韓国ドラマ 浪漫ドクターキムサブ 最終回20話 あらすじ 後半
パク看護士( キム・ミンジェ )とインボム( ヤン・セジョン )の口論
救急救命室の患者が薬の副作用で呼吸困難に陥った事で、カルテへの記入を怠るミスを犯したユ・ヨナ( ソ・ウンス )を叱責するト・インボム(ヤン・セギョン)。
これに抗議したパク看護士( キム・ミンジェ )とインボム(ヤン・セジョン)が病室の外で大口論になっている所へ集まる病院の他の医師たち。
「後輩医師を指導するのを阻み、指示に従わずさらに俺の仕事のやり方に抗議している」
そうパク看護師に言い返すインボムに、パク看護士は「弱いものいじめをしている」 と反論した。
その後、喧嘩の原因を調べるために、ドンジュ( ユ・ヨンソク )はインボム( ヤン・セギョン )を、ソジュン( ソ・ヒョンジン )は、ヨナ( ソ・ウンス )を呼んだ。
そして尋ねた結果、皮肉にも自分達に片想いしている事実が判明した。
焦ったドンジュは直ぐにソジュンを電話で呼び出し「先輩、このことは俺たちにとって問題になると思うか?」 と不安そうに訊いた。
だがソジュンは「ぜんぜん!あなたはどう?」と淡々と答えた。
「全く問題ないな」
「ならいい。じゃあね~」 と去って行くソジュンに「先輩、愛しているよ」 と叫ぶドンジュ。
そんな彼に「うん!」 と返事をして、にこやかに仕事に戻るソジュン。
*
キム・サブの手首の傷を見て「いい年だしそろそろ争うのを止めたらどうだ?」 と尋ねるシン会長。
だがキム・サブは「これは誰が正しいとか間違っているとかではなく、医者としての是非を問う問題だ」 と答えた。
そんな彼と入れ替わるように入って来たユンワンは、いきなりシン会長の前で膝まづいた。
「キム・サブが法律的効力のない代理手術名簿で私を不当に糾弾しているのです」 と無実を訴える彼に、何も知らされていなかった会長は腹を立てた。
「何を話しているんだ?何か不法な事をお前がしたのなら、今すぐ教えろ!」
これにユンワンが自らの罪を認めて謝罪するのを、病室の外で聞いて去るキムサブ。
*
その夜、ギテ( イム・ウフェ )がシン会長の手術成功を祝う席を主催し、ドルダム病院の医師たちは森のレストランで盛り上がった。
そんな中、独り病院に残り夜勤をしていたキム・サブは、暗闇のロビーで座っていたユンワンと話し始めた。
「何故こんな田舎で働き、利益の出ない外傷センターを開こうとしているんだ?」
「私は医者として人を救う仕事をしている。死のうとしている人にとっては、俺が唯一の望みだ。俺が諦めればその人は死ぬが、俺が諦めず頑張ればその人は生きる」
と答えるキムサブに「いかれているな。この歳になって、まだそんな理想を持っているのか」 と呆れるユンワン。
「威張っていると言われるかも知れないが、お洒落に言うと”ロマンチック”なんだな」
と笑い、息を上に吹きだすキムサブに「そんなゴミに同意する医者が何人いる?」と馬鹿にするユンワン。
「金を追いかけるより、良い医者になりたい若者はもっといるんだ。お前のインボムのように…」 と言ってその場を去るキム・サブ。
*
その頃宴会で、ソジュ(焼酎)をマイクにして歌い踊るソジュン(ソ・ヒョンジン)とその姿を嬉しそうに携帯で撮っているドンジュ(ユ・ヨンソク)。
だがそこへ、ガン国道バス36号線でバスの横転事故が起こり10人以上の重傷者が出ているとオ看護師から連絡が入ると、ドンジュたちは急遽ドルダム病院にもどった。
その後、急に静かになったレストランで、事務長のギテとソン・ヒョンチョル(チャン・ソクジン)は、二人で飲み始めた。
*
信頼する病院スタッフに指示を出すキムサブ( ハン・ソッキュ )の顔には、自然に笑顔が浮かんでいた。
「6人の患者、火傷と多発性骨折の重傷者が搬送されるから、皆集中してくれ」
その言葉を聞いて、以前キムサブが言ったことを心の中に思い浮かべるドンジュ。
ー何故生きているのか何のために生きるのかについて考えるのを諦めるな。生きている意味を忘れた瞬間、人生のロマンスは終るんだ。
*
退院したシン会長は、高額手術のために心臓移植が受けられない状態の漫画家ジニョンに、救いの手を伸ばした。
彼の才能をかって、20年前の心臓発作を起した自分とキムサブとの出会いを描いてもらう代わりに、LVAD( 左心補助人工装置 )手術を全額支払うと申し出たのだ。
その後、暫らくしてキムサブは、誰にも好かれない欲深い金貸しの漫画を受け取った。
ある日心臓発作で倒れて、誰にも助けてもらえなかった彼を良心的な医者が救った、お話しだった。
その漫画の最後の章の質問「彼が誰だったか覚えているのか?」 を見て、「覚えているさ」 と高らかに笑うキムサブ。
了
ハン・ソッキュ 韓国ドラマ 浪漫ドクターキムサブ 最終回20話 感想
結末についての感想
キム・サブ ( ハン・ソッキュ ) 流の柔らかなやり方でのユンワン打倒でしたね。
人の生死も関っているのでユンワンに対する制裁が優し過ぎる気がしましたが、息子に背を向けられた上に名声を失って社会的にも葬られたので、良しとしましょうか。
20年前のシン会長の秘密も明かされ、散りばめられた欠片は綺麗に収まった爽快感がある結末でした。
数々の誤解と困難を克服したカン・ドンジュとユン・ソジュンは恋を成就させてハッピーエンドでした。
登場人物とキャスト( ハン・ソッキュ ユ・ヨンソク ソ・ヒョンジン )についての感想
優れた医者だけではなく、ドンジュ、ソジュン、ユンボムの3人の弟子を、違ったアプローチで一人前に育てていったキムサブの素晴らしいキャラクターが光るドラマでした。
それを見事にハン・ソッキュが演じてくれました。
良い腕を持ちながら欲心がもたげていたドンジュは、ソジュンとキムサブに出会った事により、欲を捨てましたね。
常に善と悪の間で悩んでいたドンジュをユ・ヨンソクが、彼独特の演技で見せてくれました。
そんなドンジュと熱々の恋人同士になるソジュンを演じたソ・ヒョンジンも良かったです。
ソ・ウンスを挟んでいがみ合うヤン・セジョンとキム・ミンジェ
そして絶対君主の父ユンワンを最後に拒否して、自分の道を選んだインボムを演じたヤン・ソジュン。
初めて見ましたが、涼しい顔で役によって変貌しそうなタイプに見えるので、これから活躍しそうです
看護師役のキム・ミンジュ( トッケビ王役 )と新人医師ユン・ヨナ役のソ・ウンスの二人も新鮮でした。
この二人がもしかしてカップルになるのか?と思っていましたが、最後に片思いの相手がドンジュとソジュンと言うことが判明しました。
ドラマ内であまりそういうシーンはなかったので意外でした…( 笑!)
続けてキム・ヘスがキム・サブの初恋相手として 登場する豪華な番外編があります。
ドラマのプロローグとしても楽しめる内容ですのでお薦めの内容です。
前回のお話は⇒ [浪漫ドクターキム・サブ19話あらすじと感想]
ソ・ヒョンジン キム・ドンウクのラブ・サスペンスドラマ ⇒ 『君は私の春』
ソ・ヒョンジンのカメオ出演作キム・ソヒョン主演作 ⇒『 ゴハン行こうよ3 』
ソ・ヒョンジンのカメオ出演・パクボゴム主演作 ⇒『 青春の記録 』
ソ・ウンス出演のソ・イングク主演作 ⇒『空から降る一億の星 韓国版』
チャン・ヒョクジン出演のチチャンウク主演作 ⇒『怪しいパートナー』
キムナムギルのメディカルタイムスリップドラマ⇒『医心伝心~脈あり!恋あり?』
◊Pick up素人の医術用語◊
膵癌(すいがん、英: Pancreatic cancer)は、膵臓から発生した癌腫。膵臓癌(すいぞうがん)とも呼ぶ。早期発見が非常に困難な上に進行が早く、きわめて予後は悪い。早期の場合はほとんどは無症状。多くは進行してから発見されることが多く、膵頭部癌では、腫瘍が総胆管を閉塞して黄疸を生じたりする。
補助人工心臓(ほじょじんこうしんぞう、英: ventricular assist device: VAD
重症心不全患者の心臓の左室または右室、あるいは両心室の働きを補助する人工臓器である。LVAD=左心臓補助人工装置ウィキペディアより