スーツ 韓国ドラマ 14話 あらすじ 感想 視聴率9.2%
模擬法廷を開いてチェ・ガンソク(チャン・ドンゴン)を救うことを思いつくコ・ヨヌ。さてハム代表 (キム・ヨンホ) に気づかれず上手くやり通せるのでしょうか。
それでは スーツ 韓国ドラマ 14話 あらすじ 感想 KBS2 ( シュツ /슈츠 SUITS)をご紹介します。
スーツ 韓国ドラマ 主な登場人物
チェ・ガンソク (チャン・ドンゴン)
コ・ヨヌ (パク・ヒョンシク)
キム・ジナ (コ・ソンヒ)
ホン・ダハム (チェ・ジョンアン)
チェ・グンシク (チョ・グィファ)
その他のキャストと放送情報については [ スーツ SUITS キャスト 登場人物 視聴率 ] へどうぞ。
画像はKBS『スーツ』より
スーツ 韓国ドラマ 14話 感想 あらすじ 前半
「コ弁護士さん、コ・ヨヌ!」
ロビーに走って降りてきたキム・ジナ (コ・ソンヒ) は、コ・ヨヌ (パク・ヒョンシク) に近寄り腕を掴んで止めた。
「どうしてこんなことをしたの?これほどのことをする必要があったの?なぜこんなことをしたの?一体理由は何なの!」
目に涙をためて、唇をわなわなと震わせているジナを、ヨヌは静かに見つめた。
その後二人は振り返り、ガンソクと視線を合わせた後背を向けたダハムが見えなくなるまで、その場で見送った。
スーツ 韓国ドラマ 14話 あらすじ 副題:秘密を保持する最善の方法は誰にも話さないこと
オフィスで一人で飲んだ後、ガンソクはヨヌの家に連絡も入れず押しかけ、ソファにどっかと腰を下ろした。
これにショックを受けて「酔っているんですか?」と尋ねるヨヌに「酔ったことなど一度もない」と答えた。
水を出したヨヌがダハムが自身の秘密を知っていることを教えると、ガンソクはキム弁護士もそれを知っていると話した。
「もし秘密にしておきたいと思ったら、誰にも言うべきじゃなかったんだ。私にも」とショックを受けているヨヌに、ガンソクはそう話した。
「なぜホン秘書を守らなかったんですか?」ヨヌがいきなり切りだした。
「私が解雇されるか拘束されたら、ホン秘書を守れるのか?お前はどうなる?」
これにヨヌがうつむくと、ガンソクは全てが仕組まれた罠だったと説明した。
「ホン秘書がみつけたのは偽の証拠だった。書かれた内容は真実だがハン氏に書かれたものではない偽りの証拠だ。ホン秘書は受けとっていないんだ」
「では発見したこと自体は良かったんですね?」
「法廷で、それが偽物であることを証明しなければならなかったのに、ホン秘書は廃棄して犯罪者になってしまった」
「チェ弁護士さん、道を見つけるべきです。どうしてこんな風に座っているんです?チェ弁護士さん!」
ヨヌはふいに考えこんでしまったガンソクに呼びかけた。
「明日、通常通り出勤して解決を試みる。だが失敗した場合は、お前の道を探すんだ。もう自身で選んで決定できるだろ?」
そう言うガンソクを、ヨヌは無言で見下ろした。
*
翌朝、ハム代表はデイビッドからの合意内容をカン代表に提示した。
証拠破棄を見逃す代わりに、ガンソクの解雇と弁護士連合会の懲戒委員会に資格を剥奪させる事を条件にしていた。
そうしなければ法律事務所の責任として情報をメディアに公開する予定だという。
これにカン代表は「この機会にチェ弁護士を解雇するつもりなのね。彼のせいではないのに」 と反論したが「秘書の失敗は彼の失敗だ。」とハム代表は言い返した。
「そしてチェ弁護士のしたことは、私の責任だと言うつもり?戻ってきた本当の理由を遂に明かしたのね?」
「会社が危険にさらされていることを他のパートナーが知れば…どうなると思う?過去私がいた立場にいる気分はどうだい?」 と微笑むハム代表。
*
その頃ヨヌは、訴訟を起こした運転手の娘に会い、ベンチに座って話をした。
「事故で母親と兄を失くした後、結局父も逝ってしまった。自分の人生をほとんど諦めてかけていた時に、テレビでしか見たことがない大金が入る話をきいたんです。あなたが私だったら、どうします?」
「ハンドルに欠陥があったのは確かだ。だからユノモータースが慰謝料を払うべきだ。だが会社の弁護士はハンドルの欠陥について知らなかったんだよ」
だが少女は立ち上がり「知っていたかどうかはどうでもいい。問題は父さんの手ではなく彼を責めたあの弁護士の口だったの」 とヨヌを睨みつけた。
そこへ突然現れたガンソクは「会社は損害賠償金を払うと決定した。だが君が私と法律事務所に別の訴訟を起こしたら二重請求になる。そして刑事訴訟で裁判になれば検事が証明することになる」 と少女に告げた。
だが電話を出した少女はデイビッドに電話をして「叔父さんが言ったことが真実になったわ。。彼がここに来て叔父さんと同じ事を言っているわよ。どうしたらいい?」 と話して電話を切ると、ガンソクを挑戦的に見てその場を去った。
*
その後カン代表のオフィスに現れたガンソクに、ハム代表は「条件をのまない限り和解はない」 と圧力をかけた。
裁判を主張するガンソクに「個人的なことではない。私の会社が関係している限りお前の好きなようにはさせない。裁判になれば顧客の信用を失うしリスクが大きいので許可できない」
「許可しない?ここはあなたの会社ではない。カン代表のものだ」
「止めて。チェ弁護士」と遮ったカン代表は「示談をしましょう。但しデイビッドがチェ弁護士の犯罪を証明しなければならないという条件を出します。」
これに頷いたハム代表 (キム・ヨンホ) が部屋を出ていくと、ガンソクは怒った。
「ハン代表が私を切ろうとうとしているのがわからないのか?その後先輩の椅子に座ろうとしているんだぞ!」
「こんな罠におちるべきじゃなかったのよ!あなたが間違いを犯したことは本当であり、責任を負わなければならない」とカン代表は告げた。
その後オフィスに戻ったガンソクは、キム・ムンヒ (ソン・ヨウン) からグンシクのレコーダーからのものだとして、ユノモータースの訴訟について話しているヨヌとガンソクの会話を聞かせた。
そしてこれをハム代表に聞かせたのではないかと教えた。
その後ガンソクはグンシクのオフィスに行き、彼の胸ポケットからヴォイスレコーダーを取り出すと「ハム代表に全てを教えたのか!」と胸ぐらを掴んだ。
そして「お前だってカン代表に俺がしたことをしゃべるんだろ?」というグンシクに「私はお前とは違ってそんなことはしない。こんな事を続けるなら、資格を失わせてやる。」と凄んだ。
その後自分のオフィスに戻ったガンソクは、怒りを爆発させ机の上の物を放り捨てた。
その夜、オフィスに現れたヨヌに、ガンソクは法廷で無実を証明すると伝えた。
「法廷に行けば、あなたとカン&ハムは顧客の信頼を失うでしょう。それにカン代表は示談することに決定しました。条件は…」
そう反論するヨヌに、ガンソクは窓から夜景を眺めながら「何が私に起こるかわかったから、今度は自分に何が起こるか知りたいのか?自身で判断して決定しろと言っただろ?」と呟くように言った。
屋上の連絡橋でジナと話し合うヨヌ(パク・ヒョンシク)
ダハムが電話に答えないと言うジナに「チェ弁護士さんに失望しているかも知れないが、ホン秘書が間違いを犯したことは真実だ。」 とヨヌは話した。
「チェ弁護士さんもきっと辛いんでしょうね。でも一体何を考えているのか正直分からないわ。」
「僕は?キム主任にとって僕はどんな人?」
「良い人よ。私には」
「もし僕が嘘つきで詐欺師でも、まだ僕を良い人だと思ってくれるのか?」
「 私を好きですか?簡単な質問だわ。どうしてそんなに難しく考えるの?私の答えは”はい”よ。私はコ弁護士さん、いえっコ・ヨヌが好きです。」
「 なぜ僕のような男を好きなんだ?」
「そうね。何かをする時って大抵理由があるけど…誰かを好きな場合に理由がいるかしら?あなたがコ・ヨヌだから好きなの。弁護士だからじゃない」
「その嘘を信じるかもしれないよ」
「嘘じゃないわ。私のコ・ヨヌが今から何をするのか分からないけど、あなたが正しいと思うならしたらいいのよ。ねえ、もしかして何か失敗したの?」
「 失敗か...。今から僕はトラブルを起こすことにしよう。ジナさん、もし本当のトラブルに巻き込まれた時は、全てを君に打ち明けるから」
そう言って去っていくヨヌを見つめ、何のことか分からないままジナは微笑んだ。
*
その後ヨヌは、早速行動を開始した。
先ず資料室へ行き天井を見回してCCTVを発見すると、警備管理室でその映像を保存したUSBをもらいデスクに戻った。
そして夜通し映像を再生チェクした結果、遂に探しているものを見つけた。
次に、ハム代表のオフィスを訪れ、自分をアピールした。
「先住民達は、アメリカ大陸を発見したロンブスを蛇だと思っていたんだ。マムシの様に母親を噛み殺して大きくなっていくと…。」
「実際は、コロンブスがアメリカを見つけたわけじゃない。アメリカ大陸がコロンブスを救ったんだ。」(ヨヌ)
「確かに。カン&ハムが検事局を追われたチェ弁護士を救助したように。…チェ弁護士を救ったのは私だった。」
「ではチェ弁護士さんは自身の間違った行為によって解雇される訳ですね。」(ヨヌ)
「今ハム代表にお会いできて光栄です。私の馬が疲れているからといって進んでいる途中で止まれません。僕は貪欲な人間なんです」
そして馬を変えたいのかどうか尋ねるハム代表に「馬より虎に乗る方がいい。私はとても貪欲なんです」とヨヌは答えた。
「気をつけないと首ねっこを捕まえられるぞ。虎と馬は違んだ。」と忠告するハム代表に、ヨヌはただ静かに紅茶を飲んだ。
デイビッドとガンソク(チャン・ドンゴン)
翌朝ガンソクの方は、カン代表と共にデイビッド陣営と、示談の話し合いを会議室で始めた。
だが裁判を望んでいたデイビッドに「証拠を廃棄して守った秘書を解雇した後、今度は母親の下に隠れているのか?」と挑発され、これに切れたガンソクが彼をパンチしたために示談は決裂した。
デイビッドは「刑務所で楽しい時間を過ごせっ!」と捨てセリフを残して会議室から去っていった。
これを目撃したヨヌはカン代表のオフィスに訪れ、ガンソクに最後のチャンスを与えて欲しいとし、模擬法廷の開催を提案した。
「模倣法廷でチェ弁護士が敗れたら彼が会社を去り、反対に無実であることを証明できれば訴訟が正当だと判断できる。」
そしてハム代表が受け入れかどうかを心配するカン代表に、ヨヌは「カン&ハム社の誰もが皆、2人がハム代表を追い出したことを知っているので受け入れるしかない」と話した。
これにカン代表も「ハム代表の復帰直後にチェ弁護士が出ていき私の立場が危うくなれば、誰だって復讐だと思うでしょう。皆がハム代表の意図を疑うわね。」と頷いた。
その後カン代表は、ヨヌの提案をハム代表に話した。
「欠陥レポートが捏造された物だという噂がパートナーに伝わっていると知っているでしょ?だから模擬法廷でチェ弁護士の失敗を証明して、あなたが不正に関わっていないと明らかにする良い機会です」
そう説得した後「模擬法廷の結果次第で、場合によれば代表を辞めてもよい」と付け加えて、ヨヌを検事役にすることを条件に出した。
その後ガンソクの元へ行ったカン代表は、ヨヌの提案を説明した後「ホン秘書が証言すれば自信があると言っているから、彼女をここに連れて来る必要があるわね」と話した。
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一方ハム代表の元へ行ったヨヌは、模擬法廷をカン代表に提案したのが自分だと明かし、勝ち負けに関係なくガンソクを追い出すので、自身を検事に選ぶようにと主張していた。
そして難しいルートを取る理由を疑うハム代表を「チェ弁護士さんは僕にチャンスをくれた人ですから。ですが勝ってトラの背中に乗ることができると証明し、ハム代表の復讐を完了させます」と喜ばせた。
その後ハム代表は「いいだろう。だが条件がある。誰もが裁判所に出席しなければならず、陪審員はシニアパートナー。そしてグンシクも検事にすること。」とカン代表に告げた。
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