韓国ドラマ サイコだけど大丈夫 最終回16話 あらすじ 感想ネタバレ キムスヒョン ソイエジ 視聴率7.3%
自分を押し出そうとするムニョンに愛の告白を続けるガンテ。どんなハッピーエンドを迎えるでしょうか?
それでは 韓国ドラマ サイコだけど大丈夫 最終回16話 あらすじ 感想ネタバレ キムスヒョン ソイエジ オジョンセ 【本当の顔を捜して】をセリフつきでご紹介します。
主な登場人物
ムン・ガンテ役 ( キム・スヒョン )
コ・ムニョン役 ( ソ・イエジ )
ムン・サンテ役 ( オ・ジョンセ )
ナム・ジュリ役 ( パク・ギュヨン )
イ・サンイン役 ( キム・ジュホン )
キャストと日本放送の情報は⇒ キャスト 登場人物 視聴率
画像は ⇒ tvN公式サイト
Youtube動画⇒TVN
韓ドラ サイコだけど大丈夫 最終回16話 あらすじ 視聴率7.3% 【本当の顔を捜して】
母の木の傍で告白をしたあと家でも「コ・ムニョン ! 愛しているんだ。 それが望みじゃないのか?何か言ってくれ ! 」と続けるガンテに、ムニョンは「もう一度愛してるって言ったら、その口を ! 」と威嚇した。
するとガンテ(キム・スヒョン)は「どうする気だ?こうするのか?」とムニョンの唇に軽くキスをした。そしてムニョンを抱き上げてテーブルの上に座らせると、さらに顔を近づけた。
そんな中、キバノロ(韓国特有のシカ)の遠吠えに邪魔されると、ガンテは「黙れ ! キバノロ※ ! 」と叫んで笑った。
そして思わずクスッとするムニョンを覗き込み「愛してる。 」とささやいて、キスをした。そうして2人は、テーブルの上に横たえわり、深いキスを続けた。
キバノロ※ 朝鮮半島・中国に生息する鹿の一種
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その後「どうして母の木に私の写真を掛けたの?なんて紹介したの?」と尋ねるムニョンに、ガンテは「 母さんが見たいかと思って。 母さんが欲しがっていた兄さんの親友であり、僕の愛する女性だと...。 3人家族になったから、もう心配はいらないと言ったんだ。 」とムニョンの髪を撫ぜながら、話した。
「でも私を気にいらないはず...。 」とムニョン(ソ・イエジ)がくよくよすると「正直なところ、君は誰にでも好感を持たれるタイプじゃないな。 でも好かれなくてもいい。 僕以外には...。 」と話した。
そして「眠い…私は眠い…。 眠いってば!」と訴えるムニョンとガンテは寝室へ移動し、2人は甘い夜を過ごした。
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翌朝、朝食の準備をしながら、ガンテは保護士の仕事を辞めた事を打ち明けた。
そして「まさか学校に通うつもり?通信制の大学以外はダメ ! 何もせず私のそばにいて ! 寄生虫のように...。 」と言うムニョンに、まな板に包丁を突き立てて警告した。
その後「もう執筆しないのか?じゃあ3人がキャンピングカーで旅行に行く話はどうなる?楽しみにしてたのに...。 見せたいんだ。 君と兄さんが作った本をいろんな人にみせたい。 」というガンテを書斎につれて行き、サンテにもらった”本当に幸せなムン・カンテ”の絵を見せた。
「寝言で好きな人がいると言ったときの顔だとか...。 夢で告白するくらい、その子の事が好きなのね?」と尋ねるムニョンに、 ガンテはうなづいて「まるで僕じゃないみたい。 」と絵に魅入った。
そんなガンテに、ムンヨンは「これを見た後、本の原稿を変えたの。 結末は秘密よ。 」と微笑んだ。
これに「本を出すのか?」と驚いたガンテは「この本はね。 でも次はわからない。 」と答えるムニョンに、嬉しそうに微笑んだ。
その後、「私が好き?それともサンテ兄さんが好き?」と尋ねるムニョンに「僕は...僕がいい。 」と答えて、戻ってきたサンテの方へ逃げた。
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前日 イ・サンインと挿絵作家としての契約を結んだサンテ(オ・ジョンセ)は、朝食の席で、ジェスのピザ店のバイトを辞めたことを報告し「ところで2人は仲直りしたのか?ケンカよりチューの方がいい。 」と心配した。
これに、ムニョンが「チューもしたし仲直りのキスもしたわ。 キスだけじゃ足りなかったので...。 」と続けると、ガンテは咳をして話を遮り、脚を蹴って止めるよう合図した。
そして「兄さん ! ムニョンが兄さんと本を作るって ! 」と話題を変えた。 これにとてもうれしそうにしていたサンテだが、ムニョンがキャンピングカー購入をキャンセルすると言うとがっかりした。
しかし「もう引っ越ししないからキャンピングカーは必要ないでしょ?その代わり、お金をあげる。 兄さん、お金好きでしょ?」とムニョンに提案されると、サンテは「はい、お金が好きだ。 老後にお金が必要だ。小遣いだってあげなきゃいけないし...。 」とあっさりと同意した。
(いつも何だか揉めている3人の食卓...♪)
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朝食後、サンインとカフェで会ったムニョンは、原稿の入った封筒を2つ置き『西の魔女の殺人』の最終話と自分の最後の作品のどちらか一つを選ぶよう指示した。
するとサンインは「一攫千金をねらったりお前を苦しめた作家の本は出版することはできない ! 」とし、ムニョンの作品を選んだ。
これに、ムニョンが「後悔しない?同じ最後の作品なら、ト・ヒジェの方が魅力的だと思うけど...」と指摘するムニョンに「僕は君の文章の方が好きなんだ。 」と笑ったあと『西の魔女の殺人』の原稿を置きっぱなしにして、常連のステーキ専門店へ向かった。
その後、イ・サンインは、トイレに行っていたスンジェに、カフェのテーブルの上にある『西の魔女の殺人』の原稿を持って帰るよう、こっそりとメッセージを送った。
しかし、家に戻ってきたスンジェから、何の原稿ですか?と言われて携帯を確認したサンインは、間違ってムニョンに送信していたことを知り、青ざめた。
その後、サンインはスンジェを連れ、廃棄場のゴミの山の中で『西の魔女の殺人』の原稿を何時間も探した。
そんな中、奇跡的に西の魔女の原稿を発見したスンジェだが「お前が原稿を持ってきてたらゴミを漁らずにすんだ ! 」と責任をなすりつけるサンインに切れ、その事実を隠した。
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サンインと別れた後、ムニョンは拘置所に収監されたト・ヒジェの面会に行った。
ト・ヒジェ(チャン・ヨンナム)は「いつまで彼らがあなたと一緒にいると?彼らはあなたの家族じゃない ! 私の赤ちゃん、母さんはあなたをとても愛してる。 あんな奴らと一緒にいるべきじゃない ! 」とムニョンに大声を張り上げた。
これにムニョンは「2人は家族よ。良かった。母さんみたいにアンコウになるところだった。 母さんがものすごく気の毒。 自分が気の毒だと言うことさえも知らないなんて。 」と淡々と言い返した。
さらに「私は母さんとは違う。 私はぬくもりを知っている。 とても温かくて心地いいのよ。 だけど食事は抜かないで。 私はこれから母さんを頭の中から消去するわ。 」と宣言して立ち上がった。
これに「あなたは決して私を消せない。 絶対に ! 絶対に ! 消せないわ。 あなたは私よ。 」と叫ぶヒジェに、ドアの前で振り向いたムニョンは「蝶、母さんにとって蝶は”サイコ”でも、私たちにとっては”治癒”よ ! ”魂の治癒”。 知っておいて。 」と告げて去った。
その後、病院へ向かったムニョンは、ト・ヒジェの描いた蝶の上に空の色を重ねぬりしているサンテを発見し、近づいた。
「そうよね。 消えないときは、上塗りすればいいのよ。 」と微笑むムニョンに、サンテは「蝶、プシュケーは”治癒”。”治癒”だから優しいんだ。 兄さんがきれいな蝶を描いてあげる。 」と言いながら壁画に向かった。
(ヒジェを消去してガンテとの幸せな人生を重ねましょう♪)
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一方、ガンテはジェスに会いにピザ屋に行き、退職したことと大学に行くことを報告し「これからはやりたいことをして、行きたいところに行ってくれ。 」と話した。
これに「何だよ。 もう僕が必要じゃないから突き放そうと?ムカついて吐きそうだ。 」と怒るジェスに「兄さん...ジェス兄さん。 これからは兄さんと呼ぶ。 1歳年上だろ?」と言って笑った。
さらに「今までチョ・ジェスが僕の隣にいたから耐えられた。 たまに笑って一息ついて孤独感が減った。 ありがとう。 ジェス 」と続けるガンテに、ジェスは「じゃあ、これからはこの兄貴を大事にしろよ。 」と涙を拭った。
その後家に帰ったガンテが果物を持って作業室へ入ると、メインのキャラ作画の議論に没頭していたムニョンとサンテ(オ・ジョンセ)は、慌てて立ち上がった。
そして「暇だからいさせてくれ ! 」というガンテに対し、サンテは「ダメだ ! 見たらダメ ! 」とキャラの絵を隠し、ムニョンは「家族だけど部外者 ! 早く出てって ! 」と叫んでガンテを部屋から押し出した。
そして、ドアの外側で「もう言っちゃうのか?わざと僕を隅に?」と見つめるガンテに「なぜ私が?違うわ?」と冷たく言い返し、ドアをバタンと閉めた。
*
数カ月後、『本当の顔を捜して』が発刊され、スンジェとサンインから新刊をプレゼントされたサンテは「僕の名前が載ってる ! 僕の顔も載ってる!めちゃくちゃ嬉しい。 」と興奮し、外へ飛び出した。
その後、ムニョンとガンテと共にOK病院の母の木の前に立ったサンテは「ついに挿絵作家になったよ。 ここに載ってる絵は僕が描いたんだ。 表情だって描けるようになった。 」と絵をめくって自慢した。
そして「むかしむかし、深い森の奥の城に陰の魔女に本当の顔を奪われた3人が一緒にくらしてました。 口角があがった仮面をつけた少年と音がうるさく響く空き缶姫と箱をかぶったおじさんがいました...。 」と『本当の顔を捜して』を朗読しながら涙を流した。
その後「幸せなのに涙が出てくる。 母さん上手に描けてるだろ?僕は先生になったんだ。 」と涙を拭うサンテを、ガンテは涙を流しながら抱擁した。
*
数日後、OK病院で『本当の顔を捜して』の出版会が開催されると、病院の患者とスタッフだけではなく、退院した患者たちも全て集まっていた。
その中には、ジェヨンテに会いに来たイ・アルム(チ・ヘウォン)、うつ病を克服し穏やかな顔で現れたカン・ウンジャ(ペ・ヘソン)、さらに躁病を克服し公務員試験準備中のクォン・ギド(クァク・ドンヨン)の姿も !
イ・サンインの挨拶のあとライトが落とされ出版記念朗読会が始まると、舞台に上がったガンテ・サンテ・ムニョン(ソ・イエジ)の3人は、仲良く本の朗読を初めた。
ムニョン「昔々、深い森奥の城で、影の魔女に本当の顔を奪われた3人が一緒にくらしていました。 」
サンテ「箱おじさんが言いました。 3人で仲良くクラスために奪われた顔を取り戻そう。」
ムニョン「顔を見つけるために、キャンピングカーに乗って旅に出た3人は、雪原に座り込んで泣いている母キツネに出会いました。 」
ガンテ「仮面の少年が母キツネに尋ねました。 おばさん、なぜないてるんですか?」
サンテ「雪原でおぼっていた子供がいなくなってしなったの。 」
ガンテ「涙が枯れてしまうほど泣いたは母ギツネ見て仮面少年の目から熱い涙が溢れました。」
サンテ「すると雪が溶け始め、カチカチに凍った子ギツネが現れました。 」
ムニョン「再び旅に出た3人は、いばらの園で裸でおどるピエロに出会いました。 空き缶姫が尋ねました。 棘が刺さっているのになぜ踊り続けるの?するとピエロは答えました。 みんなに見てもらいたかったんだ。 だけど痛いだけで、誰も見てくれない。 すると空き缶姫はいばらの園へ入り、ピエロと一緒に踊り始めました。 私は空缶なので、トゲが刺さらないの。 空缶姫が飛び跳ねながら踊ると、空っぽの体かあらカラカラカラカラと音が鳴ったのでした。 その音を聞いて集まった人々は、2人のダンスを見て拍手を送りました。 その瞬間...。 」
そこで、サンテが「その瞬間...」と遮ったため「私の番でしょ!一クソっ読まないで!」とムニョンが立ち上がって怒った。その後、2人は朗読会そっちのけで舞台を歩き回りながら口論に夢中になった。
さらに、その光景に慌てたガンテが止めようとしてマイクケーブルに引っかかり大騒音を立て舞台でコケると、集まっていた人々は、もう笑う他なかった。
そして、2人がやりたくないと主張したため、イベントは大混乱のまま終了となった。
(童話の続きは最後に...)
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その後、誰もいない食堂へ入ったスンドク(キム・ミンギョン)は「大人になるのはまだまだ先のようね。 」と笑い、そこへガンテが現れると「叱らないであげて。 まだ成長途中なのよ。 」と2人をかばった。
そんなスンドクに、ガンテは「兄さんがプレゼントしたいと言ってました。 開けて下さい。」と言って『本当の顔を捜して』を渡した。
そして、サンテが裏表紙に記した「偽りで本物のお母さんへ。 美味しい食事をありがとう。毎日食べたいです。 僕はおばさんが大好き。 」を読んで涙ぐむスンドクに「偽りだけど本物のお母さんのように好きだという意味です。 」と説明し、感謝の抱擁をした。
一方、 外で朗読会の失敗に落ち込んでいたサンインの隣に座ったジュリは「大丈夫ですよ。 今日来た人しかみてませんから...。 」と彼の背中をさすった。
そして、スンジェテレビで朗読会の光景を見たネチズンが次々と送信しているコメントを読むと「これが広まれば宣伝になるんじゃないかと...。 」と驚きを隠した。
これに「それは本心ですか?ジュリさんはウソが下手ですね。 」とため息をつくサンインに「代表はこんなことでくじけたりしませんよね?本当に強い人だから...。 」と慰めた。
これにサンインは、オフィスをソンジン市に構えて再出発することを発表し「家賃も安いし、ジュリさんもここにいるから...。 」とさり気なく告白した。
そして「きれいですね。海が...。 」と照れくさそうに言うサンインに、ジュリは幸せそうに微笑んだ。
(この2人もお似合いです♪)
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朗読会をのあと仲直りをし、手をつないで出てきたサンテとムニョンは、前を歩いているガンテに駆け寄って謝罪した。
そんな3人を呼び止めたオ・ジワン(キム・チャンワン)病院長は「壁画の報酬だ。 気に入った?」とキャンピングカーをプレゼントした。
これにサンテが「最高だ。オズの魔法使いみたい♪」と大喜びで車に乗り込み、ムニョンも「欲しい ! 」と後に続く中、ガンテは「こんな高いものは頂けません。 お気持ちだけで...。 」と受け取りを辞退した。
しかし、オ病院長は「今回3人は、精神的にも肉体的にも本当につらい思いをした。 間違った人を雇った私のせいだ。 だからこれでチャラにしてほしい。 そうしてくれると私も気が楽だ。 」と主張し、ガンテに旅に出るよう勧めた。
これにガンテが早速旅行しようと誘ったが、サンテは「蝶から逃げなくてもいいのになぜ?どうせ戻るのにここを去る?行かない ! 」と頑固に拒否し、ムニョンも「狭いキャンピングカーの中で、食べる・寝る・運転する、食べる・寝る・運転する、の繰り返しで、本のインスピレーションが湧くかしら?」と協力を拒んだ。
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2人の説得に失敗したガンテは、ジェスとサンインと酒を飲み「本を作っている間、あいつらは僕を仲間外れにした。 でも僕は文句も言わずずっと見守っていたんだ。難しい頼みじゃない。 セレンゲティでも星でもなく、ただキャンピングカーで山や野原を旅行したいだけなのに。それができない ? ? 」と愚痴った。
その後、酔っ払って家に帰ってきたガンテは、旅行の準備をして待っていたムニョンとサンテに「荷物を持って、どこへ?」と尋ねた。
これにムニョンは「どこって、旅に出るのよ。 サプライズしようと思って演技してたのに、まさか飲みに行くなんて ! 」と呆れながら打ち明けた。
そしてサンテから恐竜の家族Tシャツを受け取ったガンテは「行くなら行くと...クソッ ! 」と2人を抱きしめてすすり泣いた。
その後、3人はキャンピングカーで旅行に出発し、毎日面白おかしく旅を続けた。
キャンプ中、眠れないガンテに、ムニョンは「ごめん。2回も傷つけたこと。これからは怪我をしてほしくない。そしてありがとう。旅行に連れて来てくれて。愛してる。ムン・ガンテ。ウソじゃなくてホント♪」と気持ちを伝えた。
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翌朝、見晴らしの良い場所で山を見渡していまサンテは、南海(ナメ)※へ行こうと話しかけるガンテに「楽しんでるか?このままキャンピングカーの旅を続けたい?いつまで?」と尋ねた。
そして「飽きるまで」と答えるガンテに「じゃあ、ムニョンと行って。僕は別の場所に行くから。お前はこのまま遊べばいい。僕は仕事をするから。他の作家が僕の絵が好きで一緒に仕事をしたい言ってる。僕の絵が必要だって。僕はもう”必要な人”なんだ。」と告げた。
これに「僕がいなくても大丈夫?僕が必要ない?」と尋ねるガンテに「ムンガンテは、ムンガンテのもの。」と答えたサンテは「ああ、ムンガンテは兄さんのものじゃなくてムンガンテのもの」と泣きながら言うガンテを抱きしめ、感謝した。
その後、サンテは「じゃあな。バイバイ!」と明るい笑顔で手を振って2人に別れを告げると、迎えに来たイ・サンインの車に乗り込んだ。
南海(ナメ)※朝鮮半島南東の島
そして、車の窓から「コ・ムニョン、ムン・ガンテ、戦うよりチューがいい」とムニョンとガンテに叫び、南海(ナメ)へ向かうガンテたちのキャンピングカーと反対方向へ走り去った。
奪われた顔を取り戻そうと再び旅に出た3人の前に、邪悪な影の魔女が現れましたた。魔女は、母キツネの代わりに泣いた仮面少年と、ピエロと踊った空き缶姫をさらっていきました。
「これでお前たちは、二度と幸せな顔を見つけられない。」
魔女は呪いをかけ、モグラの穴に閉じ込めました。数日後、箱おじさんが穴を見つけましたが、入り口が小さくて中に入れませんでした。「どうしよう。モグラの穴に入るには、箱をとらなきゃいけない。」
その時穴の中から仮面少年の声が聞こえました。「おじさん、気にせず遠くへ逃げて。魔女が戻ってくる。」
しかし、箱おじさんは勇気を振り絞りました。かぶっていた箱を投げ捨てて穴に飛び込み、仮面少年と空き缶姫を助けました。
穴を明るい場所に出た2人は、箱を取ったおじさんの汚れた顔を見て笑いました。声を出して笑いました。ケラケラケラケラと。笑っていた仮面少年の仮面がポトッと落ちました。空き缶姫の空き缶もカーンと鳴って落ちました。
本当の顔が現れた2人を見ておじさんが言いました。「ああ、しあわせだ」
影の魔女が奪ったものは3人の本当の顔ではなく幸せを探そうとする勇気でした。」
前回のお話は⇒ サイコだけど大丈夫 15話 あらすじ 感想ネタバレ
韓国ドラマ サイコだけど大丈夫 最終回16話 感想ネタバレ 【本当の顔を捜して】視聴率7.3%
結末についての感想
童話『本当の顔を捜して』で、ガンテ、サンテ、ムニョンだけではなく、患者のカン・ウンジャ(ペ・ヘソン)とクォン・ギド(クァク・ドンヨン)もモデルにして話が作られてあり、とても完成度の高い最終話でした。
3人のキャンピングカーでの旅行は予想していたのですが「ガンテはガンテのもの。僕は僕のもの」と別れていく演出がとても素敵だったと思います。
愛を知らなかったムニョンが”愛を告白”し、純粋に旅行がしたかったガンテが”気ままな旅”を手に入れ、蝶トラウマを克服したサンテが”必要な人”になる
そんな、最終的に誰もが皆欲しいものを手に入れる完璧ハッピーエンド!
最終回で最高視聴率7.3%を記録して有終の美を飾りましたが、作品全体の質の良さを裏切らない最高の結末でしたね。
ドラマ全体を通しての感想
過酷な人生に疲れ果て愛を拒否して生きてきたガンテと愛を知らずに育ったムニョンの強烈な出会いから、お互いの傷を癒やして幸せになるまでが劇的に描かれたドラマでした。
愛を表現できないガンテとムニョンの切ないロマンスの上に、殺人事件からくる緊張感、兄弟愛、友情などが盛り込まれ、泣いたり笑ったり、怖くなったり辛くなったりと、毎話ジェットコースターのようにあっという間に終了…そんな感じでした。
ドラマで使用された『悪夢を食べて育った少年』~『本当の顔を捜して』までの童話たちも考えさせられる内容でした。
サイコだけど大丈夫の童話はアマゾンにて購入できます 。
2020年8月10日現在、ネットフリックス日本では1位『サイコだけど大丈夫』2位『愛の不時着』5位『イテウォンクラス』となっています。
このドラマをどう描写すれば最善なのかわかりませんが、おとぎ話とホラーが混ざったヒーリングドラマ(?)が見たい人に、特におすすめです。
それでは、また別の作品で …♪ (*^^*)