会いに来たが長居はしないと断り事務所に上がるジュアン。
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その頃ジェチャンは、デスクでのうたた寝から真っ青な顔で目を覚ました。
ジェチャンの夢の中で、緑の傘を差した誰かがホンジュの体に近づいていた。
注射器を手に持って眠るように死ぬだろうと言っている連鎖殺人犯のジュアン!
もうろうとした意識の中で、きこえるかどうかをジェチャンに囁くホンジュ。
事務所を飛び出して外で電話をするジェチャン。だがすでに気を失っていてその電話に答えないホンジュ。
その時、ホンジュが証拠の捏造を知るもう一人の人間だとれたジュアンに教えているユボム。
ジェチャンは、ユボムの法律事務所へ行く途中で、「ホンジュが拉致された夢をみた。ホンジュが言っていた山ではなく、ユボムの法律事務所の屋上だ」とウタクに伝えて助けを求めた。
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ぐったりとしたホンジュ( スジ )の体を屋上まで運んで行ったユボム( イ・サンヨプ )は、芝生の上に彼女を横たえた。
緑の傘の下に一緒に立ち、横たわっているホンジュを見下ろしているユボムとジュアン( イ・ウヌ )!!
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韓国ドラマ あなたが眠っている間に 14話 感想 イ・ジョンソク チョン・ヘイン
山ではなくビルの屋上だった!
何度も死の危険にさらされているホンジュですが、予知夢のおかげで今度も救出されるでしょうか?
そしてこれまで数々の悪行をしているユボム。
遂に殺人者にさえなろうとしている彼を、ジェチャンがどうやってつかまえて罰するのか注目されます。
証拠捏造に関してチェ係長が疑われると、 どちらかというと冷静沈着なタイプのジェチャンが珍しく感情的になっています。
もし裁判でチェ係長もユボムの両方が無罪を主張するとどうなるのでしょうか?
チェ係長が裁判で勝利し、ジェチャンとホンジュに正体を明かして改めて再会を喜び合う、そんなハッピーエンドになればいいなと期待しています。
夢の中で死んでいるホンジュとウタク。2人を今まで救ってきたジェチャンが今度も成功すると祈って。誰も死なない結末だといいのですが…。