韓国ドラマ 浪漫ドクターキムサブ 16話 あらすじ 感想 後半
手術前の議論
会議室で手術スタッフとユンワンへの対応を議論するキムサブ(ハン・ソッキュ)。
「 スタッフの入れ替えかライブ手術?それって脅しじゃないですか!どちらも受けるべきじゃない 」
と田舎者呼ばわりされたことを怒るオ看護士に、「 キムサブの手術の腕前を世間に見せるいい機会だ 」という事務長のギテ( イム・ウォニ )。
「 スタッフを変えるのはどうだ?評決はまだだが俺が訴訟中なのは本当だ。私達はキムサブの負担になるのべきではなく、どう助けるかを考えるべきではないか?」
そうオ看護士に向かって言うナム医師の言葉を聞いたドンジュは、一度断った担当手術の5分間の短縮を誓って、手術賛成派に転じた。
これに喜んで手を叩いた後、保留派の二人に尋ねるキムサブ。
「 私の手術のスピードについてこれる手術室看護士は、他にはいない 」
そうオ看護士に承諾させ、未だ躊躇するナム麻酔士を「 いつも通りにして俺を助けてくれ。他の奴が手術室にいたら集中できないだろ!」と説得した。
その後手術の生中継を承諾するとユンワンに連絡したあと「 手術は5日後の9時です 」とシン会長に告げるキム・サブ。
娘のヒョンジョンの申し出を謝るシン会長に「 それより考慮しているのは手術時間の短縮だ 」と答えた。
そんな彼に礼を言った後、手を重ねるシン会長。
彼の絶大なる信頼には何か秘密があると訝しがるキムサブだが、手術後に本人が話すだろうと理由を明かそうとしないカジノマネージャー。
*
それからの5日間、手術時間短縮を含め準備をする手術スタッフ。手術道具を手に打ち合わせをするオ看護士とパク看護士。
模型を使って縫合の練習を繰り返すソジュン。そして手術時間の短縮を延々と試行錯誤するキムサブ。
*
ER患者に運ばれた患者の脚の傷を縫合するト・インボム( ヤン・セジョン )のアシストに入るヨナ( ソ・ウンス )。
だがすい臓の手術の際にアシストをドンジュに代わって以来、辛く当たられて緊張のあまりカットが上手くできないヨナ。
ヨナを叱責するインボムに、代わりを申し出るパク看護士( キム・ミンジェ )。
その後ERから出て来たインボムに声をかけるドンジュ。
急に手術チームから抜けたことを気にしているドンジュに「 何でもないさ。参加したくないと俺が言ったからだ 」と嘘でごまかそうとするインボム。
「 ファーストアシストにしてくれとキムサブに頼んだのにか?どうして気持ちを変えたんだ?」
「 ファーストアシストを頼んだ覚えはない。キムサブが言ったのか?」
「 たまたま立ち聞きしたんだ。どうして急に気が変わった?」
「 言っただろ!やりたくなくなったんだよ。バッテリー交換の手術だと思っていたのに複雑になり過ぎた。大した役目もなかったし...」
「 もし役目が変わったら手術チームにまた参加するか?30分から25分に手術時間を短縮するつもりだが、お前と一緒ならさらに5分間縮められると思う。俺がバッテリーでお前がコントローラーの交換をすれば...、どう思う?」
「 俺に頼んでいるのか?なぜだ?」
「 いや...手術時間を短縮したいだけ。GSとして経験を積む良い機会じゃないのか?この手術に名を連ねるかどうかでキャリアに大きな影響がでる。どうせするなら成功に終らないとな。参加するか?」
これに一旦は無視して行き掛けたが戻ったインボムが「 俺がバッテリーでお前がコントローラーだ 」と言うと、ドンジュは微笑で手術資料を投げ渡した。
*
キムサブの部屋に入り、ホワイトボードの自分の手術時間を30分から20分に短縮した後、インボムの参加を告げるドジュン。
「 彼が参加したから20分で終らせますよ」とキムサブに告げるドンジュ。
キムサブがインボムの復帰を認めるのをドアの外で見て、嬉しそうに微笑むインボム。
*
その後インボムと一緒に退勤するソジュンを目撃して、「どこへ行くんだ?」と声をかけるドンジュ。
「 家に帰るのよ 」
「 お前は?」とインボムに訊くドンジュ。
「 何でだ?問題があるか?」
「 二人で一緒に帰る必要はないだろ?」
「 どうしてよ?同じ方向なのに...」
「 近所に住んでいるのか?」
「 同じ家に住んでいるんだ 」とインボム。
「 同じ家!一緒に住んでいるだって!!」と声を張り上げるドンジュ。
「 そうよ。殆どの病院スタッフは社宅に住んでいるのよ。知らなかったの?」
社宅は嫌だからと待機室でこれまで寝泊りしていたドンジュだが、二人が同じ建物で寝泊りしていると聞き動揺を隠せなかった。
そして一緒に退勤するから待っていろと言いながら走り去るドンジュ。
*
結局直帰せず、ナム麻酔士のレストランへ、オ看護師とラーメンを食べに行くソジュン( ソ・ヒョンジン )。
そこへ合流するギテとドンジュ。
明日の手術を控えコーラを飲む三人に恐縮しながらもビールを美味しそうに飲むギテ。
ブデチゲ(ラーメン入り鍋)を囲み和やかな雰囲気の中、ドンジュとソジュンの仲を追求するギテ。
「 ちょっと確認するけど二人はデートしてるのですか?」とストレートに訊くギテに固まるドンジュとソジュン。
疑わしそうに見るオ看護士とギテをごまかそうと試みるソジュン。
「 長い間の知り合いだから、親しそうに見えるんですよ。彼は5年前にインターンとしてERに来た後輩だから、そうよね?」
とソジュンに問われたドンジュは、同意する代わりに「 愛しているよ 」と答えて、三人を唖然とさせた。
その後、それぞれに” 愛している ”と告げると「 俺たちは愛し合って世話をしあうドルダムファミリーでしょう?」とごまかし笑いを浮かべるドンジュ。
その後ギテとオ看護士が席を立つと「 スリリングでしょ?もっとあるんだ。愛しているよ。(英語、仏語) 」を呟くドンジュの姿を見てソジュンとの仲を確信する三人。
*シン会長の手術当日
翌朝、ゴデ病院から乗り込んできた心臓外科医たちとユンワン、そして謎のジャナー
リストがロビーに設置された大型TVの前で見守る中、麻酔をかけられるシン会長。
手術ドアの外でスタンバイするドンジュとインボムに、呼んだら入って来いと言い残し手術室に入っていくキムサブ。
そうして人工補助心臓の交換手術が始まった。
*
開胸後、思ったより酷く癒着した人工心臓を見て「無理じゃないか…?」とTV前の聴衆から驚きの声があがった。
その前で着々と皮膚層の切開を始めるキムサブとソジュン。
だがその過程で一番恐れていた大動脈を傷つけてしまい血しぶきが上がると、うろたえて謝リ始めるソジュン。
「 大丈夫だ。時間は未だ充分にあるから、パニックになるな!ユン・ソジョン集中だ!」
と言うと、神業の手さばきでその動脈を素早く縫合するキムサブ。
そんな緊張した中、腹痛患者の潰瘍手術を緊急に頼むとドンジュとインボムに告げに来るヨナ。
すぐに緊急手術が必要だが、スタンバイ中の二人はジレンマに…。
次回のお話は⇒ 浪漫ドクターキムサブ 17話 あらすじ 感想
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◊ピックアップ素人の医術用語◊
補助人工心臓(英: Ventricular Assist Device: VAD 又は ventricular assist system: VAS)
重症心不全患者の心臓の左室または右室、あるいは両心室の働きを補助する人工臓器である。空気駆動ないし電気駆動によって動作するポンプ、ポンプによって心臓から血液を吸引する脱血管、吸引した血液を動脈に送り出す送血管、そしてポンプの動力源となる電源供給部などから構成される。
手術手技(植込型VAD)
全身麻酔下に開胸後、血液ポンプをポンプポケットに収納する場合はヘパリン投与前に作成しておく。但しJarvik 2000などポンプ自体が左室内に埋め込まれる機種ではポンプポケットを作成する必要がない。その後ヘパリン投与、体外循環を開始し、体外設置型VADと同様に上行大動脈にパーシャルクランプをかけて切開し、送血カニューレを吻合。続いて脱血カニューレの心尖部への装着も同様に行う。そしてドライブラインを皮膚を貫通させて体外に導出する。血液ポンプを接続し十分な空気抜きを行った後に体外循環から離脱、VADを駆動させる。(全てウィキペヂィアより)
韓国ドラマ 浪漫ドクターキムサブ 16話 感想
過去問題が起きた時は孤立してしまったキムサブが、ドルダム病院では信頼するスタッフに恵まれて医者としての実力を発揮しています。
そして彼の技を傍で学ぶソジュンとドンジュン。
キムサブに怒られ、ドンジュと喧嘩しながらもドルダム病院とそのスタッフに馴染んでいきつつあるインボム。
最初は父親の言いなりかと思いましたが、最終的にキムサブ側に行く感じがしますね。
いよいよシン会長の手術が始まり、終盤に向けて緊迫した内容が続きます。
益々見逃せなくなってきましたね。
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