韓国ドラマ 新米史官ク・ヘリョン 2話 あらすじ
[ 大切なもの ]( 視聴率MBC3話3.7%4話5.0% )
御簾を開けてメファのふりをしていたク・ヘリョン(シン・セギョン)の顔を確かめたイ・リム(チャ・ウヌ)は、書房で出会った女性だと気づいてあ然とした。

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だが気を取り直すと「 そなたはメファの絶筆を望んでいた両班の娘なのか?それともメファの名を語る詐欺師なのか?」と顔を隠しているヘリョンに皮肉った。
そして「 ソンビ(士)様がメファ本人だったのですね?書房を回ってどれほどの本を売られたのでしょうか?」と平然と言い返すヘリョンに「 詐欺師のくせに堂々と!」と声を荒げた。
その後、別室で待っていて欲しいと頼むヘリョンに、リムは後ろの行列を示して「 そなたが謝らなければならぬのは、私だけだと思っておるのか?」と尋ねた。
続けて「 あの者たちのメファに対する気持ちは本物だ。そなたがお金を稼ぐ為に、あの者たちの心を利用していい訳ではない 」とヘリョンを叱った。
その言葉に、御簾から出て姿を表したヘリョンはメファではないことを読者に打ち明けて「 本物のメファ先生がここにおられます 」とリムを見つめた。
だが注目を浴びたリムが困り果てていた時「 王命だ!メファを捕まえろ!書物を全て回収しろ!」と義禁府の兵がなだれ込んで来ると、会場は一瞬の内に修羅場となった。
ヘリョンは「 ソンビ様、どうか私を許さないで ! 」という言葉を残して逃走したが、リムの方は捕まって牢に入れられてしまった。
むさ苦しい牢で一晩を過ごすはめになったリムは、ヘリョンを思い浮かべて「 復讐してやる!やりかえしてやる!」と誓った。
家に戻ったヘリョンの方は、リムを見捨てたことに対して罪悪感に苦しんだ。
*
翌日、リムの取り調べをした義禁府(ウィグムグ)※のチョ・チョクジョム(チェ・ジェユン)道士は、内官のサムボがメファのふりをして出頭してくると、リムをあっさりと開放した。

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だが宮女たちが” 媽媽(ママ)”と呼ぶのを目撃してリムを尾行させた。そして正体を知ると、ミン・イクピョン左議政(チェ・ドクムン)の元へ行き暴露した。
※義禁府(ウィグムグ):王命により 罪人の取り調べを行う官庁
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一方、禁書令( クムソリョン )が発令されて、民の書物が押収され焼却されるさまを目撃したヘリョンは、衝撃に陥っていた。
そして、焼却場に現れたミン・ウウォンに近づいて、意を決して問いただした。
「 何の説明もなく私が生涯かけて集めてきた書物が奪われた。一体どういう理由で禁書令(クムソリョン)が出たのか、人々が捕まり民家が荒らされるのかについて知る必要があるのです!」
これにミン・ウウォン(イ・ジフン)は「清から密輸された書物が大衆のモラルを乱しているとの王命です」と淡々と答えた。

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そして「 王さまがいつも正しい判断をするとは限らないでしょう?」と堂々と反論するヘリョンを驚いて見つめた。
そんな中、ソルグムと共に駆けつけてきたク・ジェキョン(コン・ジョンファン)は、ウウォンに謝罪してヘリョンを家に連れ帰った。
「 子供の頃から大事なものを失ってきた。何度も経験してきたではありませんか?」
そう涙を浮かべて抗議するヘリョンに、ジェキョンは沈黙したあと、結婚相手を見つけたことを静かに告げた。
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ミン・イクピョン左議政(チェ・ドクムン)から、イムが恋愛小説の作家メファである事実を知った賢王(キム・ミンサン)は、激怒してリムを呼びつけた。
そして「 民の称賛を受けて王にでもなった気分か?妓坊(キバン)へ行くか賭け事をする方がまだましだ!男がこんな奇妙な文章を ! 」とものすごい剣幕でがなって、”月夜密会”を投げつけた。

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ひれ伏して謝罪したリムが「 ただ寂しい気持ちをなだめるためでした。そんなつもりでは...」と言い訳をすると、王は冷たく見つめてノクソ堂の書物を全て焼却するように命じた。
「 書物だけではなく紙と筆、墨、関連するもの全て奪って灰にしろ!今日からトウォン大君は一冊の本も読んでも書いてもならぬ!」
そう叫んだ王は「 再び私の文章を世には出しません。読んで書くことだけが私のできることなのです。それができないなら私には何もない...」と涙声で懇願するリムを拒絶した。
その夜、悪夢を見て目覚めたリムは「 いっそのこと流刑にしてくれと父上に頼むべきかもしれぬ。川辺に行けば釣りをして、山に行けば朝鮮人参を植えよう。私にもできることがある...」と弱々しくサムボに呟いた。
*
翌日の朝廷で、ミン・イクピョン左議政(チェ・ドクムン)は、 芸文館(イエムングァン)に女性を登用するように、 賢王に代わって代理聴政(テリチョンジョン)をしているイ・ジンに進言した。

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イクピョンは「 女性史官を置いて私の寝所までスパイさせるつもりなのか?」と文句をつけるジンに、女性史官が宮内の日々の暮らしを書き留めれば王家の規律の改善になると主張して、一歩も譲らなかった。
さらに「 今の王家に規律がないとでも言うつもりか?」と眉をひそめるジンに、ノクソ堂について言及して圧力をかけた。
宮内に潜んでいるものと思われるホ・ダム伝の作者をあぶりだすために、賢王とイクピョンが考えた苦肉の策だった。
その夜、イム大妃※( キム・ヨジン )から、愚かだと思った決定が良い結果をもたらすこともある、と助言されたジンは、悩んだ末にイクピョンの提案を受け入れてリムを守る事に決めた。
※イム大妃(テビ):先王の母后
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数日後、ノクソ堂からリムを連れ出したジンは、別邸で酒を交わしながら”月夜密会”を読んだことを打ち明けた。
「 もし我々が高貴な生まれでないならば、私の弟がメファだと自慢して周っていただろう。だが我々には背負っている義務が多すぎる...」
リムは、恋愛小説の執筆について叱責せずに慎重に諭すジンの姿をじっと見つめていた。
その後、主人公のキム若様は自分がモデルなのでは?と言い出すジンに「 勘違いしないで下さい。鏡には僕しか映っていませんよ 」と答えて笑った。
*
その日の朝廷で、ジンは半月前にイクピョンから提案された” 女史制度 ”を承認すると発表した。
「 だが女性史官は推薦ではなく、一回だけ行われる科挙の別試を受けなければならない。そして合格不合格に関わらず、私世子が直接女史を選ぶこととする。別試及第者は芸文館に見習いとして正式に所属することとする ! 」
これにごうごうたる非難を浴びると「どの王が男性しか科挙を受けてはならぬと明言を?我が国の法典のどこに書かれておる?良い人材なら女性であっても受け入れるつもりだ。私はただそなたたちの提案を受れたのみ!」と告げて閉廷した。
*
その後、成均館の斎会( チェフェ:自治組織 )に訴えて抗議活動をすると息巻く芸文館の史官たちに、ミン・ウウォンは「 法典には女性が科挙を受けてはならぬとは書かれていない」と淡々と告げた。
御触書を見た民の方は「 女史別試?世界が変わろうとしているのか?」と面白がった。だが別試を受ければ結婚できなくなるという風評が立ち、応募者は少なかった。
そんな情勢の中での婚礼当日、ヘリョンは嬉しそうな素振りは一切見せず婚礼の身支度を終えた。
だが現れた花婿は、婚礼式の前の「 奠雁(てんがん)※」という儀式で木彫りの雁を渡す代わりに「 申し訳ありません。私はこの婚礼をすることができません」と頭を下げた。
※奠雁(てんがん):韓国の伝統的な婚礼習俗。新郎が新婦側に雁を捧げて礼をする儀式(昔は生きた雁が用いられたが最近は木彫り)
騒ぎを知ったク・ヘリョン(シン・セギョン)は、ソルグム(ヤン・ジェア)の助けを借りて婚礼衣装を脱ぎ捨てて塀を越えると、女史の試験会場へと走った。

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この時書庫で、ジンから試験問題について相談されたリムは、本に答えはないと指摘した。
「 重要なのは不埒なことではありませんか?王も世子も大臣も恐れない、牛のようにこだわり、将軍の様に勇気のある奇妙な女性を探すのです 」
その助言に驚いたジンが「 そんな女性がここ朝鮮の地で見つかるであろうか?」と見つめると「 いますよ! 」とヘリョンを思い浮かべながら、リムは微笑んだ。
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韓国ドラマ 新米史官ク・ヘリョン 2話 感想 ( MBC3話4話 )
あっさりとリムがメファであることがバレてしまいました。
リムについてイクピョンに暴露しに行ったチョクジョムは、今後彼の手下になりそう。チェ・ジェユンがこのドラマでも悪役で活躍しそうで怖い気もします。
書物を失うヘリョンと本だけではなく執筆道具一切を失うリム。
大切な物を奪われて辛い思いをした二人が、これからどうやって失った物を取り戻していくのかが楽しみですね。
最後に、禁書令の発端になっていた”ホ・ダム伝”ですが、李氏朝鮮時代に学士が次々と暗殺された謎の”ホ・ダム事件”があったようです。
ハッキリとはしませんが関係があるのかもしれません。
次回が…楽しみですね♪ (*^^*)
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