韓国ドラマ あなたが眠っている間に3話 あらすじ 後半
ジェチャンの手当をするホンジュ
カフェに現れたホンジュが曇った眼鏡で見ることができずキョロキョロとしているのを見たジェチャンは、椅子から立ち上がり席につかせた。
ジェチャンの火傷を診たホンジュは「次に朝食を作ったら病院行きだわね」 と言いながらジェチャンの額の火傷に軟膏をつけた。
そして二人は、スンウォンとソユンを救うためにどれだけに自分たちが走り回ったかを2人が分かっていないと文句を言い合った。
「私達どうしてあの二人を救ったの?」と言いながらバンドエイドをつけるホンジュを見て笑みを浮かべるジェチャン。
そしてホンジュが次に指を出してと言うと、ジェチャンは後ろに体を回して付けたばかりのバンドエイドを外して指を差し出した。
(かわいい!)
「他の人たちが知らなくても、私はあなたが必死だったことを知っているわ。よく頑張ったわね。」
「君こそ」と言い合った後、2人は見つめ合って微笑んだ。
*
バス停に戻り、コンタクトにしない理由を尋ねるジェチャンに、面倒くさいからと答えたホンジュは、その質問が自分に惚れている別のサインだと勘違いした。
「ない方がきれいに見える?」と見上げて尋ねるホンジュに「曇ったメガネだと不便ではないかと思っただけ」と言うジェチャン。
そんなジェチャンの方に向かって「気になるの?メガネ有りなしじゃ違って見える?」 とメガネの上げ降ろしをして遊ぶホンジュ。
そうして結局メガネを外した後「ソユンの父親をどうするの?再調査するんでしょ?」 と尋ねるホンジュに「その事件はすでに終わった。どうやって再調査するんだ?」 と答えるジェチャン。
山積みの事件ファイルと解雇を恐れていた上に、事故で新車を壊し3年間のローンだけが残ったと話すジェチャンに、ホンジュは今週の宝くじの当たり番号をスラスラと伝えた。
「お金のために言うことを変えたり止めたりするタイプじゃない。」 と怒鳴りタクシーに乗り込むジェチャン。
「ハッタリが好きなのね。矛盾している人だわ」と呟くホンジュ。
*
通りで出くわしたジェチャンに、事件が片付いたから昼食をおごりたいと申し出るユボム。
それに対しジェチャンは「調査を必要とするものを見つけた為まだ部長検事に提出はしていない。怪しい点を幾つか見つけたから審問するつもりだ」 と答えた。
これに「書類を調べても何も見つからない。お前のカードなら知っている」と言うユボムに「知らない事より怖い事が何か知っているか?全てを知っている思うことだ。」 とジェチャンは嘲笑って背を向けた。
だが通りの角を曲がり車の後ろに隠れると、なぜあんなことを言ってしまったのか、と途方に暮れ、バクバクする心を落ち着かせるために、ホンジュの宝くじの番号45-15-35-43-27-33を繰り返した。
*
事務所に戻ったジェチャンは、パク部長検事へ届けられようとしていたパク・ジュンモの事件ファイルをつかむと再調査を始めた。
それを知ったパク部長検事に呼び出されたジェチャンは、祈りのように宝くじのナンバーを唱えながら部屋へ向かった。
パク部長検事はユボムに対する個人的な恨みのためにこの事件に固執していると非難し、止めるようにジェチャンに指示した。
だがジェチャンは「部長検事がそう誤解されても構いません。ですが起訴を取り下げたら、さらに酷い罪を犯すでしょう」と反論し、ジュンモの全ての事件を再調査すると宣言した。
これにカッとなった部長検事が「やあーお前!」 と叫び声を上げた。そして実務官からのメールでこのニュースは瞬く間に刑事部3班に広がった。
宝くじにでも当選したからこんな行動に出でいるのかとジェちゃんを不思議がる他の検察官たち。
*
その日の午後遅く新車を試乗したジェチャンは、ホンジュを見かけると事件の再調査について報告した。
笑みをうかべたホンジュは、どうして正しいことをするつもりだったのにあんな頑なな態度を取ったのかと不思議がった。
そして車を見たホンジュは「あっ!」と声を上げ「まさか...!私がでまかせに言った宝くじの数字を信じて、あれを買ったんじゃないわよね」 と緊張した顔で尋ねた。
ショックを顔に出さないようにしたジェチャンは「まさか、あんな冗談を僕が信じると思ったのか?」 と答えると「宝くじがあるから上司に反して事件の再調査をしたのか?」 と尋ねるホンジュ。
だがジェチャンは、お金で行動を決める人ではないことをホンジュに思い出させて去った。
その後「車…買うよ。いつか」とセールスマンに伝えてため息をついた。
*
検事局に戻ったジェチャンは、ジュンモの前回の事件を不起訴にしたヒミン( コ・ソンヒ )に会い話をした。
ヒミンは、不起訴にしたことに後悔しないと言い切った。
「家庭内暴力事件は簡単には割り切れない。被害者がどうすべきかを言う権利は検事にはないし、被害者本人が選択すべきだ。それなのに夫を逮捕するの?それは正義ではなく愚かな勇敢行為でしかない。」
13年前の狙撃事件
その後ヒミンの言葉を考えながら、自分のIDタグを見るジェチャン。そうする内に彼の脳裏に蘇る13年前の雨の日。
その日は大雨だった。
ジェチャンと父親は雨の中を走り、コンビニの前で雨宿りをした後、傘を買いに入った。
将来何になってもらいたいと思っているのかと父親に尋ねるジェチャン。
だがその問いに答える前、店に入ってきた兵士のダッフルバッグからライフルの先が突き出ているに気づいた父親は、ジェチャン(子役ナム・ダリム)に家に忘れてきた携帯を取りに行ってくれと頼んだ。
そして去りかけたジェチャンに「検事はどうだ?検事になってくれれば他に願いはない」 と話した。
ジェチャンはその場で同意し、父親が買ったばかりの傘で外に出た。
だがその後、店先の横断歩道前で待っている時に発砲の音を聞き店に戻ったジェチャンは、血を流して息絶えた父親を発見した。
葬式がメディアの注目を浴び盛大に行われる中、ジェチャンと家族は深い悲しみに包まれていた。
”父さんはあの時選択した。人々を守る為に自分を犠牲にしようと…。そしてヒーローだと人からは讃えられたが、母は夫を僕と弟は父を失くした。正義かもしれないが、僕にはただの愚かな勇敢行為にみえた”
物思いから覚めて歩き出したジェチャンは、検事局の門の傍で佇んでいるウタクに気づき立ち止まった。
不思議そうに自分を見つめるジェチャンを、バレンタインの日の事故から救われた男だと自己紹介したウタクは、夕食に誘った。
*
迷惑をかけていると自覚して手伝っているソユンに、ホンジュ( スジ )は「助けは必要ないから勉強しろ」 と止めた。
「手伝っている訳じゃない。退屈なのが嫌だからだ」と虚勢を張るソユンに「まるで誰かみたい。言う事とやる事が一致しないだから…」 とジェチャンを思い浮かべて呆れた。
そこへ現れたスンウォンは、「アジュマ!ピアニストは手を傷つけてはダメなんだ」とホンジュに抗議してソユンの手からタライを奪うとウィンクして店の中に入った。
一人残されたホンジュが、誰がアジュマよとプリプリしている所へやって来るウタクとジェチャン。
「あれっ!」
「ウァーすごい偶然だ~。また会ったな!」
(偶然じゃないでしょ?)
「ホント!驚き!」 とお互い驚いた後、ウタクは数日前にホンジュをパトカーで家に送ったことをジェチャンに説明した。
そうして名前を訊かなかったことを後悔したとホンジュに言った。
「ナム・ホンジュよ。」 と手を差し出すホンジュと握手をした後、辰年生まれで同じ歳だと分かると、ウタク( チョン・ヘイン )は気軽に話す事を提案した。直ぐに同意するホンジュ。
その後ジェチャンも同い年だとわかると「三龍が飛ぶだ!」 とホンジュを笑わせた。
「メガネなしの方がかわいい」 とさらに喜ばせるウタクに、ムッとしながら先に店に入るジェチャン。
*
料理を運んできたスンウォン( シン・ジェハ )に「ソユンの人生に関与するなと言っただろ!なぜエプロンを着ている?」 とジェチャンは怒った。だが彼を無視するスンウォン。
それを見て、ウタクがとても愛情豊かな兄弟だと思っていたがと呟くと、ジェチャンは「なぜ兄弟であると知っている?ここに来たのは偶然ではないんだろう?」 と尋ねた。
「それを僕も知りたいんだ。偶然なのか運命なのか…」とウタクはジェチャンの手の上に自分の手を重ねた。嫌そうに手を振り払うジェチャン(笑!)
またホンジュの店の予知夢を見ていたウタクは、夢とは異なり先輩の代わりにジェチャンを連れてきて、事件を防ごうしていたのだった。
ジェチャンから「冗談を止めて正直になれ。ここに来たのは偶然なのかわざとなのか?」 ときかれたウタクは手でジェちゃんを制した。
夢が正しいとすれば誰かが5秒でドアから入ってくるだろうと考えながらウタクが指でカウントダウンしていると、そこへ現れるユボム( イ・サンヨプ )。
ホンジュはソユンと母親を保護するかのようにユボムの前に進み出た。だが、今夜会いに来たのはホンジュではなく、弁護士として顧客の家族と話すためだと言うユボム。
この光景を見て、夢の中で見た事が全て起こっているのを確認したウタクは「これは偶然ではなく運命のようだ」 とジェチャンに伝えた。
”僕が変えた些細なことが、起こるはずだった恐ろしい事を止めることができるかどうかを知りたい” と思いながらジェチャンを見つめるウタク!!
ドラマ情報と感想は⇒キャスト 登場人物 視聴率
次回のお話は⇒あなたが眠っている間に 4話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒あなたが眠っている間に 2話 あらすじ 感想
韓国ドラマ あなたが眠っている間に3話 感想
無事スンウォンを悲劇から救ったジェチャンとホンジュ。そしてウタクも予知夢を見ていることが判明しました。
予知夢とおり起こるかどうか確かめているので、ウタクはホンジュのように以前から見ているのではなく、多分いジェチャンに命を救われたあとから予知夢を見るようになったのではないでしょうか?
ドラマ序盤で、ジェチャンと父親は不和なのかと思っていましたが、二人は深い愛情で結ばれていたようです。
自らを犠牲にして他人を助ける父親に育てられたジェチャンだからこそ、ホンジュが命を落とすのを見過ごせなかったのでしょうね。
その反対に人を不幸にして自己保身をしてきたユボム。
ジェチャンによって変わった現在と将来の中で彼がどうなって行くのか興味深いですね。
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