スーツ 韓国ドラマ 11話 あらすじ 感想 パク・ヒョンシク チャン・ドンゴン 視聴率は8.8%

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スリーピーススーツを着てピカピカに磨き上げらた革靴を履き変身して気持ちを新たにするコ・ヨヌ(パク・ヒョンシク)。
初めて単独で担当する事件を解決へと導くことができるでしょうか。
それでは スーツ 韓国ドラマ 11話 あらすじ 感想 KBS2 ( シュツ /슈츠 SUITS )をご紹介します。
韓国ドラマ スーツ主な登場人物
チェ・ガンソク (チャン・ドンゴン)
コ・ヨヌ (パク・ヒョンシク)
キム・ジナ (コ・ソンヒ)
ホン・ダハム (チェ・ジョンアン)
チェ・グンシク (チェ・グィファ)
その他のキャストについては [ スーツ SUITS キャスト 登場人物 視聴率 ] へどうぞ。
写真はKBS公式『スーツ』より
スーツ 韓国ドラマ 11話 感想 あらすじ 前半
雨でびしょ濡れになった男が、虚ろな目で金てこを引きずりながらカン&ハムの法律事務所の廊下を歩いている。
その時ドアから出て来て「落ち着いて下さい。そして全て放棄して」と止めるカン代表。
「何をだ?未だなにか捨てるものが残っているのか?ああそうだ。最期にもう一つだけ諦めなければならない物があったな…」
不気味な笑いを浮かべてそう言うと、金テコを投げつけるその男。
スーツ韓国ドラマ 11話 あらすじ 副題:悪魔を退治したいのなら、犠牲を払う覚悟が必要だ。
*
カン代表(チン・ヘギョン)とチェ・ガンソク (チャン・ドンゴン)が外で傘をさして葬儀を見守っていた。
「戻ってくるわよね?ハム代表」
「横領の証拠を見ても全く怯まなかったが、不倫の証拠を奥さんに送ると先輩が言った時に...」
「私を殺そうとしたのよ。」
「彼を止めていた人が消えたので、必ず戻ってきますよ。」
振り返り2人を見つけ、外へ出てくるハム代表。
ハム代表との再会

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「出て来る必要は、なかったのですよ。」 (カン代表)
「てんてこ舞い だが、礼儀くらいはある。葬式に来てくれてありがとう。」
「お悔やみ申し上げます。」 (ガンソク)
「 本当に?不思議だが、なぜかお前が言う事は、全て嘘のように聞こえるな」
「あなたが仕事から解雇された時、申し訳ありませんといいましたが、あれは嘘でした。」(ガンソク)
「全て過去だ。今日を生きようではないか。」
そう言って笑みを浮かべるハム代表を、カン代表は険しい顔で見つめた。
「だから忘れろと?いいえ、覚えておくべきことは覚えておく必要があります。」
カン代表は”忘れるな。悪魔を飲み込みたいと願うなら、先ずその角を飲み込む必要があることを…。” と言った後、金テコを投げて壁に会社名からハムの名前部分を壊したハム代表の恐ろしい形相を思い浮かべた。
これに「振り返ってみるが、あの時私は正気ではなかったんだ。だが妻を看取って娘と距離が近づいた。お前たち2人のおかげで、生まれ変われたと感謝しているんだ。ありがとう。」
「生まれ変わったから仕事に戻りたいということですかな?」
「信じるかどうかは気にしないが、私はもう同じ人ではない。」
ハム代表(キム・ヨンホ)は2人に感謝し、娘と合流して葬儀へと戻って行った。
遠ざかるの彼の後ろ姿を見ながら「妻を失う悲しみより仕事に戻ってくることに興奮しているようね」 と呟くカン代表に「先輩がお望みならロビーに来る前に彼を戻らせる」とガンソクは提案した。
そして、3年の経験がある才能のある弁護士を雇うことを条件に出した。(キム検事ですね)
「理由はなに?」
「良い人材を得るのに何らかの理由が必要ですかな?」
「いいわ。ハム代表の復帰を阻めたら、いつでもその人を雇いましょう」
ヨヌ(パク・ヒョンシク)の変身
その朝コ・ヨヌ (パク・ヒョンシク)は念入りに身支度をしていた。
スリーピースのスーツを身に着けコロンを使い、いつものスニーカーではなくきれいに磨かれた靴を履いた。
そうして髪型も変え、全く違ってみえる自分を鏡でチェックした後、気合を入れて出勤した。

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ヨヌは「単独で事件を任せると言ったので、今日からカン&ハムが望む完璧な弁護士になると決めたんです。」 とガンソクの机の前に立ち決意を述べた。
「行き過ぎだと思わないか?」
「何かを強く決意することっていいことじゃありませんか?」
「私の質問に質問で答えていることを自覚しているか?」
「ですがチェ弁護士さんもいつも同様のことを僕にされてますよね?」
「頭がおかしくなったのか?」
「すみません。いつでも質問で答えてくださって結構です」
そんなやり取りの後、ベストセラーの本を自分のアイデアが盗まれたと訴えている女性の事件を、「私が話しかけると脅していると思うから」と言う理由で、ガンソクはヨヌに任せた。
そして「何が本当の脅迫かを示してやる」とジョーク言うヨヌに「うぬぼれはいいから、結果を見せろ。」 と釘を刺した。
*
「スタディの調子はどうかな?」とオフィスに入ってくるヨヌに、「スタディじゃなくてスタイルの話をすべきじゃありませんか?新しい靴に、コロンも?」 とキム・ジナ (コ・ソンヒ)は笑みを浮かべて近づいた。

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「単独で最初のケースを担当するからなんだ。変かな?」
「変じゃないけれど、見慣れないから…」
「キム主任の助言を聞いて会社が望む弁護士になるつもり。最初に本当の弁護士になって…」
「本当の弁護士??それって今は偽せものだと言ってるの?」
「いいや…ええっと」とギクリとなるヨヌに、ジナは微笑んで机に付いた。
「コ弁護士さんがどんな人か知っています。仕事だと割りきった方がいい。それにあまりストレスを感じない方がいいですよ。」
「ああ、ではカン&ハムが望む弁護士になるために出かけてきます。では…」
だが、一旦ドアから出た後戻ってきたヨヌは、司法試験の1問について質問した。
これに正解したジナは「私の問題は勉強ではなく試験恐怖症。それに小学生でも答えられる問題を出して私を軽く見てない?」 と睨んだ。
「この問いは何度か試験にでたんだ。そして多くの人々が間違っていたんだよ」 と微笑んで去っていくヨヌに、ジナも笑った。
*
ヨヌの変身を見たダハム(チェ・ジョンアン)は、ガンソクのオフィスに入って心配を口にした。
ヨヌの正体が明るみになれば、それが弱点になると指摘するダハムに、ガンソクは「だからもっと気をつけなければならない」 と話した。
さらにコヌとジナの関係を心配して「どうしてこんな事をしたの?」と非難するダハムに「我々は2人についてももっと目を光らせるべきだな」 と答えた。
これにダハムは「外はハム代表で騒がしいけど、本当に深刻なのは会社の外部ではなく内部の方だ」とため息をついた。
*
ヨヌは、”救済の時間”の本の出版社を相手に著作権訴訟を起こそうとしている女性に会いに、ショッピングモール内にある書店に行った。
出版社側を代表してきているカン&ハムの弁護士だと名乗ったヨヌは、最初証拠がないことやイ・ジョインがサインした出版社との契約書を示した。
書いた物だけではなくアイデアさえ本の会社に属していると書かれた契約書を見せたヨヌは、訴訟を起こせば結果は明らかだと話した。
そして名誉毀損で訴えられても続けるというジョインに、法廷に行けばあなたの未来がどのようになるか知っているので訴訟を取り消すように告げて、ヨヌは立ち上がった。
だが「裕福で能力もある弁護士に脅かされたりはしない。知りもしないのに私の将来について話さないで下さい。」 と非難するジョインに心を動かされて「勝手な結論をしているのはあなただ。僕について何もしらないくせに」 と答えた。
そして出版社側の代表だから、と睨みつけるジョインにため息を付いたヨヌは、再び席に戻り彼女の状況を説明するように促した。
するとジョインは、2年前出版社の代表に原稿を見せた時、直ぐに作家として採用され契約を結んだ。その時見せた概要の中に、”ゆるしの時間”があったことを打ち明けた。
そして「私の一生に一度のチャンスが拭い去れない傷となった。彼が私にしたことに対して、それを認めてお金を支払うようにしたいだけだ。」 と訴えた。
*
その頃ガンソクの方はハム代表に会い「横領と自分がしたことに対して償いをするべきだ」 と話していた。
カン代表が会社の評判を傷つけたくないとして止めていたが、ガンソクは時間が経った今なら、起訴しても会社には影響しないと圧力をかけて去ろうとした。
だが「戻る気はなかったが、お前は私を戻る気にさせるな。カン代表の長期的戦略は素晴らしいが、お前の短絡的な戦術は穴だらけだ。」 と答えるハム代表に、再度座った。
リビングに飾ってある家族の肖像画を見たガンソクは「 あなたの娘さんは奥様に似てますね。私はあなたに戻ってこないように伝えるために来たのではなく、それについて考えないよう警告するために来たのです」 と見つめた。
続けて「あなたの娘さんに汚れた真実を知らされたくなければ止める事です。横領と詐欺、不倫についての詳細を伝えるつもりです。長年あなたが騙していたと分かれば娘さんの将来がどう変わると思いますか?」
これにハム代表が顔色を変えて「チェ弁護士…」 と絶句するが、ガンソクは会社を守るためならできると強調した。
「悪を飲みこもうと望むなら、まず角を飲み込む必要があります。私はそれを噛んで飲み込む用意がある。 小さな法律事務所でも開けばいい。美しい花をお送りしますよ。」
*
「心配はいらない。彼はもどることさえ考えない」と電話で聞いたカン代表は、チェ・グンシク (チョ・グィファ)に「アソシエイトではないが、小さな違いだ」とキム・ムンヒ検事を指導するように伝えた。
これに「大きな違いです。これはまだ私が昇進していないということを意味する」とがっがりとするグンシクに「ちょっと待つように。別のチャンスがまた来るから」とカン代表は微笑んでオフィスを準備するように頼んだ。
その後、ガンソクのオフィスに駆け込んだグンシクは「今まで自分しか興味がなかった人間が数ヶ月以内に2人もアソシエイトを雇うのはどういうことだ?」 と彼を問い詰めた。

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「私にしか関心を示さないお前にアソシエイトを雇った。今まで何もお前にしたことがなかったし、突然友に申し訳ないと思ったからだ」
そう言うガンソクに「本当に真実か?」と疑わしそうに見たグンシクだが、結局辞令を保持して「善意として受け取る」 と言い放つとオフィスから飛び出した。
これを見て自分のせいだと思いヨヌが浮かない顔で俯いていると、ガンソクは「彼の関心をお前から離すためだ。心配するな。」 と慰めた。
その後グンシクは「私の友に申し訳ない」 というガンソクの言葉を何度も何度も繰り返して聞いてほくそ笑んでいた。
さらに「本当にそう思っているなら、お前の謝罪と善意を受け取ってやろう」」と自分の声をヴォイスレコーダーに録音した後、”私の友人に申し訳ない”を執拗に繰り返しながら声を上げて笑った。
キム検事
挨拶に来たキム検事が「いつでも解雇できる」とグンシクに言われた事を伝えると、ガンソクは「歓迎行事を準備していたようだが、無視すればいい。そのために仕事に来ているんだから」 と微笑んだ。
そして「それでは私も歓迎するふりをしようか。本当の取引は職場外でするから。」 と立ち上がり、キム検事とにこやかに握手を交わした。
だがその光景をガラス越しに目撃したダハムは「何の匂いかと思ったら、ガキだったか…」 と挨拶もせず受付を通り過ぎていくキム検事を睨んだ。
ニページ目へ続く。