韓国ドラマ スーツ 6話 あらすじ 後半
その夜、バーに呼び出したカン代表に、チェ・ガンソク(カン・ドンゴン)はノクシ化学会社と同意したと告げ、深刻な顔で飲んでいる理由を尋ねた。

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そしてカン代表からグラスを取り上げると、キム代表が臨床データを偽造したことを告白したのかどうか尋ねた
「彼は最後までその事実を否定した。他の誰よりもその薬が必要だったから。ルーゲリッグ病を患って死にかけていたのよ」
そう言って涙を流すカン代表の手を握り、ガンソクは慰めた。
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その頃ヨヌはソヒと通りを歩いていた。
「偽装弁護士の告白した後大丈夫だった?」
「正直安心したよ。誰かに話したかったんだ。」
「過去には戻りたくないと言ってたでしょ?きっとこの先に答えを見つけると思う。正直に言ってくれてありがとう」
「誰もが自分の秘密を持っていて、自分のウサギを飼っている。見えないように月の反対側に住んでいるウサギだ。」
そこで立ち止まったヨヌは「セヒ実は...」と言って口ごもった。(何?でしょう)
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翌朝、ガンソクは、キム代表がルーゲリック病にかかっていることをヨヌに伝えた。
そしてチョン・ミジュにその事実を隠そうとした理由を尋ねるために話しに向かった。
ガンソクは法廷で証人になれるかどうかを確認するために、どれだけ知っているのかを知る必要があると話し始め、キム代表のルーベック病を口にした。
これにミジュは、隠していたが症状を見て気がついたと認めたが、彼のデータの偽造については強く否定した。
これにヨヌは「ええ、分かっています。ウソをついているのはあなたではありませんか?チョン理事、本当に代表を守りたいのなら、真実を伝えなければなりません。」と発言した。
これに涙を流したチョン理事は真実を2人に告白した。
「ルーベック病になった代表が自分で臨床試験の対象になり薬を飲んだ。そして奇跡のように良くなった。だが臨床試験の終わり頃、私たちは肝臓に問題がある人を発見しました。承認が遅れると思い、私はその人を臨床試験から除きました。」
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事務所に戻ったヨヌとガンソクは、カン代表の元へ行きチョン・ミジュの証言を伝えた。
利害の衝突があるために、チョン理事の弁護士になれないことを話した。
これにカン代表は、キム代表に他の弁護士に依頼するように指示して会社を売却し、被害者に最高金額の慰謝料を提供することを提案した。
そして代表が被害者グループに入り被害者になり慰謝料を受け取れば、別の会社を設立できると助言した。
だがそこでヨヌは「キム代表はルーゲリック患者でもあるので、原告人たちとキム代表は同じです!それなら…」と閃いたアイデアを話した。
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カン&ハム弁護士チームは、原告人たちと弁護人を招いて会合を開き、ユミ製薬が破産宣告をすると伝えた。
「この会社は小さな会社です。薬のことで代表が何かを隠したと思われているようですな?それは本当です。代表はルーゲリック病の患者です」
そう言ったチェ・ガンソクは、コ・ヨヌが投薬前の患者のキム代表のビデオを流した。

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キム代表は「病気を患う事はそれだけで辛いことなのに、私は治癒し、皆様に副作用があることは不公平です。副作用に気づかず申し訳ない」と謝罪したあと「皆様が苦しんでいる副作用を除去する研究を続けたい」と表明した。
これにカン代表は「ですが合意後に会社が消滅すれば、研究を継続するチャンスはありません。」と付け加えた。
チョン弁護士が「要するに金が払えないということか?」と声をあげると、カン代表は「お金で命は延ばせません。キム代表にこの問題を解決する機会を与えてください。」と頼んだ。
これに患者さん達は同意し、ガンソクとヨヌは視線を合わせて微笑んだ。
その後ガンソクは「あなたは近い内に弁護士資格を剥奪されるでしょう。そうなれば保険会社で働くんですな。」 とチャン弁護士を廊下でからかった。
これに「20万円のスーツと高級車を持っているお前も私と同じだ!」と叫ぶ彼に「正しく弁護しお金を稼いでいる。私たちは同じ水を飲んでいるが、あなたは牛でもへびでもない。水を飲む資格さえない」と痛烈に批判した。
そして会議室から出てきたカン代表と腕を組んで歩き去った。
その後イ・ジンソクに会い報告したガンソクは「娘さんの為にも治療に専念して健康になって下さい」 と手を握って感謝する彼に答えた。
*
ヨヌに頼まれたたソヒは、証人役を引き受けて模擬法廷でのセリフをヨヌと練習していた。
だが緊張してセリフに息詰まったソヒは休憩を取り給湯室ヘ向かい、それを見たジナもソ弁護士との練習を止めてついて行った。
その様子を見守っていたグンシクは「頑張ればソ弁護士は、我々の二歩後ろまで近づける奴だ」と遅れて現れたガンソクに話した。
だがガンソクは「我々?同じレベルか?私はシニアで、お前はジュニアじゃないか?」と答えてヨヌに近づいた。
模擬法廷について話すのを禁じていたガンソクだが「方法を変える必要がある。良い弁護士はその事件を見るが、偉大な弁護士は人(相手方)を見る。これは模擬ではなく、最初の法廷だから何としても勝て。」とヨヌに助言を与えた。
その後姿を見て、ヨヌは嬉しそうに微笑んだ。
*
その頃、ジナは「覚えていますか?2日前に会っていますよね?」と話しかけて、セヒと模擬法廷について話し始めた。
「コ弁護士さんの彼女ですよね?模擬裁判に参加するんですか?」と尋ねるジナに、ヨヌとの関係を否定せず、セヒは「仕方なくアナウンサーになった」と答えた。
「仕方なく私と戦うんですね?」と言うジナに「ヨヌは聡明だから何の問題もないかもしれないけど、私はとても緊張しているんです。ヨヌの足手まといにならないようにと願っているんです」とセヒは答えた。
「どうしてです?良いチームに見えますよ。きっとハッピーエンドですよ。模擬法廷のことですが…」と笑った。
被告と原告が入れ替わったコ・ヨヌ(パク・ヒョンシク)の模擬法廷
ソ弁護士は「被告であるイム・ジヨンアナウンサーは、友人と一緒に飲んで自由な場で冗談を言っただけだった。被告は文句を言っただけで誰か他の人を傷つける意図はなかった。それなのに誰かに盗られたビデオで…」と弁護した。
これに立ち上がったヨヌは「そのビデオが問題なんです。イム・ジヨン、オ・ソンスクはアナウンサーですからイメージがとても大事だ。被告人はカメラにウインクしていましたが、それでも盗撮カメラだと言われるのか?」とヨヌは反論した。
その後証人席に座ったオ・ソンスク役のホン・ダハム (チェ・ジョンアン)は「夢だったアンカーになるために頑張った末にやっと国中の信頼と注目を浴びる席に座リました。それがこの冗談のせいで国中の笑いの種になり、報道全体がコメディショーになった」と目を押さえながら証言した。
そして「そのせいで結婚しようとしていたボーイフレンドとも別れる事になった。」との発言に、異議を申し立てたソ弁護士に「あなたは結婚が簡単だとでも思っているのですか?」と叫んで聴衆の笑いを誘った。
この時「この証言は関連があります」と主張するヨヌに、異議を却下してカン代表は頷いた。
次に原告側の証人ソ・ジョンヨンとして登場したセヒに、ヨヌは緊張しないように言った後、パーティを目撃していた彼女に問いかけた。
「流れた映像は、朝のニュースキャスターに選ばれた私を祝うパーティでした。」
「では映像ではなく目撃したのですね?どうでしたか?」
「行き過ぎだと思い嫌な気分になりました。オ・ソンスク先輩が朝のキャスターに私を推薦して下さったので、それを恨んだのだと思いました。序列だとイム・ジヨン先輩だったんです」
ここで反対尋問に立ち上がったソ弁護士は「 あなたは被告と親しかったのですか?」
「いいえ」
「被告が恨んでいると言ったのですか?
「言ったことはないですが…」
「はい、いいえで答えて下さい」
「いいえ」
「親しくもなく聞いてもいないのに被告の気持ちを知ることが可能でしょうか?」
この誘導尋問に異議を申し立てるヨヌに、カン代表は異議を認めてソ弁護士に止めさせた。
その後ジナがヨヌに語った、月に住む秘密のウサギを引用して話し始めたセヒに、ヨヌは動揺した。
セヒは「人には多くの秘密があるものです。イム・ジヨン先輩は多くの秘密を持っていましたが、感情をあまり押さえられないタイプでした。」と答えた。
これに衝撃を受けたジナは、ヨヌを見つめた。
「人の心が読めるのですか?では今私が何を考えているかわかりますか?」
これにヨヌが異議を申し立てたが「もちろん証人はスーパー人間ではありません。 もちろん証人は他人の気持ちも考えも読めないんです。これが終わります。」と彼は尋問を終えた。
最後にキム・ジナ(コ・ソンヒ)がイム・ジヨンアナウンサーの役で証人席についた。

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「あなたがあの日あんな攻撃的なパフォーマンスをした理由はなんですか?」
「友達を祝福する場でした。ただの冗談に理由がいるのでしょうか?朝のキャスターになれないことは、分かっていた。先輩の悪口を言う後輩をネットで集めたら、どこにいても先輩の写真だらけになる」と証言した。
その後反対尋問に立ったヨヌは「朝のニュースキャスターになりたかったが、最終的には自分ではないと思ったわけですね?何かミスを犯したのですか?」
「いいえ、ミスをしたのは先輩の方です。お互いに個人的なことを打ち明けましたが、ある日秘密をもらしているのを発見したんです」
「秘密とは何ですか?」
「ウサギです。私はオ・ソンスク先輩がジョンヨンではなく、私と一緒にウサギを飼っていると思っていたんです。」
ヨヌはジナの発言の裏にどんな意味が隠れているのか悟り沈黙した。(ジナはヨヌに裏切られたと思っている)
だがカン代表に何度か呼びかけられて、反対尋問を再開した。
「ではメールを送ったのは、恨みのためだったのですか?」
「他の人が自分の秘密を周囲に広げ、楽しんでいるんです。同じ様に冗談をしただけです。」
「あなたは韓国の誰もが信頼していたアンカーを笑い者にしたんですよ。」と言ってジヨンの勤務評価書を取り上げ「日常業務能力は高いが、生中継では緊張を見せてうまくいかない。この評価に同意しますか?」
「いいえ」
「後輩が朝のニュースを取った理由を知りたいと言ったあなたに、上司が下した評価でした。なぜでしょう?」
「知りません」
「先程自分の立場を分かってるといいませんでしたか?。あなたはアンカーに値しないと?」
「そんな事は言ってません」
「ではなぜあなたは理由を探さなかったのですか?自身の能力でキャスターを取ろうとしなかったのですか?オ・ソンスク先輩を言い訳にせずに懸命に働いていれば、そんなに緊張することもなかったことでしょう。そうすれば朝のキャスターに選ばれていたはずだ」
そう追及した後、ヨヌはライブ放送に失敗する理由は緊張しているからです。だがあがり症だからではなく、能力が足りないからだと結論付けた。
「他の人と同じようにできます!」
涙を浮かべてそう叫ぶジナの姿と、居酒屋で試験中に吐き気を催すとうさぎについて打ち明けた姿がダブリ、ヨヌは動揺した。
取り乱して「怖いんです。他の人にはただの恐怖症に思えるかも知れませんが、私には…」と泣き始めたジナを見て、ヨヌは休憩を裁判官に求めた。
そしてソ弁護士の方へ向かい、合意を勧めた。
だがソ弁護士は、ジナの状態を気にせずヨヌの申し出を断った。
代わりに「キム主任にこのまま尋問を続けるつもりか?」と尋ねた。(卑怯な男です)
「弁護人、尋問を続行するのですか?弁護人!!」
法廷中の視線が注がれる中、裁判官に向き直ったヨヌは「いいえ、終わりにします。裁判長」と返事をした。
こうして模擬法廷はソ弁護士の勝利であっけなく終わった。
誰もが退場して行く中、ヨヌは茫然と立ちすくんでいた。
ガンソクは、そんなヨヌの姿を講義室の最後方で凝視していた。
スーツ SUITS 7話 あらすじ 感想 へ続く…。
前回のお話は⇒ スーツSUITS 5話 あらすじ 感想
キャスト 放送情報は⇒ [ スーツ SUITS キャスト 登場人物 視聴率 ] へどうぞ。
韓国ドラマ スーツ 6話 感想
ユミ製薬と化学会社、どちらも2人のティームプレーが成功して納得の行く理由で勝訴となりすっきりしました。
年齢も素性も全く違いながら、ガンソクとヨヌのブロマンスは、見ていて微笑ましいです。
今回、怒りの感情を出して自分のスタイルから抜け出しデイビッドに勝ったガンソクと憐れみの感情で裁判を諦めソ弁護士に敗訴するヨヌ。
一騎打ちの結果は対照的でした。
感情に負けないガンソクと負けるヨヌ、弁護士としてどちらがいいのでしょう?
それにしても、本当にセリフの多いドラマです。その上長い!
これを毎回こなしているヒョンシク君が凄いです。
ヨヌみたいに記憶力に優れているのでしょうか…。(笑)
模擬法廷で深い溝ができてしまったジナとヨヌ。今後どう仲直りしていくのかと気になりますね。