師任堂サイムダン 27話あらすじ 感想 ソン・スンホン

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ギョム(ソン・スンホン)と師任堂(イ・ヨンエ)の再会はつかの間で、結局は別れてしまう二人。切ないですね。
申・師任堂/ソ・ジュン役イ・ヨンエ
イ・ギョム役/ソン・スンホン
フィウムダン役/オ・ユナ
ミン・チヒョン役/チェ・チェロ
その他キャスト情報については⇒師任堂サイムダン キャスト 登場人物 視聴率
それでは韓国ドラマ 師任堂サイムダン 27話あらすじ 感想 イ・ヨンエ ソン・スンホン主演 色の日記 旅立ち ( サイムダン ピチェ イルギ 사임당, 빛의 일기 Saimdang Light’s Diary ) をどうぞ。
師任堂サイムダン 27話あらすじ 旅立ち
「宣城君(ウイソングン)をこのまま死なせるわけにはいきません。でも救う方法が分からないのです」
そう嘆く師任堂に、一つだけ方法があると説得を始めるジュン。
「宣城君を朝鮮から民国へ密航させイタリアに行かせなければならない。そうすれば、彼は東洋の神秘的画家として百年経った後でも人々に覚えられるでしょう」
そうして師任堂にナデシコのブレスレットを付けてやり「ウイソン君を助けたいというあなたの悲痛な祈りが、私達を会わせてくれたんだわ」とジュンは微笑んだ。
「寅年の五月!天竺國(インド)のゴア..バン・ジェガク(ザビエル)イタリアを覚えて私を信じて!」
そう主張しながらジュンは、闇の世界から現実世界へとフェードアウトした。
作業室で目覚めた師任堂は、ジュンに渡された紙切れとブレスレットを見て夢ではなかったとして、イタリア・寅年の五月・天竺國(インド)・ゴア・バン・ジェガク(ザビエル)と急いで書き留めた。
現代へ・ICUに移るジュン
緊急手術の後、ICUに移されるジュン。
意識がまだ回復しないジュンを傍で心配そうに見つめる家族たちと病室の外でうなだれているサンヒョンとへジョン。
「ミン教授が自身で来れば確たる証拠になったのに...」と悔しがるへジョン。
「チンピラを捕えられなかったら何の証拠もない...」と顔を曇らせるサンヒョン。
「いくら本物の絵を持っていても誰も僕らの主張を信じないだろう。」
とサンヒョンが無念さをかみ締めれば「気が狂いそう...何にもできない..」とへジョンも絶望に陥った。
朝鮮時代へ・奔走する師任堂
その夜、ギョムを助けるため密かに世子に会いに行く師任堂。
「私の父を含め多くの人が陛下のこの詩の為に殺されました。この世に出てはならない詩だったのです。どうか、これを燃やして下さい」
と今まで家に隠し持っていた中宗の詩を世子に渡し、ギョムの命乞いをした。
*
次に師任堂は、ギョムの元で働いていた林巨世(イム・コクチョン)を楊柳紙所に呼び寄せ助けを求めた。
助けようとするなと命令されたと涙を浮かべるコクチョンと手下たちに、師任堂は...
「泣いてこの現実が変わるのか?ここに座ってウイソン君を行かせたら、一生心に罪の意識を持ったまま生きる事になる」と言った。
また「助ける方法がある。皆で、最後の最後までやってみましょう。やりましょうよ!」とも...。
そうして、従兄弟のイ・フや流民たちも口々にやろう!と同意し、ギョムの救出に皆一丸となった。
*
翌朝、師任堂はギョムの友人ソ・セヨンの元へと訪れさらなる支援を求めた。
「解放する手筈はできているのです。ウイソン君を救おうとする皆の心を退けないで下さい」
と説得する師任堂に心を動かされたセヨンは「もうすぐ使臣として明に出立する予定だが、どう行くかは私次第。密かにウイソン君に船を用意しよう」と約束した。
その夜、師任堂から渡された中宗の詩の写しを燃やす世子。
そしてそれをじっと見ている内禁衛(ネグミ)の将(親衛隊長)クウァン・ジン。
現代へ・ミンスクの生還
ジュンを密かに見舞いに来るミンスク!
交通事故により手や顔面にケロイドが残ってはいるが、生きのびていたのだ。
その後ヘジョンとサンヒョンと共に自宅に向かい、ミンスクはジョンヒとウンスと涙ながらの再会を果たした。
その後また病室に戻り、意識の戻らないジュンに報告するサンヒョン。
「先輩、戻ってきて下さいよ。あなたが最も愛する大事な人が戻ってきましたよ!」
その時、僅かに反応するジュンの指!
ギョムの護送を内禁衛将に命じる中宗。
「途中で方向を変えキョドンへ向かうのだ。そうして護送中逃げようとしウイソン君は殺される」と暗殺を指示した。
冷血な中宗の命令に俯き涙を浮かべるクウァン・ジン。
*
その翌朝、クウァン・ジンに護送され檻車で流刑地へ向かうギョム。
そして一行が漢陽(ハニャン)を出て山中に入った頃、クウァン・ジンは小休止を取ると隊に指示を出した。
「耽羅(タンラ・現済州島)へ向かう道と違うが、陛下から暗殺命令でも出たのか?」
不審に思ったギョムがそう尋ねていたちょうどその時、世子の兵にキョンドンへの方向転換を伝達され追いかけて来た林巨生(イム・コクチョン)達が護送隊を囲んだ。
「ナウリ!!」
と檻の中のギョムに叫び、石や道具を武器に振り上げる流民たちとイ・フ。
護送兵とコクチョン達が睨み合っている中、檻の鍵を開け部下に剣を下ろせと命令するクウァン・ジン。
ウイソン君はここで死ぬべき人ではないとし「ここで起こった事は何も見ていない。記憶から消せ!」とも命じた。
ギョムの前に膝をつき「どうか安全に旅をなされよ」とギョムが見えなくなるまで送った後、その場で命を絶つクウァン・ジン。
*
「耽羅(タンラ・現済州島)へ護送されたイ・ギョムの檻車(カンシャ)の車輪が落ち、彼もろとも崖から落ちたようです。内禁衛の隊長の亡骸も発見されました」
宦官の報告を聞く中宗。
「罪人、イ・ギョムはどうなった?」
「深く荒れた山中での探索は困難を極め、罪人の亡骸は発見されていないようです.」
「もちろん亡骸はないだろう。探さずとも良い」と静かに目を瞑る中宗。
*
師任堂が待っている船着場に辿り着くギョム。
「生きていて下さり安堵しました」と微笑む師任堂の手を取り、ギョムは「一緒に行こう」と尋ねた。
だが師任堂は首を降り「どうか大きな世界に出て行って下さい。そこで自由にお暮らし下さい」と答えた。
20年もかかってしまった…と比翼鳥の刻印(3話)を師任堂の首に掛けるギョム。
「これで完全体ですね...。」
「そなたに会って本当に幸せだった」
「これからもっと幸せになって下さい。早く行って。急いで!さあ、行って下さい」
そう言って着替えと日記を入れた風呂敷包みをギョムに渡し、泣き顔を見せまいと師任堂は顔を背けた。
その後、遠く離れていくギョムの小舟を溢れる涙の目で見送りながら、ジュンから渡されたジョルダンの告別の詩を心の中で呟く師任堂。
長い旅路の無事を祈り準備致しました。
あなたが感じる事を全て私も感じる事でしょう。
あなたが見る事を全て私も見ることでしょう。
たとえ体が離れたとしても、真の意味での別れではないと確信しています。
"僕らに魂は二つで一つだ。例え僕が行ってしまったとしても、それは君から引き裂かれたのではない"(7話で発見した16世紀の英詩人ジョルダンの告別の詩)
旅立ち
船で明に着いた後、絹の道、インドのゴア、そしてイタリアへのボローニャへと向かうギョム。

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それから時が経ち...
楊柳(ヤンギュ)村に入り浸り絵や楽器、字を流民や子供たちに教えている元比翼堂の芸術家達。
高麗紙は順調に製造され、師任堂の息子ソヌも働く鍛冶屋も活気が溢れていた。
今日も民と子供達の笑い声が溢れる中、皆に挨拶を交わした後、ふと青い空を見上げギョムに思いを馳せる師任堂。
ー宣城(ウイソン)君、お元気になさっていますか?
ボローニャで
ー師任堂...、異国の地で目が覚めた。またそなたの夢を見たよ。たとえそなたがここにいずとも、持ちこたえているよ。
私がどこにいても、いつも傍にいるとそなたが言ったから...。
ここに来て悟ったんだ。そなたは私の傍に...心の内にいると...そなたは私の夢なのだ。
ボローニャの風景や庭で踊る人々を写生し画家として過ごすギョム。
そして師任堂と夢のように過ごした小屋を"シエスタ・デ・ルナ"」(月のシエスタ)と名付け彫刻するのであった。
師任堂サイムダン 27話感想
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師任堂色の日記最終回(28話)へと続く…
[師任堂・サイムダン光/色の日記]キャスト(登場人物)・相関図・視聴率
前回のお話は師任堂サイムダン 25話26話あらすじ感想 へ
師任堂 サイムダン 公式HP
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