スーツ 韓国ドラマ 11話 感想 あらすじ 後半
ヨヌ(パク・ヒョンシク)とジナ(コ・ソンヒ)
資料室でヨヌを見たジナは「また元のコ弁護士さんに戻ったの?」 とまたベストを付けずスニーカーで出勤したことをヨヌに指摘した。
これにヨヌが「見た目じゃない事に気づいたからだ」と項垂れると、「単独のケースを任されたんですよね?何か問題でも?まだそんな本を読んだりする時間があるんです?」 と尋ねた。
「これは今担当している著作権侵害事件の著作物なんだ」
「とっても面白かったんだけど…」
「この本を読んだの?じゃあこれ読んでくれないか?」
そう言ってジョインが記した本の概要ノートを与え、ジナが読んでいる間じっと彼女の顔に視線を注いだ。
その後読み終えたジナは「キャラクターとストーリーはほぼ一致しているわ。誰かがこの概要ノートを本の要約だと主張したら、それを信じるでしょう。そうなれば合併中に厄介なことになる」 とヨヌを驚かせた。
そして「ウヌグループがジョンガン出版社の合併をしようとしているが、この問題が交渉の妨げになるのは明らかね。出版社の価値を減らすことになる。もしかしたら合併さえを再考するかも…。」 と指摘した。
これに突然立ち上がり「ありがとう。とても助かったよ」と走り去るヨヌに、ジナは「じゃあ夕食をおごってくれなきゃ!!」 と独り言を呟いた。

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だが戻って来て「いいよ。夕食奢る。コーヒーもな!」 とジナのコーヒーを奪って行くヨヌ。
その後出版社の代表に会ったヨヌは、ジョインの概要を奪ってキム作家に与えた行為に対して賠償金を払うように勧めた。
そして「合法的に問題はない」と言う代表に「出版社の名誉を守るためです。僅かな示談金で和解すれば問題は起こらないので、ウヌグループとの合併の障害にはなりません。」 と説得した。
そして自分の弁護士に脅かされている気がすると言う代表に「これは脅迫ではなく助言です。この問題が続けばく続くほど、会社の価値は低下する。」 と主張し、代表に示談書のサインを貰った。
その後、約550万円と記載された示談書を自慢そうに渡すヨヌに、ジョインは「こんな風に終わらせることはできない。」 と和解を断った。
そして「お金が欲しくて言ってるのではない。弁護士さんには、私が本当に何を取られたのかを理解できない。」 と示談書を返して走り去った。
*
オフィスに現れて「イ氏は、お金を要求しているわけではない」とジョインを庇うヨヌに「誰の弁護士なんだ?こんな行動を続ける君をどう信頼すればいい?」 とガンソクは見上げた。
そして「本当の弁護士ならば、相手側ではなく依頼人の方を代表し弁護するものだ。君に望むことは、このチャンスをうまく使うこと。過去の痛みにこだわるなら…」
その言葉に、ふと”一生に一度のチャンスが拭い去れない傷になった。コ弁護士さんは本当に私から何が奪われたかを理解できない”とジョインの光景がフラッシュバックした。
「僕が知らない過去の痛み…」 と呟いたヨヌは、ガンソクのオフィスから飛び出して、ジナに助けを求めて一緒にジョインの元へ向かった。
そしてジョインから代表に性的暴行を受けた事実を告白されて衝撃を受けた。
「とても辛いことだと思いますが、証拠が何かありますか?彼が送ってきた写真とかEメールとかは?」と尋ねるジナに、ジョインは携帯のテキストメッセージを示し、その日は作家として契約書に署名した日だったと教えた。
”酒に酔った上でのことで正気ではなかった”と謝る代表のメールを見せて「悲しくて怖くて何をすべきか分からなかった。彼は私の教授で出版社の代表。アマチュア作家の私を誰が信じるでしょう?」 と2人を見つめた。
そして「性的暴行について少しでも良心があれば、謝罪しない上にアイデアを盗んだりはできない筈だ」 と悔し涙を流した。
*
その後通報することを考えるヨヌに「法律に違反している。依頼人を訴えることはできない。」 とジナは指摘した。
そして、この問題を解決することができないと嘆くヨヌに「必ずそれを解決する方法が見つかる。コ弁護士さんは優れているから」 と励ました。
だがヨヌが「僕が?できる男じゃないんだ。キム主任は僕をよく知らなから」と指摘すると、ジナは「私達お互いを知らないですよね?」 とヨヌを振り返った。
「コ弁護士さんがどんな人か知りたいんです。好きな食べ物や嫌いな物、一人の時何をしているかとか、そういう事を知りたいと言えば話してくれます?何でそんなにびっくりしてるの?」
「じゃあキム主任はどうなんだ?僕が君について知りたいとこと…、つまり…いつ起きるんだろうとか朝食を食べたかどうかを心配し…」
「心配??コ弁護士さんは私について心配しているの?」
「いいや~、僕は心配なんか...わかったよ。心配してるけど…それが何?明らかに心配なんてするなって思っているようだけど…」
と困惑するヨヌに奇襲キスしたジナは「もう一匹世話をするわね。ウサギを」 と話して逃げようとした。
だが、ヨヌはそんなジナを引っ張って「ウサギを育ててくれるんならしっかりと…」 と深いキスを返した。

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その後、ラーメンを食べたいかどうか尋ねるジナに「はい」 と答えるヨヌ。(カワイイです)
そうして2人は、小さなラーメン屋に入り、それぞれの好物や日常生活、そして家族について話しあった。
ヨヌは祖母について話し、ジナは中学生の時に両親が離婚したことを打ち明けた。
その後、「若かったので当時は苦しんだが、その後は何もなかった。」 と続けるジナに、突然何かが閃いたヨヌは、著作権侵害の事件に関する話を始めた。
「時間が経つと物事を忘れて行き、別の弁護士を雇うものか…」 と呟いたヨヌは「一緒にこれを解決することができる」 と笑顔を浮かべた。
ガンソク(チャン・ドンゴン)とキム検事
その頃ガンソクの方は、キム検事とバーで会い話をしていた。
「ヨヌがアソシエイトだと知り彼の身元を調査する内に、彼がチェ弁護士さんの弱点だと知った私を怖がってますか?」 と尋ねるキム検事に「そのために雇った訳じゃない。私が描いている未来図を知りたいのか?」 とガンソクは切り替えした。
そして尊敬すると微笑むキム検事に「敬意は必要ない。理由は良い弁護士が必要だったから。だがヨヌについて話をすればキム検事の将来を台なしにするだろう。これは脅威ではなく合意だ。我々は互いの弱点を共有するんだ。」
そう言ってガンソクはキム検事に封筒を渡した。
それは、キム検事がもみ消した弟の暴行事件ファイルだった。
「誰もが心から気にかける誰かがいるものだ。もし彼が刑務所に入れば全てが無に帰するんじゃないのか?」 と訊かれたキム検事はお酒を飲んで、契約に同意した。
そして質問に答えていないと指摘されたガンソクは「私が君を雇い、カン&ハムに連れて来たことは、答えにならないのか?」 と答えて去った。
*
翌朝、ヨヌの話を聞いたガンソクは、最初依頼人への裏切り行為だと指摘し、法律違反だと反対していた。
だが性的暴行事件が契約に署名した日の全く同じ時刻である事を示す携帯の証拠を見せられ「犯罪を見逃せない」 と主張するヨヌに、ガンソクは、一つだけ条件を出して同意した。
そして著作権侵害の事件をうまく処理して、合併を妨げずに終了させることをヨヌに約束させた。
*
その後ヨヌは、自身が会社の代表となるので、ジナに被害者の代表として来て欲しいと頼んだ。
そして会社に近づくにつれて緊張がひどくなるジナに「自分がどんな人なのか知らないのか?僕を一つずつ階段の上へ向かわせた人だよ。それにこれは試験ではないので神経質になる必要はないんだ。」 とヨヌは励ました。
その後会議室で、ヨヌは概要リストだけでは著作権侵害の訴訟はできないとして、賠償金額550万で訴訟取り下げに同意する和解書を示し、ホン代表にはジョインのアイデアを使用したことを認める覚書を差し出した。

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これにホン代表が怒ると、ジナは「あなたは他の誰かの夢を使って自分の望みを満たした上に怒るんですか?立場を利用してお酒を飲ませた後ホテルに連れ込んで暴行したんじゃありませんか?」 とチャットのコピーを見せた。
そしてヨヌは「キム&チョは警察へあなたを訴え、メデイアにチャットを公開できる」とホン代表に圧力をかけ、謝罪文の覚書に署名をさせた。
その後、ジョインは和解書に署名した。
ヨヌは、謝罪するホン代表に「彼女の人生を台なしにしただけではなく未来を奪ったんです。謝罪は最初の一歩ですが、合併後に自首することをお勧めします」と告げた。
ジョインも「私のためではなく、自身の為にも償いをして下さい」 と頭を下げてるホン代表に告げた。
*
外で感謝するジョインに、ヨヌは、新しい小説を書くことができると伝えた。
そして抱きつかれて「ありがとうございました。キム弁護士さん」 と言われたジナは、弁護士ではないと伝えた。だが私には最高の弁護士だと言ってジョインは去った。
「これ以上してあげられないのが残念だ」 というヨヌと「私達ができるのはここまで…」 と呟くジナ。
そして「本当は私の方が助けられたって分かっている。一人でも全てできたのに…」 と続けるジナに、ヨヌはそれほど天才ではないと言って歩き出した。
「私の気持ちをおもちゃにする天才よ。」 と呟いてヨヌの後を追うジナ。
*
オフィスに戻り示談書を出すヨヌに、ガンソクは「狂ったのか?」 と尋ねた。
「これではどうやって弁護士費用を請求する?会社が払う金は全て賠償金ではないか!」 と呆れたが、引き出しから買っておいた時計を出し「これが弁護料だ」とヨヌに渡した。

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だが「もう壊れたものを使うな」 と言うガンソクに、ヨヌは「これには意味があるんです」 と反論!
これに「単独ケースを覚えておくようにと思って買ったが、では返せ」 と手を伸ばすガンソクから、ヨヌは「弁護士費用でしょ?」 と慌てて後ずさり、嬉しそうに時計を見つめた。
これに微笑むが、それを隠してガンソクはトランプの”ハートの10”を与えた。
「一人でやったわけじゃないだろ?彼女と一緒だっただろ?」
「彼女って?」
「キム主任!なぜキム主任を巻き込んだんだ?君がすることで気がつかない事があると思っているのか?社内恋愛は禁止だ!」
そう宣告するガンソクに「古いしきたりは取り除きましょう」 とヨヌは反論した。
そんな中、「大変です!」 と駆け込んできたダハムは、講義室にハム代表が現れたことを報告した。
そしてガンソクやカン代表が見ている前で、カムバック宣言をするハム代表!!
スーツ SUITS 12話 あらすじ 感想 へ続く…。
前回のお話は⇒ スーツSUITS 10話 あらすじ 感想
キャスト 放送情報は⇒ [ スーツ SUITS キャスト 登場人物 視聴率 ] へどうぞ。
スーツ 韓国ドラマ 11話 感想
会社側の弁護をしながら被害者を救うという難しい単独ケースを見事に解決したヨヌ。
それを助けたジナとも距離を一気に縮めましたね。
ヨヌの秘密を知る人が、ダハム、キム検事と段々と増えてきていますが、次に知るのはジナでしょうか?
弁護の方ではかなり感情をコントロールできるようになったヨヌですが、お互いの心を確認し付き合い始めたら、ジナには隠せないでしょう。
2人の関係を知り社内恋愛禁止だ!と注意しながらも目が笑っているガンソクに、ヨヌへの師弟愛が溢れていました。
時計を貰ったヨヌもとても可愛く喜んでいたし、本当に、2人のブロマンスは快調です。
次回は最期に出てきたハム代表が事務所内で騒ぎを起こしそうですが、ガンソクは手強そうな彼をどうやって撤退させるか、お手並拝見ですね!