浪漫ドクターキムサブ 10話あらすじ 粉砕 ハン・ソッキュ ユ・ヨンソク ソ・ ヒョンジン主演韓国ドラマ
第10話は、人間模様の織り込まれたドラマティックなお話でした。
出会いと別れ、生き返った人もいれば亡くなった人と悲喜交々で涙と感動の展開でした。
視聴率自己最高の22.8%記録で大ヒットドラマになっています。
それでは韓国ドラマ 浪漫ドクターキムサブ 10話あらすじ 粉砕 をどうぞ。
車から降りトラックの向こう側へ行った二人は、目の前に広がる惨状にショックを受けた。
国道39号線上に広がる6台の車の玉突き事故で酷い有様だったのだ。 すぐさまドンジュは怪我人の様子を調べ始め、ソジュンは119に電話をかけた。
その後、電話の懐中電灯を照らし手分けして其々の車を調べていく二人。
車の下敷きになっている人や道端に横たわっている人など多数の負傷者の他に、一人の死亡者も出ていた。
ドンジュはドルダム病院に連絡をしてキム・サブにこの事故の惨状を告げた。
既に6人の意識不明者を含め10名程の負傷者を確認したと聞くとキム・サブは躊躇した。
吐いていた女性は食あたりではなくボーアハーヴシンドローム(9話)で手術が必要だと判明したばかりの上、金曜日の患者で病院は溢れていたのだ。
だがすぐに自制を取り戻し、子供と高齢者そして多量の出血がある人を優先することや患者特に重傷者に対しての保温を忘れない様にすることをドンジュに指示した。
そして救急車が到着しトラックの中から防寒服が負傷者に配られている頃、病院に戻る途中だったインボムもこの現場に出くわした。
車をおり様子を見ていると”医者を呼んで来て!夫は慢性閉塞性肺疾患(COPD)なの!”と叫んでいるおばあさんが見え、インボムも現場で救急救命を始めた。
*
ドンジュからの連絡で4歳の少女が意識不明になっており、お腹に筋カーディング(防御性収縮)とシートベルト傷害が出ていると聞いたキム・サブは、ソジュンを現場に残しドンジュに戻るよう指示した。
そして手術準備をし始めたキム・サブに、チョ監査はこんな緊迫した状況の中でも業務停止を守るよう主張するのだった。
それにぶち切れたキム・サブは”間抜けな奴め、誰かが死亡したら責任を取るのか”と罵っているとちょうどそこへ少女が搬送されてくる。
救急隊員の”CRTが落ちている”と言う叫び声の中、娘のユンソルが運ばれてくるのを見て驚愕するチョ監査。
彼に身の回りの物を届けようとする途中、母子でこの惨事に巻き込まれてしまったのだ。
第10話 クラッシュ
キム・サブは「脾臓の周りの出血があり手術なしでは、内出血で危ない」とチョ監査と母親にユンソルの診断結果を告げ楽しみましょう。
だがこの期に及んでも”ルールはルールだ”と尚も頑なな態度のチェ監査を罵った後、キム・サブは”俺は俺の仕事をする!”と言った。
「医者には一つの仕事しかない。それはどんな手段を使っても患者を救う事なんだ!」と叫んだ。
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戻ってきたドジュンとインボムに”どちらかボーアハーヴ手術の経験はあるか”と問うキム・サブ。
”一度有る”と答えたインボムが内視鏡手術を担当し、アシストを言い渡されるドジュン。そうして同時に始まる子供の脾臓手術とボーアハーブ手術。
そんな中、両脚の粉砕骨折をしている患者を搬送して戻ってくるソジュン。
救急車で大病院へ搬送しようとしたのだがERに空きがなく、このままでは危ないと判断したソジュンが患者を連れてきたのだった。
管轄外だと文句を言うインスを説き伏せ救急救命処置を終えると、整形外科医のいる病院探しをギテに頼むソジュン。
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両脚の出血がぶり返した患者を診ているインスとソジュンにボーアハーブ手術を成功裡に終えた後ドンジュが合流した直後、心停止の知らせが入った。
先ほど診たばかりのCOPD患者のおじいさんの付き添いだった。
ベットの横で眠るように横たわっているお婆さんに必死の心臓マッサーッジを始めるソジュン。
だが暫く続けた後”もういいよユン先生”とソジュンの手に自分の手を添えて止めるおじいさん。
先ほどまで”明日54年の結婚記念日だ”と誇らしげにしていたのに…、と茫然と涙を流すソジュン。
傍に寄り添うドンジュ。そして他の患者たちと周りのスタッフも静かに突然の死を悼んだ。
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脾臓手術は無事終わり、子供は集中治療室へと移されていた。
”幸いにも損傷は酷くなかった。明後日には一般病棟に移れる”と母親に告げた後、傍を無言で通り過ぎようとするキム・サブに声をかける父親のチェ監査。
”お望みがあるなら言って下さい”と赤い目をして尋ねるチェ監査に”子供の所へ行ってやれ”と返すキム・サブ。
「生産的な生き方をしようとやってみるのは良いが、そのために酷い人生を送らないようにしようではないか?人は何よりも先ず何の為に生きているかを知る必要があるんだ!」
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ベッドに腰掛けるソジュンにコーヒーを渡し傍に座るドンジュ。
「少しは落ち着いたか?」
「患者の死は初めてではないのに慣れないわ。」
「先輩は最善を尽くしていた。それで充分だろ?」
「本当に最善だったのか、良く分らない…。私のベストが患者に取ってベストだったかどうか…」
「医者も人間だ。先輩も人間だ。」
「それが死んだ人への言い訳になるかどうか分らないわ…。」
それをカーテンの陰から聞いていたキム・サブは、TMM(高額医療7話)患者の病室へソジュンを連れて行った。
目覚めた患者をビックリして口を開けたまま見ているソジュンに、キム・サブはこう言って力づけた。
「生死についてまで責任を取ろうとするな!習った通り自分の全てを出し尽くす。その事に心を集中しろ!」
そしてソジュンをオーデリー(用務員)の任から解いた。
チャ監査の連絡でゴデ病院から整形外科医が派遣され、患者を大病院へ移さず両脚の粉砕骨折の手術が始まった。
キム・サブは経験を積ませようとドンジュ、インボムそしてソジュンの三人をアシストして送り込み、自分は手術室の窓からその様子を見守るのだった。
長時間に及ぶ手術は早朝までに及び病院は寝静まっていた。そんな中を出かける二人。
シン会長を訪れるキム・サブとト・ユンワン(ゴデ病院長)に呼び出されたドンジュ。
シン会長にソジュンの診断結果と高額治療患者が目覚めた事を報告するキム・サブ。
それに対してシン会長は、”ト院長はお前が大事にしている者から一人づつ取って行く。弱点と思われる事なら何でも試し手を出す”と忠告した。
その頃ドンジュの方は、ギテから渡され車がユンワンからの贈り物だと聞かされ困惑していた。
♠ピックアップ医術用語♠
COPD・慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん、 Chronic Obstructive Pulmonary Disease)
代表的な慢性呼吸器疾患の一つであり、肺胞の破壊や気道炎症が起き緩徐進行性および不可逆的に息切れが生じる病気である。COPDの主要な原因はタバコ喫煙であり(間接的・受動的曝露を含む)、少数は大気汚染や職業病などによる有毒なガスや微粒子の吸入である。厚生労働省は以前名称として「たばこ病」や「肺たばこ病」を検討していた。
Boerhaave(ボーアハーヴ/オランダ人医学者の名)
突発性食道破裂(とっぱつせいしょくどうはれつ、英 Idiopathic esophageal perforation{Boerhaave’s syndrome})とは、健全な食道が嘔吐などにより食道内圧が高まった時に、脆弱な部分が破れ食道穿孔をきたす疾患のこと。
Capillary Refill Time末梢血管再充填時間(キャピラリー・リフィリング・タイム)
爪の根本を数秒間ほど指で圧迫すると圧迫箇所近辺は白く見える。健康な人ならば、圧迫を解除すると1秒以内に白色はピンク色に戻る。この白色→ピンク色への変化に要する時間がCRTと呼ばれ、CRT>2秒は末梢循環不全や低体温を疑う所見、CRT>3秒はかなりのショック状態。
韓国ドラマ浪漫ドクターキム・サブ(11話・無秩序)あらすじと感想
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